ニュース

【TGS2022】SteelSeriesの最新ゲーミングキーボード「Apex 9」を試し打ち

応答速度良好の新型光学スイッチOptiPointは丁度良い

【Apex 9 TKL/Mini】

9月15日 発売

価格:23,620円~26,370円

【Arctis Nova 1/3/7】

10月7日 発売予定

価格:9,540円~27,250円

「Apex 9 Mini」と「Apex 9 TKL」

 スティールシリーズジャパンは9月15日より開催の東京ゲームショウ2022に出展している。同日発表のゲーミングキーボードと「Apex 9 TKL/Mini」と、ヘッドセット「Arctis Nova 1/3/7」の実機展示を行なった。会場は幕張メッセ内ホール8。

応答時間0.2ミリ秒、新開発の光学スイッチ「OptiPoint」搭載キーボード

 SteelSeriesは新型ゲーミングキーボード「Apex 9 Mini」「Apex 9 TKL」の各日本語/英語配列モデルの計4種を9月15日に発売した。いずれも新開発の光学スイッチ「OptiPoint」を採用している。テンキーレスと60%サイズの2モデルで展開する。

 「OptiPoint」は、0.2ミリ秒の応答時間を実現した光学スイッチ。アクチュエーションポイントは1.0mm/1.5mmの2段階に設定できる。最上位モデルの「Apex Pro」シリーズのように細かな調整はできないが、アクチュエーションポイントの調整機能が不要なユーザーには最適なモデルとして「Apex 9 TKL/Mini」が新たにラインナップに加わる。

 アクチュエーションポイントが1~1.5mmとかなり浅いため、打鍵感は軽快さが特徴的だった。スピーディなキャラコントロールが要求されるFPSなどではかなり使いやすそうだ。価格はテンキーレスモデルが26,370円、60%サイズが23,620円と、「Apex Pro」シリーズよりも手頃な価格帯となる。

テンキーレスの「Apex 9 TKL」
60%サイズの「Apex 9 Mini」
新型光学スイッチ「OptiPoint」
テンキーレスモデルは右上にボリュームコントロールと戻るボタンを備える
両モデルとも裏面にキーピッカーを収納できる

「Arctis Nova」シリーズに普段使い向けの3モデルが新登場

 8月発売のハイエンドヘッドセット「Arctis Nova Pro」の下位モデルとして3機種が新登場。それぞれ接続方法が異なり、有線3.5mmプラグ接続の「Arctis Nova 1」、USB接続の「Arctis Nova 3」、Bluetooth+2.4GHz無線によるデュアル無線接続の「Arctis 7 Wireless」というラインナップになる。「Arctis Nova 1P」と「Arctis Nova 7P Wireless」の2モデルはプレイステーション 5に最適化されたモデルだ。

 どのモデルも40mmオーディオドライバーを備え、同社独自ソフトウェア「Sonar」によるイコライザー機能でHi-Fiサウンドを楽しめる。本体はプラスチックで構成しているため、本体重量は236~253gと軽量。イヤーパッドとヘッドバンドは布製で取り外して洗濯ができるので手入れも簡単、より普段使いに適したモデルとなっている。

 会場で試聴できたので少し聞き比べてみたところ、「Aroctis Nova Pro」を試したあとに新モデルという流れだと流石に少々物足りなさはあるものの、十分に厚みのあるサウンドが出ていると感じた。装着感に関してはかなり良好で、本体の軽さと締め付け感の小ささは評価ポイントだ。会場はかなり騒がしかったが装着時は外部の音もほとんど聞こえなかったため遮音性も十分だといえる。

「Arctis Nova 1」(写真左)と「Arctis Nova Pro」(写真右)
「Arctis Nova 3」はUSB接続。ハウジングにRGB LEDを備えている
デュアル無線接続の「Arctis Nova 7 Wireless」
2.4GHz無線接続用のUSBドングル。Bluetooth機器とPCを同時につなぐといった使い方ができる
「Arctis Nova 1」は本体色ホワイトのモデルも展開。ここまで曲げられる
マイクは本体に完全に収納できるデザイン
マイクブーム外側の穴はノイズキャンセリング用
イヤーパッドは布製で簡単に着脱できる
ヘッドバンド内側の布バンドを取り外せる
左のハウジング部にマイクミュートとボリュームコントロール。ミュートボタンはスイッチ式なので手触りでオンオフがわかる