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【ホビーショー】BANDAI SPIRTSホビー事業部ブースをレポート
PGやHGシリーズの新製品や、「Figure-rise ハロ」など、注目製品が目白押し!
2018年9月29日 08:35
本日より開幕した「第58回 全日本模型ホビーショー」のBANDAI SPIRTSブースは、2つにわかれた会場のうち、東8ホール側のほぼ全てのスペースを使用して、同社各事業部が合同で出展していた。その中で、今回の主役ともいえるホビー事業部は、非常にたくさんのプラモデル新製品を出展していた。
その筆頭となるのはやはりガンプラ。中でも「PG 1/60 ダブルオーガンダムセブンソード/G」は、その大きさや完成度の高さから大きな注目が集まっていた。大破したダブルオーガンダムを改修し、「セブンソード」、「GNソードIIブラスター」を装備した機体で、「月刊ホビージャパン」誌に連載された「機動戦士ガンダム00V戦記」に登場している。
かつてPGでは、「ダブルオーライザー」が2009年に発売されているが、今回プロポーションの見直しで、頭部、肩部、脚部などを新規に設計。メカデザイナー海老川兼武氏の監修により、成形色なども一新している。付属の武装「GNバスターソードII」は、LEDによる発光ギミックを再現。クリアパーツによる導光も設定形状に合わせて設計されている。12月発売予定、価格は24,840円。
その隣には、「MG 1/100 Ex-Sガンダム/Sガンダム」が参考出展されていた。具体的な発売のアナウンスなどはなく、あくまで参考出展となるが、先日発売された「MG ディープストライカー」の一部パーツを流用しての新造形となるようだ。実際に発売されるとなれば、2003年のMG以来のリニューアルとなり、15年の時を経て現在の技術で蘇る「ガンダム・センチネル」の人気機種に期待がかかる。
HGシリーズでは、「機動戦士Zガンダム」の機体のキット化に続き「機動戦士ZZガンダム」の機体も同様に新作が発表されている。一般販売される「HG 1/144 R・ジャジャ」、そしてプレミアムバンダイでの受注生産となる「HG 1/144 ガズR/L」が展示された。それぞれ待望のHG化で、前者は肩の特徴的な「バリアブルシールド」を差し替えなしで前方へと動かせるなど、劇中同様のギミックを再現。また後者は2体セットでの販売となり、装備やエフェクトなども2体分が付属している。
またHGシリーズの新作に「機動戦士ガンダムUC」版の「HG 1/144 グスタフ・カール」の発売も決定。こちらも待望のキット化で、左腕のマシンガンの可動や、特殊な形状の脚部の可動に独自のギミックを内蔵しているという。他にも「機動戦士ガンダムNT」、「ガンダムビルドダイバーズ」などを中心とした新たな製品が展示された。
ガンダムシリーズの人気キャラクターの「ハロ」が、「Figure-rise Mechanics」として12月に発売されることも決定。「Figure-rise Mechanics ハロ」は、このためにメカデザイナー大河原邦男氏によって内部構造が新規にデザインされ、直径80mmのサイズの可動モデルとしてキット化される。
同シリーズの「ドラえもん」などと同様、内部メカが見えるクリア外装も同梱。また別売りのLEDユニットを使用し、内部メカの目のパーツを可動させることで、外装パーツの下で表情をつけた目が発行するというギミックが搭載されている。他にもハロの造形は、「ハロプラ」シリーズの「モビルハロ」なるオリジナルメカや、コミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」などが出展された。
ガンプラ以外のプラモデルのラインナップも非常に豊富だ。今年のワンフェスで発表された「HG 1/300 ゴウザウラー」は、デザインワークス担当のやまだたかひろ氏による監修が行なわれ、今回新たにアニメ版のプロポーション再現用パーツが付属することが決定。コンパーチブルで、好みのプロポーションを選択可能となっている。
前述のハロと同じ「Figure-rise Mechanics」で発売予定の「ブルマの可変式No.19バイク」は「ドラゴンボール」のブルマが搭乗する、コミックスのイラストで描かれたバイクで、3つの形態に可変することが判明。高速走行の基本形態「バイクモード」、ロボットのような2足歩行の「バイペダルモード」、オフロード向けの「トライクモード」の3種類だ。
可変ギミックに加えて、スケールモデルのようなディテールを再現し、一部にはメッキパーツなども採用している。搭乗するブルマは可動フィギュアではなく、パーツの差し替えで3モードの搭乗ポーズを取れる設計で、プロポーションを重視したものとなっている。現在ドラゴンボール」のオフィシャルサイトのコラムにて、このキットの開発経緯を開発スタッフが語る「メカ不思議アドベンチャー」が連載中だ。
児童向けのアニメーション「ポチっと発明 ピカちんキット」の「ピカちんキット」シリーズに、なんとラジオコントロール式のドローン「ピカちんキットS06 ピカちんドローン」がラインナップ。2種の飛行モード、3段階のスピードで、気圧センサーを内蔵して高度を自動調整するという、ドローンとしての機能も備えた本格派だ。
本体は完成済みで、外装を取り付けるだけで完成するキットで、足のようなパーツによってローターがガードされ、壁などにぶつけてしまっても壊れにくいにように設計されている。価格は9,180円とかなり高価で、親御さんと一緒に楽しむキットとなりそうだ。
その他、「マジンガーZ INFINITY Ver.」、「フルメタルパニック! Invisible Victory!」、「STAR WARS」、「ポケットモンスター」、「宇宙戦艦ヤマト2202」、「Figure-rise Standard」などから新製品が目白押しだ。こちらも写真にて紹介していこう。