先行体験

「ほぼ日手帳2025」、「MOTHER」や「スパイファミリー」新作を撮り下ろしで紹介

「ワンピース」も3年連続で登場

【ほぼ日手帳2025】

2024年9月1日より 発売

 今回の2025年版で24年目を迎える「ほぼ日手帳2025」が、9月1日11時より発売が開始される。この「ほぼ日手帳」は、累計販売部数1,000万部を超えるロングセラーの文具だ。日本だけではなく100以上の国と地域で販売され、そちらでも90万部を売り上げている。

 発売に先駆けて、今回新たに販売される「ほぼ日手帳2025」のプレス向け内覧会が8月19日に開催された。内覧会では新作が大量に展示されていたが、こちらではその中から弊誌が特に注目したアイテムをピックアップしてご紹介していく。

 ちなみに、商品によっては発売時期が異なるため、価格や時期などの詳細については公式サイト等で確認していただきたい。

本来は8月16日にプレス内覧会が行われる予定だったが、台風の影響で8月19日に延期された
こちらは新作の手帳カバーを集めたコーナーだ

今年30周年を迎える「MOTHER2 ギーグの逆襲」がラインナップ

 「ほぼ日手帳」では、毎年定番のアイテムとなっているのが糸井重里氏がゲームデザインを手掛けた「MOTHER」シリーズだ。特に今年は「MOTHER2 ギーグの逆襲」が8月27日に発売30周年を迎えることから、そちらをモチーフとした商品がラインナップされている。

「ほぼ日手帳2025」でラインナップされている「MOTHER」シリーズの商品

 商品のラインナップとしては、大きく分けて3種類用意されている。その中で真っ先に目に入ったのが、革カバーの「くるくるペダル」だ。

 こちらは素材に革が使われた手帳カバーとなっており、表紙部分にはぼく(ネス)が自転車に乗って走っている姿が空押しされている。革製の特徴として、空押しされた部分の図柄は年月が経っていくにつれて濃く見えるようになる。そのため、長く使えば使うほど味が出てくるアイテムとなっているのだ。

写真左が革カバー「くるくるペダル」のオリジナルサイズで、写真右がカズンサイズだ
革カバーの表紙には、自転車に乗ったぼく(ネス)の姿が空押しされている

 もうひとつ、「くるくるペダル」の特徴としてカバーの内側にもイラストが描かれているところである。こちらには、「MOTHER2 ギーグの逆襲」に登場するツーソンのマップが描かれている。ここにもこだわりがあり、微妙に隠れてはいるのだが、表紙でぼく(ネス)が乗っている自転車が借りられる自転車屋も確認することができるようになっている。

革カバーの内側には、隠れている部分も含めてツーソンのマップが描かれていてる

 カバー無しで使える手帳の「ほぼ日手帳HON」には、「うったり かったり どせいさんです。」が2種類ラインナップ。こちらの表紙には、サターンバレーのどせいさんのお店が大きくプリントされている。プリントされている部分はツヤツヤとした肌触りになっており、それ以外はマットに仕上げられている。見た目も手触りも異なるようにするなど、こちらもかなりこだわって作られているのがわかる。

こちらは、「ほぼ日手帳HON」の「うったり かったり どせいさんです。」だ

 週間手帳「weeks」には、「SMILES & TEARS」がラインナップされている。ゲーム内で「てんさいしゃしんか」が記念撮影をしてくれた写真がエンディングで流れるが、そちらをピックアップしたものが表紙に並べられている。エンディングのシーンではややセピア調になっているが、こちらの「weeks」でもそちらを再現した色合いになっているところもポイントだ。

 ちなみに手帳自体の中身はほかの「weeks」と同じだが、最後のページに「てんさいしゃしんか」がしっかりと描かれているなど、ツボを押さえた作りになっている。

こちらが週間手帳の「SMILES & TEARS」だ
「てんさいしゃしんか」もしっかりと登場!?

 こちらの「MOTHER」シリーズには、おまけとして「クラーケンのジッパーバッグ」が付属している。透明で中身が見られるようになっている小ぶりのバッグで、クリップなどちょっとした小物を入れておくのにちょうどいいサイズのアイテムだ。

こちらがおまけでもらえる「クラーケンのジッパーバッグ」

3年連続となる「ONE PIECE magazine」とのコラボ商品も登場

 今年で3年連続となる、「ONE PIECE magazine」とのコラボ商品もズラリと用意されていた。中でも力が入れられていたのが、主力商品の「ほぼ日手帳 2025 本体オリジナル ONE PIECE」だ。

 手帳の各ページには365の日々の言葉が書かれているのだが、こちらは「ワンピース」のセリフになっている。今回は、事前に読者から募集した言葉が選ばれており、編集部と一緒に並び方も含めて考えたものが掲載されているとのこと。また、いつもよりも漫画のコマなどの絵が多めに散りばめられているところも特徴だ。

「ONE PIECE magazine」のコラボ商品も多数ラインナップされていた
こちらが「ほぼ日手帳 2025 本体オリジナル ONE PIECE」だ
例年よりも漫画のコマが数多く散りばめられている

 手帳の後半はオマケページになっており、「ワンピース」に関する年表やここぞというときに使いたくなるような言葉、読者が選んだ名シーンなども掲載されている。このように、単に手帳として使えるだけではなく、ちょっとした辞典的な楽しみ方もできるようになっているのだ。

 ちなみに手帳の各日付にはそれぞれのキャラクターの誕生日が掲載されており、ルフィなど主要キャラクターについてはイラストも添えられている。実は「ワンピース」は365日誰かしら誕生日が設定されているのだが、それが「ほぼ日手帳」と相性が良いということもあり、3年連続でコラボが続いている。

手帳の後半はオマケページになっており、ファンが選んだ名シーンなどが掲載されている
ルフィなど主要キャラクターの誕生日には、日付にイラストが描かれている

 手帳を書きやすくするための下敷きは、オリジナルサイズ用、weeksサイズ用、カズンサイズ用の3種類が用意されている。単に下敷きとして使うだけではなく、「TODAY」と書かれた出っ張りがあり、しおりとしても利用できるのが特徴だ。

下敷きは、各サイズに合わせて3種類用意されている

 手帳カバーは大きく分けて2種類がラインナップ。「ASL」は、エース(A)、サボ(S)、ルフィ(L)の略称で、3人組のイラストをモチーフにしたカバーになっている。こちらには3人が頑張って修行している回想シーンが描かれており、それぞれのイメージカラーであるブルー、オレンジ、レッドが採用されている。

 また、カバーの内側にも漫画のシーンが描かれているが、こちらは「ONE PIECE magazine」だけに掲載されたASLの3人が大人になってもし出会うことができたらという、ifの世界を描いた書き下ろしのシーンが選ばれている。

手帳カバーの「ASL」。写真左がオリジナルで写真右がカズンだ
カバーの中には3人の回想シーンが描かれている

 ライトな素材が採用された手帳カバーが、「Banquet BLUE」と「Banquet YELLOW」だ。宴のシーンが描かれた部分はクリアポケットになっており、ちょっとしたメモや付箋などを入れておくことができる。このクリアポケットは2ヵ所用意されているので、使い勝手もなかなかよさそうだ。

写真左が「Banquet BLUE」で、写真右が「Banquet YELLOW」だ

 手帳はカバーレスで使えるタイプの「DON!」が用意されているが、こちらは中身は「ほぼ日手帳 2025 本体オリジナル ONE PIECE」と同じだ。週間手帳の「weeks」は、中は通常のものと同じだがネクタイ生地デザインのものと「ONE PIECE magazine」の表紙用に描き下ろされたルフィの絵が使われているアイボリーカラーのものが用意されている。

こちらがカバーレス手帳の「DON!」
こちらは週間手帳の「weeks」。写真左が「DON!」で右が「麦わらのルフィIVORY」だ

 「ワンピース」関連としては、手帳をデコレーションするためのアイテムもいろいろと用意されている。ボタン型スタンプの「Pochitto6 ONE PIECE」は、6つのスタンプがセットになったグッズだ。場所を合わせてボタンを押すことで、かわいいアイコンのようなスタンプを手帳に付けることができる。

 キャラクターたちが描かれた「貼ってはがせる 喜怒哀楽ふせん」や「気持ちが伝わる スクエア一筆箋 Vol.3」、修正テープのように麦わらの一味の顔や「ドン!」などの文字が晴れる「デコラッシュ」なども用意されており、こちらも合わせて入手しておきたくなるようなものばかりだ。

お気に入りのスタンプが簡単に押せる「Pochitto6 ONE PIECE」
こちらは「貼ってはがせる 喜怒哀楽ふせん」だ
ちょっとしたメモと一緒に気持ちを伝えやすい「気持ちが伝わる スクエア一筆箋 Vol.3」。7種類の絵が20枚ずつセットになっている
修正テープのようにデコレーションできる「デコラッシュ」。「どん!!」と「麦わらの一味」の2種類が用意されている

 もうひとつ、こうした文具をひとまとめにしておけるのが、「stappo GRAND LINE」も用意されている。こちらは、手帳やペンなどを立てて入れて置けるタイプのポーチだ。かなり容量が大きいため、文具を大量に入れて置くことができるところも特徴となっている。

こちらは「stappo GRAND LINE」だ

テレビアニメ「スパイファミリー」の文具も初登場!

 今回初登場となるアイテムが、テレビアニメ「スパイファミリー(SPY×FAMILY)」だ。元々ファンの年齢層が幅広い作品でもあるため、一緒に文具を楽しんでほしいということから様々な商品がラインナップされている。

 もちろん、印象的なフォージャー家の絵が前面にあしらわれた手帳カバーや、「ほぼ日手帳HON」などもラインナップされているのだが、一見するとわかりにくいツウなアイテムも用意されている。

こちらが今回発売される「スパイファミリー」のアイテムだ。全部で19種類も用意されている
フォージャー家が描かれた手帳カバーの「フォージャー家」。他の商品同様にオリジナルとカズンの2種類が用意されている
カバーレスで使える「ほぼ日手帳HON」の「フォージャー家」

 たとえば、通常のビジネスシーンでも使いやすそうな手帳カバーが「AFTER SCHOOL」だ。一見すると黒いカバーにしか見えないのだが、ボタンのデザインがアーニャが通っているイーデン校の校章をモチーフにしたものが採用されている。また、カバーの内側には、アーニャが後ろ向きで立っている姿が描かれており、こちらもなかなかキュートだ。

 さらに、カバー内側にはロイド(ラペルピン)とアーニャ(おとのでないピストル)、ヨル(カチューシャ)をイメージしたマークが空押しされているという懲りようである。

手帳カバーの「AFTER SCHOOL」。ボタンのデザインがイーデン校の校章になっている
内側にはアーニャの姿が描かれている
ロイドとアーニャ、ヨルをイメージした図柄が空押しされているところもポイントだ

 手帳をデコレーションするためのシールや付箋なども用意されている。「きらーんシールセット」は、アニメの中に登場する楽しいシーンをシール化したセットだ。ホログラム加工が施されており、キラキラとした見た目で手帳をデコレーションすることができる。

アニメの楽しいシーンばかりを集めた「きらーんシールセット」

 キャラクターたちの顔が描かれた「ふせん」や、ペンなどでなぞって絵が描ける「ほぼ日のテンプレート SPY×FAMILY」など、子どもでも楽しめるような文具も取り揃えられているところは、この作品ならではといったところだ。

手帳を楽しく使うための、「ふせん」や「ほぼ日のテンプレート SPY×FAMILY」などの文具も用意されている

 ちなみに、ほぼ日では日本だけではなく海外向けのSNSも運営されており、グローバルのインスタグラムでこちらの情報を公開したところ、いいねやコメントが数多く付いた。通常よりも反応が早く、しかも数多くあったという。それだけ海外でも「スパイファミリー」の人気が高く、ファンの熱量が伝わってくるような反応だったそうだ。

好きなキャラクターの文具を使うことで、いろいろなことが捗りそうだ

 ということで、今回発売される「ほぼ日手帳2025」の中から、ほんのわずかだが新商品をご紹介してきた。もちろんこれ以外にも大量の商品が用意されているので、ぜひ自分好みのものを見つけてほしい。

 また、8月23日から28日にかけて、ほぼ日の直営店である「TOBICHI」でも、「ほぼ日手帳2025 新作発表会」が開催される。こちらは発売前に商品を実際に手に取りながら確認ができるほか、来場記念のステッカーもプレゼントされるということなので、気になる人はそちらもチェックしておくことをオススメする。