バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」REV.2.17にバージョンアップ
新ステージ「ベルファスト」登場
射撃型MSのビーム・ライフルやバズーカがよろけ武装へと変貌!


稼働中

8月4日 バージョンアップ

価格:2プレイ500円


 株式会社バンダイナムコゲームスは、8月4日に、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」をREV.2.17へとバージョンアップする。このバージョンアップにより、新たなステージとして、「ベルファスト」が追加されるほか、射撃型モビルスーツの「ビーム・ライフル」および「バズーカ」系武装に大幅に手が入ることとなる。バージョンアップの詳細は公式サイトにて確認いただきたい。



■ 浮力が適用される海中と高低差の攻略がカギ!? 「ベルファスト」

 「機動戦士ガンダム」に登場した連邦軍の軍港をベースとした「ベルファスト」。「戦場の絆」における当ステージは、整備用ドッグが多数設置されて港湾部には船舶が存在するほか、周囲には燃料備蓄用のタンクや整備用のドック、防衛用レーダー施設などの中~小規模の建造物がぐるりとコの字に取り囲む。ジオン公国軍側スタート地点周囲は海となっており、沖には発電用の風車、そして海中には中小の隆起物が点在している。

【ベルファスト】
ステージの約半分が水に覆われているベルファスト。ステージマップはこちらから

 ステージの広さ自体は「鉱山都市」とほぼ同じで、四隅まできっちり伸びた長方形となっている。エリアオーバーはない。スタート地点はお互いにすれ違うように位置関係と機体の向きが設定されており、ジオン公国軍は水中からのスタートとなる。リスタートポイントは中央、左右の3点。

 地球連邦軍拠点は「ヒマラヤ」。本作では初登場の空母であり、広い甲板が特徴。ジオン公国軍拠点は「ユーコン」。こちらは潜水艦だが、両拠点とも海上に停泊している状態になっている。違いがあるとすれば、ユーコンの下部にはモビルスーツを潜り込ませることのできるスペースがあるが、ヒマラヤの周囲は港に囲まれているため、下部に入り込むことはできない。どちらも拠点上に立っての敵拠点弾のキャッチはやりやすいだろう。

地球連邦軍拠点「ヒマラヤ」ジオン公国軍拠点「ユーコン」

 ステージ中央部にかかる橋の下、レーダー施設との間の構造物は、海中で立体構造を形成しているため、慣れないうちは視界外で引っかかるということも起こるだろう。さらに、コンテナ倉庫周辺には、海中を移動できる迂回ルートがある。ミノフスキー粒子高濃度散布時には注意が必要だ(しかもコンテナ倉庫の迂回ルートは、地上からの射撃が通らない)。

 このステージには破壊できる障害物が久しぶりに登場している。コンテナ倉庫の地球連邦軍側スタート地点から直進した上下2つの円柱状のタンクと、ジオン公国軍側拠点周辺にある風車がそれだ。

 また、鉱山都市の両拠点付近にあるような小さな障害物が地上部分には散見され、弾よけに使ったり、逆に格闘やタックルを狙ってくる相手を振り切るには十分な高さのものが多いため、とくに少人数戦では拠点撃破を狙う遠距離砲撃型機体の自衛力が問われるステージともいえそうだ。砲撃中はもちろん、敵拠点方面へと抜けたのち、敵アンチ(タンク)機体の追撃を振り切りつつ、海中と地上部分の障害物をうまく使って敵を引きずりまわせるようになると、このステージでの拠点攻撃機体の立ち回り方が見えてくると思われる。

 砲撃地点としては、両軍ともスタート地点から直進したエリアに主な砲撃地点が設定されているが、ほかにもステージ中央部に存在するタンカー2つ、そして海上にかかる可動橋(動かないが中央部が山なりに分かれている)といったあたりはブラインドショットを絡めての砲撃場所として狙い目。縦横に移動しながら拠点を狙えるほか、海中を使うことで高低差を活かした砲撃も可能だ。ただし、当然のことながらマークされやすい場所でもあるため、激戦が予想される。なお、ロックオンが外れても、比較的再ロックオンはしやすい部類のステージだろう。

地球連邦軍側がスタート地点から直進した埠頭ステージ中央部に浮かぶタンカーから撃てる
ジオン公国軍スタート地点から直進した海中にある油田タンカーの上からの砲撃はセカンドアタック以降に使える?

・ このステージのみの「海中」での挙動変化、そして「水中での機動力低下」削除がポイント

 このステージの約半分を占める「海」。水中で機動力が向上するジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ、そして地球連邦軍の「アクア・ジム」はそのまま海中で機動力が向上するし、もちろん特定武装の攻撃ヒットによる炎焼効果(ヒットすると行動が遅くなる)は海中では失われてしまう。言うまでもなく、このステージにおいては、他のステージよりもさらに水陸両用モビルスーツの活躍の場が多数あるということは疑いようがない。

 また、このステージの海中では各機体に対して浮力がかかり、宇宙ステージに近い挙動となる点は、ほかのステージの水中とは異なるポイントだ。具体的には、浮力により落下速度が低下する代わり、着地硬直が長くなる。ポンピングジャンプ(フワジャン)を活用することで、従来よりもずっと長く海中を浮遊できるわけだ。海中は、モビルスーツの高さでいえば、深いところは縦に3機並べた程度の深さがある。宇宙ステージと同じ感覚でポンピングジャンプすることで、かなりの移動距離を稼げるほか、わざと早めにジャンプをやめ、降下中にブーストゲージが少し回復したところでブーストダッシュをするなどの行動も宇宙ステージと同様に可能だ。格闘型機体は、クイック・ドロー外しからの連撃ループ時に、射撃を外す際のジャンプペダルを踏む時間と、外した後着地した場合、地上よりも硬直が長めになることを計算に入れて行動したい。宇宙と違う点としては、水面に出た場合、とたんに浮力がなくなり落下スピードが上がるため、ギリギリの移動後に地上に上がろうとする場合など、オーバーヒートにはご注意。また、海中を移動中も水上に飛び出てしまわないよう、ジャンプの高さをコントロールする必要があるだろう。

 ポイントになるのはやはり水陸両用モビルスーツの存在とはいえ、それ以外の機体も水中での機動低下が削除されている点は両軍にとって福音となるだろう。また、海上も活用しつつ、地上からの砲撃を継続していくといった戦術に関する意思統一がとれれば、水陸両用モビルスーツのラインナップに不安のある地球連邦軍でも十分戦っていけるはずだ。

 海中においては、着地硬直をきっちり狙うこと、硬直を障害物でうまくカバーすることを徹底することが両軍とも基本的な立ち回りとなる。ここは宇宙ステージでの戦闘とまったく同じだ。これに加えて水中での機動力が向上する水陸両用モビルスーツの存在があるため、ジオン公国軍側は水陸両用機体をうまく組み込むことで、コスト面と性能面のバランスを取りやすくはなる。地上をメインとして戦いを組み立てる地球連邦軍側と、水陸両用モビルスーツを編成に組み込むジオン公国軍側のどちらの思惑が機能するか、非常に興味深い戦いが楽しめそうだ。

 どちらにしろ、まずは地上部と海中での2つの機動特性の変化に素早く対応できるかどうか、それがまず各パイロットの皆さんに求められるステージとなっているのは間違いないだろう。




■ 射撃型モビルスーツの武装に大幅な調整が!

 REV.2.17でのもう1つの大きなトピックスとして、射撃型機体のメイン武装に大きな変更が行なわれている。

・ 射撃型機体の「ビーム・ライフル」や「バズーカ」系装備が
1発ダウンからよろけへと性能変化

 まず大きな変更点として、射撃型機体の「ビーム・ライフル」や各種「バズーカ」系装備のヒット時の効果が変更され、1発ダウンから1発よろけへと変更された点が挙げられる。公開された情報で「ノックバック効果追加」(ヒット時に被弾した機体が移動する)、「蓄積バランサーダメージ減」とされている武装がそれにあたり、地球連邦軍の「フルアーマーガンダム」の「2連装ビーム・ライフルB」など例外を除いて、ほぼすべての「ビーム・ライフル」、「バズーカ」と名のつく武装に適用されている。

 実際にいくつかの機体に試乗できたが、この変更により、射撃武器でよろけ状態となった敵への追撃が可能となっており、射撃型機体1機で敵機をよろけさせて追撃というコンボ、ブーストやジャンプを誘って僚機とコンビネーションで攻撃するによるダメージ源や陽動、そして従来通り僚機の射撃でよろけた敵機への追撃が基本的な役割となるように感じられた。

 また、射撃型機体が格闘型や近距離戦型機体とコンビを組んだとき、僚機が攻撃を食らっているときのカットの感覚は従来通り行なえるが、誤って僚機が攻撃対象とした敵機を攻撃した場合でも、ダウンした敵機に無敵時間を活用されて僚機が危険にさらされることが減ったのはうれしい変更点だ。

 しかし、ノックバック性能が追加されているため、ヒット時に敵機を射程外に追いやってしまわないように気を配ることと、僚機が格闘連撃中に射撃した場合(いわゆるダメージの底上げのための“かぶせ”)は、蓄積バランサーダメージは減ったとはいえ、高め(ビーム・ライフルの場合1発ヒット時、敵機のバランサー性能が“低”の場合、連撃は1回でダウンしてしまう)のため、やはりダウンさせやすい点には注意が必要。格闘ループに入ろうとしている格闘型機体の連撃中の“かぶせ”は意思の疎通ができ、連携して行なうのが前提となるのは以前と変わりない。

 また、発射遅延(トリガーを引いてから実際に弾が射出されるまでのラグ)や発射時の硬直などもほぼすべての「ビーム・ライフル」、「バズーカ」系統の武装で向上している点も見逃せない。以前よりも近いレンジでの立ち回りが可能となっており、この変更を受けた機体の位置どりは、操作スキルがあれば以前よりも前、近距離戦型機体とクロスオーバーするところまでカバーができるところまで近づけられるだろう。

 ほかにも、ダウンからよろけへと役割が変わった武装は、近距離でのダメージが減少していたり、弾速や最大威力、連射性能が下げられていたり、貫通性能が削除されていたりと変更点が多いため、運用前に情報を確認したり、トレーニングモードで試乗するなどの確認は行なっておきたい。

 注意したいのは、射撃、サブ射撃それぞれよろける武装の組み合わせができたこと。また、1発ダウンではなくなったことで、ヒットしてもダウンしない分、踏み込まれやすくなってもいる。ただひたすら逃げるだけではなく、いわゆる近距離戦型の間合いや、格闘距離での攻防もしっかりこなす必要性が上がったといえるだろう。

 硬直を狙いやすい「ベルファスト」では、1発でダメージを取ったり攻撃のきっかけを作りやすい射撃型機体の活躍の場があると思われる。今回の調整で射撃型機体がコンセプトとしていた役割……敵へ先制して敵機へブーストやジャンプ移動を強制させて隊列を崩し、近距離戦型や格闘型機体がそこに切り込む。その後、今度は射撃型機体が僚機へ攻撃する敵機へにらみをきかせつつ、適所で追撃やカットを入れながらダメージを取っていく……といった、前衛とのコンビネーションで歯車が回るような立ち回りができるといいのだが……。射撃型機体の復権があるのかどうか、パイロットの皆さんの奮戦に期待したい。

・ 「ガンダム」が素体コスト240に! 「ジム・スナイパーII(WD隊)」のコストが200に!
「ゲルググ」や「ドム/リック・ドム」の素体性能変更なども注目要素

 「コストが高くて運用しにくい」という声が挙がっていた「ガンダム」の素体コストが280から240に下げられた。これにより、コスト相応に体力値や小ジャンプ時の硬直、旋回性能などが変更されている。また、「ジム・スナイパーII(WD隊)」も素体コストが200になり、相応に体力値が下げられている。ジオン公国軍側では、「ドム/リック・ドム」や「ゲルググ」なども体力値やダッシュ速度などが変更となっている。

 また、「ガンダム」、「ガンダム(G-3)」、「ジム・スナイパーII(WD隊)」、「ゲルググ(G)」、「ゲルググ」は、バランサー性能が低下し、よろけやすくなっているが転倒までは今までと変わりないことも注目しておきたいポイントだ。これらの機体は、今回のアップデートで射撃武器の能力変更を考えると、今までよりもやや近いレンジで戦うことになるため、より回避に対しての意識を持つ必要がある。どちらかといえば近距離戦型機体の長射程武器を持つ機体と同じような感覚で戦ったほうが結果を残せるかもしれない。

・ 「デザート・ジム」の「レール・キャノン」がチャージ武装に!
「ドム/リック・ドム」のサブ射撃に「ジャイアント・バズC」が追加

 ほかにも注目ポイントはまだある。「デザート・ジム」の「レール・キャノン」がチャージ武装となった。装備すると機動低下(小)が付くが、歩きながらチャージが可能。1発の貫通性能付きの稲光を伴う大きめの丸い弾を発射する。溜め完了時の威力は一般的な「ビーム・ライフル」よりも高く100程度あり、1発ダウンとなっている。

 発射まではジオン公国軍の「ゲルググキャノン」の「ビーム・キャノン」に近い感覚だが、発射後に大きめの硬直がある(すぐにタックルすれば硬直はタックル後に先送りできる)ところや、貫通性能のあるところなどは、弾の大きさは違えど「ガンダムGP02A」の「ビーム・バズーカB」にも似ている。もともと装備時にコストが+40されていたが、今までの手数でダメージを取っていくタイプではなく、1発による大ダメージを狙える武装になったといえそうだ。

 また、「ドム/リック・ドム」のサブ射撃に「ジャイアント・バズC」が追加される。追加支給に必要なポイントは2,000。装備するとコスト+10が付く。装弾数は3発。「拡散ビーム砲」よりも遠めのレンジで攻撃が可能なので、200~150m前後のゾーンをカバーする。

 「バズーカ」系の例にもれず、横歩きする相手に当たり、1発よろけといった性能。近距離戦型機体のサブ射撃に装備されている「バズーカ」系の装備に近い使用感覚で、連射も「バズーカ」系のわりにはそこそこ効く武装となっている。手数で相手を飛ばしたり、ブーストダッシュを強要するための武装といえそうだ。


【そのほかの変更点】
ゲーム中のマップ紹介画面中にトリガーを引くごとに、砲撃ポイント→リスタートポイント→マップ表示と切り替え表示が可能となったブリーフィングのセッティング時にアーマー値の表示が追加された。ほかにも、「ボイスシンボルチャット」のリザルトチャット表示中に使える語句が追加されている

(C)創通・サンライズ

(2010年 8月 3日)

[Reported by 三番町第20小隊]