トピック
PCゲーマーのための「モンスターハンターワイルズ」Steam版講座
11万円台からのデスクトップPC3台でOBTを試す
- 提供:
- GALLERIA
2024年11月15日 00:00
2025年2月28日に発売が予定されている超大作「モンスターハンターワイルズ」を、この秋、発売に先駆けて遊べるチャンスが訪れた。10月29日から翌月4日までの日程で開催されたオープンベータテスト(OBT)では、多くのゲーマーが参加し、サーバーは連日大賑わいだった。Steam版は11月1日から実施され、正味3日間という短い期間ではあったが、PS5版に負けず劣らずの盛況ぶりだった。
今回のOBTではキャラクター作成や序盤のストーリー、「隔ての砂原」エリアが開放され、そこに棲む何体かの大型モンスター討伐を体験することができた。OBTの内容については、OBTレポートでお伝えしているので、そちらもぜひ参照いただきたい。
これから発売に向けて開発を進めていくことになる「モンハンワイルズ」だが、来年2月の発売に合わせてPCを買い換えようと考えているゲーマーも少なくないだろう。そこで本稿では、改めて「モンハンワイルズ」Steam版に関する情報をおさらいしながら、スペックの異なる3台のゲーミングPCで「モンハンワイルズ」を遊んでみたので、そのインプレッションをお届けしたい。
最高峰の美しいグラフィックスを楽しむためには、それなりのスペックが必要
「モンハンワイルズ」は、美しいグラフィックスとダイナミックなアクションが魅力のハンティングアクションゲーム最新作として、最近のゲームの中では要求スペックがかなり高い部類に入る。手持ちのPCで動くだろうと簡単に考えているゲーマーは、今一度要求スペックを確認したいところだ。
【Steam版 動作環境】
最低環境 | 推奨環境 | |
---|---|---|
解像度 | 1080p(FHD) | 1080p(FHD) |
フレームレート | 30fps | 60fps ※ フレーム生成使用 |
OS | Windows 10 (64-bit Required) | Windows 10 (64-bit Required) |
プロセッサ | Intel Corei5-10600、Intel Corei3-12100F、AMD Ryzen 5 3600 | Intel Core i5-11600K、Intel Core i5-12400、AMD Ryzen 5 3600X、AMD Ryzen 5 5500 |
メモリー | 16GB | 16GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1660 Super、AMD Radeon RX 5600 XT | NVIDIA GeForce RTX 2070 Super、NVIDIA GeForce RTX 4060、AMD Radeon RX 6700XT |
VRAM | 6GB | 8GB |
ストレージ | 140GB SSD | 140GB SSD |
備考 | SSD(必須)、グラフィック「最低」設定で、1080p(アップスケール使用、ネイティブ解像度720p)/30fpsのゲームプレイが可能です。DirectStorage対応。 | SSD(必須)、グラフィック「中」設定で、1080p(アップスケール使用)/60fps(フレーム生成使用)のゲームプレイが可能ですDirectStorage対応。 |
最低環境は、かろうじて動作するというレベルの内容で、快適に動作することを保証するものではない。快適にプレイする事を考えた場合、推奨環境を満たすことが求められる。動作環境は新旧並記されているが新しいほうで見ていくと、CPUはIntel Core i5-12400、AMD Ryzen 5 5500以上、GPUはNVIDIA GeForce RTX 4060、AMD Radeon RX 6700XT以上となる。世界が待ち望むAAAタイトルだけにさすがというべきスペックだ。
なお、AIによって高いフレームレートを維持したまま解像度を上げることができる超解像度技術は、DLSS 3.5とFSR 3.0に対応しているため、対応ビデオカードがあるとさらにパフォーマンスに有利に働く。
高いスペックを要求するのは、ゲームメーカーにとってはリスクでもある。ゲームが動くPCがなければ、どれだけ遊びたくても遊べないのだから、ゲームを購入してもらえない。「このゲームが遊びたい! そのためなら、お金を出しても、そのための環境を整える!」と思わせるだけの魅力が必要だ。
だから逆説的に言えば、「モンスターハンターワイルズ」の要求スペックの高さは、本作が間違いなく面白いと開発が太鼓判を押していることの表れでもある。要求スペックはちょっとお高いけれど、絶対に損はさせないから! というわけだ。
そして今回、3台のPCでOBTをプレイした印象では、その言葉に嘘はないと断言できる! 嵐が吹き荒れるベースキャンプにあるマイテントの中で、脂ののった肉にハチミツをかけてぱくッといただいた時のあの笑顔。あの笑顔を見るためだけでも、スペックを頑張る意味があるというものだ。
冒険の舞台は絶滅した古竜が棲む禁足地
というわけで、まずは蛇足だとは思うが、一応「モンスターハンターワイルズ」がどんなゲームなのか、基本的な情報をおさらいしておこう。本作で、ハンターたちは、ギルドから依頼を受けて、長い間人の立ち入りが禁じられていた禁足地を調査することになる。
そこは、すでに絶滅したと思われていた古代のモンスターたちが生態系を作って暮らしている場所だった。人は住んでいないと思われていたが、禁足地に足を踏み入れてすぐに、ハンターたちはモンスターに追われていた兄弟を救助する。
刻々と時間や気候が変化するフィールドでは、モンスターたちが生態系を築き、独自の行動様式で暮らしている。例えば、小型で大人しいモンスター、ケラトノスは、オスが多くのメスを伴うハーレムの群れを作っている。天気が雷天になると、メスは地面に伏せてじっと天気をやり過ごす。オスはそんな群れの中を歩きながら、避雷針のような体のトゲに雷を受けてメスを守る。
OBTでは自身の分身となるキャラクターの作成と、オトモアイルーの外見デザインのカスタマイズと序盤のストーリーを体験することができる。「隔ての砂原」という序盤のマップが解放されており、そこに生息する大型のモンスター、チャタカブラ、ドシャグマ、バーラハーラ、レ・ダウの4種討伐のクエストを受注することができる。マルチプレイも可能だ。
性能の違う3台のPCで「モンハンワイルズ」OBTをプレイ
それではさっそくPCでSteam版をプレイしていこう。OBTのプレイにはスペックの違う3台のPCを利用した。2台は推奨環境を満たしているPC、1台は推奨環境にわずかに届かないPCとなる。サードウェーブのゲーミングブランドGALLERIAの「GALLERIA XA7C-R48S」と「GALLERIA RM5C-R46」、そしてビジネス向けのPCブランドTHIRDWAVEから最近発売された、ゲームも遊べる「Lightning-G/Magnate-G」シリーズより、Ryzen5 4500を搭載した「Lightning-G AT5B」を使用した。
いずれもモニターは4K144Hzのゲーミングモニター、操作にはXboxワイヤレスコントローラーを使用して、画面を録画しつつOBTの期間内ずっと遊んでみた。
なお、今回はOBTでの検証ということで、ベンチマークのスコアや、グラフィックスオプションのカスタマイズなどは掲載していない。その代わりたっぷりOBTをプレイし、プレイフィールを中心にお伝えしている。正式リリース版ではプログラムの最適化が図られ、より快適に、美しいグラフィックスでゲームが楽しめることになる。プレイフィールは参考程度にしていただければ幸いだ。
価格に見合うハイパワー「GALLERIA XA7C-R48S」
最初にテストしたのは、今回使用したPCの中でもっともスペックの高い、GeForce RTX 4080 SUPERを搭載したハイスペックモデル「GALLERIA XA7C-R48S」。スペックは以下の通り。
【GALLERIA XA7C-R48S】
CPU:Intel Core i7-14700F(20コア/28スレッド、2.1GHz-5.3GHz)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4080 SUPER 16GB
チップセット:B760
メインメモリ:32GB DDR5-4800(16GB×2)
ストレージ:1TB SSD (M.2 NVMe Gen4) / HDDなし
光学ドライブ:なし
OS:Windows 11 Home
電源:850W (80PLUS GOLD)
価格:415,980円(税込)
製品ページ:https://www.dospara.co.jp/TC30/MC15199.html
自作PCでは定番の Core i7-14700FとハイパワーなRTX 4080 SUPERを搭載したハイエンドモデル。空冷の大型CPUクーラーと、14cm高速ケースファンがしっかりとPC内部を冷やしてくれる。
本機では、序盤のクエストやチュートリアルのモンスター討伐などをプレイした。DLSS 3.5に対応しているRTX 4080 SUPER搭載モデルなので、最新バージョンのDLSSによって4Kでも高フレームレート、グラフィックス設定「高」でも、OBTの段階で非常に快適にプレイすることができた。
序盤は、禁足地に足を踏み入れた調査隊が、ドリルのように体を回転させながら砂漠の砂の中を移動する沙海竜バーラハーラに追われている少女を助けるところからスタートする。
バーラハーラは三又に避ける口を持つ虫のような見た目の竜で、砂の中にアリジゴクの巣のようなスリバチ状の流砂を作って、はまったハンターをすりばちの底から攻撃してくる。
時には短い手足を使って岩によじ登り、上方から状態異常を引き起こす泥のようなべたつきを吐いて攻撃してくる。攻撃の手数はそれほど多くないのだが、1匹を相手にしていると近くにいる別の個体がリンクしてきて、多対多の戦いになってしまうことがあった。
そのような時、本PCのように「モンハンワイルズ」の推奨環境を大きく上回っているスペックに余裕のあるPCでプレイすると、その分だけ快適度が上がる。おそらく認識できないわずかなレスポンスの差が積み重なって、それが心地よさにつながっているのだと思う。
例えば、クエストに入るときのローディング時間、モンスターの群れが通過していく際の描画時間など、例えそれが1秒に満たない差だったとしても、プレイを繰り返すうちにそれが快適さとして実感できるようになってくる。「GALLERIA XA7C-R48S」でのプレイでは、そういった上質な快適さを感じることができた。4Kの最高設定で快適に遊びたいというゲーマーや予算に余裕のある方、長く使いたい方などにオススメできる1台だ。
コスパのよい万能選手「GALLERIA RM5C-R46」
【GALLERIA RM5C-R46】
CPU:Intel Core i5-14400F (2.5GHz-4.7GHz/10コア/16スレッド)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060 8GB
チップセット:B760
メインメモリ:16GB DDR5-4800(8GB×2)
ストレージ:500GB Gen4 NVMe SSD / HDDなし
光学ドライブ:なし
OS:Windows 11 Home
電源:650W 電源 (80PLUS BRONZE)
価格:153,980円(税込)
製品ページ:https://www.dospara.co.jp/TC30/MC14857-SN4895.html
「GALLERIA RM5C-R46」は、推奨環境のGeForce RTX 4060を搭載しながら15万円台と、価格とスペックのバランスが良く、今回紹介する3台の中では「モンスターハンターワイルズ」をプレイするためのPCとしては、もっとも価格と性能のバランスがいい1台だ。
ケースについても「GALLERIA XA7C-R48S」よりも一回り小さいミニタワーケースなので部屋に置きやすく、扱いやすいのもポイントだ。それでいてメモリやストレージ、電源などのBTOにも対応し、好みでカスタマイズすることができるので、音楽やイラスト制作、動画編集など配信以外の目的でも活躍しそうだ。
本機では、最大の敵レ・ダウ討伐を行なった。煌雷竜(こうらいりゅう)レ・ダウは隔ての砂原で生態系の頂点に立つ飛竜種。砂漠を襲う落雷を伴う砂嵐に適応しており、雷とともに出現する。
この天候になると、むやみやたらに落雷が頻発する。落雷の予兆が出るとすぐにその場所を離れなければ巻き込まれてしまうので気が抜けない。天候が変化するゲームはほかにもあるが、「モンスターハンターワイルズ」では、ワイルズの名前にふさわしく命を脅かす厳しい自然がシステムと一体となっている。
大型モンスターが出現すると、UIにアナウンスが流れ、マップにアイコンが出現する。それを頼りに探せば、時には他のモンスターに襲い掛かっているシーンに出くわすこともある。そんな時には狩りを忘れてしばし雷を避けながら自然観察に興じることができるのも本作ならではの魅力だ。
レ・ダウは黄金色の飛竜。だが、現れるのはたいていが薄暗い嵐の中なので、むしろ闇の中では翼の両端についてる青く輝く鎌のような部位や、帯電した尻尾の印象が強い。青い鎌は一度空中に飛び上がった後、体をねじって片方の鎌で地面をえぐるように攻撃してくる。
顔の横には稼働するアンテナのような角が付いている。普段は顔と平行に付いているこの角を動かして、顔の前に2本が並ぶような体制になると、致死ダメージの放電攻撃が来る。クエストの最中この攻撃にパーティメンバーが巻き込まれて、何度も失敗した。
幸い救援クエストには事欠かなかったので、テスト終盤はひたすらレ・ダウと戦い続け、なんとか倒すことができた。今回のテストには、東アジアリージョン全体のプレイヤーが参加しており、討伐パーティも多言語な4人だった。それでも終わった後、定型文やスタンプでお互いの検討をたたえ合うのは楽しかった。
気になるパフォーマンスについては、「GALLERIA XA7C-R48S」で感じた余裕のある快適さとまではいかないが、4Kでのプレイ中に動作のもたつきや描画の遅れなどを感じることはなかった。グラフィックスオプションを調整したり、フルHDを選択することでさらに快適にプレイできるだろう。
今後、最適化が進めば4Kでも、もう一段階上の設定でプレイが可能になりそうだ。価格的に本機種が本命になる人が最も多いのではないかと思うが、十分に満足できる美しさで「モンスターハンターワイルズ」の世界を堪能できるはずだ。
エントリーユーザー向け「Lightning-G AT5B」
【Lightning-G AT5B】
CPU:AMD Ryzen 5 4500 (3.6GHz-4.1GHz/6コア/12スレッド)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3050 6GB GDDR6
チップセット:B550
メインメモリ:16GB DDR4-3200(8GB×2)
ストレージ:500GB SSD(M.2 NVMe Gen4) / HDD なし
光学ドライブ:なし
OS:Windows 11 Home
電源:550W 電源 (80PLUS BRONZE)
価格:116,980円(税込)
製品ページ:https://www.dospara.co.jp/TC50/MC15534-SN3812.html
「Lightning-G AT5B」はビジネスや学校の課題などとともにゲームもしたい、エントリーユーザー向けのモデル。
今回使用したのはすっきりした黒い外観のPCだが、同じ性能でホワイトモデルも選ぶことができる。CPUはRyzen 5 4500、GPUはGeForce RTX 3050と、前出の2台に比べるとやや非力で、推奨環境を満たしていないが、最低環境は満たしているため、プレイする事は可能だ。
なお、30シリーズのビデオカードはDLSS 3.5に対応していないため、超高解像度技術の恩恵を受けることができない。ただし、DLSS自体(DLSS 2.0)には対応しているため、ゲーム内の設定画面でDLSS設定をオンにすることは可能で、この機能をオンにしている時とオフの時では挙動に劇的な差があった。
オフにすると、文字通りコマ送りのような動きになってしまい、快適なプレイが難しくなったが、オンにすると画質は同じでも途端にぬるぬると快適に動くようになる。DLSS3.5には対応していなくとも、一定の恩恵は受けられているという印象だった。
今後の開発で最適化が進めば、さらに上位のモードでも遊べるようになると思うが、「モンスターハンターワイルズ」で遊ぶことを主眼にPCの購入を検討しており、なおかつ予算が許すならばRTX 40シリーズのGPUを搭載したPCを選んだほうがいいかもしれない。またはフルHDモニターで遊ぶという選択肢もある。フルHDなら中~高設定で60fpsでのプレイが可能だ。
このPCでは、隔ての砂原の探索を行ないつつ、レ・ダウやドシャグマ討伐をした。隔ての砂原はその名の通りの砂漠だが、地底の空間やオアシス、人が住む集落など色々な場所がある。ベースキャンプの機能や、メインストーリーに関わりそうなキャラクターのセリフはOBT用のものに差し替えられているため、今回のテストで全容が明らかになったわけではないが、全域を探検して周ることはできた。
ドシャグマは強靭な体躯が特徴の闢獣(びゃくじゅう)。数匹で群れを成して行動していることもあり、狩猟クエストでは群れのボスが対象となる。ボスを攻撃すると、群れの他のドシャグマも襲ってくる。複数のドシャグマとの集団戦がクエストで戦う際の特徴だ。
1人で戦うのが厳しい時には救難信号で他のプレイヤーを呼ぶことができる。すぐに集まればいいが、時間帯やボスの種類によっては当然集まりにくいこともある。「モンスターハンターワイルズ」ではそんな時、サポートハンターが駆けつけて一緒に戦ってくるようになった。
このサポートハンターは調査隊として一緒に参加したメンバーで、序盤のクエストにも登場するアレサ、ロッソ、オリヴィアの3人。習熟していない武器をパーティプレイで試したい時や、不慣れな強敵で野良パーティに入ることを躊躇してしまうようなシチュエーションは、誰もが経験したことがあるだろう。
彼らNPCの登場によって、時間の制約や他人と遊ぶ時の重圧から開放されて、自由に武器を試したり、強敵にパーティで挑むことができるようになったのは非常にありがたい。今回のOBTでも、近接として戦ってくれるNPCのおかげで慣れていない遠隔武器をゆっくり試すことができた。
探索の時に、クエストの受付嬢であるアルマが同行して、アイテムなどを採取してくれるのも心強い。拠点に戻らなくても、いつでもアルマからクエストを受けることができるという利便性もあるが、やはり旅に同行者がいるのは楽しい。
そしてもう一つ、今作からオトモアイルーのボイスを、アイルー語か人語で選べるようになった。こちらは好みが分かれそうだが、人語をしゃべってくれると戦闘中のアイルーの行動が把握しやすく、回復ミツムシを掴んで近づいてくるアイルーを見逃す心配がなくなった。
「一緒に乗せて」とセクレトの尻尾に飛び乗ってきて、「ちょっと降りよっと」といって降りていく仕草が、一応テキストでも表示されてはいるが、声が入ることで倍可愛くなる。少し甲高いワガママボイスにするとなお可愛かった。
オトモアイルーやアルマとの冒険。サポートハンターとの戦闘など、今作はNPCの個性が一段と進化している。もちろん他のプレイヤーとのパーティは楽しいし、パーティで強敵に挑むことが本作最大の楽しみであることは間違いない。だが、NPCたちの仕草を眺めたり、一緒に旅や戦闘をすることで得られる世界への没入感もまた本作の大きな魅力だ。
単なるアクションゲームではなく、この世界の住人として生活していく。そういったRPG的な楽しみ方が可能になったことで、「モンスターハンターワイルズ」はより多くの人たちに遊んでもらえるタイトルへと進化した。
4Kでのプレイでは、最初の読み込みでキャラクターの表示に時間がかかったりと、正直力不足を感じるシーンもあったが、いざ実際のプレイが始まると、こと操作に関しては非常に快適で驚いた。画質に関しても、先に上位機種の絵を見ていたので、そちらに比べると当然肌の質感など物足りないところはあったが、カスタマイズ設定で細かく調整することで、激しく戦っている最中などはあまり気にならない程度には画質を上げることもできた。
ゲーム世界で感じるリアリティ。発売までに万全の準備を
今回、RTX 4070 SUPER、RTX 4060、RTX 3050を搭載した3台のPCで「モンハンワイルズ」をプレイしてみた。DLSS 3.5に対応しているRTX 40シリーズの2台は問題なく高いグラフィックス設定で快適にプレイできた。RTX 3050のPCでは高い設定ではプレイできなかったが、プレイ自体に支障はなかった。今後、最適化が進めば、より美しいグラフィックスでプレイできることになりそうだ。
なお、Lightning-Gシリーズはバリエーションが非常に多く、最適なCPUとGPUの組み合わせを見つけることができるだろう。また、紹介したPCはすべてBTOに対応しているので、カスタマイズでストレージやメモリを増やしたり、電源の容量を上げることができる。
OBTではほんの冒頭部分をプレイできただけだが、本作の魅力である生きている世界を楽しむことができた。とくに印象に残ったのは、天候が変化して外が荒天になった時にはベースキャンプにも強い風が吹きすさび、昼間なのに薄暗い中、吊り下げられた旗や荷物が不安げに風に揺さぶられていたことだ。
気持ちを不安にさせるような天候を避けて、マイテントに入り、オトモアイルーを構ったり、熱々の料理に舌鼓を打つ。外がどんなに荒れていようと、部屋の中にはほっとする時間がある。この普段の生活でも味わったことがある感覚を、ゲームの中でリアルに感じることができた。その瞬間は、本当にこの世界が生きていると実感することができた。本当にすごいゲームが出てきたものだと思う。
そのリアルさを支えているのが、本作の要求スペックである以上。やはり、できれば最高の品質で遊びたい。発売までにはまだ4カ月弱ある。じっくりと財布と検討を重ねて、万全の体制で発売を迎え、このワクワクするような新天地での冒険を楽しんで欲しい。
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(C)CAPCOM
※価格・構成については、2024年11月15日時点の情報です。最新情報についてはドスパラにてご確認ください。
※本製品はBTO製品の為注文時期によって内部で使用されているパーツが異なる場合があります。その為計測した結果と実際の数値が異なる場合があります。