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ヒト対ヒトのVR eスポーツ「TOWER TAG」が東京ジョイポリスに登場
2対2で遊ぶ対戦型シューティングアトラクション
2018年2月7日 19:39
CAセガジョイポリスが運営する、東京・お台場にある「東京ジョイポリス」。この中のアトラクションとして、2対2で遊ぶ対戦型VRシューティングゲーム「TOWER TAG」が2月9日にオープンする。このプレイベントとして、プレス向けの内覧会が2月7日に行なわれたので、その模様についてお届けする。
欧州で話題の対戦型VRシューティングゲーム
「TOWER TAG」はその名前の通り、VRフィールド内に配置されている塔を飛び移りながら相手を倒すガンシューティングゲーム。2人1チーム×2の計4人で、「ICE」と「FIRE」に分かれて対戦する形式となっている。同社ではこれを「VR eスポーツ」と呼んでおり、「eスポーツの流れをくんだVRの最も新しい形の1つ」であるとしている。
プレイスタイルとしては単純で、ハンドガンを相手に向けて撃ち合う、これだけだ。ライフゲージが用意されていて、ダメージを受けるとゲージが減っていき、ゼロになるとゲームから離れることになる。どちらかのチームが全滅すると勝利したチームに1ポイント得点が入り、そこからゲームが再スタートする。1セットは5分という制限がある。
プレイできる部屋は4つあって、2組ずつの利用が可能。チームごとに違う部屋に案内され、対戦する。プレイエリアは3×3メートルで、この中に1人で入って使うことになる。以前紹介した「近未来制圧戦アリーナ 攻殻機動隊 ARISE Stealth Hounds」のような形とは違い、PCを背負って動き回るのではなく、天井から下がっているコードでつながっているヘッドセットとVRゴーグル(HTC Vive)を付けるだけ。フィールドにある塔のてっぺんに照準を合わせてトリガーを長押しし、ワイヤーがつながったらガンを上に跳ね上げる形で移動していくので、歩いて行く必要はない。ただし敵に背を向ける可能性もあるので、周りだけはぐるぐると見回すという感じだ。
ゲームスタートの状態では、フィールド内の塔はICEとFIREにそれぞれ分かれているものと、白い中立の塔との3種類が用意されている。先ほども述べたように長押ししてワイヤーを張ることで移動ができるのだが、自陣の塔の場合はすぐに移動ができるが、それ以外の場合はある程度チャージして、自チームの色に変えないと利用できない。
しかしこれが結構重要で、陣地を広げていって移動をしやすくして、相手の背後を取って攻撃するといった戦略にも関わってくる。加えて塔には防御板があるので、しゃがんだりして防御板に身を隠しながら攻撃することも大事だ。
ちなみにハンドガンだが、ゲージがあり、それが空になるまでは押しっぱなしでの連射が可能だ。
さてプレイした感想だが、5分という時間はあっという間に過ぎた感じ。最初は慣れていなかったので、すぐにやられてしまったりしていたが、慣れてくると塔の防御板を使いながら敵の弾を回避して、隙間から相手を打ち返して倒すことができるようになった。しかしそれもゲーム終了間際。1回のプレイではうまくはいかない。何回も繰り返してプレイして、その感覚を体に覚えさせる必要がありそうだ。同年代くらいのプレスの方と一緒になったのだが、相手のチームは20代かと思われる若い人たち。筆者がすぐにやられた分、同じチームの方が頑張ってくれたものの、若い力には及ばず、おじさんチームは4対1のスコアで破れてしまった。
「TOWER TAG」は、単純だが戦略性もあり奥深いゲームのように感じる。パスポートでの利用も可能なので、ほかのアトラクションと一緒に楽しんでみてはいかがだろうか。
「TOWER TAG」
ジャンル:対戦型VRシューティングゲーム
料金:800円(1名あたり、税込)※予約不要
※東京ジョイポリスへの入場には別途料金が必要。各種パスポート利用可。
プレイ人数:最大4名(2対2)
年齢制限:13歳以上
プレイ時間:プレイ時間5分×1セット
ゲームエリア:3×3メートル(1名あたり)
オープン日:2月9日
TOWER TAG:©VR-Nerds Gmbh