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「モンスターハンター:ワールド」ベータテスト版をプレイ!雄大な自然と生命の息遣いに圧倒されよう

開催期間:12月10日2時~13日1時59分

※PS Plus会員のみプレイ可能

 カプコンは12月10日2時より、プレイステーション 4用ハンティングアクション「モンスターハンター:ワールド」(MHW)のベータテスト版を配信している。ベータテストの実施期間は12月13日1時59分までを予定しており、参加にはPlayStation Plusへの加入が必要。

 今回のベータテスト版では「ドスジャグラス」、「ボルボロス」、そして「アンジャナフ」を相手にしたクエストをプレイでき、雄大な「古代樹の森」と「大蟻塚の荒地」をくまなく走り回れる。本稿では、本ベータテスト版の魅力を興奮とともにお伝えする。

 なお、本ベータ版で用意されている各種クエストをクリアすることで製品版で使用可能なアイテムパック全3種がプレゼントされる。

まずはトレーニングエリアで練習を!

 ゲームを開始したら、まずメニューの中段あたりの「Training Area」を選択。PS4コントローラーでの操作ということでシリーズ作品である「モンスターハンターダブルクロス」などとは操作性が大きく変わっているほか、すべての武器アクションには様々な差異がみられる。ぶっつけ本番でクエストに飛び込んでしまうのも一興だが、その挙動の変わり映えを味わうためにも1度トレーニングエリアに足を進めてほしい。

 トレーニングエリアでは、タルや柱を攻撃して武器の挙動を確認できる。段差やツタといった空中でのアクションを可能にするもの、爆発することで攻撃される瞬間を再現できる爆弾なども設置されているため、おそらく全ての武器アクションを試せる。

 エリア入り口付近にはアイテムBOXとタイトル画面に戻してくれる「ルームサービス」が存在。アイテムBOXではアイテムの入れ替えに加えて武具の変更も可能だ。あらかじめ14種(各武器1種、へビィボウガンのみ2種)の武器がアイテムBOXに納められていて、任意に変更して訓練を続けられる。

武具の詳細を確認することもできる。付与されるスキルや「狩猟笛」の旋律表も確認可能

”生命”を感じさせる自然の迫力に酔いしれる

 さぁ、挙動を覚えたらいざクエストへ。今回のベータテスト版ではクエストを選択して直接エリアへ移動する形式だ。初めて選択するクエストでは受付嬢の説明を聞いたのち行動を開始するが、すでにクリアしたクエストに再び挑戦する場合はいくつかある拠点のうちから好きなものを選択して移動、そこからクエストが始まる。

 クエストが始まってまず感じるのは、その美しく濃厚に描かれた自然だろう。「古代樹の森」では大樹がそびえ立つ崖と広大な平原、果てしなく広がる海岸線を見られ、「大蟻塚の荒地」では不毛に見えるはずの荒野に根付く生物たち、点在する深い密林を見られる。

陰影のコントラストも美しく描かれる背景

 どちらも上下に大きく動きのあるフィールドで、慣れるまでは迷うことも多い。タッチパッドボタンを押して確認できるマップを頼りに土地勘を鍛えつつ、「導蟲(しるべむし)」のガイドを頼りにターゲットを探そう。

モンスターの痕跡と「導蟲」

 本作ではモンスターの痕跡をたどることで「導蟲」にモンスターを追わせ、ターゲットに迫っていく。痕跡には足跡に始まり、「ドスジャグラス」なら「這いずり跡」、「アンジャナフ」なら粘液といったようにモンスターの特性を反映したものが登場する。「導蟲」は豊かな自然にまぎれた「アオキノコ」や「薬草」といった素材をハイライトしてくれる役目も果たすため、今回のハンター生活とは切っても切れない仲の生物だろう。

狩りより大事? フィールドを彩る環境生物たち

 ターゲットを探すうち、フィールドのそこかしこに色々な生き物がいることに気づく。耳が長く小さな4足歩行の動物や尾の長い飛行虫、攻撃を当てることで様々な効果を及ぼす虫や動物。これらは「環境生物」と呼ばれており、本作ならではの要素である“環境を利用した狩り”をはじめとした様々な要素に関わってくる。フィールドに彩りを添えるという意味でも、とても重要な生物たちだ。

 この環境生物たちの動きや生態を観察しているだけでも楽しいのだ。とくに耳の長い小動物はまるまって寝たり、毛繕いをしたりと表情豊かに動きまくる。殺伐とした狩りの世界に生まれたほっこりと温かいなごみ要素としても、環境生物は魅力的だ。

 また先ほど述べたように、攻撃を当てることで「閃光玉」のような働きをしたり麻痺属性のガスを噴出させる環境生物もいる。上手く利用できれば、狩りを有利に進める一助となる。

 そして、本来のターゲットとは大きく外れてしまうが「テトルー」たちとの邂逅も可能。「古代樹の森」ではそびえる古代樹の最上層などに住んでおり、オトモアイルーを連れて行くとアイルーとテトルーが話し合い、協力関係を取り付けてくれる。

何より自然を楽しむのが楽しい瞬間が満載

美しい夕暮れ

 本ベータテスト版の魅力は、「モンスターハンター」シリーズならではのアクション性をしっかり踏襲しつつもPS4だからこそできる演出、美しいグラフィックスにある。戦闘シーンでは段差の上下を利用したアクションや「乗り攻撃」といったシリーズで魅力を放ってきたシステムは健在で、今まで通りの戦いやすさを実現している。

 環境生物やフィールドを利用した狩り、美麗に描き込まれた自然、より滑らかに動き生物らしい戦い方をするようになったモンスターたちなど、「MHW」で生まれた新たな表現は圧巻の一言。「MHW」が気になっていたが今回のベータテスト版への参加は考えていなかった、といった理由なら今回のベータテスト版はプレイしておいて損はない。