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鈴木裕氏の新作VRアーケードゲーム「VRSUS(仮)」発表

有野課長も乱入! 鈴木氏「シェンムーは作ってます!(笑)」

9月20日発表

 ロケーション向けのVR筐体を展開するJPPVRと、VRコンテンツの開発を手がけるVResは9月20日、東京ゲームショウ、共同ブースにおいて記者発表会を開催し、ゲームクリエイター鈴木裕氏が手がけるロケーション向けVRタイトル「VRSUS(仮)」を正式発表した。「VRSUS(仮)」は2019年夏頃の正式稼働を目指して開発中で、1プレイあたり500円前後の見込み。

 発表会には、鈴木氏に加え、ゲーマーで「ゲームセンターCX」でお馴染みの有野課長も登場。発表会の途中に、共に両社製のVR筐体で対戦したり、両社とまったく関係の無い鈴木氏率いるYS NETが手がける「シェンムーIII」の開発状況について語り、最新トレーラーも公開するなど、波乱含みの会見となった。

 中でも注目なのは、鈴木氏待望の新作であり、鈴木氏としては2001年の「バーチャファイター4」以来、17年振りとなるアーケード向けタイトル「VRSUS(仮)」だ。「VRSUS(仮)」はVERSUS(対戦)とVRを組み合わせた造語で、そのままバーサスと読む。

【VRSUS(仮)】

発表会はJPPVR内で行なわれた
仕掛け人のJPPVR専務取締役 経営企画本部長の田畑俊哉氏
デモを見ながら解説を入れる鈴木氏

 このプロジェクトの仕掛け人は、JPPVR専務取締役 経営企画本部長の田畑俊哉氏。田畑氏はもともとセガで、鈴木氏と共に長らくアミューズメント事業を担当し、ジョイポリス等の大型施設を手がけた実績を持つ人物。発表会で田畑氏は、鈴木氏を“友人”と話し、十数年ぶりのタッグとなる。

 発表会では挨拶もそこそこに、早速「VRSUS(仮)」のデモプレイが行なわれた。鈴木氏は「本来はまだ出せる状態のものではない」と語ったが、実際まだコンセプトレベルのもので、フレームレートもとても60以上出ているようには思えず、正直な所、eスポーツタイトル以前に、まだゲームとして成立していなかった。

 ゲーム性は、VR初期の頃からあるVRドッジボールの発展系で、「ファイナルファンタジーX」のブリッツボールを彷彿とさせるサイバー空間に、縦横3メートル、奥行き15メートルのワクが設けられ、プレーヤーと対戦相手はその中でドッジボールを行なう。

 エネルギー弾を投げ合い、盾で防いだり、チャージ弾を繰り出しながら、一定時間内により多くの点数を獲得した方が勝ちというものだ。デモを見ている限りでは、どうすれば得点に繋がるのかよくわからなかったが、頭部にしか当たり判定がないということで、まさに急ごしらえのデモのようだ。実際には、様々なスキルを駆使した特殊な弾を投げられるようだが、まずはゲームとして成立させ、バランスをしっかり取るのが先ということで、完成までまだしばらく時間が掛かりそうだった。

【VRSUS(仮)】

【「VRSUS(仮)」デモンストレーション】

 デモの後、トークセッション第2部として、有野課長が登場。有野課長は、15年ほど前に「ゲームセンターCX」の企画で会って以来の再会ということで、知己の間柄ということで「シェンムーどうなりました?」と突っ込むと、鈴木氏は苦笑しながら「今作ってます」と笑顔で応じ、gamescom 2018で公開した最新トレーラーを国内初お披露目した。有野課長は、「シェンムー」ファンとして「13章までやる気満々だったのに」とディープなツッコミを入れつつ、「来て良かった」と笑顔で語った。

 発表会ではその後「VRSUS(仮)」を競技種目に含めたVR eスポーツ大会「VR Sportワールドトーナメント」をJPPVRとVResと共同で、2019年に開催することを明らかにした。詳細については追って発表するということだが、初回はアジア地域を対象に開催され、賞金総額は日本最高クラスになるという。競技種目は「VRSUS(仮)」を含めた複数タイトルということで、参加希望者はJPPVRの筐体が設置されている店舗で練習に励む必要がありそうだ。

【VR Sportワールドトーナメント】

【有野課長とのスペシャルトークショウ】

【Shenmue III - The Prophecy Trailer】