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フレンドのオトモアイルーも連れて歩ける!「MHW」、公開生放送にて実機プレイを徹底紹介
開発陣ミニインタビューも掲載!
2018年1月6日 14:44
- 1月5日 開催
カプコンは、1月26日に発売予定のプレイステーション 4用ハンティングアクション「モンスターハンター:ワールド」において、「スペシャル公開生放送 2018 Winter」を1月5日に開催した。
「スペシャル公開生放送 2018 Winter」ではプロデューサーの辻本良三氏、エグゼクティブ&アートディレクターの藤岡要氏、ディレクターの徳田優也氏の開発陣3名による実機プレイが行なわれたほか、次回のオープンβ開催の告知をはじめとした新規情報が公開された。
今回の実機プレイでは「フレンド」や「サークル」といったコミュニティ周りの機能が紹介され、「任務」クエストの「電影走るはトビカガチ」に4人のマルチプレイで挑む様子を見ることができた。また、公開生放送後には開発陣にインタビューすることもできたので、この模様をお伝えしたい。
コミュニティ機能も充実。16人が集う賑やかな集会エリア
今回の実機プレイでは、はじめにコミュニティ周りのシステムが紹介された。「MHW」におけるコミュニティのひとつ「サークル」はMMORPGなどでいう「ギルド」のようなシステムで、最大50人まで所属することができるというもの。
これを用いてサークル専用の集会エリアを作ることができ、実機プレイでは16人が集う周回エリアの様子を実際にみることができた。この満員の様子を見せるために「わざわざ16名集めた(辻本氏)」ということだが、オトモをあわせると32キャラクターが同じ集会エリアにいるということで、かなり賑やかな様子となっていた。
サークルとは別にもちろん「フレンド」機能も用意されており、こちらはPlayStation Networkのフレンドと連携することも可能となっている。フレンドになったプレーヤーはメニューリストの「フレンドを招待する」機能からから直接自分のロビーに呼ぶこともできるという。
また、チャットやシリーズお馴染みの「ギルドカード」はそれぞれ個別のフレンドに送ることも、サークルに向けて一斉に送ることもできる。
これらのコミュニティ機能はβ段階では実装されておらず、ユーザーから「フレンドと一緒に遊びにくい」という声もあったのだという。しかし、製品版ではこれらのコミュニティ周りの機能が実装されるので、フレンドに限らず一緒に遊ぶプレーヤーを探しやすくなるような環境を用意しているとのことだ。
ひととおりコミュニティ機能の紹介を終えると、次に徳田氏は「任務」クエストの「電影走るはトビカガチ」に出発。「任務」クエストは従来の「キークエスト」にあたるもので、「MHW」のストーリーは「任務」によって進行していく。「任務」ではストーリーの展開に伴った演出が挿入されるため、メインターゲットの狩猟が始まるまではマルチプレイは不可となる。狩猟が始まると同じロビーにいるプレーヤーの途中参加が可能になり、同時にロビーを超えてマルチが参加できるようになる「救難信号」の発信もできるようになる。
クエストがソロプレイからマルチプレイに切り替わると、モンスターの体力がマルチ用の数値に変化する。モンスターの体力は「1人」か「2人~4人」の2パターンの体力が用意されているとのことなので、いざマルチをするのであれば満員の4人でプレイするほうがモンスターを楽に討伐できるだろう。
また、マルチプレイはクエスト開始から10分以上経過した後に途中参加すると貰える報酬が減少する。この旨は途中参加する際にメッセージが表示されるとのことだが、素材目当てで途中参加をする際は注意したいところだ。
ちなみに、今回のフィールドは「古代樹の森」であったが、ギルドカードを交換したフレンドのオトモは「ふらっとオトモ」としてフィールドに出現することがあり、ここでは先ほどギルドカードを交換した辻本氏のオトモ「藤岡」が登場。話しかけるとついてきてくれるので、ソロプレイの時は2人のオトモを連れて歩くことができる。
トビカガチの狩猟にはモンハン部のモテヤマ編集長がボイスチャットで参加し、4名で挑むことに。3人の合流を待つ間に藤岡氏が倒されてしまうというアクシデントに見舞われるものの、合流後は無事トビカガチの狩猟に成功して実機プレイを終えた。
公開生放送の終了後、短い時間ではあるがメディア合同で開発陣にインタビューをすることができたので、こちらの内容も併せてお伝えしたい。
発売後にも継続的なアップデートを予定!開発陣インタビュー
――βテストの反響はいかがでしたか?
辻本氏:いい反響をいただいています。「プケプケ」や「クルルヤック」などもあまり好評せずに入れていたりしたのですが、そういったところにも気づいていただいて、良いβテストになっていたと思います。
――今回はグローバルでのテストでしたが、海外の反応はいかがでしたか?
辻本氏:海外の方からもアクションとしていい評価をいただけています。海外では「モンスターハンター」をプレイしたことがない方も多いので、βテストだけでゲームサイクルなどを伝えるのは難しいのですが、動画などで「MHW」を知ってもらいながらアクション部分を体験してもらうという意味では効果的なものだったと思います。
藤岡氏:予想以上の方に遊んでいただけたとは聞いていますので、ここからもっと広げていければと思っています。
――βテストではユーザーからどのような意見が寄せられましたか?また、その意見を発売までに反映することはありますか?
辻本氏:色々とご意見をいただきましたが、「MHW」で変わった操作方法についてのご意見もありました。中にはオプションで設定することで従来シリーズの操作に戻すこともできる部分がありましたので、βテストではこういったオプション部分についてお伝えしきれていなかったことがあったなと反省しています。発売までにそういったわかりにくい部分に対してしっかり説明をしていきたいと思っています。
――βテストの負荷はどの程度でしたか?
辻本氏:本当に多くの人に参加していただけたので、やっておいて良かったなと思います(笑)。
徳田氏:開始が日本の深夜だったので、日本の方がここまで参加してくださるというのは想定外でした。
藤岡氏:1回目のβテストで起きたネットワークの問題が2回目では解消できて、比較的スムーズに実施できたという実績も残せたので有意義なテストだったと思います。
――本日公開されたPVに「クシャルダオラ」や「テオ・テスカトル」が登場していましたが、専用BGMは「MHW」でも使用されますか?
徳田氏:専用BGMはしっかり用意してあります。動きも今作なりに調整してありますので、挑戦し甲斐のあるモンスターになっているかと思います。
――全体を通してストーリーはゲームのどのくらいまで関わってくるのですか?
藤岡氏:従来の「キークエスト」という形ではなく、今回はあえて「任務」という形にして、後半までストーリーラインを引いています。かなり力を入れていますので、最後まで楽しんでもらえればと思います。
――モンスターの遭遇ムービーなどはあとから見返すことはできますか?
辻本氏:発売日の無料アップデートで「ギャラリー」を追加してそこで見られるようにする予定です。今回「MHW」ではプリレンダを使用せずにリアルタイムデモで動画を作っていますので、その時の装備なども全て反映されるようになっています。
徳田氏:オトモや受付嬢の衣装なども反映されるので、違う楽しみができると思います。
――モンスターは現在公開されているもの以外にも登場しますか?
徳田氏:まだまだ出し切れていない情報もありますので、発売日を楽しみにしていただければと思います。発売後もアップデートしながらモンスターを追加していくということも考えています。
――無料アップデートでは「G級」クエストのような高難易度コンテンツも実装されますか?
辻本氏:まだ決めてないです。基本的には「MHW」のシステムを軸にして、モンスターの追加やアップデートを予定していますので、継続的に「MHW」を遊んでいただきたいです。
藤岡氏:やりこみ要素や幅を広げるような遊びを追加していきたいと思っています。
徳田氏:モンスター以外にもアップデートの仕掛けを用意していますので、楽しみにしていただきたいです。
――本日はありがとうございました。
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