【特別企画】

「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」先行体験レポート

メトロイドヴァニアとして高い完成度! 独自のアクションギミックがクセに

【プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠】

2024年1月18日 発売予定

価格︓6,600円

 ユービーアイソフトは2024年1月18日、長い歴史を持つアクションアドベンチャー作品「プリンス・オブ・ペルシャ」シリーズの最新作となるPC/プレイステーション 5/4/Xbox Series X|S/Xbox One用アクションアドベンチャーゲーム「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠(Prince of Persia: The Lost Crown)」の発売を予定している。

 本作は所謂「メトロイドヴァニア」系の作品となり、広大な2Dマップを探索しながら、自由でテンポの良い、爽快感マックスなバトルアクションやキャラクタービルドを楽しむことができる。探索の中で入手できるスキルの中には「時間」を操れるギミックが存在するなど、既存のシリーズ作品を彷彿とさせる要素が散りばめられている点も注目されている。

 総合して、爽快感の強いアクション性と「メトロイドヴァニア」らしい歯ごたえのある難易度に期待が寄せられている作品だ。今回はそんな本作の序盤を試遊できたので、ご紹介していきたいと思う。

【プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠 [Nintendo Direct 2023.9.14]】

独自のタッチで描かれる重厚な神話世界!

 本作の物語は、神なども登場する神秘的なペルシャを舞台とした独自の世界観で展開される。主人公の「サルゴン」は戦いのスペシャリストが集った精鋭部隊「不死隊」の若き戦士であり、まだまだ粗削りな部分がありながらもポテンシャルの高さで仲間や王族たちに実力を認められている存在だ。

 そんな「サルゴン」を操作してプレーヤーは誘拐された王子「ガッサン」の救出のために神聖ながらも呪われている「カーフ山」のダンジョンを冒険する事となるのだ。神々の存在すらも絡んで展開されるストーリーは、神秘的ながらも王道ファンタジーとして非常に見応えがあり、ダンジョン内では若者らしい強気な性格の「サルゴン」と、それを導くように手助けしてくれる「不死隊」のメンバーとの絡みで悦に浸れたり、「ガッサン王子」を誘拐した「アナヒータ」と呼ばれる女性は「サルゴン」の実は師匠にあたるキャラクターだったり、短い試遊時間の中でもドラマを感じるキャラクター関係を見ることができた。

主人公の「サルゴン」は「不死隊」の中でも一番の若手で期待のホープ。若者特有の粗暴感が少し出ているキャラクターながら、物語序盤では武勲を立てた事で他のメンバーから認められている姿が見えるなど人間関係は良好に見える。それぞれ特徴的な戦い方や戦術で多くの戦況を覆してきた「不死隊」の存在はとてつもなく強大だという事だ。
ただのゴロツキだった「サルゴン」を一人前の戦士として育て上げた「アナヒータ」が「ガッサン王子」を誘拐して神秘の山「カーフ山」に向かってしまう事で物語が始まる。「不死隊」に課せられた使命は「ガッサン王子」を連れ戻す事。散り散りに探索を始めた「不死隊」面々に様々な脅威が待ち受ける……!

 この神秘的なストーリーと世界観を表現するにあたって、グラフィックスやムービーなど様々な表現技法で物語を盛り上げてくれているのもポイントだろう。基本的にストーリーはキャラクター同士の会話形式で進行していくのだが、間に挟まる力の入ったアクションムービーや紙芝居形式のストーリーテラーなど、本作の世界観に合わせた見せ方が随所でこだわりぬかれている。

 プレーヤーが攻略するダンジョンでも背景やビジュアル面での世界観構築が良く、美しいのにどこか不気味さを感じる神秘的な自然風景や、オーバーテクノロジーや不思議な力で未来感のある風景が現われたりなど、”人知を超えた神秘さ”をベースに多種多様な景色を見せてくれた。この雰囲気は、刺さる人にはとことん刺さると思われる。

最初のOP映像や途中のムービーなど本作が持つ神秘的な雰囲気に合わせたカッコいい演出を随所で見ることができる! ムービーが挟まる頻度も物語が大きく動くタイミングで少し入る位なのでテンポが良く、「メトロイドヴァニア」をプレイするにあたって丁度いい塩梅となっていた

コンボ・カウンター・スキル攻撃にのめり込む! 独自に進化したアクション

 本作の戦闘システムは、誰でも楽しめるシンプルなアクションの中に、しっかりとやり込める要素を入れた丁度良いバランスとなっている。

 「メトロイドヴァニア」として基本的なアクションである移動・ダッシュ・ジャンプ・攻撃などは直感的で操作しやすく、それでいて最近のゲームらしい全体的に動きがスピーディーなイメージだ。

 通常の攻撃アクションは、連続で入力する事で両手剣によるコンボ攻撃になり、さらにコンボ中に方向キーを入れる事で空中への打ち上げや地面への叩きつけ等にアクションを変化できる。また、途中でボタンを長押し入力することで相手のガードを崩す攻撃ができるなど、多種多様な攻撃方法が用意されているのが特徴的。「サルゴン」の華麗な剣技でアクロバティックに敵をバッサバッサと切り崩して進んでいく爽快感が堪らないのだ。

基本的なアクション部分は直感的に分かる位に洗練されている。「メトロイドヴァニア」らしいスピード感と「プリンスオブペルシャ」らしい近接戦闘による駆け引きは十分に味わえるはずだ!
通常の攻撃アクションでも使い分けが重要なのが面白さの1つ。ガードが固い敵と遭遇した時は溜め攻撃、敵に囲まれた時は吹っ飛ばし攻撃、反撃の隙を与えたくない場合は打ち上げ攻撃によるコンボなど、状況に合わせた攻撃の使い分けが重要となっていた
筆者は敵を打ち上げてからの叩きつけコンボがあまりにもスタイリッシュでカッコ良かったので多用していた。サルゴンカッケェ! となるアクロバティックなアクションが多く、プレイしていて楽しいのも魅力の1つだろう

 基本的な攻撃以外にも、「サルゴン」は様々なバトルアクションを駆使して戦う事ができる。例えば途中で入手できる「弓」(矢の数の制限あり)で遠距離攻撃が可能になり、空中にいる敵や距離を取りたい敵と有利に戦う事が可能だ。通常攻撃のコンボによって敵を吹っ飛ばした後の追撃なんかに使ってもオシャレだろう。

 さらにバトルアクションで重要となるのが「アスラ」を用いた必殺技「アスラ神技」だ。「アスラ」は所謂必殺技ゲージのようなもので、敵と攻防を繰り広げる事で溜まっていき、ゲージを消費する事で状況を一変させる必殺技「アスラ神技」を放つことができる。純粋に威力の高い突進攻撃や衝撃波を繰り出す攻撃系の技もあれば、自身のHPやステータスを強化するサポート寄りな技までバリエーション豊かに用意されており、プレーヤーはその中から2つまでを選んでダンジョンに挑む事ができる。

 今回の試遊版では追加武器は「弓」のみ「アスラ神業」は攻撃2種とサポート系1種の3つだけを確認できたが、これだけでも十分にアクションとしての選択肢が多く楽しむことができた。敵の大群が押し寄せた時に通常攻撃だけで応戦して「弓」を温存するか、遠距離から「弓」で攻撃をして安全に体力を温存するか、「アスラ神技」で一気に片付けるか……など、思考を巡らせながら爽快感のあるバトルを楽しめた。

 製品版ではさらにプレーヤーを悩ませる武器や「アスラ神技」、全く系統の異なる「スキル」が登場する事が予想できるので、アクションゲームとしての面白さにより期待が増す一方である。

「弓」による攻撃は安全にダメージを稼げる分、持ち運べる「矢」の本数にが決まっているなどのある程度の縛りも存在する。ダンジョンの各所で「矢」を回復できるスポットは結構あるのだが、謎解き要素にも「弓」が必要になる場面などもあるため、無駄使いはできない。ここにも良いバランスを感じる
「アスラ神技」は発動すると専用のカットインが挟まりド派手でカッコいい演出で技を放つ! 「アスラ」が溜まる頻度も思ったより早く、後述する「受け流し」等の難しいアクションを成功させるとさらに早く溜まったりもするため、勿体ぶらずにドンドン使って行けるようにプレイするとスタイリッシュだ!

 さらにバトルアクションで特に筆者を夢中にさせたのが「受け流し」と「返り討ち」のシステムだ。俗に言う「ジャストカウンター」や「パリィ」に近いカウンター攻撃を可能とするシステムで、相手の攻撃に合わせて特定のタイミングでボタン入力すると、攻撃を「受け流し」た上で相手を隙だらけ状態にする事ができる。

 さらに相手の攻撃の中には、敵が黄色く光るものもある。威力が高い代わりに隙の大きい攻撃で、黄色く光ったタイミングで「受け流し」に成功すると、カッコいい演出が入るカウンター攻撃「返り討ち」を発動させる事もできる。

 現代のアクションゲームではもはや必要不可欠になりつつあるカウンター要素を本作でもしっかり楽しめるのは嬉しいポイントで、成功するとカッコいいし戦闘が有利になる反面、タイミングを間違えた際に自分が大ダメージ+隙だらけの状態になってしまうデメリットも抱えているので、純粋に避けるか「受け流す」かというシンプルながらも面白い駆け引きを楽しめるだろう。

「受け流し」は成功するとメチャクチャスタイリッシュなので積極的に狙っていきたいのだが、失敗が続くとザコ敵相手でも大ピンチを迎えてしまうから注意が必要……! 特にボスエネミーなどが仕掛けてくる「返り討ち」可能な攻撃は失敗すると一撃で体力の大半を持って行くような技ばかり……

良バランスの謎解きや行き止まり記録要素など、探索が楽しい!

 そして「メトロイドヴァニア」といえば広大なダンジョンの探索要素だが、本作でも謎解きやキャラクターの成長によって探索範囲が徐々に広がって行く「メトロイドヴァニア」らしい面白さの片鱗を味わう事ができた。

 謎解きは、華麗にアクションを決め、その先にあるギミックを動かすものから、純粋に頭を使ってギミックを解除するタイプまで多種多様に用意されていた印象だ。

 特に独自性を感じた謎解きギミックはブーメランの様に扱える「弓」を用いたギミック。今作の「弓」は射るだけでなくぶん投げる事で手元に戻るチャクラムのような道具としても扱う事ができる。これを特定の場所に上手く投げ入れる事でギミックを作動できる箇所が用意されているのだ。

 投げる際の軌跡の角度やバランス調整、手元に呼び戻してギミックを解除させるタイミングが重要だったりなど、しっかり頭を使いつつ、きっちりアクションでも合わせていく必要があったりする。この頭と体を両方で謎を解いていく感覚が、非常に心地よかった。

投げる角度やタイミングの調整、解除のタイミングなどチャクラムを用いた謎解きは、全体的に他では味わえない新鮮味のあるギミックに感じる。そもそも弓をチャクラムに変形させる発想がスゲー……!

 ストーリーを進めるごとに入手できる「スキル」によって探索範囲がどんどん広がって行くのも「メトロイドヴァニア」の面白さの1つ。今回の試遊では、最初のボス「ジャハンダル」を討伐した際に空中ダッシュを可能とする「シムルグの猛攻」を入手でき、これだけでも一気にアクション性が進化して面白味が増した。

 空中ダッシュが加わるだけだが、まず移動スピードが段違いに上がるし、足場のない場所を渡れるだけでなく、高所の壁にダッシュすれば壁ジャンプで一気に駆け上がれるようになるなど、より多くの場所へのアクセスが可能となった。

 これがあまりに快適で、一度慣れると空中ダッシュがない頃を想像できないレベルでアクションが楽しくなった。製品版ではさらに多くの移動スキルが開拓され、ダンジョンの奥地を探索しつくす面白味をより一掃味わえる事だろう。

空中ダッシュができるだけで探索可能な範囲は一気に広がる。敵をスルーして飛び越える事もできたりするため、戦いにおいても役に立つ場面が多い!

 他にも「メトロイドヴァニア」を遊ぶ上でプレーヤーが快適かつしっかり面白味を感じ取れるような作り込みが随所に散見できた。例えば、現状のスキルだとまだ進めない場所を写真として記録しておける「記憶のかけら」や、「サルゴン」のアクションの復習や応用を「不死隊」メンバーの「アルタバン」から教えて貰える「チャレンジの間」と「訓練の間」などもある。こちらは「メトロイドヴァニア」やアクションゲームをそんなに遊んだ事がないプレーヤーにとっては非常にありがたい存在だろう。

 実際に筆者は、この2つを利用していなかったら気付けてないアクションやマップ上のルートが幾つもあったので身を持ってそのありがたみを実感している。本作をしっかり遊びこめるような基礎的な部分の導線は完備されているので、初めてメトロイドヴァニアを遊ぶという場合でも問題なく遊ぶことができるだろう。

行き止まりや謎解きが行き詰った際にその場所を記録できる「記憶のかけら」。記録できる回数は補充しない限り回復しないので注意も必要だ。
アルタバンにアクションの基礎を教わる「訓練の間」と「チャレンジの間」。かなりの年上かつ先輩である「アルタバン」と生意気な後輩である「サルゴン」のホンワカするやり取りが見れたりなども魅力の1つだったりする

 ビルド要素もシンプルながらプレーヤー毎に色が出る作りになっている。上記の「アスラ神技」などのほかに重要なのは「アクセサリー」で、スロットに当てはめることで「サルゴン」に様々な付随効果やバフ効果を付与できる。

 アクセサリーはストーリー中や探索中に入手できる他、ダンジョン内の特定の「安息地」(チェックポイント)に現われる不思議な行商人「マギ」や鍛冶の女神「カヘヴェ」などのNPCからアイテムと一緒に購入する事ができる。

 購入の際に必要なポイントはダンジョン内の敵を倒したりオブジェクトを破壊する事で少しずつ溜める事ができるが、アイテムポーチの容量を増やしたり「サルゴン」の装備を強化する際にも必要になるため無駄遣いはできない。他にも不思議な少女「ファリバ」からエリアのマップを購入したり、サブイベントで消費する事があったりなどポイントの使い道は多岐にわたるため、自身のビルドと合わせてプレーヤーの色が出た冒険を行えるようになっている。

アクセサリーの中には「サルゴン」の攻撃アクションをより強力にする物もあったりなど能力は多種多様。「アスラ神業」と合わせてどのような「サルゴン」にするかはプレーヤー次第だ
「カーフ山」の住人は掴みどころの無い不思議な人物や神ばかり。サルゴンの強化アイテムを売ってくれるだけでなく、サブクエストを依頼してきたりなどもするため足繁く通った方が良いだろう

「メトロイドヴァニア」として十分に楽しめる歯ごたえ!実際のプレイで感じた面白ポイントを紹介

 最後に実際に今回の試遊版をプレイして判明した面白ポイントを簡単に取り上げたい。

 まず「メトロイドヴァニア」としての難易度は、筆者としては”程よい”という印象だ。ザコ戦でも油断したり囲まれたりすると全然ゲームオーバーになる可能性がある位の難易度でありながら、アクションの爽快感を損なわない絶妙なバランスが保たれている。

 アクションに慣れているプレーヤーでも全然死ぬ可能性がありつつ、それでいて初心者が難しすぎて詰んでしまうといった事がなさそうな調整は簡単にできるモノではない。実際今回の試遊でも、アクションゲームが下手な部類の筆者は想定されているプレイ時間ギリギリで最後まで行く事ができたのだが、同じ日に試遊していた別メディアの上手いプレーヤーは、筆者よりも早い時間でクリアしていながら難しい部分では何度かゲームオーバーになっていた。ゲーマーでもやり応えを感じられつつ、初心者でも何度も挑戦したくなる塩梅になっていて、そこがとても印象的だった。

今回筆者が遊んだのは一番オーソドックスな「戦士」だったが、より簡単にアクションやストーリーを楽しみたい人は「見習い」、歯ごたえのあるゲームを求めるなら「英雄」としっかり難易度分けされているのも安心できる。ちなみに、さらに上の「不死隊」というものもある……

 ボス戦のギミックやアクション性も非常に優れていると感じた。今回戦う事ができたボスは最初のボスである「ジャハンダル」だったのだが、最初のボスながらも攻撃はしっかり苛烈かつ高威力で、しっかり「受け流し」を駆使して隙を突くように攻撃しないと倒されてしまう。

 直前で入手した「弓」でしっかりダメージを稼いだり、毒攻撃を駆使してくる事からアイテムショップで毒耐性を付与するアクセサリーを購入するなど、ボスに挑む上でプレーヤーが試行錯誤ができるポイントが多かったのも嬉しいポイントだ。

 慣れてくると相手の攻撃をほとんど「受け流し」できるようになって、戦い方がスタイリッシュに進化していくのを実感する事ができるのも面白く、「アスラ神技」の使い所など、戦いの中で選択を迫られる場面が多かったのも非常に楽しかった。

 結果的に筆者は討伐までに20~30分リトライする事になったが、最初のボスでここまで熱い勝負ができるのなら、この先のボスにも期待できるだろう。

ライオンをベースに人面や様々な要素が合わさった「ジャハンダル」。最初のボスなだけあってシンプルな攻撃が多いが、慣れるまではその猛攻に耐えられない難易度となっていた……!
装備品の調整や戦い方を変化させるなど、プレーヤーが試行錯誤できる点がしっかりあるのがアクションゲームの面白味に繋がっている。勝負後半に毒攻撃を織り交ぜた攻撃が来ることを想定し、装備で耐性をつけたり遠距離攻撃が可能な「弓」をキープしたりなどプレイが洗練されていく!
最終的には「受け流し」や「返り討ち」をしっかり活用しながらスタイリッシュに討伐達成!この成長を実感できるタイミングがアクションゲームをやっていて一番の気持ち良いポイントと行っても過言ではない。「返り討ち」やフィニッシュ時にはカッコいいアクションシーンが挟まる事でプレーヤーのテンションを上げ続けてくれるのもグッドだ!

 試遊のラストでは「ガッサン王子」を誘拐した「アナヒータ」の元へついに直接辿り着く所まではプレイできたのだが、何やら一筋縄では行かない不穏な空気で物語が進んでいき、詳細は言わないが怒涛の展開があってガッツリ本作の世界に惹き込まれてしまった。世界観構築やストーリー性などについても十分に期待できる完成度だったと言えるので、こちらも製品版が楽しみだ。

 あくまで序盤のプレイではあったが、全体的に「メトロイドヴァニア」としての完成度が非常に高く、中でもスピーディーでアクロバティックなアクションには光る物を強く感じる作品となっていた。

 それでいて絶妙なバランスで爽快感とやり応えを両立させている作品でもあったため、ある種人を選びがちな「メトロイドヴァニア」というジャンルの中では多くのプレーヤーが楽しめるような作りになっていたと感じている。気になる人は是非購入を検討してみてはいかがだろうか。

「ガッサン王子」の誘拐、不思議な事ばかり発生する「カーフ山」、散り散りになった「不死隊」の安否など、様々な事情が絡み合って物語はかなりドラマティックな仕上がりに! 何やら思惑がありそうな「アナヒータ」の目的とは何なのだろうか……