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「アサシン クリード オデッセイ」、Gamescomバージョン体験レポート
「石化の島」で待ち受けるメデューサに大苦戦!
2018年8月22日 08:03
Ubisoftは、ドイツで開催されているGamescom 2018にプレイステーション 4/Xbox One/PC用アクションゲーム「アサシン クリード オデッセイ」を出展した。今回、ビジネスブースで50分というまとまった時間のプレイを体験することができたので、プレイしたインプレッションをお伝えしたい。E3での試遊レポートと合わせてお読みいただければ、より本作を理解できるはずだ。
前作「アサシン クリード オリジンズ」からシステムを一新し、よりアクションゲーム色を強めた本シリーズだが、最新作となる「アサシン クリード オデッセイ(以下、オデッセイ)」は、基本的な部分を「オリジンズ」から踏襲しつつ、主人公が男女の選択式になるなど新しい要素をふんだんに盛り込んでいる。
舞台となるのは、紀元前431年のギリシア。今回は試遊用に用意された部分ではなく、長いクエストの要所要所をロードしつつ体験するという形だった。そのため、キャラクターはロードするデータによってアレクシオスになったり、カサンドラになったりと変化している。
今回の試遊では「Petrified island」という島での一連のクエストを体験した。石化した島という物騒な名前は、その後の事件を予測させる。さらに「Land of Sapphic Love」という副題は、女性同士の同性愛を感じさせる。出てくる敵のレベルからみて、かなり後半になってから訪れる場所かもしれない。
この島のEresosという街の海が見える丘に上がると、Bryceという女性が島の男と兵士たち責め立てられている光景に遭遇する。男は、Bryceが女性はLigeaという恋人を森にいるクリーチャーに生贄として差し出して、村を呪ったと主張する。Bryceはそれを否定して、Ligeaは化け物に体を乗っ取られており、助けなければならないと懇願してくる。話を聞き終わると、どちらを選ぶかの選択肢が表示される。ここでBryceに加勢すると、男たちと戦うことになる。
レオニダスの折れた槍の力で敵を吹っ飛ばす
「オリジンズ」からよりアクション色が強まり、戦闘は過去のシリーズに比べてシビアになっている。複数を相手の戦闘では、連続で攻撃を受けるとすぐに殺されてしまう。代わりに、主人公は「レオニダスの折れた槍」というアイテムから繰り出す神の力をアビリティとして使うことができる。相手をまとめてふっとばして体力の半分以上を奪う技や、相手の持っている盾を破壊する技など、アビリティには非常に強力なものがそろっている。だが一度使うと一定時間のクールダウンが必要なうえ、ゲージも必要になると制限が多いため、連発はできない。
今作もスキルツリーがあり、ハンター、ウォリアー、アサシンという系統が選べるようになっている。習得したアビリティは8つあるショートカットにセットして戦闘中に「L1」か「L2」ボタンと右の4つのボタンで選択する。どうしても勝てない時にはアビリティを変えて試すこともできる。
やっとのことで男と兵士を倒すと、画面右下にある賞金稼ぎゲージとでもいうべきものが上昇し、仮面マークに達すると賞金稼ぎが動き出す。前作でも苦労させられたが、賞金稼ぎは非常に強くそして執念深い。賞金稼ぎは犬を連れており、この犬がまた厄介だ。逃げて隠れても、匂いで見つけ出して草むらの中まで追いかけてくる。クエスト中、いいシーンでも空気を読まずに現れては、筆者の弱いカサンドラを殺してくれた。
石化攻撃を使ってくるメデューサに苦戦
賞金稼ぎや兵士と長々と戦っていたので、途中をすっ飛ばして化け物がいるという森の奥にある「Petrified Temple」へと向かう。本来なら、遺跡に入るカギを見つけ出すための一連のクエストをこなす必要があるそうだが、長いので今回は少し先のデータをロード。お手軽に中に入ることができた。
中には転々と外に向かって逃げているような姿の石像が立っている。Bryceは、カサンドラの静止も聞かずに奥へと走っていってしまう。カサンドラが向かった先にいたのは、蛇の髪を持つモンスター「メデューサ」。Bryceはメデューサに「Ligea?」と語りかけるが、メデューサは返事をする代わりにBryceを石に変えてしまう。
メデューサ戦は、この石化ビームと円形の遠隔連続攻撃を避けつつの戦いとなる。メデューサは時折石化した兵士を下僕として召喚する。石化した兵士と戦っている間は、光の玉に包まれて攻撃を受け付けなくなる。
兵士と戦っている最中にも石化ビームは来るので、柱に隠れて避けつつ戦わなくてはならない。ビームに当たっても、すぐに石になるわけではないが、ガリガリ体力が削られるうえに体が石っぽい色に変化して移動速度が大幅に低下する。雑魚がいたり、直後に連続攻撃が来るタイミングで石化してしまうと、ほとんど抵抗できずに倒されてしまうため、100%避けるくらいの心構えが必要だ。
石化ビームを避けてからメデューサめがけて突進しても、数発も攻撃が当たらないうちに別の場所にテレポートしてしまう。これを防ぐには、わずかな攻撃のチャンスに大攻撃を当てて、そこから小攻撃へとコンボをつないで削るしかない。タイミングはかなりシビアで、今回一緒に試遊していた海外のメディアも倒せている人はいなかった。ぜひ製品版で、メデューサを倒してこの悲恋の結末を見届けて欲しい。
神話が息づく古代ギリシアらしい冒険が楽しめる
今回は、歴史的な事件ではなく、古代ギリシアという舞台にふさわしい神秘的でロマンあふれるストーリーを体験することができた。「オデッセイ」という名前の元になった叙事詩「オデュッセイア」には他にも有名なモンスターが多数登場する。それらがゲーム内に登場するのかどうかは明らかになっていないが、そういう神話の時代らしいロマンと冒険心溢れるファンタジーも、本作では存分に楽しめそうだ。
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