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ジョイポリスが渋谷に登場! 「ターミネーター」ほかVRに特化したアトラクションがわんさか
映画「ターミネーター4」の世界へ! 「TERMINATOR SALVATION VR」をプレイしてみた
2018年10月19日 11:38
渋谷駅のど真ん前にVR施設がオープン
CAセガジョイポリスは、同社が運営するアミューズメントパーク「JOYPOLIS」での“ニューブランド”という位置づけで、VRに特化した施設「JOYPOLIS VR」を展開する。その第1号店として、10月25日には「JOYPOLIS VR SHIBUYA」をオープンする。このオープンに先立って、10月18日にはプレス向けの内覧会が開催された。
「JOYPOLIS VR SHIBUYA」があるのは、渋谷駅前スクランブル交差点に面するファッションビル「MAGNET by SHIBUYA109」の6階だ。渋谷といえばこのスクランブル交差点を思い浮かべる人は多いだろう。そんな駅のど真ん前に位置することになる。
10月25日から遊べるのは「TERMINATOR SALVATION VR」と「TOWER TAG」、「THE DOOR」に加えて、新たに発表された「ギリギリ!高所VR」。このほかにもコンテンツの追加は予定されているとのことだが、現段階で発表されたのはこれらの4コンテンツ。
このうち「TOWER TAG」については以前、東京ジョイポリスのアトラクションを紹介しているので今回は割愛するが、JOYPOLIS VR SHIBUYAと何が違うかというと、利用料金とプレイ数だ。東京ジョイポリスでは1名あたり800円、約15分×1セットであるのに対して、JOYPOLIS VR SHIBUYAでは料金が1名あたり1,000円、約4分×2セットとなっている。これについては、「TOWER TAG」に慣れていない人も多いので、1セット目は練習モードとして使ってもらい、2セット目からはガチでの勝負にしてほしいという。
マジで怖い!落ちる恐怖と闘いつつ進む「ギリギリ!高所VR」
ではここからは、「TOWER TAG」をのぞくコンテンツについてご紹介していこう。まずは「ギリギリ!高所VR」だ。これはビルの壁に沿ったわずかな足場をゆっくりと進んでいく、というもの。途中で鳥が飛んできたり、風が吹いたりと、プレーヤーを足場から落とそうとする仕掛けが随所にちりばめられている。
いやホントを言うと、こんなもの全然怖くないでしょ。余裕でクリアっしょ、と思っていたのだ。なので、筆者の前で体験している人が、時には叫び、足の歩みを止め、震えている様には「ふっ」と笑ってしまった。
しかしだ、しかし。実際に体験してみてほしいのだ。今までのどんなVRコンテンツよりも、マジで怖かった。頭ではわかっているのだ。そこには空間がないし、一歩足を踏み出せば床があるわけだし、落ちるなんてことはないよ、と。ところがどうだ。VRゴーグル越しに見える世界は、まさにリアルなビルの谷間じゃないか! 下を向くと本当に高いところを歩いているような感覚になる。ああ。今書いているこの時も手に汗がにじみ出す。それくらいの怖い体験だった。
特にくせ者なのが、角を曲がったあとにある“くぼみ”。歩いている途中の映像にもくぼみが表現されているが、それはくぼみではなく、足場が欠けているところ。そこで踏み外すと真っ逆さま!いったん踏み外しそうになり、バランスを崩してしまうが、スタッフの方がずっとサポートしてくれているので、落ちそうになったり、こけそうになったときには支えてくれるのだ。
そして壁を歩き終わったあとは、空中に浮かぶパイプの上を歩くことになるのだが、無理、マジ無理! 「すみませんギブアップします!」と叫んだものの、「もう少しですから頑張りましょうねー。サポートしますから-」という温かいスタッフの方の声に励まされるように進んでいった。そして最後に待ち受けているのは……。
「ギリギリ!高所VR」のプレイ料金は800円。プレイ時間は約5分だ。でもマジ、800円の価値はありまっせ! ぜひとも体験してみてほしいコンテンツの1つだ。
ホラー屋敷で謎解きに挑戦!「THE DOOR」
次に紹介するのは「THE DOOR」。仕掛けられた謎を解いて部屋を脱出するVRゲームなのだが、ストーリーはホラー仕立て。遺伝学研究をしている博士・ジェイコブが、不治の病を患う娘・エイミーの治療のため、人々を監禁。さまざまな仕掛けがある空間から2人で協力して脱出するという内容だ。
VRゴーグルにViveコントローラーを手渡されてストーリーは進行していく。扉を開けるといきなり監禁。ふたりの間には鉄格子がはめられており、お互いの行き来はできない。ただしものをやり取りする穴があり、そこでアイテムを渡し合って謎を解いていくという仕組みだ。
しかしこの謎が半端なく難しい。カギを3つ開けないとお互いが会うことはできないのだが、1個しか開けることができなかった。あえなくタイムオーバーとなり、最後に起こる出来事は……。そのあたりは実際に体験してみてほしい。ちなみに筆者が確認した段階では、プレス内覧会でクリアした人はいなかった模様。何にしてもあっという間の12分だった。
なお、このゲームは協力プレイのため、2人でのプレイは必須。1人で来たとしても特にマッチングをすることはないそうなので、友だちなどと一緒に訪れてプレイする必要があるだろう。
「ターミネーター4」の世界を再現した「TERMINATOR SALVATION VR」
最後は「TERMINATOR SALVATION VR」だ。このコンテンツは「JOYPOLIS VR SHIBUYA」の目玉と言ってもいいものだろう。今回の内覧会では、筆者も特に楽しみにしてきた。このコンテンツはアメリカのSPACEが開発したもので、日本初上陸となる。プレーヤーは4人1組になって敵と戦うことになる。
このコンテンツのユニークなところは、プレーヤーの顔をスキャンして、アンドロイドの顔に貼り付け、アバターとして戦えること。自分の顔を見ることができないが、他の人の顔はわかるので、どこに誰がいるのか直感的に判別できるのがよい。「お? あいつ敵を倒したな?」といった行動まですぐにわかる。
顔写真のスキャンが終わったあとは少しのブリーフィングを交えてゲームスタート。ランドセル型のPCを背負い、VRゴーグルを取り付けたあとは、武器を渡されてプレイ開始だ。途中輸送機で運ばれていくシチュエーションがあるのだが、プレイエリアには実際にカコミがあって、そこに入ることで移動していく仕組みだ。
それにしてもガンシューティングは本当に楽しい。しかもこのゲームではトリガーを引きっぱなしで何発も打つことができる。リロードの煩わしさがないだけでもうれしくなる。敵が吹っ飛ぶシーンは気分爽快だ。
機器類を装着した画像を見て、手元にはセンサーが取り付けられていないことに気づいただろうか。しかし実際に手を前に出すと認識して、指の動きまでをアバターで表現してくれる。これはヘッドセットに下向きのセンサーが仕込まれており、これによって手元の動きを検知しているからだ。
プレイしたあとは、ふかん視点で見た映像をもらえる。これは入場時に登録したメールアドレス宛に送られるとのこと。プレイを見直して、もう1度戦うときの参考にするとよいかもしれない。
「TERMINATOR SALVATION VR」は1名あたり2,500円(録画データ込み)。プレイ時間は15分程度だ。今回のプレイも録画してくれていたので参考にしてみてほしい。