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奇抜なキャラが織りなす戦略バトルが熱い!「リボルバーズエイト」プレイレポート
スキルがキモとなるリアルタイムストラテジー
2018年10月29日 18:30
セガゲームスが手掛ける近冬配信予定のAndroid/iOS用リアルタイムストラテジー「リボルバーズエイト(以下、リボハチ)」。おとぎ話をもとにした奇抜な設定のキャラクターや、従来のタワーディフェンスの要素にキャラクターの固有スキルが加わったゲームシステムなどが話題を呼んでいる。
実際、事前登録者数は10,000人を超え、クローズドベータテストも応募者多数により追加募集が行なわれるなど注目を集めている本作。今回は筆者もクローズドベータに参加することができたので、プレイインプレッションをお届けする。
奇抜なキャラクターの繰り出すスキルが鍵
本作は1vs1のリアルタイムストラテジーなのだが、まずキャラクターの設定がかなりぶっ飛んでいる。登場するキャラクターは童話やおとぎ話の登場人物がモチーフなのだが、SNS好きな赤ずきんや、かぼちゃのバイクを乗り回すシンデレラなど、とにかく濃い味付けがされているのが印象的だ。
本作ではこうした童話出身の「ヒーロー」に加え、赤鬼や、トランプ兵などの「ミニオン」を召喚しながら戦っていくことになる。
さて、本作の基本的なルールは8枚のカードからなるデッキを駆使し、相手のタワーを破壊するというもの。プレーヤーは時間とともに溜まっていく「インク」を消費することでカードをプレイすることができ、召喚されたユニットはオートで動いてくれる。ユニットは基本的に敵陣まで進み、射程内に敵ユニットやタワーが入ると自動で攻撃する。守りに使ったユニットが残っていればそのまま敵陣へと攻めていくので、自分のタワーを守りながら相手のタワーを攻める、という攻防一体のゲームシステムだ。
また、ヒーローのロールは最前線で相手の攻撃を受ける「タンク」や、耐久力こそ低いが高い攻撃力を持つ「ストライカー」、範囲攻撃で味方を支援する「サポート」など様々だ。キャラクターごとにインクの使用量は異なるが、自陣内ならば任意の場所に召喚することができるので、その時々で効率的にユニットを配置することで有利に試合を進めていくことができる。
また、ヒーローには固有のスキルと、デッキに1枚だけ設定できる「リーダー」だけが使用することが可能な「スペシャルスキル」があり、これらが戦局を大きく左右する。
ヒーロー以外のキャラクターとなるミニオンは、固有のスキルを持たない代わりに複数体のユニットで構成されている。数でゴリ押す戦略で範囲攻撃を持たないヒーローを押しつぶすことも可能だ。消費インクが少ないものが多いので、敵の足止めやタワーの削りなど、攻守に活躍することができる。また、固有のライフを持った建物や、強力な効果を持った魔法なども存在しており、強力なヒーローだけではなく、これらのローコストなカードをいかにうまく使用するかが勝負のカギとなる。
自由にデッキを構築し、いざバトル!
本作はデッキによってさまざまな戦略をとることができるのも魅力。タンクやストライカーを中心とし、純粋なパワーで押し切る強襲デッキや、自陣で守り、足の速いユニットでカウンターを決める反攻デッキ。遠距離攻撃主体で、敵タワーの攻撃範囲外から遠距離射撃するのが得意な砲撃デッキの3種類が基本的な戦略となっている。
今後、ユニットのスキル構成などによっても様々な戦略が出て来ることが予想されるので、まずは基本となるセットで好みの戦略やヒーローを探すといいだろう。
本作はリーグ制をとっており、オンラインでの対戦で勝つほどに上のステージへ挑むことができ、ランクを上げることによってカードが解放されるなど、様々な特典を得ることができる。
さて、実際にリーグ戦をプレイしてみると、やはりインクの管理が重要であり、効率的にユニットを展開していくことが勝利の鍵だと感じた。ただやみくもに強力なユニットを出し続けているだけでは決して勝つことはできない。
非効率なプレイ、特にユニットを召喚したはいいものの、何もせずに遠距離攻撃で撃破された場合や、コストの大きいスペルの空撃ちなどはわりと致命的で、立て直すのが難しいケースも多々ある。ミスを突かれてそのまま押し切られてしまう展開となりがちだ。ただ、インクの管理やユニットの役割をしっかりと把握できてくると、一気にプレイ感は変わる。上記のようなミスが減るのはもちろん、出したユニットが敵のスペルなどで倒されても、こちらのスキルやスペシャルスキルで容易に体勢を立て直せるようになってくる。
そのため、中盤までお互いにどちらが勝つかわからない展開になることが多く、特にヒーロー同士がスキルを撃ち合う展開になると一進一退のシーソーゲームとなり熱い試合となった。短い時間ながらもここまで手に汗握るバトルが楽しめるゲームは中々ない。総評として、奇抜なキャラクターに目が行きがちだが、本作のキモはシンプルながらも奥深いゲーム性。いつ、どのようにユニットを召喚し、いつスキルを使用するかをインクを管理しながら行なわなければいけないので、常に効率的な立ち回りが求められる。もちろん、キャラクターに力を入れているだけあってストーリーモードなどもかなり充実しているので、"ガチの"ゲーマーでなくとも楽しめるはずだ。今から本リリースが待ち遠しい。
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