【特別企画】

パワーアップした追跡者「ネメシス」から逃げきれ! 「バイオハザード RE:3」試遊レポート

4月3日 発売

【PS4パッケージ版】

価格:7,800円(税別)

【COLLECTOR'S EDITION】

価格:24,800円(税別、PS4のみ)

【DL版】

7,091円(税別、PS4/Xbox One/PC)

 カプコンが4月3日に発売する「バイオハザード RE:3(以下、バイオRE:3)」。「バイオハザード 3(以下、バイオ3)」のリメイクとなる本作は「バイオハザード RE:2(以下、バイオ RE:2)」同様に「RE ENGINE」が採用されており、グラフィックスやサウンド、ゲームシステムが一新されている。また、本作には「バイオハザード レジスタンス」も同時収録される。本作を体験すべくメディアツアーが組まれ、「バイオ RE:3」と「バイオハザード レジスタンス」の新マップと新キャラクターを体験することができた。

 原作の「バイオ 3」は「バイオハザード」の続きとなるストーリーであり、舞台も「バイオハザード2」と時間軸が同じ時期のラクーンシティである。本作も時間軸などは変えられず作られてはいるが、ビジュアルや風景、ゾンビの数などが現代風にアレンジされ、まさに現代の「バイオ 3」という感じだ。

 「バイオハザード」から引き続きジル・バレンタインが主人公となり、「バイオ3」と同じく「脱出」がテーマとなる本作。原作同様、ジルだけでなくカルロス・オリヴェイラを操作する場面もある。

主人公のジル
ジルのパートナーとなるカルロス

 ストーリーは大枠こそ踏襲されているものの細部はアレンジが加わり、謎解きも刷新されているので、原作の「バイオ 3」をプレイしていた人でも懐かしくも新しい感覚で遊ぶことができるものとなっている。今回体験したパートは市街地、下水道、駅や変電所、ネメシスとの直接対決など盛りだくさんだった。本レポートでは、極力ネタバレは避けながらも、体験できた「バイオ RE:3」の魅力をお伝えしたい。

試遊室には、ジルの衣装も展示されていた。実際にアクターが着ていたものだそうだ
新旧ネメシスの邂逅。筆者は原作のネメシスも好きなので、この2つが並んでいるのは胸熱

メディアツアー記事一覧

・ 「バイオハザード RE:3」試遊レポート (本稿)
https://game.watch.impress.co.jp/docs/kikaku/1236551.html
・「バイオハザード レジスタンス」試遊レポート
https://game.watch.impress.co.jp/docs/kikaku/1236571.html
・「バイオ RE:3」&「レジスタンス」開発陣インタビュー
https://game.watch.impress.co.jp/docs/interview/1236590.html

建物の中から外の世界へ

 「バイオ RE:3」は「バイオ RE:2」の建物の中の恐怖から一転、外の世界での恐怖を味わうことができる。体験したラクーンシティはネオンが煌々とついており、まだ人の気配が感じられる。ラクーンシティの街中は建物内と違いかなり開放感がある。閉塞感からくる恐怖はあまりないが、逆にどこからゾンビがやってくるかわからない恐怖がある。外は逃げ場がたくさんある分、逃げまわった先にゾンビが待ち構えていたりするので、逆説的に屋外だからこその怖さが十分に楽しめる。

 「バイオRE:2」同様ハイグレードなグラフィックスが採用されており、夜のネオンの美しさやネオンに映し出されるゾンビの影、燃え盛る炎には息を呑む。「RE ENGINE」で描かれたラクーンシティの市街は見ているだけで引き込まれてしまうものがあった。また、下水道ですっかり汚れてしまったジルが思わずかわいそうになってしまうほど、汚さまでリアルだった。

屋外ならではの激しいアクション

 本作では、原作「バイオ 3」同様に高めのアクション要素が盛り込まれている。ジルの移動スピードも早く、回避などもとても機敏だ。ゾンビの近くで回避をうまく駆使すれば上手にゾンビの間をすり抜けていくこともでき、銃弾の温存にも役⽴つ。ネメシスも回避ですり抜けていくことが可能だが、近くをすり抜けていく分捕まるリスクも高くなるので、ここぞという場面で狙いたい。

【「バイオハザードRE:3」プレイ動画1】

 また、ドラム缶を打ち抜いて近くにいたゾンビを一掃したりと爽快感のある攻撃もできる。こうした屋外ならではの演出が非常に楽しい。

【「バイオハザードRE:3」プレイ動画2】

 アクションは非常に軽快で、操作もシンプルだ。ややこしい操作がない分、爽快感が増して、怖さの中に楽しさも十分感じられた。軽やかに進むジルを見ていて、思わず「『バイオハザード』ってこういうゲームだったっけ?」と思ってしまうほどだった。しかし、そこはちゃんとゾンビや謎解きでうまく緊張感が作られていて、プレイしていて丁度いいバランスが保たれている。

様々なクリーチャーがジルの⾏く手を阻む

 本作でも様々なクリーチャー が登場する。ネメシスはもちろんハンターγやドレインディモス もリデザインされて登場する。ハンターγはカエルのような容姿から少し丸みを帯び、手が退化している。本作でもジルを一口で飲み込んでしまう「丸呑み」は健在だ。もちろん「丸呑み」されてしまえば、その場でゲームオーバーになる。

ハンターγのヌメヌメ感が異様な嫌悪感を誘う
【「バイオハザードRE:3」プレイ動画3】

 また、ドレインディモスは巣を張り、上下左右から狡猾にジルを攻めてくる。ドレインディモスに捕まってしまうと卵を植え付けられてしまう。幼生を速やかに排除する必要があるのでなかなかの曲者だ。余談だが、筆者はこのドレインディモスの威嚇してくるポーズがカマキリみたいでちょっとだけかわいいと感じた。

ドレインディモスの巣
ドレインディモスは巣の色に紛れ、いろんな方向から攻撃を仕掛けてくる。

 ネメシスもタイラントに新開発の寄生生物を植え付けて作られた試作B.O.W.、という設定を踏まえて作られている。そのため本作のネメシスは歩き方や佇まいにどことなく「バイオ RE:2」のタイラントっぽさが残っている気がした。

ネメシスだが、佇まいに素体となったタイラントっぽさを感じる

 今回体験したシーンでは特にネメシスの身体能力の高さに驚かされた。確かに「バイオハザード3」で登場したネメシスも身体能力は高かったが、本作のネメシスはそれ以上に感じられる。正直筆者は「バイオハザード RE:3」でネメシスに対峙した瞬間言葉を失った。まず動きが速い。うまくかわしたと思っても気が付いたら目の前に跳んできている。滑り込んでくる。その大きな体のどこにそんな俊敏さを持っているのか。「バイオハザード RE:2」のタイラントと同じような感じだろうと高を括っていると、そのスピードと跳躍力で絶望を十二分に体感させられることになる。

【「バイオハザードRE:3」プレイ動画4】

 また、本作のネメシスも知能が高く、武器を使いこなしてくるのも従来どおり。今回の体験では触手を鞭のように扱ったり、火炎放射器を使用していた。タイラント同様に投げ⾶ばすだけでも十分なダメージを受けるのに、「なんて殺傷能力の高いものを使ってくるのか!」と戦々恐々だった。

火炎放射器を持ったネメシスと出会った瞬間、死を覚悟した

キャラクターたちの命を懸けた脱出劇

 本作は「バイオハザード3」同様「脱出」がテーマとなっており、キャラクターたちの命がけの脱出模様が描かれている。「バイオハザード RE:2」と比べて時間軸が早い段階から物語がスタートしているので、まだ生き残っている人間が多い。ラクーンシティの街中を探索している間にもゾンビに襲われて悲鳴を上げている人の声が聞こえたりと、近くにいなくてもどこかから人の存在が感じられる。

まだラクーンシティの中には生存者がたくさんいる

 たくさんの生存者がいる中でも、アンブレラの私設部隊U.B.C.S.の人たちとの会話は、生死をかけているだけあって鬼気迫るものが多い。キャラクターごとの表情も豊かで映画を観ているような臨場感を味わうことができる。

【「バイオハザードRE:3」プレイ動画5】

 「バイオ RE:2」よりラクーンシティに滞在している期間も長く、ジルという単独主人公からの目線がメインとなるため、より深く物語にのめり込むことができそうだ。

「バイオ 3」以上に「バイオ 3」の世界を味わえる「バイオ RE:3」

 今回試遊してみて「バイオ RE:3」は「バイオ 3」の世界を踏襲したうえで、さらにその世界をより濃く描いた作品であると感じた。「RE ENGINE」を使用したリアルなグラフィックスと、本作ならではの激しいアクションがプレーヤーを「バイオ RE:3」の世界にグイっと引き込んでくれる。「バイオ 3」を遊んだことがある人も、未プレイの人も十分楽しめる作品になっていると思う。

 さらに、筆者は今まで「バイオハザード」が苦手だなと思っている人にも薦めたい1作だと感じた。それぐらい遊びやすく、世界観もキャラクターもとても魅力的であり、「バイオハザード」入門にこそ本作をお勧めしたいぐらいだ。4月3日の発売日が今からとても楽しみで仕方がない。

「バイオ 3」をプレイしていたプレーヤーが懐かしいと感じる場所もある