【特別企画】

「スプラ3」、大規模改修された「マヒマヒリゾート&スパ」を新旧比較! より広いバトルステージに

水辺へ落ちる心配が減少。障害物の配置も細かく変更

【スプラトゥーン3:更新データ「Ver. 5.1.0」】

10月18日10時 配信開始

 任天堂は10月18日、Nintendo Switch用シューティング「スプラトゥーン3」において、更新データ「Ver. 5.1.0」の配信を開始した。

 「Ver. 5.1.0」では、10月28日より開催予定のフェス「Splatoween」に関するデータが追加されたほか、メインウェポンやサブウェポン、スペシャルウェポンのバランス調整を実施されている。だが、今回の更新データで大きな変更となるのが、バトルステージ「マヒマヒリゾート&スパ」の大規模改修だ。「スプラトゥーン」シリーズにおいて、大規模なステージ改修を行なうことは珍しく、今回「マヒマヒリゾート&スパ」にどのような変更が加えられているのか注目が集まっている。

 そこで本稿では、前バージョン「Ver. 5.0.1」と最新バージョン「Ver. 5.1.0」で「マヒマヒリゾート&スパ」の新旧ステージを比較。各バトルルールでどのようにステージが改修されているのか注目しながら、新「マヒマヒリゾート&スパ」を見ていきたい。

広くなったマヒマヒ。水辺に金網が設置されるなどプレイしやすいステージに

 まずはバトルステージ「マヒマヒリゾート&スパ(以下、マヒマヒ)」の特徴を紹介したい。マヒマヒは、初代「スプラトゥーン」のアップデートで追加されたバトルステージで、「スプラ3」では発売当初から登場。リゾート地の大プールがモチーフで、バトルが進行すると水面が下がり、塗る範囲が大幅に増えるギミックを持つステージだ。

 まずは「ナワバリバトル」で使用されるマヒマヒのマップを見ていこう。アップデート前の旧マヒマヒはステージ全体が狭く、水辺を多く設置。また飛び地が多いため、ステージ間をジャンプで移動しなければならないことが多かった。バトル時間が1分30秒経つと、水面が下がり塗る範囲が広がる。

 対して、ナワバリバトルでの新マヒマヒは、ステージが広くなりインクを塗る範囲が増加。さらに、飛び地だった場所に金網が置かれ、歩いて移動できるようになるなど、より攻略しやすいステージになっている。マヒマヒのあるあるだった“操作を誤ってプールに落ちる”ことも少なくなるだろう。

【旧「マヒマヒリゾート&スパ」in ナワバリバトル】
ナワバリバトル時のマヒマヒを見ていこう
こちらは旧マヒマヒ。水辺が多く、ステージ全体も狭い
ステージの中央から見た様子。インクを塗れる範囲は少し狭め
水辺の部分が広いので、少し操作を誤ると落ちてしまう
水面が下がったあとの様子
【新「マヒマヒリゾート&スパ」in ナワバリバトル】
こちらが新マヒマヒ。インクを塗る範囲が広がっている
ステージ中央から見た様子。全体的に広がっているのがわかる
水面が下がる前の様子。ステージが広がっているほか、金網も設置されて移動しやすい
水面が下がったあとの様子

 続いては「ガチエリア」でのマヒマヒ。旧マヒマヒは中央が大きく開けていて、そこに大きなガチエリアが1カ所設置されていた。中央部分に高低差はあまりなく、どちらかのチームのカウントが60以下になると水面が下がっていた。

 一方の新マヒマヒは、中央にガチエリアがあることに変わりはないが、周囲のステージが広がっていて、障害物の場所も変更されている。飛び地へ金網が置かれているなど移動性も向上し、よりバトルしやすいステージになった印象だ。

【旧「マヒマヒリゾート&スパ」in ガチエリア】
ガチエリアでのマヒマヒを見ていく
ステージの中央にガチエリアを設置
スタート前にステージを見た様子
ナワバリバトルでもそうだったが、旧マヒマヒは全体的にステージが狭い
中央のガチエリア
【新「マヒマヒリゾート&スパ」in ガチエリア】
こちらがガチエリアでの新マヒマヒ
スタート地点周辺も変更されている
飛び地への金網も設置されて、アクセスが良くなっている
中央のガチエリアに設置されている障害物も変更

 次に「ガチヤグラ」でのマヒマヒだ。旧マヒマヒはステージが2つに分断されていて、その中心部を縫うように「ガチヤグラ」の道が設置されていた。分断されている箇所は水辺になっていて、誤って落ちてしまうとダウンしてしまうが、どちらかのチームのヤグラが第2カンモンを突破すると、中央部のプールがなくなる。

 新マヒマヒでは分断されている部分が広がり、まるで運河のようになった。ガチヤグラへのアクセスが少し悪くなっているが、ガチヤグラが通る道の周辺は開けていて、敵の乗るヤグラを攻撃しやすくなっている。新しくなったマヒマヒの中で、ガチヤグラでのマップは大きく変わっている印象だ。

【旧「マヒマヒリゾート&スパ」in ガチヤグラ】
次に「ガチヤグラ」での旧マヒマヒ
ガチヤグラの通る道が水辺になっていて、ステージが2つに分断されている
ガチヤグラ周辺の様子
誤って水辺に落ちるとダウンしてしまう
ヤグラが第2カンモンを突破すると水辺がなくなる
【新「マヒマヒリゾート&スパ」in ガチヤグラ】
こちらが「ガチヤグラ」での新マヒマヒ
ガチヤグラに向かうまでの様子
ガチヤグラを分断する水辺が広くなり、運河のようになっている
ヤグラが第2カンモンを突破すると、水辺がなくなるギミックは健在

 そして「ガチホコバトル」でのマヒマヒ。バトル開始当初は細長いステージで、カンモンへ繋がるスロープが特徴的なステージだ。どちらかのチームがカンモンを突破すると水面が下がり、相手チームへ攻めるルートが増える。

 新マヒマヒでは、ほかのバトルルールと同様にステージ全体が広がったほか、水辺が減少してプレイしやすいステージになっている。また、細かい障害物の配置変更が印象的で、少しだけ障害物をずらして見通しをよくしている場所もあるなど、細部まで変更が加えられている。

【旧「マヒマヒリゾート&スパ」in ガチホコバトル】
「ガチホコバトル」の旧マヒマヒ
細長いステージ構成になっている
スタート地点から見た様子。細長いこともあり、画面奥までステージが続いている
水辺が多めで、ジャンプ移動を余儀なくされる
ガチホコ周辺の様子
【新「マヒマヒリゾート&スパ」in ガチホコバトル】
「ガチホコバトル」の新マヒマヒ
スタート地点周辺に大きな変化はない
水辺に板が設置されて移動しやすくなっている
ガチホコ周辺の障害物が調整され、見通しが良くなっている

 最後に「ガチアサリ」でのマヒマヒリゾートを見ていく。基本的には「ガチホコバトル」での旧マヒマヒリゾートと同一で、相手チームのゴールへ繋がるスロープが特徴的。どちらかのチームのカウントが50以下になると、水面が下がっていく。

 新マヒマヒではステージ中央が大きく広がり、障害物の配置も見直されている。また、スタート地点周辺にインクレールが配置され、よりスピーディーに移動しやすくなった。「ガチアサリ」は効率的な移動を求められることもあり、新マヒマヒでは白熱したバトルが繰り広げられるだろう。

【旧「マヒマヒリゾート&スパ」in ガチアサリ】
「ガチアサリ」での旧マヒマヒ
中央部が狭く細長いステージに
スタート地点周辺は比較的開けている
ステージ中央は障害物があるだけで、少し素っ気ない印象
【新「マヒマヒリゾート&スパ」in ガチアサリ】
ステージ中央部が広がっている
スタート地点周辺の様子。旧マヒマヒにはなかったインクレールを設置
ステージ中央が広がったほか、障害物も多くなりバトルしがいのあるステージになった

 更新データ「Ver. 5.1.0」で生まれ変わった「マヒマヒリゾート&スパ」。以前のマヒマヒはステージが狭く、「スプラ」ならではの“塗り”が楽しめなかったり、進行ルートが限られて逆転が難しいこともあった。だが、新しいマヒマヒはステージが広くなって“塗り”も楽しめるほか、水辺に落ちる心配も少なくなり、安心して楽しめるバトルステージになっている。マヒマヒに苦手意識を感じていた方も、ぜひ一度新しくなったマヒマヒを楽しんでみてほしい。