インタビュー

「3D サンダーブレード」インタビュー(Part.2)

「セガ 3D復刻プロジェクト」第2期の真のフィナーレへ!

「セガ 3D復刻プロジェクト」第2期の真のフィナーレへ!

体感ゲームシリーズのうち3作が登場した第2期でした。これらのゲームはすべて「セガ3D復刻プロジェクト」として移植され、すべて3DSで遊ぶことができるようになってます!

―― これで「サンダーブレード」を多くの人が楽しめるのではないかと。そのチャンスが来たな、と思います。

奥成氏: 今回、税込で価格が1,000円になって、これまでより少々お高くなりましたが、その分、それだけの作りこみもしましたので損はさせません。

堀井氏: これがたくさん売れたら勝手に「パワードリフト」を作りますよ(一同笑)。

―― (笑)。でも、ここまでできちゃったんですね。

堀井氏: できちゃったんですよ。「セガ 3D復刻プロジェクト」第2期の最後が「サンダーブレード」というのは、いろんな気持ちが成仏できた感じがして、非常に納得がいってるんですよね。「こういう立体視が見せたいよ」と最初から言っていたものが、現実の形になったので……。

奥成氏: たぶん皆さんも、「サンダーブレード」が出ちゃうとシリーズが終わるから、堀井さんにはもう少し待ってもらおう、とか……思ってたりするんですよね。

―― そういう声も出てましたね。「他のタイトルを出してからにしてくれ」って(笑)。

堀井氏: 「発売遅らせていいなら時間をくれ」って齊藤には言われましたけれどね(一同笑)。「まだまだいじりたい」と。

奥成氏: オリジナルのスタッフもエンディングを作る暇もなかったんですから、どこかで開発は終わらせないといけないんです。

―― そろそろお時間のようですね。

奥成氏: 締めになりますが、皆さん本当にここまでシリーズを応援してくださってありがとうございます。おかげさまで、この度CEDEC AWARDSの優秀賞を受賞することができました。

堀井氏: この連載のおかげですね!

奥成氏: 本当にありがとうございました。

堀井氏: ありがとうございました。

―― いえいえ。本当によかったです。もともと連載になるはずではなかったんですが(笑)、ユーザーさんの評価がよかっただけでなくて、ゲーム開発者の方々にも注目していただけてよかった。

奥成氏: 第2期のタイトルはこれで全5タイトル終了、ということになります。第1期の最後の記事では、終了と同時に第2期への継続の発表もさせていただくことができましたが、今回はそれはありません。この後シリーズが続くかどうかは、これからさらに時間をかけて推移を見守りたいと思っています。

 ともかく、「3D スペースハリアー」以来続いてきました、この連載もこの「3Dサンダーブレード」で終了となるとのことで、読者の皆様も長い間この長文にお付き合い下さり、ありがとうございました。

 最後にひとこと、言わせて下さい。
 「セガ3D復刻プロジェクトは滅びぬ。何度でも甦るさ! 3D立体視の力こそ、人類の夢だからだ!」
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 あれ、でもこれだと死亡フラグが立ってしまうかな……?

堀井氏: ありがとうございました!

―― ありがとうございました!

(佐伯憲司)