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“「FFXIV」にエミュレーションサーバーは存在しない” 吉田Pが外部ツールの是非についてコメント

5月9日 公開

 プレイステーション 5/プレイステーション 4/PC用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ(以下FFXIV)」のプロデューサー兼ディレクター・吉田直樹氏より、「FFXIV外部ツールの是非について」の文章が5月9日に公開された。

 公開された文章において吉田氏は、まず冒頭で「『FFXIV』の利用規約にある通り『外部ツールの使用は一切禁止』」と明言。調査のうえで使用が確認された場合には、アカウント一時利用停止や繰り返しの際にはアカウント永久利用停止などのペナルティを与えることにも触れた。

 一方で、運営側がプレーヤー個人のゲーム環境を把握できない為、100%取り締まることはできないとした。しかし、何を基準に優先的な調査をするのかについては明確に示された。

 明かされた調査基準は、「ゲーム/コンテンツの攻略を容易にするような外部ツールや機能の使用」、「HUDなどユーザーインターフェースを改変して表示項目を増やす外部ツールや機能の使用」、「情報パケットを改ざんする外部ツールや機能の使用」、「これらを助長するような発言、使用を公言するような行為/行動」の4つ。

 「HUDなどユーザーインターフェースを改変して表示項目を増やす外部ツールや機能の使用」については、「プレーヤーのゲームに対する不満に起因すると考えている」とのことで、今後より一層HUD各種機能の拡張を目指していくとのコメントが出された。

 さらに、高難度コンテンツとレイドレースについてもコメント。非公式の「レイドレース」が行なわれているのは運営側としても嬉しく思っており、公式はクリアチームが複数出た際にコメントを出すに留めていることなどについて語られた。しかし、そのコメント欲しさに不正なツールなどを使用してしまうほどの過度な競争や論争を助長するのであれば、今後はコメントも控えるという。

 また、度重なる情報漏洩や、グラフィックスリソースの解析を受けて一部プレーヤーよりその存在が噂されていた「エミュレーションサーバー」については、その存在を明確に否定。情報漏洩については開発/運営関係者からのリークである可能性が高いとして徹底した調査をしており、再発防止に務めるとしている。一方で、プレーヤーには「不正な手段でデータの解析を行うことは違法」として、安易にその情報を拡散しないよう呼びかけた。

 さらに吉田氏は「今回のようなコメントの公開は、今後も続けていこうと思っています」としており、今後の同氏のコメントにも注目したい。

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