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ソニーグループとレゴ親会社がEpic Gamesに約2500億円投資。メタバース構築目指す

4月11日 発表

 Epic Gamesは4月11日、メタバース関連事業の為に20億ドル(約2510億円)分の資金調達ラウンド(投資ラウンド)を開始したと明かした。

 資金調達ラウンド(投資ラウンド)とは、企業などが資金を調達するために受け付ける投資など資金繰りなどに関する企業の成長戦略おけるロードマップの様なもの。本資金調達ラウンドでは、ソニーグループと、KIRKBIがそれぞれ10億ドルをEpic Gamesに投資した。KIRKBIは、レゴを傘下に持つ投資会社。

 上記3社はいずれもユーザーとクリエイターに重きを置いた企業であり、今回の投資ではデジタル・フィジカル双方を繋げるソーシャルエンターテインメント、つまりメタバースの開発を目標として掲げている。

 ソニーグループのCEO・吉田憲一郎氏は、「Epic Gamesの得意とするゲーム開発や優秀なゲームエンジンがソニーグループの技術と合わさることで、新たなデジタルコンテンツ開発分野においてイニシアチブを握るのに役立てられると考えている」と述べ、吉田氏の今回の投資に関する強い自信が伺える。

 また、KIRKBIのCEO・Søren Thorup Sørensen(セーレン・トールップ・ソーレンセン)氏は、「今回の投資は、今後我々のデジタルコンテンツ事業を加速させるだろう。Epic Gamesのメタバースにおける長期的構想に投資できて光栄だ。」と、同社への期待が伺えるコメントをしている。

 Epic Gamesの創設者でCEOのTim Sweeney氏は「今回の投資は、メタバース開発に拍車を掛けるだろう。プレーヤーが友人と楽しめ、ブランドは没入感のあるクリエイティブな環境づくりができ、クリエイターがより大きなコミュニティを築くための空間を構築できる」と述べ、ぼんやりとではあるが、同社がどういったメタバース空間を目指しているのか伝わるコメントを出した