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2次元と3次元の狭間の世界を堪能! アニメとゲームの世界に入り込めるVRテーマパーク「MAZARIA」体験レポート

7月12日12時オープン

利用料金:
MAZARIAパスポート 大人(13歳以上) 4,500円(税込)
:MAZARIAパスポート 子供(7~12歳) 2,900円(税込)
:「ドラゴンクエストVR」 3,200円(税込)
:「アスレチックVR PAC-MAN CHALLENGE」 2,000円(税込)(パスポート購入の場合 500円[税込])

 バンダイナムコアミューズメントは、屋内型VR施設「アニメとゲームに入る場所『MAZARIA(マザリア)』」を池袋サンシャインシティに7月12日オープンする。利用料金は、1日遊び放題の「MAZARIAパスポート」が大人(13歳以上)4,500円(税込)、子供(7~12歳)2,900円(税込)。別途専用チケットが必要なアクティビティ「ドラゴンクエストVR」が3,200円(税込)、「アスレチックVR PAC-MAN CHALLENGE」が2,000円(税込)でパスポート購入の場合500円(税込)となる。さらに、11日4日までの期間限定で「MAZARIAパスポート」が大人は4,300円(税込)、子供は2,700円(税込)のオープン割引価格で購入することができる。

 また、オープンに先駆け、7月9日にメディア向けの内覧会が開催され、本施設でアクティビティを体験することができたのでご紹介したい。

 「MAZARIA(マザリア)」は、アニメやゲームのキャラクターたちと現実世界の人間が互いに楽しく遊べる場所を目指して、三次元と二次元の世界をつなぐ狭間の世界を設定としたVR施設。「リアルとバーチャルがまざりあう」、「アニメとゲームの世界に入り込む」ことをコンセプトにしており、施設の内装はもちろん、スタッフの衣装やコミュニケーションに加えて、新たに開発したVR映像合成技術「マザッター」を介してアニメとゲームの世界に入るかのような感覚を体験することができる。

【アニメとゲームに入る場所「MAZARIA」】
池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル3階にある入口外観。左からバンダイナムコアミューズメント、コンテンツプロデュース課マネージャーの田宮幸春氏と、クリエイティブフェローの小山順一郎氏が施設の説明を行なってくれた

アニメとゲームの世界に入れる世界観を演出!

 まず施設入り口には、周辺を囲むようにモニターが設置されている。そこではプロジェクションマッピングによる演出を見ることができ、ここで一気にアニメとゲームの世界に入り込む気分を高めることができる。音楽に合わせてモニターの端から端へと移動する「パックマン」、「ギャラガ」、「スペースインベーダー」といった懐かしの作品にファンなら思わず、おっ! と反応してしまうキャラクター達が数々登場する。プロジェクションマッピングだけでも充分楽しめる内容となっていて、これからゲームの中に入るぞ! というワクワク感を演出してくれる。

【プロジェクションマッピング】
画面上を動き回るパックマンやゴースト
「ギャラガ」や「スペースインベーダー」も登場

気分を高めたところで、いざ施設内部へ!

 ゲートから施設内に入ると、巨大VRゴーグルが投影された研究施設と思われる「はじまりの部屋」に案内される。そこでも壁一面のスクリーンに映像が映し出され、VRゴーグルで2.5次元の世界を楽しむための説明をしてくれた。さらに部屋の先へ進むと施設内に入ることができ、室内はアクティビティの世界観を表現した内装が施されていた。壁一面に「パックマン」のステージが映し出されていて、実際にゲームを遊ぶことができたり、「ドラクエ」キャラクターが投影されている背景とともに写真を撮ることができる。

エントランス入り口。テーマパークに入場する気分でゲートをくぐる
はじまりの部屋でもプロジェクションマッピングを楽しむことができる
再び「パックマン」登場! VR体験への期待がふくらむ
VRゴーグルのレンズが開き、いざ2.5次元の世界へ!
室内に入ると「パックマンゴーランド」が迎えてくれる
壁に投影された「パックマン」のステージを最大4人で楽しめる
レバーを操作しパックマンを移動せさることができる
大画面の「ドラクエ」キャラクター達の映像と一緒に写真が撮れるフォトスポット

新技術「マザッター」でVR体験中の世界を覗き見ることができる!

 「マザッター」とは、グリーンバックといった専用撮影環境を使用せずに、VRアクティビティの映像との人物合成をリアルタイムで出力できる独自の新技術。深度カメラを応用した技術でアニメとゲームの世界を覗ける仕組みが開発され、体験者がどんなシチュエーションにいるのかが、リアルタイムでわかるようになっている。

 VRアクティビティを体験していて思うのが、自分がどんなに凄い体験をしていてもその映像を他の人に共有できないことがある。アクティビティの待ち時間などでVR体験中の人を見る機会は多いが、VRの中が実際どうなっているのか本人以外もアニメとリアルが融合している瞬間を見ることができる。

実際にアクティビティを体験している様子
モニター画面を見ると、体験者と映像が合成されており、どんな世界を見ているのかがモニター越しでも確認することができる

前から譜面が突進してくる「太鼓の達人 VRだドン!」

 ここからは、体験できたアクティビティをご紹介していきたい。まず最初にプレイしたのは「太鼓の達人 VRだドン!」。本作は、人気和太鼓リズムゲーム「太鼓の達人」のVRバージョン。太鼓の達人の世界“太鼓ワールドン”に入り込んで、太鼓祭りを楽しむというもの。ゴーグルとヘッドフォンを装着し、バチである専用コントローラーを握ると、目の前にはゲームセンターで見る「太鼓の達人」の筐体が現われる。そこから難易度を選択すると、そこはもう太鼓祭りの会場だ。

 楽曲は「千本桜」をチョイスして櫓に登ると音楽が流れてきて、普段は横に流れている譜面が、目の前から次々と向かってくる。その為、必死になって「ドン」、「カッ」のリズムに合わせて空中を叩きまくる! いろんな方向からどんちゃん達がこちらに向かってくるため途中からはほぼ殴っていたかもしれない。正確な位置を見極めてリズムに合わせて叩くのが意外と難しかった。譜面が前から突進してくるという感覚はアクション要素すら感じることができた。文字通り身体を使って太鼓を叩く和太鼓としての醍醐味を堪能することができた。

VRゴーグルで見れる太鼓ワールドン画面
向かってくるどんちゃんたちを音楽に合わせて叩きまくる!
お祭り気分を演出しているアクティビティの内装
かなり激しく太鼓を叩いてる様子が写真からも伝わってくる

パックマン視点が楽しめる! 「アスレチック VR PAC-MAN CHALLENGE(パックマンチャレンジ)」

 次に体験したのは「アスレチック VR PAC-MAN CHALLENGE(パックマンチャレンジ)」。重たいバックパックPCや、煩わしいケーブルなどが一切必要なく遊べる最新のVRデバイス「Oculus Quest」を使ったアクティビティで、プレーヤー自身がパックマンとなり、ゴーストから逃げつつ全身を使ってクッキーを集めながら、時間内にステージクリアを目指していく。

 また本作では、テーマ曲としてKen Ishi氏の描き下ろし楽曲「The World of PAC-MAN(PAC-MAN CHALLENGE official Theme song for PAC-MAN CHALLENGE)」が使用されている。リアルパックマンになって、かがんだり、床に空いてる穴やゴーストを避けながらクッキーを集めていくうちに、アスレチックと名前がついてるだけあって汗をかくほど全身を使って楽しむことができた。また、「パックマン」の世界に入り込める感覚は、まさにリアルとゲームが混ざり合うという言葉がピッタリなVR体験となっている。

クッキーを集めている様子。視界には立体的になった「パックマン」の世界に入り実際にステージを動き回れる
モニターの映像。実際にゴーストを目の前にすると、追われる「パックマン」の気持ちが少しわかったような気がした
2人でプレイすることもできるため、声を掛け合いながら協力することが重要となる
無事にクッキーを集め見事クリア! 身体を使うのでスポーツ的な要素もあり協力プレイの喜びを分かち合うことができる

 全アクティビティを紹介できなかったが、時間が足りなくてもっと遊びたい! と施設にいる間は思う存分“非現実的な世界”を楽しむことができた。アクティビティが面白いのはもちろん、空間に居るだけでも充分楽しめるテーマパークとなっている。さらに、同じく池袋サンシャインシティ内にある「ナンジャタウン」と「MAZARIA」が館内から行き来できるとのこと。家族や友人たちとワイワイ楽しめる施設となっているので、正式オープンするのを楽しみに待ちたい。