インタビュー
「アイカツアカデミー!配信部 エリオント 1st LIVE」開催直前!! 姫乃みえる、真未夢メエ、和央パリン、凛堂たいむ スペシャルインタビュー
初見さん歓迎! これまでの「デミカツ」を振り返って、集大成ライブを楽しもう!!
2025年3月28日 00:00
- 【アイカツアカデミー!配信部 エリオント 1st LIVE】
- 3月29日19時配信
「アイカツ!」シリーズの最新プロジェクトとして展開中の「アイカツアカデミー!」にて、これまでの活動の集大成として3月29日に行われる「アイカツアカデミー!配信部 エリオント 1st LIVE」。YouTubeで無料配信されるほか、東京都新宿の「namco TOKYO(ナムコトーキョー)」にてライブビューイング(事前抽選予約制で、締め切り済み)も行われます。ライブ本編のあとには、メンバーシップ限定となる後夜祭も配信予定です。
GAME Watch ではプロジェクトの開始からその活動を追ってきた「アイカツアカデミー!」。今回は「エリオント 1st LIVE」の見どころを知ってもらうため、エリオントのメンバーである姫乃(ひめの)みえるさん、真未夢(まみむ)メエさん、和央(わお)パリンさん、凛堂(りんどう)たいむさんの4人にインタビューを行いました。
記事前半では「アイカツアカデミー!」のこれまでの活動を振り返りつつ、4人のアイドルたちの魅力を紹介。後半にインタビューを掲載しています。「アイカツアカデミー!」とメンバーに関して、改めて詳しく紹介しているので、ファンの方は一気にインタビューへ飛んでください。本稿はこれを読めばまだ「アイカツアカデミー!」に触れていない人も「エリオント 1st LIVE」が楽しめる! といった内容になっていますので、お楽しみください。
「配信」を通した「アイカツ!」は、新しさとシリーズの“本質”を両立
「アイカツ!」は、女の子向けのアニメとデータカードダス筐体を軸として2012年よりスタートしたシリーズ。おしゃれが気になる年頃の子どもたちを見据えた着せ替え要素や、多彩な音楽ジャンルを取り入れた楽曲群、アイドルに憧れる女の子たちの成長ストーリーなどがシリーズを通しての魅力です。
これまでにさまざまな展開が行われており、2020年スタートの「アイカツプラネット!」では、アニメと実写が融合したドラマを放送。また、10周年記念作品として初代「アイカツ!」の直接の続編として劇場上映された「アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY」は、当時夢中になったファンの間で大きな話題になるなど、その試みは多岐に渡っています。
そんなシリーズの新プロジェクトが「アイカツアカデミー!」(略称は「デミカツ」)。アイドル養成学園の“アイカツアカデミー”に入学したアイドルの卵である姫乃みえる、真未夢メエ、和央パリンが、自分たちだけのアイドル活動をしていくために配信部を設立する――というストーリーのもと、「みんなで作る新たなアイカツ!」をテーマに、おもな展開はYouTubeでの配信によって行われています。新メンバー・凛堂たいむも加入し、現在の配信部は4人で活動中です。
毎週土曜日に配信されている「デミカツ通信」は、ライブイベントに向けての取り組みや解禁情報などを紹介しつつ、メンバーたちのやりとりが見れたり、歌やレッスンの様子なども楽しめるバラエティ番組風の配信。YouTubeのアンケート機能でステージドレスの名称やグッズのバリエーションなどを視聴者といっしょに決めたり、イラストやぬいぐるみ(chibiぐるみ)の写真投稿コーナーもあったりと、視聴者参加型の企画が多いのも特徴です。
土曜以外の曜日には、ひとりひとりの個人配信も実施。それぞれの個性や得意なことを活かした配信は、等身大の価値観や考え方、葛藤や本音が垣間見える瞬間もあり、アイドルの皆さんをグッと身近に感じさせてくれます。きっと誰もが好きになれる配信を見つけられるはずです。
これまでの「アイカツ!」シリーズと大きく形を変えた「アイカツアカデミー!」ですが、初代「アイカツ!」からシリーズを追ってきた筆者からすれば、本プロジェクトもまた、間違いなく「アイカツ!」である、と言えます。
「アイカツ!」は女の子をメインターゲットとしたシリーズとして始まりましたが、「アイカツアカデミー!」もまた、お子さんに安心して視聴してもらえるような心遣いが行き届いています。ホラーゲームを遊ぶ配信ではプレイ前に注意を促す、コメント欄にお子さんには見せたくないようなコメントは流れないようにしているなど、メンバーひとりひとりが意識しているのはもちろん、アカデミーの先生のチェックもあってさまざまな面で徹底されている部分です。
こうした安心して視聴できる空気感の中、笑ったり、ときに感動したりできる配信を通して、真っ直ぐに努力を続ける“アイドルの卵”である皆さんの頑張りに勇気を貰える感覚は、まさに多くの「アイカツ!」ファンがシリーズの魅力と感じている部分ではないでしょうか? リアルタイムの配信を中心に活動しているからこそひとりひとりを身近に感じられる部分は唯一無二であり、それでいて「アイカツ!」シリーズの本質を捉えたプロジェクトが「アイカツアカデミー!」であると、筆者は太鼓判を押します。
これまでの「アイカツアカデミー!」。「エリオント 1st LIVE」までの道のり
2024年7月から活動が始まった「アイカツアカデミー!配信部」(デミカツ)。「リスナーのみんなと作る新しいアイカツ!」としてスタートした活動が、いまひとつの集大成を迎えようとしています。
活動初期からのメンバーは姫乃みえるさん、真未夢メエさん、和央パリンさんの3人。「アイカツ!」愛がほとばしったり、独特のセンスが垣間見えたりとディープな配信が魅力の姫乃さん。ほんわか優しい語り口とPCのうっかり操作ミスや咄嗟に口走る語彙などから目と耳が離せない真未夢さん。天真爛漫さとたまに垣間見える負けず嫌い、ゲームスキルと人懐っこさで活動の輪を広げていく和央さん。いずれも自身の個性を活かした個人配信をしながら、これまで着々とアイドル活動を続けてきました。
「フレッシュアイドルフェス」では、細部のデザインやコーデの名前をリスナーといっしょに考えたユニットドレスでパフォーマンスを披露。
続く「ブランドミューズフェス」では、それぞれがオリジナルブランドのドレスを身にまとってオリジナルソロ曲を披露。自身の世界観を表現したソロステージと、そのあと披露した3人でのユニットステージは、ひとりひとりが自分の個性を大切にしながらお互いに高め合ってきたからこその成長が感じられるものでした。
そしてブランドミューズフェスでの3人のステージを見てハートに火がついた凛堂たいむさんが、4人目のメンバーとして配信部に加入。ダンスが得意で、力強く大人っぽい歌声も魅力の凛堂さん。パフォーマンスを支えるストイックな向上心と、リスナーに癒しと安らぎを与えるまったりトークのギャップは、配信部にとってなくてはならないものになりました。
姫乃みえるさん、真未夢メエさん、和央パリンさん、凛堂たいむさんの4人によるアイドルユニット名も、フランス語で“ひまわり”を意味する「エリオント」に決まり、次なる目標は「エリオント 1st LIVE」。このライブのために、4人はたくさんの経験を積んできました。
「配信活動を中心としたアイドル活動」だからこその強みのひとつが、さまざまなアイドルやライバーとのコラボレーション。これまでの活動で「アイカツ!」シリーズの先輩アイドルはもちろん、さまざまな垣根を超えたコラボも行われてきました。
「アイカツ!」シリーズの先輩アイドルたちとは“スペシャルアイドルコラボレーション”と題して、姫乃さんと星宮いちごさんで「Growing for a dream」、真未夢さんと大空あかりさんで「Du-Du-Wa DO IT!!」、和央さんとハナさんで「HAPPY∞アイカツ!」を披露。憧れの先輩たちとの共演までの3人の頑張りや裏話が「デミカツ通信」などで紹介されたりと、シリーズファンにとって感動の企画となりました。
そして「アイドルマスター」シリーズから「vα-liv(ヴイアライヴ)」の3人を皮切りに、トランスフォームシンガーの奏みみさん、VSingerの久遠たまさん、MEWLIVE(みゅ~らいぶ)の皆さん、にじさんじ所属のシスター・クレアさん、レイン・パターソンさん、立伝都々さんらをゲストとして招いたことも。
長年の「アイカツ!」ファンであるにじさんじEN所属のマリア・マリオネットさんや、ホロライブ所属の尾丸ポルカさんのライブにゲスト出演したこともありました。
そんな縁から、「エリオント 1st LIVE」には「アイカツ!」シリーズの先輩である星宮いちごさん、大空あかりさん、ハナさん、さらに尾丸ポルカさんのゲスト出演が決まり、4人の記念すべきファーストライブを盛り上げてくれます。
まさに、“さまざまな人との繋がり”を力に変えて歩んできたエリオントだからこそ駆け付けてくれたゲストたち。彼女たちが4人といっしょにどんなパフォーマンスを見せてくれるのかについても、楽しみです。
「アイカツアカデミー!配信部」が誇る4人のアイドルたち。その魅力を紹介
姫乃みえるさん
姫乃みえるさんは王道キュートな見た目どおりの可愛らしさと、ときおり顔を覗かせるディープな部分が魅力のアイドルです。独創的な手書きイラストを駆使した手の込んだオープニング映像や、歌枠でのサプライズ演出など、クリエイティブな面で“みえたみ(姫乃さんのファンネーム)”さんたちの度肝を抜くこともしばしば。イケてる低音ボイスを響かせる別人格(?)、“姫乃みえない”さんとしての歌唱は必見&必聴です。
「アイカツ!」シリーズの同時視聴配信などで見せる「アイカツ!」愛は、どんなマニアックなアイドルの名前もスッと出てくるなど、長年のファンをもたびたび驚かせます。“おえかき雑談”や“マシュマロ収穫祭”など、リスナーとの“対話”を大切にしているのもポイント。ファンマークや自身のブランドに“手紙”のモチーフが入っているのも、誰かに想いを届け、そして想いを受け取ることを大切にしている彼女の信念が込められているのかもしれません。
真未夢メエさん
ゴシックな衣装に身を包み、過去の「アイカツ!」シリーズならば“クールタイプ”に属するであろう真未夢メエさん。しかし、彼女を特徴づける魅力は優しい語り口や、言葉選びのおもしろさなど、パッと見の印象とギャップがある部分だと感じます。PCの操作に不慣れなことによりたまに生じさせるアクシデントなどに対するリアクションもおもしろすぎます。これを楽しみに配信を観ている“ま行(真未夢メエさんのファンネーム)”の方も少なくないはず……。
故郷の魔界に居たころの新聞配達のアルバイトで培ったという早起きを活かした“朝枠”配信で、仕事や学校に行く支度をしているファンを笑顔で送り出す姿も印象的。ラジオ風動画“真未夢メエの羊を数えナイト”では、ほんわかトークで週末の夜に癒やしをもたらしています。ちょっと失敗したことは、必ず反省して成長に繋げる実直な強さも持ち合わせているメエおねえさん。その強さこそが、優しさの源でもあるように感じます。
和央パリンさん
見た目通りの元気印、天真爛漫な性格で、配信部に明るさと賑やかさをもたらしているのが和央パリンさん。その伸びやかな声と小さいころからサッカーで鍛えてきた運動神経によるステージパフォーマンスは、多くの“たまごちゃん(和央パリンさんのファンネーム)”にとっても元気の源になっていることでしょう。柔軟さとなんでも夢中で楽しむ好奇心は、配信で遊ぶゲームジャンルの幅広さにも現れています。
そのゲームスキルと人懐っこさを活かし、MEWLIVE(みゅ~らいぶ)の皆さんとの「モンスターハンターワイルズ」や、大型配信イベント「ひりつけ黄昏の森2025」で柚原いづみさん、メッスさんと結成した“極悪三人組”での「マインクラフト」など、初コラボ以降も頻繁に外部の配信者といっしょに遊んだり、SNSでやりとりしているのも印象的。「配信部の外交担当」として、今日もまた“アイカツ!のWA(輪)”を広げています。
凛堂たいむさん
配信部に4人目の新メンバーとして加入した凛堂たいむさん。その凛としたビジュアルから配信部に欠けていた“ツッコミ担当”を期待されていましたが、その実態はほかのメンバーのボケを笑顔で見守るほんわかお姉さん。しかしパワフルで表現が多彩な歌声と、得意なダンスによるパフォーマンスは最高にカッコよく魅力的で、このギャップにクラっと来て“たむめいと(凛堂たいむさんのファンネーム)”になった人は、きっとたくさんいたはずです。
配信活動も、このギャップが反映された振れ幅が持ち味と言えるかもしれません。癒しの雑談やゲームを行う“寝落ち枠”があるかと思えば、トレーニングメニューをみんなで考えるといった持ち前のストイックさが感じられる配信も。筋トレが好きだったり、個人配信のオープニング曲は自身で作曲していたり、韓国語を勉強中だったりと、ストイックな努力を楽しんで継続していることが垣間見えるところもまた、尊敬したくなる「アイカツ!」アイドルらしい魅力です。
そんな集大成ライブを目前に控えたエリオントの皆さんに、インタビューを実施。本番に向けてレッスンを重ねている4人に、ライブの見どころ、それぞれのライブへの想い、そしてメンバーひとりひとりや配信部という居場所に対しての気持ちについてお聞きしました。
「エリオント 1st LIVE」、そして「アイカツアカデミー!配信部」の活動への期待が大きく膨らむ内容になっています。すでに部員(アイカツアカデミー!配信部のファン)の方はもちろん、まだ「アイカツアカデミー!」を知らない方も、ぜひチェックしてください!
姫乃みえるさん、真未夢メエさん、和央パリンさん、凛堂たいむさん インタビュー
「この4人だから見れる景色」を最高のものにするために。日々、レッスン中!
――最初に、メンバーそれぞれのライブに対する意気込みをお願いします。
みえる:「エリオント 1st LIVE」は、私たち自身が作り上げる初めてのライブです。豪華なゲストさんもお迎えしてのライブになります。いままで以上の私たちをお見せできるように、当日までラストスパート! いまできることを追求していこうと思っております。
メエ:「フレッシュアイドルフェス」、「ブランドミューズフェス」に出演してきて、たむたむ(凛堂たいむさん)も加わって、やっと機会がやってきた4人でのライブなので、自分たちにできるせいいっぱいのパフォーマンスをお届けしたいなって気持ちで、毎日レッスン頑張ってますよぉ!
パリン:すっごく楽しみです! 4人のユニットとしてのファーストライブなので、もちろん緊張もあるんですけど、ワクワクが止まりません。たむたむが加わって「4人になったウチらスゴいんだぞ!」ってところを見せたくて!
メエ:わかる、わかるよ……!
パリン:いままで3人で歌ってきた曲も、4人で歌うともっと色鮮やかになって、すごくパワーアップしているんです。集大成として「ドドーン!」といいものが見せられたらいいなって思っています。
――そんな、昨年11月に「アイカツアカデミー!配信部」へと新たに加入した凛堂さんはいかがでしょう?
たいむ:私の加入を楽しみに待っていてくれた3人といっしょに単独ライブを皆さんへお届けできることがめちゃくちゃうれしくて、本当に幸せです。アイカツアカデミーに入学して積み重ねてきたものの集大成でもあり、次のステージに進むための新たな始まりのライブでもあると思っているので、いま出せる最高の力を出し切って皆さんを笑顔にしたいです。
――ライブに向けていまがんばっているところ、苦労してできるようになった注目ポイントなどがあれば教えてください。
みえる:現在進行形で苦戦中なのは、自分のソロステージです。新曲の「コトノハメロディー」はミディアムバラードで、前回の「きらー☆ちゅーん」とは雰囲気が大きく異なる楽曲です。“間違えないように歌う、踊る”というだけでは曲の世界観を伝え切れないと感じています。私、みえるが伝えたい想いが届くように頑張って試行錯誤しているので、注目してほしいなと思っています。
メエ:もちろん全部に注目してほしいんですけど、私もやっぱり新しいソロ曲の「童話の中のエトセトラ」には自分の好きなものを詰め込んでもらったので、とくに力を入れています。ダンスもすごく素敵に振り付けてもらっていて、「上手に踊るぞ」という気持ちもありつつ、リキんで縮こまっちゃったりだとか……。歌も安定感を意識しすぎると小さくまとまってしまうので、“広く大きく歌う”ことを課題としてレッスンに取り組んでいます。
パリン:注目してほしいところとしては、先輩アイドルの皆さんやポルカさんとのコラボステージも外せません! でも、先輩方やポルカさんたちに負けないくらい、4人でのステージやソロ曲のステージにも期待してほしいんです。パリンにとっては2曲目のソロ曲「自称最強ヒーロー」は、楽曲自体やリリックビデオはもう公開されているんですけど、やっとダンスステージが見てもらえるのがうれしいです。
振り入れではレッスンのたびに「これいいじゃん!」、「それもいいね!」ってダンスの先生とふたりで振りをめちゃくちゃアレンジしちゃって。最終的にすごくわちゃわちゃした、楽しい振り付けになりました。“新しいパリン”を見せられたらいいなって思います。
メエ:ニューパリン……。
パリン:そう、ニューパリン!
たいむ:和央たんが言ってくれたように、先輩方やポルカさんとのコラボステージや4人でのステージもすごくすごく楽しみです。でもとくに注目してほしいのは、私にとって初めてのソロステージになる「Shiniest Key」のステージです。とっても緊張しているけど、同じくらい楽しみでもあって、大事に大事に準備しています。
いままでたくさんの楽曲を踊ってきたんですけど、「Shiniest Key」の振り付けがいちばん難しいんです。この曲は強弱の付け具合が重要で、リキむと動きが固くなっちゃう癖があある私にとっては特に……。でも、そこをちゃんと極めたら最高のステージになると思っています。「やってやるぞ!」っていう気持ちはそのまま、だけど身体には力が入りすぎないように。意識して、頑張っている最中です。
――和央さんが言っていた、振り付けを先生といっしょにアレンジするというのは皆さんしているんですか?
メエ:曲によるかもしれません。
みえる:実際に踊ってみて、「こっちのステップのほうが次の動きに入りやすいよね」と変えていったりすることもあります。パリンちゃんはかなりレッスンしながら作り上げてる感じなんだよね?
パリン:先生に「ここは好きにやっちゃっていいよ」って言ってもらえると、「じゃあこういう感じでどうですか?」「おぉ、いいねぇ!」みたいなやりとりをすることも多いです。
――自由に作り上げていったダンスがどんな感じになったのか、すごく楽しみです。
パリン:ありがとうございます!
――凛堂さんも加わった4人のユニット、“エリオント”としてのライブだからこその期待についてもお聞きできればと思います。
みえる:今回のライブは“自己紹介ライブ”というのもテーマなので、たいむちゃんも加わってパワーアップした「エリオントらしさ」を届けたいなって思っています。
メエ:がんばるぞ!
パリン・たいむ:おぉー!
みえる:3人の気合いもすごいですけど、私も同じ気持ちです!
メエ:とくにここ1ヶ月くらい、外部のライブには4人でたくさん出させていただいて、いろいろな経験をさせてもらってきたんですけど、私たちのライブ、“エリオントの4人としてのライブ”は、たむたむが加入してくれた日から、ずっと待ち望んでいたものなんです。本当にもう、待ってたんですよー! ようやく、ようやくです。
緊張もしてるし、不安もあるけど、いままで以上に楽しみというか……。しあわせ……幸(さち)……みたいな。語彙力がなくてすみません(笑)。部員さんたちも楽しみにしてくださっていると思うんですけど、私たちもそれくらいワクワクなんです。
パリン:「満開! ドーン!!!」って感じのステージにしたいです!!!
メエ:Full blooming!(「満開!エリオント」の歌詞の引用)
パリン:そういうこと! さすがおねえさん(真未夢メエさん)、上手いね。
みえる:英語にしただけだよ(笑)。
たいむ:4人でステージに立ったときにどんな景色が見られるんだろう? どんな気持ちになるんだろう? っていうのがまだ想像し切れていないんです。そこがすごく楽しみで、ワクワクしていて、でもきっと最高のステージになることはきっと絶対間違いないと思っているので! めちゃめちゃ! 楽しみです!!
各メンバーのレッスン中の裏話、「タレコミ」を聞く!
――ライブに向けたレッスンではいつも以上にメンバー同士でいっしょにいることも多かったとお聞きしています。自分以外のメンバーの「こういう行動や言動が印象的だった」といったタレコミみたいなものを聞いてみたいのですが、なにかありますか?
みえる:あります! ソロ曲のダンス練習を見学させてもらったときの真未夢メエちゃんが印象的でした。
メエ:おぉ。
みえる:4人で練習をしているときは、自分のことで精一杯だったりして、ほかの子のダンスや表情を見るような余裕はあまりないんです。でもソロ曲の見学で、お客さんと同じような立場でメエちゃんの表情を見てみると、真剣そのもので。「こんな表情してたんだ」って、気付いたら魅入っていました。
同じメンバーとして楽しみなのはもちろん、メエちゃんのいちフアン(※)としてもますます本番が楽しみになりました。
※初代「アイカツ!」に登場するスターライト学園の学園長、光石織姫にならい、「アイカツアカデミー!」では“ファン”のことを“フアン”と発音するのが通例となっている。
メエ:ありがとう! えっ、うれしい(笑)。すごくうれしいよ! いま改めてライブ頑張ろうって思ったよ。私からのタレコミは……そうですねぇ~。
たいむ:メエやんが悪い顔してる。
メエ:パリンたんは歌のレッスンのとき、よく膝の上に乗ってきます。
パリン:それはそう(笑)。
メエ:座れるところを探してると思ったら、「ここでいっか、よいしょ」みたいな。あと鏡越しにピースしたら返してくれるよね。
みえる:レッスン中になにしてるんですか(笑)。
メエ:あ、違う違う(笑)、レッスンの合間の休憩時間とかにね。パリンたんはいろんな人の膝の上に乗ってるよね、たむたむとか。
――相手によって反応とかに違いはあるんでしょうか?
パリン:おねえさんは安定感があって、たむたむはよくウチの手をむにむにしてくるよね。みえるんは身長が同じくらいで、上に乗ると潰れちゃいそうな気がするから、横にぴったりくっついて、ウチがみえるんの指をぷにぷに触ったりすることがよくあります。
――そのあいだ姫乃さんは無抵抗で?
みえる:そうですね。「今日もパリンは元気だな」と。「これからも健やかに育つんだぞ」と思いながら眺めています。
メエ:親かな?
パリン:あはははは(笑)。
――凛堂さんは誰かのタレコミってありますか?
たいむ:みんななんだけど、とくにおひめ(姫乃みえるさん)の印象が残ってるのが、何曲も連続で踊り切ったあとの姿がすごく綺麗で、かっこよく見えたんだよね! おひめはあんまり疲れてるところとか見せないんだけど、そのときその瞬間、全力を出し切ったあとのアイドルってこんなに美しいんだ……! って思ったの。
みえる:えへへ。
メエ:(凛堂さんに向かって)君もだよー!
たいむ:ありがとう(笑)。
パリン:みんなかっこいい!
――全力でアイカツしてるからこその美しさ、かっこよさですね。
たいむ:そうなんですよ!
パリン:パリンあれ好きだよ。めっちゃ元気にうおおおー!って全力で踊り切ったあと、床にパタリ……って倒れ込むのが好き。
メエ:ヘトヘトになってると返事するときすごく声が高くなっちゃうときあるよね。「ハイッ!↑↑↑」って(笑)。たまに先生にも笑われちゃう。
みえる:気合いが入っていると声にも力が入っちゃうんでしょうね。
たいむ:今度は私についてのタレコミも聞きたいな。誰かないですか?(笑)
メエ:たむたむはねぇ、すっごいストイックだよね。
パリン:ストイックさが一周回っておもしろい。踊り終わったあとに「うわ~、あそこが!」みたいなことをよくやってる。
メエ:そう、ひとりで悔しそうにしてるんだよね。
たいむ:見られてたか!
メエ:「いまのよかったよ!」って伝えても「いや、でもね!」ってなかなか満足してくれない(笑)。
――次の質問ですが、今回のライブを切っ掛けに皆さんのフアンになって、過去の配信に興味を持つ人も多いと思うんです。「この子の魅力を知りたいなら最初に観てほしいおすすめ動画はこれ!」のような、自分以外のメンバーの動画・配信のレコメンドがあれば教えてほしいです。
パリン:では、パリンがお教えしましょう!
――お願いします!
パリン:姫乃みえるを知りたいなら“ひめの村”だよね。ショート動画と「ひめの村通信」。みえるんがいろんなタイプの姫乃さんを演じてひとつの作品を作っているっていうのが、初見でもおもしろいんじゃないかと思います。
――ショート動画の“ひめの村でインタビューしてみた”シリーズをひととおり観てから“ひめの村通信”がよさそうですかね?
パリン:そうですね! それがいいかも。
みえる:ショート動画で登場人物を把握していただいてからね(笑)。ひめの村の皆さんをよろしくお願いします。
パリン:真未夢メエはやっぱり初配信かな!
メエ:イヤー! ほんとに!?
パリン:「この子も最初はこんなに緊張してたんだ」って。「自分といっしょなんだ」って共感してくれる人はたくさんいると思うんです。そこで心を掴まれたら、あとはおねえさんの配信はどれでもおもしろいからね。
メエ:あのド緊張した配信も、あのときの失敗も、無駄じゃなかったんだ……!
たいむ:失敗じゃないよ、最高だったよ!
パリン:マジでおもろかったってば(笑)。
――これから初配信を観られるというのは、真未夢さんからすると気恥ずかしさはありそうですね。
メエ:そうですね(笑)。あの日は大慌てと言いますか、事前に喋ることとか念入りに決めておいたはずなのに、配信時間が近づくにつれてどんどん呼吸が浅くなって、「マズい……!」って。とにかく酸素を取り入れることに必死でした。
――その結果、配信部全員にとってのスローガンが生まれましたよね。
パリン:大事なのはー?
全員: 酸素ー!(※)
※真未夢さんが初配信で落ち着くために自分に言い聞かせた「大事なのは酸素。OK?」というフレーズは少し形を変え、大事な場面の直前などにみんなで唱えるスローガンになっている。
――ありがとうございます! 凛堂さんはいかがでしょう?
パリン:たむたむはやっぱりー。
たいむ:やっぱり?
パリン:“歌”なんだよね! そうですよね、姫乃みえるさん。
みえる:そうです……そのとおりです!
パリン:とくに低音の響きに彼女の魅力が溢れ出ていると思うんです。でも歌枠だけなら“ほんわかお姉さん”って印象になると思うけど、それだけじゃないところを“たむジャンプ”を見て知ってほしい。この美人なお姉さんも……なんて言ったらいいんだろう。
メエ:「チャーミングなところもありますよ」ってことだよね。
パリン:そう、チャーミング! それそれ。
たいむ:うれしい、ありがとう! たむジャンプはデミカツ通信に初めて出たときにお披露目しているので、ぜひ観てみてください。
――3人ぶんのおすすめありがとうございます。そんな和央さんのおすすめ配信をお持ちの方はいらっしゃいますか?
メエ:あります! おすすめはいっぱいあるんですけど、まずは“パリン応援団”ですよ。落ち込んだ日とかに観るとめっちゃ元気が出るんです。
たいむ:和央たんは声がすでに太陽みたいなところあるよね。
メエ:あとパリン体操! めっちゃいいです。毎日してほしい。
パリン:あ~!
みえる:朝枠だよね?
メエ:そうそう。あと動画も出してたはず。1日の始まりにいっしょに身体を動かせば、その日は1日中元気で過ごせる。みんなもやろう、パリン体操!
みえる:パリンちゃんはゲームが好きっていうのもあるから、私はそこを推したいかも。
たいむ:上手だよね。
パリン:えっ、ありがとう。
みえる:ゲームが好きな方は「このタイトル知ってる」みたいなところからパリンちゃんの配信は入りやすいんじゃないかなって思います。私のおすすめはガチョパリです。パリンちゃんそのものだなって(笑)。
――「Untitled Goose Game」の配信ですね。
メエ:「迷宮校舎」とか、みんなでゲームしたときなんか、パリンたんがいなかったらみんな迷子になってすぐに全滅してたと思う。
たいむ:「迷宮校舎」は観てほしいよね。和央たんのゲームプレイ能力と、周りを見る力と、レベルが違うプレイヤーも置いて行かないぞっていう気遣いとか、頼りがいがあって優しい姿が詰まっているんです。迎えに来てくれたもんね!
パリン:行ったねぇ! 懐かしい。
ライブを楽しみにしている部員さんたちへのメッセージ
――ありがとうございます。名残惜しいのですが、最後に「エリオント 1st LIVE」を楽しみにしている部員さんたちにメッセージをお願いします。
たいむ:部員さんたちには「いつも温かい応援を本当にありがとうございます」という気持ちです。私たちエリオントが力を合わせて、楽しくステージができるようにファーストライブの準備を進めています。皆さんと同じように、私たちも楽しみにしています。最高にきらめくひとときをお届けするって、約束します! ので、楽しみに待っていてください!
パリン:パリンのアイドル像っていうものが部員さんたちのお陰でできたので、皆さんに伝えたいことは、「キミのヒーローに、これからもっともっと近づけるように頑張るので、ついてきてね!!!」ってことです!
メエ:ついていくよー!!
パリン:ファーストライブ、この4人なら絶対に最高のものにできるって自信があるので、楽しみにしていてください。
メエ:日々配信したりアイカツしている中で、楽しいことばかりじゃなくて、レッスンが上手く行かなかったり落ち込んじゃったり、「なんで自分ってこうなんだろう」って思うときもあります。でも部員さん、ま行さん(真未夢メエさんのファン)たちの応援やメッセージを夜な夜な読んで、パワーを貰って「頑張るぞ!」と思えることが、日々の活力になっていることが本当に多いんです。
ファーストライブは恩返し、とはちょっと違うかもしれないけど、「いつもありがとう!」、「これからもよろしく!」っていう気持ち、それから「盛り上がるぞ!」っていう気持ちもいっしょにお届けできるように、頑張りたいと思います! 楽しみに待っていてほしいです!!
みえる:みんな熱い想いであったり、感動的な言葉をたくさん部員さんたちに届けているので、みえるからは……「最近どうよ?」と。
メエ・パリン・たいむ:えー!?(笑)
みえる:それは冗談なんですけど(笑)。最初に私たちをステージに上げてくださったのはアイカツアカデミー!の先生方で、いっしょにステージに立ってくれるのはエリオントのメンバーたち。でも、みえるのことをアイドルにしてくれたのは、部員さん、みえたみさん(姫乃みえるさんのファン)の方々です。
ファーストライブでは、皆さんに「姫乃みえるのことを応援してきて良かったな」と胸を張ってもらえるような姿を見せられたらいいなって思っています。「アイカツアカデミー!配信部」一同、全力でぶつかりに行くので、楽しむ準備だけしておいてください! 全員で力を合わせて、ガンバリマス!!!!!
メエ・パリン・たいむ:イエーイ!!!
いくら時間があっても尽きないやりとりに、改めて4人の仲の良さ、まっすぐさ、そして芯の強さが感じられた「アイカツアカデミー!配信部 エリオント 1st LIVE」直前インタビュー。
目の前に迫るライブに向けて全力でレッスンに励みながらも、これからも4人でいっしょに切磋琢磨して、さらなる高みを目指す未来をも見据えている姿勢は、これまでの「アイカツ!」アイドルとも重なりつつ、やはり彼女たちだからこその輝きかた、“エリオントらしさ”を強くたたえています。
太陽に憧れて芽吹いた花は、どんな色で咲き誇るのでしょう? これから先の未来にも大いに期待を寄せつつ、これまでの集大成となるライブを全力で楽しみたいと思います。
(C)AIKATSU ACADEMY