トピック

運営移管でお得なキャンペーンマシマシ。「黒い砂漠」を始めるなら今!

PC版なら別世界を体験できる最高画質「ウルトラ」も選べる! 良コスパの推奨PCもあるぞ

4月24日運営移管

 Windows版MMORPG「黒い砂漠」の運営が、4月24日にゲームオン(Pmang)から開発会社Pearl Abyssに移管された。今年で5周年を迎え、今でも多くのプレーヤーで日夜混雑しているWIN版「黒い砂漠」だが、2018年から始まったコンソール版やモバイル版はPearl Abyssの日本法人Pearl Abyss JPが当初より運営しており、そこにWIN版も加わるという流れだ。さらに今回の移管では、特定のレベルに到達するだけで、最強クラスの装備が揃ってしまうという、過去に類を見ないほど大盤振る舞いのキャンペーンが開催されている。

 つまり今は「黒い砂漠」をスタートする千載一遇のタイミングと言える。そこで、今回は「黒い砂漠」の名前だけは知っているが、どんなゲームなのかはよく知らないという人のために、改めて「黒い砂漠」がどんなゲームなのか、その魅力や多彩なコンテンツを紹介したい。

 また、かつては”最先端の激重MMO”として知られた「黒い砂漠」だが、現行機ではスペックの向上もあり、そこまで高価なPCを使わなくとも十二分に遊ぶことができるようになっている。そこで今回は新たな推奨PCとなるコストパフォーマンスに優れた8万円台PC「GALLERIA RT5(サードウェーブ)」を用いて、10万円切りのコスパに優れたPCでどれほどの環境で「黒い砂漠」が遊べるものか検証していきたい。

【黒い砂漠】


果てしなく広大な世界を冒険する「黒い砂漠」

 本作は、中世風の剣と魔法のファンタジー世界を舞台にした、戦乱に満ちた生活を大人数のプレーヤーと共に楽しむMMORPGだ。「黒い砂漠」という少々珍しい名前は、この大陸が戦乱に巻き込まれる原因となった「黒い石」が多く存在する砂漠のこと。この黒い石はゲーム内では、「ブラックストーン」という装備強化アイテムとして存在している。プレーヤーが操作する冒険者は、資本と商業の国「カルフェオン」と絶対王政の国「バレンシア」を巡る戦乱の中で名をはせていく。

 果てしなく広大で、写真のように美しいフィールド風景は本作を象徴する特徴でもある。ヴァーチャル空間の中で別世界を体験するのは、すべてのMMORPGが目指すところではあるが、表示制限、システム上の制約、プレーヤーの利便性など様々な理由によって、なかなか理想とする表現には辿り着けていない。だが、「黒い砂漠」はそういったものすべてよりも、世界を作ることに力点を置いている。

 例えば序盤に訪れる首都カルフェオンでは、街の入口には馬がたむろする厩舎があり、市場や運河沿いの荷下ろし場の近くには、労働者たちが食事をとるレストランがある。工房が並ぶエリアを経て、運河の向こう側には騎士が行き交い、評議員が集う国政の中心地がある。その構造は非常にリアルで、ヨーロッパの古都を思わせる。

 レベリングの途中に訪れる首都カルフェオンにある市場には、異国風のカーペット売りや籠家、本屋、家具家など普通のMMORPGではまず見かけることがないショップも店を構えている。街道には荷を運ぶ馬車が行き交い、都市に近い農村では農民がせわしなく働いている。そこには確かに異世界が息づいている。

 プレーヤーはそんな世界の中で、腕利きの冒険者としてだけではなく、時には工房の職人として、時には農民、漁師、木こり、貿易商など様々な生き様を選ぶことができる。

選べるクラスは19種類。美女から野獣まで自由なキャラメイク

 キャラクターを作る際に選べるクラスは現在19種類。クラスによって男女のどちらになるかは決まっている。ただ、ウィザードとウイッチ、レンジャーとアーチャーといったように、似ているが性能やスキルが違っているクラスが対になっているものが多い。

 例えば男性のウォリアーと女性のヴァルキリーはどちらも盾を持って戦う近接クラスだが、純粋に力だけで戦うウォリアーとは違い、ヴァルキリーは神聖力という魔法のようなスキルも使うことができる。また、高レベルになると楽器演奏ができるようになる「シャイ」のような変わり種もある。

 「黒い砂漠」では、6キャラまでは無料で作ることができ、1人のプレーヤーが多くのクラスを所有している傾向になる。そのため最初に遊ぶクラスは武器が好きとか、見た目が好きといった感覚的なもので決めても大丈夫だ。キャラクター選択の際には、画面に難易度や防御、攻撃などの特徴をグラフで見ることができるので、それを参考に扱いやすいクラスを選んでもいい。

 キャラクターメイクの細かさは本作の魅力の1つだ。キャラメイクはスライダーをいじるだけではなく、変更したい顔のエリアを直接いじることもできる。ただし、なかなかクセもあり、思ったような美形にならないということもある。

 そんな時には、他人が作った美形またはイロモノのデータをそのまま使える「ビューティーアルバム」という機能もある。アルバムのランキングには、他のプレーヤーが投稿した力作がデイリーマンスリーといった区切りで掲載されており、それを見ているだけでも楽しく時間を過ごすことができる。

 アルバムにはもちろん、自分が作ったキャラクターを保存しておくこともできる。また、他人が作ったキャラを適用した後、そこからさらにカスタマイズしていくことも可能で、これ自体が1つのコンテンツと言ってもいいほど奥深いキャラ作成が楽しめる。

【ビューティーアルバム】

「黒い砂漠」アップデートの歴史

 「黒い砂漠」はPC用MMORPGの中では、かなりアップデート頻度の高い部類に入るゲームだ。2015年5月にサービスをスタートした時点では「ウォリアー」、「ジャイアント」、「ソーサレス」、「レンジャー」、「リトルサマナー」の5クラスだったが、毎年複数のクラスが実装されていき現在は19クラスにまで増えている。2019年に実装された小柄なサポートクラス「シャイ」は、4月29日のアップデートで作曲と演奏が追加され、フルート、リュート、ハンドドラムで演奏することができるようになった。

 エリアも、2015年に「メディア」、「バレンシア」という新たな国が実装され、その後も高難易度向けに新たな狩場が随時登場している。2016年のアップデート「絶海の神秘」ではマゴリア海という大海洋が実装され、海を舞台にした戦闘や生活系コンテンツが楽しめるようになった。当初は帆船を作るための条件が厳しかったが、2019年のアップデート「大洋の時代」で帆船をアップデートしていく仕組みが導入され、現在では帆船を所有しやすくなっている。

 システム面のアップデートも、2015年に拠点戦、ワールドボスなどGvGや大規模なレイドボスが実装され、世界に刺激を与えている。また、2016年2月にはメガサーバーの導入、2018年には、画質のリマスターアップデートによって、現在のリマスターモードとウルトラモードが選択できるようになるなど、ゲーム内だけではなく、遊びやすさや画質の面でも進化を続けている。

レベリングはサクサク簡単、でもやれることは無限大

 世界を探求していくことがテーマの本作には、「知識」という他のゲームにはない要素がある。世界を回って多くの人から話を聞き、様々な体験を通して知識を得ることで、新たな冒険への扉が開かれていく。例えば敵との戦闘では、最初は敵のHPは隠されている。しばらく戦って、その敵を知ることでHPバーが見えるようになる。

 街にいるNPCの中には、先に別の人物から紹介を受けないと話しかけても反応してくれない者がいる。貿易をするには、そのための交易路を見分してアンロックする必要がある。ワールドマップは、ゲームのスタート時点ではほとんどが霧で隠れているが、新たなエリアを訪ねて、そこにある謎をひも解いていくことで次第に霧が晴れていく。

 キャラクターのレベリングは非常に速い。特に新規と復帰キャラのために用意されている専用チャンネル「オルビア」なら、戦闘経験値+100%、スキル経験値+20%のボーナスが付く。さらに、初心者や復帰者は毎日のように様々な育成用アイテムがもらえるので、それらを活用すれば4倍以上のスピードで育成することができる。レベル50までは2日か3日で到達でき、そこから先も通常よりも速いスピードで育成できる。

 だが、「黒い砂漠」の育成は戦闘のレベル上げだけではない。例えば、街から街へマラソンすることで「スタミナ」が、重い荷物を運ぶことで「力」が、料理を食べることで「健康」の経験値がそれぞれ貯まる。

 他にも、騎乗する馬の捕獲、育成、ブリード、販売、ペットの育成、釣り、狩猟、料理、錬金、調教、貿易、栽培、航海、交易といった生活要素のレベル上げ。街への投資や労働者雇用など、やれることは本当に多彩だ。

 ゲーム内では、農業専門ギルドの勧誘なども見かけることがある。ギルド戦のようなPvPもエンドコンテンツとしてにぎわっており、どんな遊び方をするかによって、まったく違うゲームになると言ってもいいだろう。

スキルの育て方で戦いが変わるノンターゲットバトル

 バトルはノンターゲット。マウス左右ボタンと、キーボードを組み合わせたアクション性の高いバトルを楽しむことができる。レベリングの狩りは大量の雑魚を一気になぎ倒す無双的な爽快感がある。

 スキルはスキルポイントで覚えていく。レベル56を超えると伝承武器という新たな武器種が使えるようになり、それに伴う伝承スキルが使えるようになる。

 スキルの追加効果であるバフを上手く繋ぐことで、キャラクターを強化し続けたまま戦うことができるため、そういったスキル回しなどでもプレーヤーの個性が出る。

高レベル同士の熱い戦い、対人戦はゲームの華

 本作では、レベル50以降PK(プレーヤーキラー)が可能になる。通常のチャンネルにはペナルティがあるが、三度の飯より対人戦という人向けのペナルティなしチャンネルも存在している。拠点線や占領戦はギルド同士でエリアの支配権を争う大規模対人戦(GvG)。

 開催される日時は決まっており、その日時に集まった最大100名での対人戦が楽しめる。戦いに参加すると報酬のほか、次回開催までは、兵士が持っているバナーや城に飾られている垂れ幕に、勝利ギルドのマークが刻印されるなど具体的な見た目の変化でも栄誉が与えられる。


始めるなら、強力な装備や各種アイテムがもらえる今がチャンス!

 もし以前に遊んでいたなら、アカウントの移管申請の手続きをするだけで、同じクライアントで遊び続けることができる。新規に始める人は、新しい公式サイトでアカウントを作成できる。現在はGLAYとのコラボを始め、4つの移管記念キャンペーンが行なわれている。

真III等級ボス装備プレゼント

開催期間:4月24日~7月31日23時59分

 イベント期間中に指定のレベルまで上げて、イベントの挑戦課題と精霊の秘密依頼を完了すると強力な装備品がもらえる。新規や復帰には様々な経験値ボーナスが付くので、今から始めてもイベント終了までには十分達成できるはずだ。

スペシャルログインサービス

開催期間:4月24日メンテナンス後~5月20日23時59分

 最大21日間連続でログインボーナスがもらえる。特に土日には1日で最大2つのログイン報酬を獲得することができる。

【スペシャルログインサービス】

成長ボーナスが付くホットタイムイベント

開催期間:4月24日メンテナンス後~5月10日23時59分

 すべてのチャンネルで、イベント期間中戦闘経験値獲得量+200%、スキル経験値獲得量+40%、生活経験値獲得量+20%のホットタイムが適用される。

すごいお宝が当たるかも「シャカトゥの輝く箱」

開催期間:4月24日~7月31日23時59分

 イベント期間中に56レベル以上になると、「シャカトゥの輝く箱(戦闘)」と「シャカトゥの輝く箱(生活)」が1つずつもらえる。さらに「シャカトゥが準備した輝くログインボーナス!」でもらえる印章を集めると、帆船や馬具に交換してもらえる。

「黒い砂漠」が8万円代のPCで遊べる時代!

 かつては最高スペックのPCでやっと動くというくらい重いゲームとして知られていた「黒い砂漠」だが、PCのスペックが上昇した今では、ミドルスペックやロースペックのPCでもプレイすることができるようになってきた。

 もはや「黒い砂漠」を遊ぶために20万円代のPCを用意する必要はない。ローコストPCでどの程度のプレイが可能なのか、今回はドスパラの「黒い砂漠」推奨PCの中から、8万円代のお手頃価格デスクトップ「GALLERIA RT5」でプレイした。PCのスペックは以下の通り。

【GALLERIA RT5】
CPU:AMD Ryzen 5 3500
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6
チップセット:AMD B450
メインメモリ:16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル)
ストレージ:256GB NVMe SSD/1TB HDD
光学ドライブ:-
電源:500W 静音電源 (80PLUS BRONZE)
OS:Windows 10 Home 64bit
価格:89,980円(税別)~

□製品ページ
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime/13/690/9277/0/

 CPUは第3世代AMDのRyzen 5 3500。6コア6スレッドでベース周波数が3.60GHz、ターボブースト時が4.10GHz。Zen2世代のデスクトップ用の中ではコストパフォーマンスに重点を置いたモデルだ。グラフィックスは、TuringアーキテクチャのGTXシリーズ、NVIDIA GeForce GTX 1660 Super。ミドルクラスのGPUだが、前世代のミドルハイであるGTX 1070と同等の能力を持っている。

PC内部
高速なNVMe SSDが搭載されている
ビデオカードはPalitのシングルファンモデル
映像出力はHDMI、Display Port、DVIポートの3つ

どのくらい遊べるのかフレームレートを計測

 「黒い砂漠」はシステムによって自動的にグラフィックス品質を最適な設定にしてくれる。そこからフレームレートを重視するか、もう少し画質を上げるか微調整で自分好みの設定を作ることができる。

 グラフィックスの品質は「Very Low」から「Very High」まで6段階と「最適化モード」の計7つの設定から選ぶことができる。またそれ以外に、2018年に追加された高解像度設定「リマスターモード」と「ウルトラモード」がある。この2つの設定は4K解像度に対応しており、この設定でプレイするにはかなりの高スペックPCが必要だ。設定時には「プレイには適しません」と注意事項が表示され、主にスクリーンショット撮影用に使われているようなモードだ。

 「Very Low」ではシェーダーの効果がなくなり、全体にのっぺりした印象となる。「Middle」では遠景の樹々が水彩画のようにぼやけるが近景は十分美しくなる。「Very high」では質感が高まり、同時に遠景のオブジェクトも描画されるようになり、奥行き感が増す。「リマスターモード」と「ウルトラモード」では遠くの樹々も精密に描写されるようになり、写真のように美しい風景を楽しむことができるようになる。

【グラフィックス設定】
【Very Low】
【Low】
【Middle】
【Middle High】
【High】
【Very High】
【リマスターモード】
【ウルトラモード】
【拡大比較】
こちらは「Very High」(画像左)と最高設定の「ウルトラ」(画像右)の同じ箇所を切り取り拡大したもの。設定としては2段階の差だが、髪や衣装の質感はもとより、背景の表現力が大きく異なる

 今回、何の調整もしない状態では「Middle」になっていた。だが、テストしてみた結果通常のプレイなら「Very High」でも60fpsで快適に遊ぶことができた。テストした場所は新規・復帰者用のOlvia1チャンネル。日曜夜の8時頃から、街中と戦闘中の2カ所でフレームレートを計測した。街中は、カルフェオンの入り口から街中の同じルートを約60秒間マラソンして、3回の平均をとった。戦闘中のデータは、通称ナマズキャンプことカイア湖でナマズマンを乱獲しながら、60秒間を5回計測した。結果は以下の通り。

【カルフェオン市街地】

 カルフェオンは多くのNPCとプレーヤーがひしめく巨大都市。フレームレートはおおむね3つの階層でグラフィックスの設定に比例する結果になっている。「High」と「Very High」は「Middle」に比べてかなり落ちているように見えるが、それでもフレームレートは80代をキープしており、多少テクスチャ表示の遅れは感じるものの、「Very High」でもかくつきやフレームレートの極端な低下は観られなかった。

【カイア湖】

 とにかく敵が密集しており、一度戦闘が始まると次から次へと途切れず敵が襲ってくるというレベル上げにはぴったりの場所で、筆者以外にも複数のプレーヤーが狩りをしていた。一度に10体以上が画面内にひしめき合うこともあり、他の狩場に比べてもフレームレートは平均的に低めだった。そんなカイア湖でも、「Very Low」と「Low」なら110以上のフレームレートでプレイすることができた。他の設定ではほぼ横並びの結果となっており、微々たる差であるなら、やはり最も画質のいい「Very High」でプレイしたい。

 「黒い砂漠」の戦闘は回避などアクション要素があり、特にPvPでは1フレームを争うようなせめぎ合いが繰り広げられる。そのため、高リフレッシュレートのモニターを購入してその性能を十分に発揮したいという人なら、低めの設定で、グラにこだわりつつモンスターと戦うという人なら「Very High」と、目的によって設定を使い分けることができそうだ。

 検証の結果からわかるように、8万円のPCでも通常の「Very High」であれば、まったく問題なくプレイすることができた。まずはここからスタートして、その後強化したい部分のパーツを交換していくことができるのは、BTO PCならではの強みだ。

 ローコストながら「黒い砂漠」以外にも、画像編集や実況からテレワークまで、さまざまに活用できるこの一台。家の情報拠点として、汎用性高く活躍してくれるはずだ。

【スクリーンショット(ウルトラ設定)】