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いよいよ新拡張パック発表か!? 「FFXIV」ラスベガスファンフェス前日レポート

最高気温42℃の中、ファンの熱気も最高潮!

【ファンフェスティバル 2023 in ラスベガス】

7月28日、29日開催(現地時間)

ラスベガス・コンベンション・センター

 スクウェア・エニックスは、「ファイナルファンタジーXIV」のファンイベント 「ファンフェスティバル 2023 in ラスベガス」を、現地時間の7月28日と29日の2日間、ラスベガス・コンベンション・センターで開催する。

 前日となる今日は、午前11時から夜の8時まで事前の参加受付が行なわれた。このレポートでは、熱波のラスベガスにファンが結集した事前登録の様子をお届けしたい。

受付を待つ行列

最高気温40℃超えの中、4年ぶりのリアルファンフェス開催

 前回、「暁月のフィナーレ」のファンフェスは新型コロナウイルス感染症のただ中で完全オンライン開催となったため、リアル会場にファンが集まる形での開催は4年ぶり。会場は2019年のホテル内コンベンションホールから、ラスベガスにある世界最大級のコンベンションホール、ラスベガス・コンベンション・センター(以下、LVCC)のノースホールへと拡大した。

スカッと晴れ上がった空。午前中から夜までずっと暑い

 今回もチケットは即日完売で、ツイッターには購入できなかった悲しみの声がたくさんあふれていた。発表は配信もあるので、見ることはできるのだが、やはり会場を埋め尽くすファンとともに同じ時間を過ごすのは、そこでしか味わうことができない体験だ。もちろん、会場で先行プレイができるアクティビティも用意されている。

 前回は3月の開催で、まだまだ寒い季節だったが、今回は夏の真っ盛りの開催だ。雲ひとつない空から容赦のない陽光が降り注ぎ、ドライヤーのような熱風が汗すら蒸発させてしまう。日中は最高気温が42℃。水分なしでは隣のホテルへの移動でも熱中症になりそうなほど殺人的な暑さで、観光客全員が手にペットボトルや水筒を抱えて歩いていた。ちなみに、ファンフェス初日となる土曜日の予想最高気温は約43℃とさらに暑さが増す予報だ。

会場のあちこちにある看板や掲示には、いろいろなジョブになった黄金の光の戦士が使われていた

 会場の入り口には、ナイト、戦士、竜騎士、侍など歴代のメインジョブ姿の光の戦士が黄金の像となった画像に出迎えられた。ファンフェス第1弾となる北米では、まだ新拡張パッケージの情報を前面に出すわけにはいかないので、10周年を祝うトロフィーのような黄金の光の戦士になっているのだろう。

「FFXIV」のラッピングが施されたモノレールカー

 また、LVCCと主要なホテルを結ぶ公共交通機関のモノレールには、ファンフェスに合わせて「FFXIV」ラッピングが施された車両が走っていた。さらに、LVCCの隣にあるLas Vegas Hilton at Resorts Worldの壁面を使った巨大なLED広告では、アリゼーやエスティニアンが登場する「FFXIV」の広告が流れていた。

ホテルの壁面を使った巨大広告

全米から結集したファンは前日からテンションMAX

 筆者が会場に訪れたのは11時頃。閉ざされたメインステージからはリハーサルの音が聞こえてくる。2階にある登録受付には、すでに参加者が長蛇の列を作っていた。今日はまだ会場の電気は落とされ、レストランも閉まっている。それでも、建物の中に流れる「FFXIV」のBGMを聞くとがぜん元気が出るのか、参加者たちは楽しそうにハイテンションなおしゃべりをしながら順番を待っていた。

事前受付で込み合うホール

 登録を済ませると、参加者であることを示す手首に巻くタグと以前にもニュースで紹介したグッディバックがもらえる。前回のラスベガスではリュックだったが、今回は会場へ持ち込めるバッグのサイズが28×20cmに制限されているため、その制限に合わせたサイズになっている。本体には10周年を記念したロゴが印刷されており、ファズナーチャームやショルダーベルトなどにもロゴが配された丁寧な作りで、これがお土産としてもらえるのはうらやましい話だ。

グッディバッグ
中身のアイテム
ぐにゅっとつぶれる

 バッグ中には、ウレタン製で握りつぶせるローポリブドウ、レポリットの飾りがついたニンジン型ボールペン、アゼムのクリスタル型キーホルダーと、グレビュオフマグネットと10周年ロゴのピンズが入っている。会場で手に入れた人たちは、さっそくその場でブドウを握って感触を試していた。

 筆者が会場に到着したのはちょうど事前登録が始まる時間だったが、すでに大勢が行列を作っていた。中には早くも届いたばかりのファンフェスTシャツや、熱射降り注ぐ中だというのに、コスプレ姿で来場している猛者もいた。会場までの交通手段として使ったモノレールの中では、帽子に手作りの初心者マークと不在マークを付けたカップルが乗っており、電車待ちの間その意味をドアの横に立っていた係員に説明しつつ談笑していた。念のため補足しておくと、ラスベガスは特にイベントない時でも、着ぐるみを着た人やサンバガールが通りをうろうろしている街なので、コスプレ程度で動じる人はいない。

 ちなみに、コスプレではないのだがファンフェスのスタッフTシャツは、ホーパーズ・ホールドのレポリットが着ている黄色いシャツをモチーフにしている。Tシャツの背後には尻尾がプリントされていてかなり可愛い。

未来を感じる街で「FFXIV」の未来が提示される

 4年ぶりのラスベガスには、巨大な球形のLEDドームに包まれたイベントホール「MSG Sphere」が出現しており、夜になるとまるでCGのように幻想的な光景を浮かび上がらせていた。

MSG Sphereを近くで見ると、まだ周辺は建設中だった
筆者のホテルからちょうど窓の向こうによく見えた

 また、サウスホールからウエストホールまで歩くと20分かかるという巨大なLVCCの地下には、イーロン・マスクが立ち上げたボーリングカンパニーによる地下トンネルを使った新交通システム「VEGAS LOOP」が走っている。筆者も乗ってみたが、ゲーミング感のある乗車場でガルウイングのテスラ モデルXに乗って、カラフルなLEDに彩られたトンネルを使って2分で移動できる。4年ぶりのラスベガスには、未来を感じる施設が増えていた。

会場の外にあるVEGAS LOOP乗り場
オンラインでチケットを購入して地下で乗りこむ
トンネルは車1台がギリギリ通れる大きさ

 明日発表が期待される「FFXIV」の拡張パッケージには、現在進行中の第13世界やゼロたちの物語に続く大きな冒険が待っているはずだ。もちろん新ジョブの発表もあるだろう。ヴィエラの男性が後から発表されたように、今回はロスガルの女性が登場するかもしれない。

 さらに2022年2月に発表されたあと音信不通のグラフィックスアップデートについても詳細が発表されるはずだ。もちろん、ラスベガスは3回あるファンフェスの第1弾なので、全貌が明らかになるわけではないが、最初だからこその驚きには期待してしまう。

 「ファンフェスティバル 2023 in ラスベガス」のステージイベントはオンライン配信され、日本からも視聴できる。基調講演は7月29日の26時~27時30分と日本では深夜になってしまうが、ぜひ視聴して「FFXIV」の新たな旅路を見届けてほしい。

【FINAL FANTASY XIV Fan Festival 2023 in Las Vegas - Day 1】

【配信スケジュール(日本時間)】
7月29日(土)
2:00~3:30 吉田氏が「FFXIVの今後の新展開」を発表する基調講演
5:00~6:00 「FFXIV」のこれまでを振り返るコミュニティパネル
6:00~8:00 北米コミュニティチームによる振り返り
9:00~10:00 コスプレショー

【FINAL FANTASY XIV Fan Festival 2023 in Las Vegas - Day 2】

7月30日(日)
2:00~3:30 第78回FFXIVプロデューサーレターLIVE
5:00~7:00 クリスタルコンフリクト リージョンチャンピオンシップ2023 北米決勝トーナメント
8:00~9:00 北米ローカライズチームによる開発秘話

「ファンフェスティバル 2023 in ラスベガス」特設サイト

https://fanfest2.finalfantasyxiv.com/2023-24/na