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初登場の古龍は超強力!? 「MHW:アイスボーン」の高難度クエスト「凛冽のイヴェルカーナ」試遊体験レポート
2019年8月3日 13:56
- 8月2日 開催
いよいよ発売が1カ月後に迫ってきた「モンスターハンターワールド:アイスボーン」(以下、MHW:IB)。公式からさまざまな新情報が公開されているなか、8月2日には「MHW:IB」のメディア体験会が実施された。
今回は「MHW:IB」のベータテストで戦うことのできたモンスターに加えて、新規モンスターである古龍「イヴェルカーナ」が初登場するという超貴重な体験会だったので、新モンスターのイヴェルカーナに集中してソロ討伐に挑戦することにした。以下では、そのプレイフィールをお届けしていこう。
最強の氷系古龍!? イヴェルカーナのクエストにチャレンジしてみた
イヴェルカーナが登場するクエスト「凛冽のイヴェルカーナ」。これまでのテストで「バフバロ」や「ティガレックス」などは体験済みだったため、今回はイヴェルカーナに全力投球するつもりの筆者だったが、クエスト名の横にある「超上級者向け」との気になる文言が目に入り一瞬ひるむ。かつてのベータテストでは豊富な時間を使って試行錯誤を重ね、激闘のすえ「上級者向け」であるティガレックスのクエストをクリアした程度の腕前なので、これはもう不安しかない。
しかも制限時間はこれまでのベータテストでもおなじみの、1クエスト15分という仕様。もちろん装備はあらかじめ用意されているものだけなので、慎重に選ばなければならない。基本的にガード武器を使わない筆者は、ひとまず回避性能を備えた装備とスラッシュアックスを選択してクエストを開始した。ちなみに、今回イヴェルカーナと戦えるフィールドは「龍結晶の地」。さまざまなギミックが用意されたこのマップでどう戦うべきか。
クエストが開始してほどなくイヴェルカーナと遭遇するが、その外見はいわば"凍ったクシャルダオラ"という印象だ。動きも素早く、見るからに強敵感があふれている。そのおもな攻撃方法は、氷属性を持ったブレスや素早い突進、そして長い尻尾による突きなどだ。そのなかでも特徴的なのはブレスで、ブレスのヒット先に氷柱が障害物として出現するほか、食らうと氷属性やられになる可能性もあるため、非常に手強い。
氷属性やられについてあえて補足しておくと、この状態でスタミナを消費する行動を取ると通常よりも多くスタミナが消耗されるため、とくに回避行動で大きな足かせになってしまうというもの。「ウチケシの実」を使って治せばいいが、そのぶん回復の手数が増えてしまうため、なるべくこの状態にはなりたくないところだ。
クシャルダオラに似ている、という話をしたが、それはあくまで外見の印象。その行動は、クシャルダオラのように空中攻撃に偏るということもなく、地上、空中をハンターの居場所に合わせて使い分けているような感じで、剣士装備でもそれほど困ることにはならなかった。何より、「MHW:IB」にはモンスターにしがみつけるクラッチクローがある。空中にいるモンスターにも何かしら攻撃する方法があるというのは、とりわけ剣士タイプのハンターにはうれしいものだ。
クラッチクローは「MHW:IB」で新たに取り入れられたハンターの新アクションの1つ。クラッチクローをモンスターに射出することでしがみつくことができるというもので、さまざまな恩恵が得られる。例えば、頭部に取りついた場合はモンスターの方向をコントロールしたり、状況しだいではモンスターをぶっ飛ばして、壁などにぶつけて転倒させることも可能だ。
なお、イヴェルカーナは古龍ということもあってか、所持していたシビレ罠はまったく効果がなかった。また、麻痺の時間も短めでなかなかまとまったダメージを与えられなかったのだが、一方で毒はよく効くように思えた。そのため、状態異常に頼るよりは先述のクラッチクローやおなじみの乗り攻撃などを積極的に生かして効率的にダメージを与えていくのがいいのかもしれない。
そんなイヴェルカーナだが、攻撃範囲については、地上から放つ遠距離用のブレスや空中から放つ自身の周囲を攻撃するブレスで遠近ともにカバーし、さらに密着しているハンターに攻撃する突進、ピンポイントで中距離を攻撃する尻尾突きなど、なかなかにスキがなかった。
また、空中に出現させた氷塊を落下させる攻撃や、いったん吐き終えたブレスを間髪入れずにもう一度吐く、といったトリッキーな攻撃もあり、慣れないうちはつい、不意を突かれてしまうこともある。何より攻撃力が高いので、とりわけ怒り状態のときに気を抜くと、すぐにハンターが力尽きてしまうので戦闘時の緊張感もすさまじい。
筆者の実力的なところによるものもあるかもしれないが、試遊では何度かのトライを重ねたものの、最終的にイヴェルカーナを倒すことは叶わなかった。ただ、その強さは決して理不尽なものではなく、きちんと動きを把握すればいけるかも、という希望は持てたので、次回、戦うチャンスがあればほかの戦法だけでなく、今回はできなかったマルチプレイなどもぜひ試してみたいものである。
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