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「超合金魂ゴーディアン」は、“分身合体”を現代の技術で実現!

今は亡きトイデザイナー加藤大志氏の設計を継承し、さらなる進化を遂げる!

発売日・価格未定

 子供の頃の夢のアイテムの1つだった「DX超合金 分身合体ゴーディアン」が、「超合金魂」となって蘇った。「TAMASII NATION 2019」に展示された「超合金魂 闘士ゴーディアン」は、1979年放映の同名アニメーションに登場する主人公ロボット「ゴーディアン」を現代のBANDAI SPIRITSのノウハウを生かして企画されたものだ。

「超合金魂 闘士ゴーディアン」。内部がわかりやすいようにカットモデルで展示されていた

 ゴーディアンの最大の特徴である、「プロテッサー」、「デリンガー」、「ガービン」の3体のロボットがマトリョーシカのように内部に収納されていく「分身合体」を実現している。DX超合金版ゴーディアンも劇中に近い分身合体を再現し、プロポーションも当時としてはかなりよかったが、合体遊びを優先しているために、可動にはかなりの制限があった。今回は合体とプロポーションに加えて、可能な限りの可動も実現させるべく、企画に挑んでいると担当者は話している。

最も大きなガービンの中にデリンガーが、デリンガーの中にプロテッサーが入り、さらにその中にダイゴ大滝が入る仕組みだ
こちら脚の合体部分。ガービンのヒザに当たるデリンガーのスネは途中で折れ曲がる構造をイメージしているようだ
内部の機体は一部が見える状態となっていた。収納された機体が中でぐらつかないような設計を意識しているという

 設計は過去に超合金魂をはじめとする多くの玩具デザインを手がけ、2017年に逝去された玩具デザイナーの加藤大志氏が遺した図案をベースにしているとのこと。同じような合体を楽しめた「超合金魂 バイカンフー」とは似ているようで実はかなり違っていて、ゴーディアンのスリムなシルエットや、変形機構の違いにより、デザインはまったく違うものにしなければならず、さらにおもちゃとしての遊ぶときにストレスがないようなものを目指して、現在企画を進めているという。

デリンガーとプロテッサー。当時流行っていたアメフトのプロテクターをイメージさせるデザインが特徴だ
ダイゴ大滝も可動するアクションフィギュアのようになっている

 今回出展されたものは、企画段階の試作で、ここからさらにデザインを詰めていくとのこと。発売まではまだまだ時間がかかる段階とのことなので、気長に待つことにしよう。