「GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載」レビュー

GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載

高コスパ薄型ゲーミングノートがさらにパワーアップ! 「フォートナイト」好きも大満足

ジャンル:
  • ゲーミングPC
発売元:
  • サードウェーブ
開発元:
  • サードウェーブ
プラットフォーム:
  • Windows PC
価格:
169,980円(税込)
発売日:
2021年7月15日

 サードウェーブのゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」は、高性能かつコストパフォーマンスが高いことで人気があり、多くのPCゲーマーや、eスポーツ大会での上位入賞を狙うeスポーツアスリートがGALLERIAを愛用している。GALLERIAは、デスクトップPC、ノートPCともにラインナップが充実しており、幅広いニーズに応えられることが魅力の一つだ。

 以前は、“ゲーミングPC”といえばデスクトップPCをイメージする人が多かったが、最近は、ゲーミングノートPCの性能が向上したことで、ゲーミングノートPCをメインマシンとして使う人も増えている。デスクトップPCと違って、気軽に持ち運べることがゲーミングノートPCの最大の魅力であり、友人の家に持ち寄ってゲーム大会を開催したり、声を掛け合いながら協力プレイを楽しむこともできる。

 今回は、2021年夏に発表された4モデルの中で、最も上位に位置する「GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載」を試用する機会を得たので、早速レビューしていきたい。

【「フォートナイト」マシンとして最良の1台!】
今回は子どもから大人まで人気のTPS「フォートナイト」で検証してみた

インテルの最新第11世代CPUとNVIDIAのGPU「RTX 3060」を搭載

 「GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載」(以下、XL7C-R36 11800H)はミドルレンジ上位に位置するゲーミングノートPCであり、2021年3月に登場した「GALLERIA XL7C-R36」の後継機として位置づけられる。その基本スペックは、以下の通りだ。

【GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載】
15.6型液晶を搭載したゲーミングノートPC「GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載」

【GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載】
CPU:インテル Core i7-11800H(8コア/16スレッド、2.30GHz~4.60GHz)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU+ インテル UHDグラフィックス
チップセット:HM570 メモリスロット x2
メインメモリ:16GB DDR4-3200MHz SO-DIMM(8GB×2)
ストレージ:512GB NVMe SSD / HDDなし
液晶ディスプレイ:1,920×1,080ドット(FHD)、15.6型144Hz 非光沢液晶
光学ドライブ:なし
OS:Windows 10 Home
電源:180W ACアダプター(19V)
本体サイズ:360×244×23mm(横×縦×厚さ)
本体重量:約2.1㎏(バッテリー含む)
価格:169,980円(税込)
製品ページ:https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&mc=10281&sn=0

 CPUは、インテルのCore i7-11800Hを搭載。インテルのCoreプロセッサーは、最初の2桁の数字が世代を表しており、11800Hなら第11世代となる。第11世代Coreプロセッサーは、開発コードネームTiger Lakeと呼ばれていた最新製品である。前モデルのXL7C-R36 10875Hは、第10世代Coreプロセッサー(開発コードネームComet Lake)のCore i7-10875Hを搭載していたので、CPUの世代が1世代進化しているわけだ。

 第11世代Coreプロセッサーは、第10世代Coreプロセッサーに比べて、電源管理機能が強化され、性能向上と省電力を両立したほか、サポートするPCI Expressの世代が3.0から4.0にバージョンアップ、メモリサポートもDDR4-2666からDDR4-3200へと強化されている。

 本モデルに搭載しているCore i7-11800Hは8コアのCPUであり、1つのコアで2つのスレッドを実行するハイパースレッディング・テクノロジーにより、最大16スレッドを同時に実行可能だ。また、ベースの動作周波数は2.30GHzだが、負荷に応じて最大4.60GHzまで向上する。動作周波数だけを比べると、前世代のCore i7-10875Hのほうが高いのだが、コアの改良やL2キャッシュの増量、メモリの帯域幅の向上により、Core i7-11800Hは3割程度性能が向上している。CPUへの負荷が高いゲームでも十分なパフォーマンスだ。

 ゲーミングPCでは、CPUと同じか、それ以上に重要なパーツがGPUだ。XL7C-R36 11800Hでは、前モデルのXL7C-R36 10875Hと同じく、NVIDIA GeForce RTX 3060が搭載されている。GeForce RTX 3060は、NVIDIAの最新GPU「RTX 30シリーズ」の中ではミドルレンジとなる製品であり、最新ゲームをフルHD解像度でプレイするには十分な性能を誇る。

 メインメモリは16GBで、CPUの世代が進化したことに合わせてDDR4-2666からDDR4-3200へと強化されている。最新ゲームをプレイするにも十分な容量であり、ゲーム実況配信などをする場合でも大丈夫だ。ストレージは、NVMe対応の高速SSDで容量は512GBであり、メモリもストレージも満足できる。

 本体のデザインは、前モデルと同じメタリックグレーを基調としたシンプルなものだ。ゲーミングノートPCというと、派手で奇をてらったデザインのものも多いが、本製品のような目立ちすぎないデザインのほうが、万人受けしそうだ。ボディの厚さは23mm(最薄部)と、ゲーミングノートPCとしてはトップクラスのスリムなボディで、重量も約2.1kgと軽いため、持ち運びも苦にならない。

 ACアダプターは180W仕様でやや大きいが、重量は実測で587gなので、本体と一緒に持ち運びできる範囲に収まっている。バッテリー駆動時間は約5時間だが、ACアダプターを接続せずに使うと、モードを問わず液晶のリフレッシュレートが30Hzに固定されてしまうため、ゲームプレイには向かない。バッテリー駆動時は、フレームレートをあまり意識しなくていいブラウザゲームや、メールチェックやネットサーフィンなど、普通のノートPCとして活用するのがよいだろう。

【本体外観など】
GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載の上面
GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載の底面
付属のACアダプター
ACアダプターの仕様
本体の重量は実測で2021gであった
ACアダプターの重量は実測で587gであった
デバイスマネージャーを開いたところ。最大16スレッドの同時実行が可能であり、OSからはCPUが16個あるように認識されている

eスポーツプレイヤーも満足できる144Hz対応の非光沢液晶を搭載

 本製品のウリの一つが、リフレッシュレート144Hzに対応した15.6型液晶ディスプレイを採用していることだ。リフレッシュレートとは、液晶の画面を書き換える間隔のことで、1秒間に何回書き換えが可能かを示している。例えば、リフレッシュレート60Hzの液晶なら、1秒間に60回の書き換えが可能なのに対し、リフレッシュレート120Hzの液晶なら、1秒間に120回の書き換えが可能になるわけだ。当然、リフレッシュレートが高ければ高いほど、素早い動きもカクカクした感じがなくスムーズに表示され、FPSやTPSなどでのエイミングも容易になるのだが、その分コストも高くなる。

 ゲーミングデスクトップPCの場合、ディスプレイは別売りなので、予算やユーザーの目的に応じて、適切なリフレッシュレートに対応したディスプレイを選べばよいのだが、液晶ディスプレイと一体になっていて交換ができないゲーミングノートPCでは、液晶ディスプレイのリフレッシュレートは非常に重要だ。

 ノートPCでは、リフレッシュレート60Hzの液晶が採用されているが一般的なのに対して、本製品ではゲーミンググレードに相応しく、60Hzの2.4倍の書き換え回数を誇るリフレッシュレート144Hz対応の液晶が採用されている。前モデルでも144Hz対応液晶を搭載していたが、144Hzと60Hzの差はかなり大きく、普段から「フォートナイト」や「Apex Legends」などのFPSやTPSで遊んでいるプレイヤーなら、すぐに気がつくレベルで違いがある。一度、144Hz環境でプレイすると60Hzにはもう戻れないというのが、プレイヤーとしての実感だ。

 もちろん、液晶のリフレッシュレートは、あくまで液晶が書き換え可能な最大スペックを表しているものであり、実際のゲームプレイ時にどれだけ表示フレームレートを上げられるかというのは、CPUやGPUの性能やゲームの重さに依存する。例えば、リフレッシュレート240Hz対応の液晶ディスプレイを搭載したゲーミングノートPCでも、CPUやGPUが釣り合っていないと、実際のゲームプレイ時には60fpsも出ないことも十分にあり得るのだ。こうなると宝の持ち腐れとなる。

 本製品の液晶の解像度は、eスポーツシーンでは標準となっているフルHD(1,920×1,080ドット)である。WQHDや4Kといったより高解像度の液晶を搭載したノートPCもあるが、ゲーミングノートPCという観点から考えると、解像度が高くなるとゲームプレイ時の負荷が高くなるため、フレームレートが低下する。そういった意味で、ミドルレンジのGeForce RTX 3060を搭載した本製品では、144Hz対応フルHD液晶がちょうどいいバランスといえるだろう。

 また、地味だがゲーマーにとってありがたい点として、液晶ディスプレイの表面処理が、いわゆる光沢(グレア)加工ではなく、つや消しの非光沢(ノングレア)加工になっていることも特筆したい。光沢液晶は、一見鮮やかに見えるが、周囲の外光が映り込みやすいため、eスポーツに代表される競技シーンには適さない。また、長時間プレイしたときの目への負担も非光沢液晶の方が少ない。液晶周囲の額縁(ベゼル)部分も狭く、見た目もすっきりしている。液晶上部には、HD画質のWebカメラとWindows Hello対応の顔認証用IRカメラが搭載されており、ビデオ会議や顔認証でのログオンが可能だ。

【液晶ディスプレイ】
液晶は144Hz対応で、解像度は1,920×1,080ドット。表面処理は非光沢仕様だ

RGB LED搭載のテンキー付キーボードを採用、キータッチも良好

 キーボードはテンキー付きの全102キーで、配列は日本語仕様だ。主要キーのキーピッチは実測で約19mmあり、大人の手でも窮屈には感じない。ただし、「ね」や「る」などの右側の一部のキーピッチがやや狭くなっていること、右SHIFTキーが小さいこと、テンキーにカーソルキーが食い込んだような配列になっていることなど、配列には多少気になる点もあるが、ゲームをプレイするにはあまり影響はないだろう。キーボードの剛性感は高く、中央を強く押してもたわむようなことはなく、快適にタイピングが可能だ。キーストロークも適度で、キータッチもしっかりしており心地よい。

 また、ゲーミングノートPCらしく、キーボードにはRGBバックライトLEDが搭載されており、発光色を専用ユーティリティ「Gaming Center」によって自由に変更できる。キー1つ1つを別の色で光らせることはできないが、キーボード全体の色を無段階にレインボーカラーで変えていくことも可能だ。なお、キーボードのRGBバックライトLEDはバッテリー駆動時は点灯しない。

 キーボード右上には、電源スイッチと動作モード変更スイッチが用意されている。動作モードはOfficeとGaming、Turboの3種類があり、動作モード変更スイッチを押すたびに切り替わる(Gaming Centerでも変更可能)。Officeモードでは、液晶のリフレッシュレートが30Hz固定となり、パフォーマンスも低下するが、その分ファンの音やバッテリー消費を抑えられる。ゲーム以外の用途で使う場合は、Officeモードで十分であろう。

 ポインティングデバイスとしてはタッチパッドを採用。タッチパッドのサイズは実測で約116×75mmと大きく、操作性も良好だ。

【キーボードとタッチパッド】
キーボードはテンキー付きの全102キーである
デフォルトのキーボードバックライトの発光色は青である
キーボードバックライトの発光色を赤にしたところ
設定ユーティリティの「Gaming Center」でキーボードバックライトの色を設定できる
大型タッチパッドを搭載
キーボード右上に電源スイッチと動作モード変更スイッチが用意されている

インターフェースも充実しており、拡張性も十分

 XL7C-R36 11800Hは、インターフェースも充実している。右側面には、SDカードスロットとUSB 3.1 Gen1 Type-A×2、左側面には、USB 2.0 Type-Aとマイク端子、ヘッドホン端子、背面にはThunderbolt4 Type-C x1(DP1.4対応/PD非対応)とHDMI出力、有線LANポートが用意されている。USBポートは合計4つあるので、ゲーミングマウスやゲーミングヘッドセットなどのデバイスを繋ぐにも十分であろう。拡張性についても不満はない。Type-Cが搭載されているのも嬉しい。

 有線LANは2.5Gbps対応であり、高速転送が可能だ。無線通信機能も充実しており、最新のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応した無線LANと、Bluetooth 5.1をサポートしている。

【XL7C-R36 11800Hのインターフェース部分】
GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載の右側面
GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載の右側面のアップ。SDカードスロットとUSB 3.1 Gen1 Type-A×2が用意されている
GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載の左側面
GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載の左側面のアップ。USB 2.0 Type-Aとマイク端子、ヘッドホン端子が用意されている
GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載の背面
GALLERIA XL7C-R36 11800H搭載の背面のアップ。Thunderbolt4 Type-C x1(DP1.4対応/PD非対応)とHDMI出力、有線LANポートが用意されている

「フォートナイト」の最高画質での平均フレームレートは108fps

 それでは、気になるゲームでのパフォーマンスについて見ていこう。今回は、小中学生から大人まで幅広い層に大人気のTPS「フォートナイト」でのパフォーマンスを中心に検証してみた。「フォートナイト」は、建物などを建築できるクラフト要素が特徴で、最大100人のプレイヤーが最後の一人になるまで戦うPvPの「バトルロイヤル」モード、PvEのサバイバルゲーム「世界を救え」モード、マインクラフトのようにプレイヤーが自由に世界を作れる「クリエイティブ」モードの3つのモードで遊べる。

 ここでは、メインとなる「バトルロイヤル」でのパフォーマンスを計測してみた。フォートナイトは、シーズンごとにテーマが変わっていくが、今回は2021年9月13日にスタートした最新のチャプター2、シーズン8「キューブ」で検証を行った。まず、グラフィッククオリティのクオリティプリセットを「最高」にした状態で、Frapsを用いて実際のゲームプレイ中の1分間の平均フレームレート、最高フレームレート、最低フレームレートを5回計測し、その平均を採用した。

 その結果、平均フレームレートは108fps、最高フレームレートが131fps、最低フレームレートが88fpsという結果になった。平均フレームレートが100fpsを超えていれば、多くのプレイヤーが満足できるプレイ感覚だ。フォートナイトを2年以上プレイしている息子も、「滑らかに動くだけでなく、遠くの敵も見やすくてとてもプレイしやすい」と評価していた。

 さらにフレームレートを高めたいという人のために、見た目やプレイ感覚にあまり影響しない「影」、「アンチエイリアス」、「テクスチャ」、「ポストプロセス」の設定を「最高」から「高」に変更し、再び同様にしてベンチマークテストを行ったところ、平均フレームレートは123fps、最高フレームレートが152fps、最低フレームレートが88fpsという結果になった。見た目はほとんど違いが分からないので、フレームレートを重視するならこちらの設定がおすすめだ。これならリフレッシュレート144Hzの液晶の性能をかなり引き出しているといえる。見た目よりもフレームレートを重視するなら、さらに設定を下げてもよいだろう。

 「フォートナイト」は、SwitchやPS4のようなコンシューマー機でもプレイできるのだが、フレームレートが制限されており、Switchでは30fps、PS4では60fpsしか出ないため、PCでの高フレームレート環境と比べると、かなり動きがカクカクしてしまう。特にSwitchの30fpsという仕様は、ゲーミングPCで参戦しているプレイヤーに対して明らかに不利となる。SwitchやPS4で限界を感じたプレイヤーにとって、本製品のような高リフレッシュレート対応のゲーミングノートPCを是非おすすめしたい。

【「フォートナイト」での検証結果】
「フォートナイト」には、「バトルロイヤル」「世界を救え」「クリエイティブ」の3つのモードがある
グラフィッククオリティのプリセットを最高にした状態
フレームレートを上げるために、「影」、「アンチエイリアス」、「テクスチャ」、「ポストプロセス」の設定を「最高」から「高」に変更した
「バトルロイヤル」をプレイ中の画面
「クリエイティブ」では自由に建築をおこなうことができる
「世界を救え」ではTPSだけでなくFPS視点も選べる

ファイナルファンタジーXIVの最新拡張も快適に遊べる!

 さらに、国産MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークテスト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行してみた。1,920×1,080ドット最高品質でのスコアは15,846で「非常に快適」という評価に、1,920×1,080ドット高品質(ノートPC)でのスコアは17,937で同じく「非常に快適」という評価になった。ファイナルファンタジーXIVのベンチマークは、最新拡張が出る度にアップデートされているのだが、今回使った「暁月のフィナーレ」は2021年7月11日に公開されたばかりの最新ベンチマークで、スコアの評価基準が大きく変更されている。以前のベンチマークでは、スコアが7,000を超えると、一番上の評価である「非常に快適」になっていたのだが、今回のベンチマークでは、15,000超が「非常に快適」に変更されている。2021年11月に登場予定の最新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」では、負荷の高い多人数コンテンツが増えるため、それを想定したものとなっているのだ。本製品は、最高品質でも最高ランクの「非常に快適」という評価が得られており、2021年11月に登場する最新拡張パッケージも快適にプレイできるはずだ。

 さらに、ストレージ性能を計測する「CrystalDiskMark 8.0.4」は、シーケンシャルリード(Q8T1)が2,511.70MB/s、シーケンシャルライト(Q8T1)が1,717.70MB/sという結果になった。NVMe対応SSDでは、シーケンシャルリードが3000MB/sを超える製品もあるが、本製品のストレージもSATA 6Gbps対応製品に比べれば4倍以上高速であり(シーケンシャルリード時)、OSやゲームの起動に延々と待たされるようなことはない。

 また、ファンの回転数の制御もきめ細かく、ゲームのプレイ中や動画編集といった負荷が高い作業を行っている間はファンの回転数が上がって多少音が気になるが、負荷が下がるとすぐにファンの回転数が落ちるため、トータルではあまりうるさいという印象は受けない。

【各種ベンチマーク結果】
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」1,920×1,080ドット最高品質の結果
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」1,920×1,080ドット高品質(ノートPC)の結果
「CrystalDiskMark 8.0.4」の結果

「フォートナイト」ファンへのプレゼントとしては最高の1台

 XL7C-R36 11800Hは、最新CPUと最新GPUを搭載したゲーミングノートPCであり、ベンチマーク結果からわかるように、最新ゲームも余裕を持って遊べるパフォーマンスを誇る。特に人気の「フォートナイト」は、画質最高設定でも平均フレームレートが100fpsを超えており、少し設定を落とせば平均フレームレートが120fps程度となり、搭載液晶の性能を引き出すことができる。「フォートナイト」をフレームレートが低いSwitchやPS4などのコンシューマー機でプレイしていて、フレームレートの高いPCでのプレイに憧れている人には最適な一台だ。

 ゲームはもちろん、オンライン授業やPCを使った課題も今後は増えてくる。ゲームだけでなく、Unityなどを使った本格的な3Dプログラミングなども本製品なら余裕でこなせる。フルHD解像度で現状のゲームをプレイするなら、もう1,2ランク下のモデルでも十分快適だが、今後登場することが予想される、より負荷の高いゲームをプレイすることを考えると、長く一線級で戦える本製品をおすすめしたい。