【特別企画】

コロプラ、新ジャンルLPG(ライブプレイングゲーム)の「ユージェネ」体験会を開催

アスタリスタのトークあり、ゲームあり、歌ありのリアルタイムライブが楽しめる!

【ユージェネ】

4月21日 配信開始予定

基本プレイ無料(アイテム課金制)

 コロプラは、4月21日配信予定となっている新ジャンルのスマートフォン向けタイトル「ユージェネ」のメディア向け先行体験会を4月6日と7日の両日に開催した。

 あわせて、アプリの概要をプロデューサーと宣伝プロデューサーが解説する発表会も行なわれたほか、新ジャンルならではの疑問点を払拭すべく質疑応答コーナーを設け、さまざまな疑問に答えてくれた。ここでは、一足先にプレイできたアプリの解説と、発表会の模様をお伝えしていこう。

 体験会は、前半の発表会と後半の体験会に分かれて行なわれた。前半の発表会では、総合プロデューサーの福重潤哉氏が登壇。本作のウリである、新ジャンルの“LPG(ライブプレイングゲーム)”について解説するところから始まった。

 ライブプレイングゲームの“ライブ”とは、ゲーム中に登場するキャラクター(本作ではアスタリスタと呼ぶ)がライブ配信を行ない、そこでプレーヤーが彼女たちとコミュニケーションを取ることができるという、これまでにない特徴のことを指す。ライブ配信は基本毎日行なわれ、時間は30分から1時間程度。アスタリスタたちは、スマートフォンの向こう側でほぼリアルタイムに反応してくれるため、一緒にゲームをプレイしたり話に華を咲かせたり、歌を聞いてコールを入れたりといった、現実のステージ上で行なわれていることと遜色ない楽しみ方ができるそうだ。

 本作のもう1つの要素であるゲームパートでは、プレーヤーの分身となるキャラクター・ロイドがアスタリスタたちと一緒に冒険をしていくので、彼女たちがますます身近な存在に感じられるようになっていく。ゲームパートとライブはそれぞれが相互関係にあり、ゲームパートに登場する敵を倒して得られるプライズなどをライブでプレゼントすることで、プレーヤーの存在をアスタリスタたちにアピールすることができるとのことだ。

マーケティング本部・本部長の宮本貴志氏
開発担当STAR STUDIOSスタジオ長・ユージェネ総合プロデューサーの福重潤哉氏

ゲームパートと生配信で構成される「ユージェネ」を実際にプレイ!

 駆け足でゲーム概要が説明されたのだが、やはり実際にプレイした方がわかりやすいだろうということで、ここからは実機を使用しての体験会となった。

 ゲームを起動するとプロローグが始まり、そこでの説明からアスタリスタの1人である“さくら”の「#世界(ハッシュワールド)」を救うことが目的だと判明する。プレーヤーはロボットのロイドを通して、彼女たちと旅をしたりコミュニケーションをとっていくという説明が行なわれ、チュートリアル開始となるのだ。

プレーヤーが共に旅する瀬戸さくら、田中・コズミック・天、アニャの3人。彼女たちは、ゲーム内ではアスタリスタと呼ばれる

 舞台となるのは、GoogleMapを元にした日本地図上。つまりは、日本を丸ごとオープンワールドとして採用しているのだ。しかも、従来の位置ゲームのような平坦なマップではなく、山岳部分は標高が高く海岸付近は標高が低いという地形標高も盛り込まれている。このため、全体的な見た目は可愛く描画されていながらも、かなりリアルにその場所を感じ取ることができるのだ。

 フィールドマップ上には、敵が出現する場所やポータルと呼ばれる回復ポイント、コンビニのような買い物ポイントなども配置されており、それらを上手に利用しながら移動していくことになる。ロイドには体力が設定されており、移動するごとに減ってしまう。回復ポイントや回復アイテム、または課金などで回復させることができるが、動かずに待つという手段でも問題はない。

日本各地を移動できるが、見た目はリアルではなくデフォルメした感じで可愛らしく描かれている。都市部にはビルが、山間地帯なら起伏に富んだ地形が見られる

 ロイドは、画面下部のコントローラをタップして自由に移動させられるが、あらかじめ日本全国地図から行き先を選べば案内矢印が表示されるので、迷わずに目的地へと到達できるだろう。ロイドの装備を変更すれば移動速度をアップさせられたり水中移動が可能になるので、カスタマイズすれば日本各地を快適に旅行できる。GPS機能も使うため、仕事や旅行で遠方の地に出かけた際にそこでアプリを起動すれば、一気に移動することも。

このように目的地を決めておけば、そこへ案内する矢印が常に表示されるので、迷子にならなくてすむ

 道中では、“#”と書かれた部分に触れると敵との戦闘が発生する。ただし戦い方は簡単で、スマートフォンに内蔵されたジャイロ機能を活用して照準を定め、タップするだけ。すると弾が発射され、相手に命中すれば倒すことができる。残弾数は決まっているが、使い切ってもしばらく時間をおけば補充されるので、無駄撃ちしても心配はない。ただし、早く倒すほどにボーナスがもらえるので、できれば一発で素早く仕留めたいところ。

 なお、通常の場所で遭遇する敵だけでなく、特定のスポットに出現する“ご当地ボス”なども登場するそうだ。倒せば、そこでしか手に入らない“ご当地アイテム”が手に入ることもあり、それは後述するライブでのプレゼントの目玉になる。

“#”と書かれた部分に触れると、敵との戦闘になる
戦い方は簡単で、本体の周りを回っているクリスタルに照準を合わせてタップするだけ
素早く倒せばボーナスが入るほか、敵によってはご当地アイテムが手に入ることも

 以上のような感じでチュートリアルが終わると、今回はそのタイミングで目玉であるライブ配信が行なわれることとなった。今回の配信担当はアニャで、彼女とはスマートフォンの画面を通してのコミュニケーションが楽しめるという形になる。

 ライブ配信自体は目新しいものではないのだが、ストリーミングではなくリアルタイムで描画されるため、レスポンスが非常に早いというのがポイントだ。またプレーヤーは、ライブ中にコメントのほかポイントを消費してエール(プレゼント)を送ることができ、それらはほぼ時差なしで彼女たちにも届く。すると、それを受けての反応が即座に見られるのも面白いところだろう。

【「ユージェネ」0406体験会ダイジェスト - GAME Watch】
ライブ配信は、写真のような感じで行なわれている。ライブ中にコメントやエールを送ると即座に反映され、視覚化される。それをアスタリスタが拾って反応してくれると、滅茶苦茶嬉しいのだ

 エールの中には、くす玉のようにプレーヤーの名前が表示されるものもあり、それを使用すればライブステージ上で大々的に自分の存在をアピールすることができる。もちろんアスタリスタにも見えているので、もしかしたら彼女が「プレーヤーの○○さんがエールを送ってくれました!」とライブ中にコメントするかもしれない。そうなれば、ほかのプレーヤーよりも目立つことができるだけでなく、今後のライブ配信でも常に注目してもらえる可能性も!? ちなみに、ポイント消費の大きいエールほど長時間画面内に残る場合が多いので、自分を印象づけたい場合は高ポイントのエールを多数使用することになりそうだ。なお、ポイントは課金で上限なく入手することができるものの、使い過ぎストッパーといったたぐいの設定などは設けるとの説明があった。

エールには、ポイント消費量が低いものと高いものが用意されている。低ポイントのエールは使うとすぐに消えてしまうものが多いが、高ポイントエールは長い間効果が残り続けるのだ。例えば、ポイント消費量が低い花束はプレゼントしても数秒程度でステージから消えてしまうが、ポイントを多大に消費するくす玉(写真奥に垂れ幕だけが見えている)であれば長時間存在し続けるといった具合になっている。当然ながら、長時間残るエールのほうがアスタリスタへのアピール度合が高い

 今回のライブ配信はトークとミニゲーム、そして歌という順番で進行していったのだが、ミニゲームの展開がなかなか面白かった。リンゴと爆弾が現われるモグラ叩き(ドッカン!!りんご収穫祭!)と、あみだくじ(ジャックとあみだの木)だったが、モグラ叩きではハイスコアを獲得したプレーヤーの名前が終了後にスコアボートに掲示され、1位になったプレーヤーがアニャから声をかけられていたのが印象に残っている。あみだくじは途中で横棒を増やすことができるので、コメントで増やさないようアニャにお願いしたり、追加してほしい場所をエールに書いてプレゼントすることができたのがユニークだった。これぞ「ユージェネ」ならではだろう。

数多くの種類が用意されているミニゲームでは、ハイスコアを獲得するとゲーム終了後にプレーヤーの名前がスコアボードに表示されるほか、ライブ終了後にはエールの使用ランキングも掲示。ここでトップを取ることができれば、間違いなくアスタリスタからの注目を集めることができるだろう

既存の生配信もの以上に配信主との距離が近く、一緒に盛り上がれることができる、それが「ユージェネ」

 今回の体験会ではライブ配信をメインとしてトーク、ミニゲーム、歌などが披露されたが、他にも多岐に渡る種類を用意しているそうだ。配信内容はアスタリスタや日程によって異なり、ミニゲーム三昧の回やトークのみ、歌って踊るだけというパターンもあるらしく、楽曲についても将来的には2人や3人で歌うことなども考えているとのこと。歌の種類は現在、1人1曲となっているが、リリース以降は頑張れる限り増やしていきたいとの意気込みなので、数年後にはゲーム内でライブコンサートを見られるようになるかもしれない。

 また、それらの曲は配信サービスサイトなどで配信を行なっていきたいとして、現在はさまざまな計画を練っているとのこと。ちなみに、ライブ配信に際しての参加人数制限はなく、だいたい10万人程度までは大丈夫なように作っているので、「チケットをご用意できませんでした」といった事態になることは無いだろう。

 気になるライブ配信のペースだが、アプリリリース直後は1日1回ゴールデンタイムに行なっていくそうだ。その後は段階的に回数を増やしていくほか、仕事や学業の都合でゴールデンでは見られないという人が参加できる時間帯にも枠を増やしていきたいとのこと。万が一ライブを見逃してしまっても、1週間程度はアーカイブが残る仕組みになっているのだが、その際には残念ながらインタラクティブ性が失われてしまう。ミニゲームなども結果ありきになるし、エールを送ってもアスタリスタが反応してくれないので、ムチャしない程度に無理をして(?)リアルタイムで配信を視聴したいところだ。

 その配信主となるアスタリスタは現在の3人に加えて、そう遠くないタイミングで4人目の参加も予定されている。さらに、今後も増えていくとのアナウンスがあったので、気がつけば50人や100人といった大所帯になる可能性もあるかもしれない。

 ゲームパートに関しても、将来的にはマップ内に出現する強敵を倒せば課金することなく大量のポイントが得られるようにしていきたいと考えているなど、ライブ配信パートとのバランス調整も日々行なっている。このあたりは体験会後の質疑応答でもさまざまな話が飛び出したが、ライブ配信とゲームパートのどちらもが魅力的になるよう、アプリのサービスイン後も積極的に手を入れていくとのことだ。新ジャンルのタイトルだけに配信されるのが今から楽しみだが、現在は事前登録を受け付けているので、気になった人は早速登録しておこう。

【新作アプリ『ユージェネ』第2弾PV公開!】