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【スマホアプリ今日の1本】「妖怪ウォッチ ワールド」

ヒョーイさせて全国の妖怪をゲット!バトルはカンタン、コレクター要素も山盛り搭載!

6月27日 配信開始

 6月27日に行なわれたガンホー・オンライン・エンターテイメントとレベルファイブによる発表会後、電撃的に配信が開始された「妖怪ウォッチ ワールド」。

 「妖怪ウォッチ ワールド」はGPSを用いた現実世界での位置とゲーム内での位置を連動させ、マップ上で妖怪たちを探すという位置情報ゲーム。いわば「パズドラレーダー」や「ポケモンGO」のように、地図と組み合わせて「妖怪ウォッチ」の世界を堪能できるタイトルだ。

 本作の基本的な遊び方は移動先でマップをサーチし、現われた妖怪とバトルをすることで妖怪と「ともだち」になり、妖怪メダルを集めていくというもの。登場する妖怪は「ジバニャン」や「コマさん」などの超メジャーなものを始め様々なものが登場し、同じくドメジャーな「ウィスパー」は秘書としてプレーヤーをサポートしてくれる。ほかにもゲーム内の「図鑑」の番号を見た限りでは計400体近い妖怪が登場するようだ。

本作のメイン画面。右下のコンパスをタップすることで「サーチ」し、周辺を探索する
友だちになった妖怪はお馴染みメダルとして入手できる

「妖怪ウォッチ ワールド」の3大ポイント

・原作の妖怪たちが多数登場!
・現実と「妖怪ウォッチ」世界がAR技術によって融合!
・「取り憑け(ヒョーイ)」により、他のプレーヤーたちに全国を回ってもらえる(!?)

 ゲームのメイン画面となるマップ上で「サーチ」をすることで、周辺のプレーヤーと妖怪、アイテムなどを探すことができる。現われた妖怪をタップすると現実世界を背景に紫のもやのようなものが出現し、画面中央に収め続けることで正体を見破ってバトルに入ることができる。

 バトルは原作シリーズに近い仕様となっており、配置した味方の妖怪たちが自動的に攻撃を繰り出していってくれるシステムとなっている。プレーヤーが介入できるのは味方妖怪の位置の変更と、「もちもの」の使用、そしてそれぞれの妖怪が持つ「ひっさつわざ」の使用だ。

 戦闘では倍速機能なども用意されておりサクサク進む。ただ、プレーヤーが戦略的に介入できる部分が少ないため、強力な妖怪と戦う際には妖怪たちの育成をしっかりしておく必要があるだろう。

 妖怪たちはバトルを重ねることで経験値を獲得し、レベルアップしていく。また、妖怪同士を合成することでも強化が可能で、特に同じ妖怪を合成させるとスキルのレベルを上げることもできる。じっくりとお気に入りの妖怪を育てる楽しみもありそうだ。

紫のもやをカメラに捉えると……
妖怪が出現!
「ジバニャン」も比較的序盤から登場する

 また、本作で特筆すべきは「取り憑け(ヒョーイ)」機能だ。これは他のプレーヤーに自らの所持妖怪を"取り憑ける"ことで、他のプレーヤーにくっついて移動するというもの。

 ヒョーイさせたプレーヤーが移動した距離に応じて、アイテムやゲーム内通過の「ヨーカ」、そして時には現地の妖怪を一緒に連れて帰ってきてくれる。また、妖怪はヒョーイしたプレーヤーが他のプレーヤーに妖怪をヒョーイしなおしてリレーよろしく遠距離まで移動していることもある。一定時間後には手動で手元に戻す形になるのだが、そこまでの移動ルートや距離が表示されるので、「おお、この子そんなところまで行ってきたのか!」とちょっと嬉しくなったりする。

ヒョーイ後の移動経路と距離がわかる。63キロはまずまずの旅か
最初のガシャは何度でも引き直しが可能

 気になる課金要素としては「ガシャ」が存在しており、課金通貨を使って妖怪たちを手に入れることができる。基本的に妖怪たちはバトルの終了後に確率で手に入れることができるのだが、ランクSやAのハイレアリティの妖怪はもしサーチで見つけることができてもびっくりするほど強く、ゲームを始めたばかりではとても歯が立たない。こうした強力な妖怪を簡単に手に入れる1つの手段と言えるだろう。

 また、チュートリアル終了後には無料で10連のガチャが引ける。これは引き直しが可能となっており、納得いくまで回し続けることが可能なので、いわゆるリセマラなどは不要な仕組みとなっているのは嬉しいところだ。

強敵は本当に強いので序盤は歯が立たない!

 本作は位置情報ゲームでありながら、自分で移動した分だけでなく、他のプレーヤーに"ヒョーイ"して日本全国を回れるというのが妖怪らしさ全開で面白い。また、ゲーム内マップはサーチをかけるごとに表示されるプレーヤーや妖怪が更新されるので、極端なことを言うと1歩も歩かなくとも妖怪と出会えるのも嬉しいシステムだ。

 妖怪を集めるのはもちろん、地図を埋めたり、ご当地アイテム「おみやげ」の要素などもあり、全国を巡るコレクション要素も豊富に用意されている。「妖怪ウォッチ」のファンはもちろん、コレクター気質のプレーヤーはどっぷりとハマれることだろう。ぜひ1度プレイしてみていただきたい。