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伝説のゲームがよみがえる! 発売目前、PS4「シェンムー I&II」ゲーム情報をおさらい
2018年11月16日 10:00
セガゲームスは、11月22日にいよいよ発売となるプレイステーション 4用アクションアドベンチャー「シェンムー I&II」のゲーム情報を公開した。
「シェンムー I&II」は、かつてセガの家庭用ゲーム機・ドリームキャスト向けに発売されたアクションアドベンチャー「シェンムー 一章 横須賀」と「シェンムーII」を1本にまとめたパッケージ。魅力的な登場人物や、謎めいた壮大なストーリー、そして、自由に動き回れる広大な世界。3Dオープンワールドの先駆けであり、ゲームの歴史を大きく変えた作品のひとつとも言われる「シェンムー」が、画質の向上などPS4向けに最適化され、復活する。
発売目前の本作の魅力をまとめて紹介する。
数々の改良により「シェンムー」がさらに遊びやすく!
「シェンムー I&II」は、オリジナル版よりさまざまな点が改良されている。ゲーム画面の画質が向上し、プレイアブルシーンは16:9で楽しめる。また、方向キーでも左スティックでも移動の操作が可能に。UIのアップデートやどこでもセーブ機能の追加によって、さらに遊びやすくなっている。もちろん、ドリームキャスト版同様「シェンムー 一章 横須賀」から「シェンムーII」へのセーブデータ引き継ぎが可能だ。
【「シェンムー 一章 横須賀」あらすじ】
主人公は横須賀で生まれ育った青年、芭月涼(はづきりょう)。幼い頃から芭月流柔術の達人である父・巌(いわお)に武術を習い、ややぶっきらぼうながら正義感あふれる青年に育てられた。
ある日涼が家に帰ると、見知らぬ男が父に「鏡」の在処を聞きだそうとしている場面に遭遇する。巌は相当な武術の達人にもかかわらず、男の要求を拒んだことで命を落とす……。
突然の父の死、鏡の謎、男は一体誰だったのか。すべての謎を解き明かすため、涼は旅立つ。
【「シェンムーII」あらすじ】
芭月涼は、父を殺害した謎の男が香港に渡ったとの情報を入手する。亡き父が隠し持っていたもうひとつの鏡を手に、異国の地へと降り立つ涼。謎の男の手掛かりをつきとめるべく、海辺の街アバディーンをさまよい始める。
そんな彼だが、旅の前途も危うくなるような強烈な洗礼を浴びせられる。謎を解くカギとなる「鏡」を奪われてしまうのだ。
涼は「鏡」を取り戻すことができるのか? そして、謎の男は一体どこに?
主な登場人物
・芭月 涼(はづき りょう)
「シェンムー」シリーズの主人公。横須賀の芭月武館で生まれ育つ。3歳のころ母親が病死。それ以来、厳格な父・巌(いわお)の下で芭月流柔術の修行に明け暮れる日々を過ごしていた。
しかし、突如現われた謎の男に父を殺害され、天涯孤独の身となる。父が最後に残した言葉「愛すべき友を持て」を胸に抱きながら、その死の謎を追う旅路を続けている。
性格は無鉄砲で喧嘩っ早いが、内に秘めた意志は強固。復讐への決意は長引く旅を経ても、決して揺らぐことはない。だがその一方で、行く先々で知り合った人々とときには支えあったり、ときには諌められたりの触れ合いも多く、父の言う「愛すべき友」たちとかけがえのない経験を重ねることで、確かな成長を遂げている。
女性に接するのはやや苦手で、同窓生の原崎 望に無関心を装ったり、望の親友である田嶋に頭が上がらなかったりする。子供たちとは彼らと同じ目線で交流し、年配者や武術家に対しては、敬意を持って接する。
・玲 莎花(れい しぇんふぁ)
人里離れた桂林の村に住む少女。大自然の中でのびのびと育った彼女は、山野の植物や動物に関する知識が豊富で、けもの道などを見分けたり、風の流れで天候を読んだりすることもできる。
素朴で純真だが、時としてその優しさゆえに自らの危険をかえりみず行動することも。中国悠久の歴史と広大無辺の大地を象徴するような、神秘的で謎めいた存在である。
莎木の花が咲いた頃に生まれたため「莎花」と名付けられたが、実の両親を幼い頃に亡くしてしまう。現在は、石工を営む育ての親である袁(えん)と暮らしている。
涼の夢に登場する少女の姿が彼女とよく似ているが、果たしてそれが意味することとは……。
・藍帝(らんてい)
黒社会の巨大組織・蚩尤門(しゆうもん)の最高幹部のひとり。現在は失伝され、幻と言われている伝説の拳法を使う。拳法に関しては天賦の才をもち、表の世界にいれば、歴史に名を残す達人になっていたことは間違いない。
その性格は冷酷非情にして、繰り出される拳はまさに苛烈の一言に尽きる。すべてを威圧する鋭い眼光は他者を寄せつけず、同じ蚩尤門内部でも、まともに会話できる者すら少ない。
人間の限界を越えた過酷な修行により、全身に99の傷が刻み込まれた。古来より陽の象徴である龍の鱗が99あるという伝説から、蚩尤門内部で藍帝は龍の化身と信じられ、また畏れられている。左腕に、蚩尤門の刺青を入れている。
・刃 武鷹(れん うーいん)
ビバリーヒルズワーフを縄張りとしているストリートギャング、ヘヴンズのヘッド。カリスマ性があり、その言動や行動力でヘヴンズを統率している。金に対する執着心が異常に強く、基本的に仲間以外の他人を信用しない。
頭の回転が早く、ギャンブルも得意で、勝てないときは平気でイカサマも使う。口が達者で悪知恵が働き、腕っ節もあるのでアバディーンではかなり恐れられている。裏社会の組織である黄天会と対立しており、いずれひと泡吹かせようと考えている。
頭のバンダナ同様、レンの特徴を表すブルーのジャケットの背中には、中国の神獣、麒麟の刺繍が施されている。彼の素性を知る人間はヘヴンズ内でもいないが、その実は、モンゴル馬族の出身らしい。
・紅 秀瑛(こう しゅうえい)
洞察力にすぐれ、あらゆる状況を判断した上で、先を見越して行動する才女。口数が少なく、その真意を表に出すことはあまりない。自分の感情を律しているかのように表情はつねに穏やかで、その涼しげな瞳は、人の心の奥底まで見通すかのようである。
道教や中国文学にも造詣が深く、その知識は底が知れない。幼い頃に生き別れた兄のために、毎日参拝する彼女。一体何者なのだろうか。
・ジョイ(じょい)
バイク好きで快活、思ったことはどんなことでもすぐ口にするストレートな女の子。わがままでぶっきらぼうな言い方から誤解されやすいが、本当は心の優しい、裏表のない性格である。
父親の梁春雲(りょう しゅんうん)は港の貿易業務を取り仕切る、人々に信頼の厚い人物。ジョイはその一人娘で、その影響なのか、港でジョイに対して頭の上がらない人たちも多い。
涼と同様ジョイもまた、幼くして母親を失っている。そんなジョイに対し、父親はかなり甘やかしているとのこと。横須賀の陳親子とも面識があり、時折連絡を取り合っている様子。
・原崎 望(はらさき のぞみ)
涼のことをひそかに慕う女の子。日本で生まれたが、小学生の頃は両親の仕事の関係で、しばらくカナダのバンクーバーに渡っていた。帰国後、祖母の住む横須賀で再び暮らすようになった。
中学校転入当時、カナダとは環境の違う日本にすぐなじめずいじめられていたが、その時さりげなくかばってくれたのが涼だった。それ以来、涼への想いは募り続け、いつの日か告白しようと決意している。
自分の考え方をしっかり持っていて、なおかつ相手の気持ちを考えることもできる性格である。
いつもは祖母の花屋アイダを手伝う。将来は翻訳か通訳の仕事に就きたいと思っている。
・芭月 巌(はづき いわお)
芭月流の宗家にして、涼の父親。
性格は実直で、豪胆さゆえの落ち着きがある。また、謙虚さを尊び、礼儀と信頼を重んじる。まさに質実剛健という言葉がふさわしい人物である。
唯一の趣味と言えるのが書道であり、手紙やはがきも筆でしたためることが多い。武術に関しては天性の才能にめぐまれながらも、その才能におぼれない、努力型の人間である。
若いころは武者修行を重ねて、海外にも渡ったという。その厳しさゆえに、涼は反発することもあるが、父親としてまた武術の師として大きな目標になっている。
「シェンムー 一章 横須賀」の冒頭、1986年11月29日に謎の男によって殺されてしまう。奇しくもその日は、涼の18歳の誕生日でもあった。
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