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「ID@XBOX 最新タイトル体験会」、球体の父と娘の愛を描く「Sally's Law」、弾幕型シューティングで対戦する「ライバル・メガガン」など7タイトルを紹介
2018年11月20日 19:35
日本マイクロソフトは11月20日、品川の本社にて「ID@XBOX プレスブリーフィング並びに日本最新タイトル体験会」を開催した。体験会では7本のインディータイトルを出展、それぞれ実際に触ることができた。
出展タイトルは、「Sally's Law」、「アルバスティア戦記」、「La-Mulana 2」、「BACK SLASH」、「ライバル・メガガン」、「フォーゴットン・アン」、「ドラゴンファングZ」。現状すべてのタイトルが発売日・価格未定だ。各タイトルを紹介していきたい。
球体状の親子の美しい絆を描く奇妙なパズルアクション、「Sally's Law」
今回触ったタイトルの中で筆者が大きく気に入ったのが、、「Sally's Law」。発売元はPolaris-x、開発元はNANALI Studios / room6。ボールそのままの丸い「娘」と「父」が登場する、独特の雰囲気を持つアクションパズルゲームだ。シングルプレイと、2人での協力プレイが可能だ。
シングルプレイは親子の絆をテーマにしたストーリー仕立てになっている。まず娘の幼少期の話をチュートリアルとして、母のいない不器用な親子がすれ違い、娘が都会に出た中、父の病気の話を聞いて、娘が故郷を目指す。これらのストーリーはキャラクターがステージを転がりながら語られていく。
親子の関係はゲームのシステムに密接に関係している。ゲームのステージは上下に分割されており、下を娘が、上を父が転がって進んでいく。2人の道は交わらない。シングルプレイでは最初は娘の視点で進む。娘のステージはジャンプで障害物や段差を越えていくアクションゲームだ。奇妙なのは目の前にある柱が次々と消えていくところ。娘はジャンプしながらステージを進んでいく。
娘の前の柱は、実は父が外しているのである。柱には色のついた鍵があり、鍵を取っていくことで柱がなくなっていく。父親の視点では娘が進む状況がわかり、娘の前の柱を外すため、父親は順番を考えながら鍵を取っていくのだ。プレーヤーは父と娘を交互にプレイしながら、彼ら2人の物語を進めていくこととなる。
協力プレイでは、1人が父、2人目が娘を担当する。娘が先に進むために、父がどのように鍵を取っていくか、そして娘はジャンプをミスしないようにプレイしていかなくてはならない。お互いの役割を果たしながらステージを進めていくこととなるのだ。
いかに避けるか! 弾幕型シューティングに対戦要素「ライバル・メガガン」
「ライバル・メガガン」は東京ゲームショウでも人気を集めた“対戦型”アクションゲームだ。発売元はSpacewave Software、開発元はデジカ。本作は「TATSUJIN」や「雷電」のような弾幕型縦スクロールシューティングと、「ぷよぷよ」のような対戦要素を加えたゲームとなっている。
ストーリーは独特のブラックなノリがある。エイリアンに生活権を奪われ押し込められている人類が、エイリアンに反抗するための最強の戦士を送り出すべく、有能な人間達を戦わせ、つぶし合いをさせて選抜することになる。ゲームに参加するキャラクター達は、エイリアンそっちのけで戦いを繰り広げていく。
ゲームはシングルプレイでも左右分割で、NPCと対戦していく。敵からの弾を避けつつ攻撃を当て続けていくと、対戦プレーヤーにザコ敵を送り込むことができる。ザコを倒すことで敵側により強力なザコを送り込めるようになる、お互いがミスがないとどんどんシューティングの難易度が上がっていくのだ。
スコアを上げていくとエネルギーゲージが溜まっていく。このゲージを使うことで、相手の移動を邪魔するトラップ攻撃をすることができる。このゲージはボムとしても使用可能でピンチを避けることもできる。ゲージをどう使うかも駆け引きとなる。
そしてゲージを上限まで溜めると「メガガン」は変形が可能となる。メガガンになったプレーヤーは敵フィールドを侵略、ボスとして対戦者の前に現われる。ボスは様々な攻撃が可能で、思う存分対戦者をピンチにたたき込むことができるのだ。
弾幕型シューティングはこれまで「自分との戦い」とも言えるストイックなものだったが、「ライバル・メガガン」は、お互いがいかに弾を避けられるか、その腕を競えるゲームとなった。弾幕型シューティングという手法で新しい楽しさを見せたゲームと言えるだろう。
[お詫びと訂正]
記事掲載当初「アルバスティア戦記」のタイトルを、誤って「アルバスタ戦記」と表記しておりました。お詫びして訂正いたします。