「C3AFA TOKYO 2019」にて開催された造形の展示即売会「C3AFAマーケット」には、「機動戦士ガンダム」シリーズとして独自の世界観を持つ「SDガンダム」のシリーズや、ガンダムと同じ枠で放映されていたサンライズ系作品の造形も数多く出展されている。
後者はリアルタイムでシリーズが続いている作品が少ないため、筆者も含めどちらかというと年齢が少し上の世代にヒットしているようだ。本稿では、ちょっと懐かしいタイトルの造形とともに、作品として面白いものをチェックしてみた。
今も根強い人気のSDガンダムとそのファミリー
ガンダムシリーズから派生したSDガンダムシリーズは、1990年代を中心にコミックやゲーム、映像作品などで爆発的な人気を得たジャンルだ。特に「SD戦国伝」や「SDガンダム外伝」などの、オリジナルの世界観を持つシリーズに触れた機会のある男の子は多いはず。
C3マーケットに出展された造形もそれらをテーマにしたものが多い。また、いわゆるSDガンダムのフォーマットとは違う形でデフォルメが施された作品も併せて紹介しよう。
「操獣士インディガンダム&恐竜ティラノザク」(ブレイブ・ファクトリー) 「SD戦国伝 武者斎胡/巨山の鎧」(トライドリッパー) 「SDコマンド戦記 G-ARMS フューラー・ザタリオン」(A字祭(アジサイ)) 左から「風車の百式」、「うっかりザクレロ」、「烈帝城」、「姫天頑駄無」(SSSD) 「SDガンダム外伝 モンスタージオダンテ 素体」(One up.) 「SDガンダム外伝 巨人サイコゴーレム」(One up.) 左から「シャチホコザクレロ」、「シャチホコガンダム」(石皮原型スタジオ) 左から「SDガンダム外伝 町人ジムヘンソン」、「同 町人ジムワトソン」、「同 町人ジムマイケル」(ミスターエスディ) 「SDガンダム アルティメットバトル 祭武者神輿丸」(ミスターエスディ) 「ディビニダド」、「ストーカー(ナレーター)」、「超機甲神ガンジェネシス」他(気まぐれノープラン) 「機動戦士ガンダム MS-X スキウレ(SD)」(アットモデラーズ) 「RGC-08 ジムキャノン」、「MS-07 グフ」、「MS-06R-1A 高機動型ザクII」他(studio gazero) ザブングル、ダンバイン、エルガイム、ドラグナー……、サンライズアニメの造形も映える
ガンダム以外のサンライズタイトルの造形が出展されるのも、このC3マーケットの魅力の一つ。「戦闘メカザブングル」、「聖戦士ダンバイン」、「重戦機エルガイム」、「機甲戦記ドラグナー」など、数はそれほど多くないものの、会場で発見すると「おっ!」と思わず足を止めてしまう世代である。
「1/100 ランドシップ バッファロータイプ」(K2M) 左から「1/100 WMクラブタイプ オープントップ仕様改造パーツ」、「1/1000 ランドシップ アイアンギアー」(K2M) 左から「サーバイン胸像」、「ダンバイン胸像」(グラビアンスキー) 左から「ガラバ」、「ズワウス」、「ズワァース」(cosmic plastic) 左から「サーバイン・ヘッドアートオブジェ」、「ヴェルビン・ヘッドアートオブジェ」、「ビルバイン・ヘッドアートオブジェ」(螺旋) 左から「マーベル」、「レッシィ」(アトリエイット) 左から「リリス・ファウ」、「チャム・ファウ」(クオーレ) レジンキットとはひと味違う、一風変わった造形も面白い!
この手の造形の即売会では、レジンキャスト製のガレージキットとはひと味違う趣のある造形も展示販売されている。このC3マーケットのような規模の即売会なら、その手の造形に出会うことも難しくない。ペーパークラフト、木製のおもちゃ、フェルト製フィギュア、メタルフィギュア、革製のグッズなど、眺めているだけでも面白い。
「1/60 ペーパークラフト ゲーマルク」他(CRAZY CRAFT) 左から「1/60 GM-II(ver.UC)」、「1/60 ゼータガンダム」(ver. Hi.) 「ガンダム ペーパークラフト」他(3Hデザインワークス) 「ガンキャノンのラトル」他(ラトル工房ブータレブー) 左から「キングガンダムII世」、「飛駆鳥大将軍」(布でできてる)