【特別企画】

モバイル用MMORPG「ラグナロクオリジン」先行体験会レポート

6つの職業からスタートして上位職を目指す

 「ラグオリ」は全員がノービスという基本職からスタートする。チュートリアルにあたるアカデミーを卒業すると、転職の許可が下りる。最初に選べるのは近接の盾職「ソードマン」、回復職「アコライト」、魔法の攻撃職「マジシャン」、ステルス移動ができる「シーフ」、お金稼ぎが得意な「マーチャント」、弓を使う遠距離攻撃職「アーチャー」の6職。

ソードマン
アコライト
マジシャン
シーフ
マーチャント
アーチャー

 この6つの一次職から、2つの2次職へと分岐し、それぞれの2次職からさらに上位の3次職に転職することで、個性的で強力なスキルを覚えていく。

 ベースレベルとジョブレベルを上げることで獲得できる、スキルポイントやステータスポイントでキャラクターの能力を自由に上げることができる。それぞれの職業には、おすすめのステータスがあるため、一次職の段階では、ワンボタンで最適なステータスに自動的に割り振ってくれる「オススメ振り分け」を使うといいだろう。

スキルポイントの振り分け画面

 筆者は、一次職にマーチャントを選択。2次職は「ブラックスミス」、3次職は「ホワイトスミス」になる、あまり他のMMORPGでは見られない戦える生産職という位置づけの職業だ。マーチャントはカートを後ろに従え、斧で戦う職業で、商品を売買する際の取引が有利になる「ディスカウント」や、荷物を多く持てる「重量増加」など特徴的なパッシブスキルを持っている。

転職の確認画面

メインクエストを進めていくことで、少しずつ機能を開放

 序盤はメインストーリーを進めていくだけでいいと書いたが、上述したカメラや、転職、アイテムを入れるリュックや自動回復装置など基本的なシステムはすべてメインストーリーのチュートリアルで覚えることになる。

 モンスターに狙われなくなり、HPやSPが自然回復していく「しんだふり」や、ポーションなしで少しだけHPが回復する「応急処置」、さらに武器や防具の製作、強化、武器に挿入して強化するカードなどもクエストをこなすことでアンロックできる。

到着してすぐのクエストで、アイテムを収納するリュックをもらえる
カメラの開放
アカデミーで学んでいる間は、進行度がレポートのように表示される

 ベースレベル40手前あたりで、基本的なシステムが一通り揃う。40になると2次職への転職が可能になり、これ移行は高難度ダンジョンや、期間限定で開催される3対3の対人戦「リング」、大人数が参加するレイドコンテンツなど、攻略要素の強いコンテンツが遊べるようになっていく。

最大20人で戦う対人戦コンテンツ「コロシアム」

ソロ戦闘の心強い相棒「傭兵」

 「ラグオリ」では、ソロ戦闘の際に、NPCを傭兵として随伴させることができる。傭兵は、レベルに応じて解放されるクエストの中で、勝負を挑んだ相手に勝利することで手に入る。今回の体験内では1人しか連れ歩けなかったが、クエストを進めることで2人の傭兵を連れていけるようだ。

 最初に雇えるのは、アーチャーのジェシー。その後、アコライトやソードマンなど、ベースレベル42までに基本6職が順次開放される。傭兵にもレベルと装備があり、報酬アイテムやゲーム内通貨で育てていく。

アーチャーの傭兵ジェシー
ジェシーを雇うためのクエスト

豊富なコンテンツから自分にあった遊び方を選べる

 「ラグナロクオンライン」の遺伝子を受け継いでいるだけあって、「ラグオリ」のコンテンツボリュームと完成度には驚かされた。

 プロンテラの街や、ゴキ〇リだらけの地下水道など「RO」をやっている人にとっては故郷のような風景もあるだろう。だが新たな解釈を加えたストーリーや、3Dで再構築された世界など、見たことがない新鮮さも楽しめる。

プロンテラ地下水道
パーティ向けのダンジョンコンテンツ「賢者の回想録」
ベースレベル30から参加できる「異形の北森」
デイリークエストで受けるミニゲーム「器用さの試験」

 気軽に遊ぶ。パーティでワイワイ遊ぶ。時には、強くなるためにじっくりと腰を据えて遊ぶ。そんな、風に色々な遊び方を選ぶことができるゲームであり、そんな懐の広さが本作の大きな魅力だ。

 街にあるブランコは、近づくとインタラクトして、揺らしながら座ることができる。そんなふうにちょっとした発見にも、世界の多様性や広さを感じた。そして、最後に特筆しておきたいのがサウンドだ。モバイルゲームは音を消して遊ぶことも多いだろうが、美しいBGMや空間を感じさせるSEにも、ぜひ耳を傾けてもらいたい。

街にあるブランコ
座った状態で記念撮影