【特別企画】
モバイル用MMORPG「ラグナロクオリジン」先行体験会レポート
他の追随を許さない圧倒的なクオリティとコンテンツボリューム!
2021年4月19日 11:25
- 【先行体験会】
- 4月16日~22日 開催
「ラグナロクオリジン(以下、ラグオリ)」の先行体験会が4月15日よりスタートした。本作は、2002年にスタートし、今もサービス中のWindows用MMORPG「ラグナロクオンライン(以下、RO)」の世界観を引き継いだ正統後継作となるAndroid/iOS用MMORPG。ビジネスモデルは基本プレイ無料のアイテム課金。
先行体験会では、Android/iOSそれぞれ先着10,000人が4月22日までゲームをプレイできる。コンテンツには、一部マスクされているものもあるが、ベースレベル40までの序盤では、ほとんどすべてを体験することができる。毎日ログイン報酬としてアイテムを購入するためのトークンやアイテムが配布され、課金アイテムも無料で体験することができる。筆者はiPhone 12 Proで、最高画質、画面内表示人数40人、フレームレート60fpsという環境で体験してきた。
4月14日から両プラットフォームでクライアントのダウンロードが可能になるはずだったが、iPhone版は昼12時公開という当初の予定から夜へとずれこみ、Android版は1日遅れのスタートとなった。こういった出鼻をくじかれるようなアクシデントがあると、それだけで客離れを起こしてしまうゲームもあるが、多くのファンを抱える大人気ゲームの後継だけあって、多少の遅れはものともしない熱量の高いプレーヤーでゲーム内は大盛況だった。参加人数も当初は各OSで5,000人の募集だったが、好評を受けて10,000人に拡張された。なお、現在4月19日時点で各OSともに、先行体験会への参加はまだ可能。詳細は公式ページにて確認できる。
今回は、短い期間でのプレイということでさわり程度の紹介にはなるが、それでも本作が持つポテンシャルは十分に感じていただけるのではないかと思っている。
カットシーンを多用したドラマティックなストーリー
基本システムなどを紹介する前に、実際にプレイしてみて感じた本作の3つのポイントを挙げてみたい。1つめは、フルボイスのカットシーンを多様したメインストーリーだ。本作はタイトルからもわかる通り、北欧神話をベースとした世界観で作られている。
メインストーリーはチャプターに分かれた連続クエスト形式で進行する。過去の人物が体験した事件を、その人物を操作して追体験するイベントや、フルボイスのカットシーンなど、プレーヤーを飽きさせない凝った演出を楽しむことができる。
冒険の舞台となるのはミッドガルド大陸。主人公は大国、ルーンミッドガッツ王国に降り立ち、冒険者アカデミーで修練を積んだ後に冒険者としてデビューする。首都プロンテラに行く途中、主人公は白い装束の刺客に襲われている謎の女アサシン、ルクスに出会う。
事件に巻き込まれ、謎を追っているうちに、主人公は1,000年前の建国神話に語られる、大陸を荒らしていた大蛇ヨルムンガンドを倒した七英雄の伝説にまつわる陰謀に巻き込まれていく。
また、序盤のメインストーリーは、チュートリアル的な要素も含んでいるので、とにかくひたすらメインストーリーを追いかけていけば、必要なものを揃えつつ成長していくことができる。
モバイルの便利さとMMORPGの楽しさを融合
2つ目のポイントは、モバイルでのプレイに最適化しつつも、MMORPGらしさを残した探索や戦闘だ。「ラグオリ」の操作方法は、左にバーチャルスティック、右にアイテムや攻撃に使うアイコンが並ぶベーシックなもの。さらに、今どきのモバイルMMOでは当然のシステムとして、オート移動やオート戦闘が盛り込まれている。
画面左端には、メインクエストやその時に受注可能なサブクエスト、パーティ募集などがまとめられている。ここをタップすることで、クエストを持っているキャラクターや標的のモンスターがいるエリアまで自動的に移動してくれる。このリストにない場所へは、「ラグナロク」シリーズではおなじみの移動サービス「カプラ職員」から、行きたいエリアに移動することができる。また、マップを開いて任意の場所をタップすることでもオート移動が可能だ。
オート戦闘は、どの敵と戦うのか、どのくらいで回復ポーションを使うのかという細かい設定が可能だ。フィールドには異なるレベル帯の敵が混在しているので、フィールドでのレベリングや、特定のアイテム狙いでファーミングを行う場合などに、特定の敵を指定することができるのは便利だ。
放置狩りをしていると、一定時間で画面が暗くなる「省電力モード」に移行する。さらに120分経過すると、疲労状態になり、経験値と通常ドロップが獲得できなくなる。レベル40を超えると、一定時間経験値が入らない代わりにドロップ率が上がる「モンスター討伐」というコンテンツを受けることができるようになる。
とはいえ、なんでもかんでもオートで便利というわけでもない。「ラグオリ」には、インスタンスダンジョンや、特定のクエストなどではプレーヤーが自ら操作して探索、戦闘しなければならないエリアがある。
特にダンジョンボスは、床に範囲が表示される強力な攻撃を使ってくるので、きちんと避けていないと即死もありうる。フィールドには一定時間ごとにMVPという強力なネームドモンスターも出現する。こういった敵との戦闘は手動での操作が必須だ。
クエストを持っているキャラクターは、頭に「!」マークがついており、オート移動の途中で見かけたら、移動を中断してキャラクターをタップすることで受注できる。オートの利便性を享受しつつ、MMORPGらしい探索や発見、緊張感のある戦闘といった要素はきちんと残してある。
豊富なスクリーンショット機能と多彩で可愛い着せ替え
そして、3つめのポイントは、豊富なスクリーンショット撮影機能だ。本作は3Dゲームだが、手書きの風合いを残したテクスチャで、色彩豊かな絵本のような世界観を表現している。
視点は斜め上からの俯瞰で固定されている2.5D視点と、自由に角度を変えられる3D視点から選ぶことができる。カメラを引いて上から見下ろせば、いつもの「ラグナロク」という印象の見た目にできるし、カメラを下ろして引いていけば、今まで見たことがないような確度からプロンテラなど各街を探索できる。
さらに「アルバム」という機能の中にあるカメラを使うことで、正面からの記念撮影はもちろん、自撮り風のアングルも選択できる。さらに「Free」というアングルは、VR映像のようにスマートフォンを動かすことで、まるでゲーム内で実際にカメラを構えているような感覚で、写真を撮ることができる。撮影した画像はダウンロードしてスマホ内のアルバムに保存したり、LINE、Facebook、Twitterに直接投稿することができる。
盛りまくったスクリーンショットは、最近のMMORPGコミュニティには必須となっているので、この豊富な撮影機能はコミュニティを大いに賑わせそうだ。
撮影にはつきもののおしゃれについても、「クローゼット」という機能を使えば、自分が所有していないものも含めて、コーディネートを楽しむことができる。材料や入手方法の詳細も確認することができ、入手場所までのオート移動も完備されている。