【特別企画】

「プロジェクトセカイ カラフルステージ!」3周年おめでとう!! 大型アップデートの詳細を体験レポート

9月30日 実装

 セガとColorful Paletteが手がけるリズム&アドベンチャーゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」は、2020年に配信が開始されて以来、何度かのアップデートを行ないながらサービスが続けられてきた。そして、配信3周年を記念しての大型アップデートが9月30日に行なわれることが発表されたのだ。それに先駆けメディア先行体験会が行なわれたので、そこでプレイした感想をお届けしよう。

 なお、この手のアップデートが実施されると対応端末が変更される場合があるが、本作に関しては推奨端末としていた機種であれば、引き続き問題なくプレイできるようになっているとのことだ。

□ 「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」3周年特設サイト
https://pjsekai.sega.jp/3rd/index.html

キャラクターたちが進級! 新たなる物語が展開

 今回の大型アップデートでのメインは4つあるのだが、その1つが“キャラクターたちの進級”。全員の学年が1つ上がることで、新たなストーリーが展開されていくことになる。それに合わせてメインのイラストやユニット衣装も一新されるので、ここまで物語を追い続けてきたユーザーも、改めて新鮮な気持ちでプレイすることができるだろう。

 今回のアップデート以降は、イベントシナリオでも学年が上がった前提で展開されていくという。クラス替えなどもあり、キャラクターの関係性などにも変化が見られる可能性もあるということで、ゲームを休止していたプレーヤーなども含め、楽しめる要素は、たくさんあることだろう。

 もちろん、既存の物語を知っている方が楽しくイベントに参加できるのは間違いないので、時間を見つけてここまでのストーリーを追っておきたいところだ。

メインアートや、一新された衣装はこのような感じになっている。これまで以上にユニットごとの特徴が前面に出た服装になっているのがわかるだろう
ストーリー選択画面は、大きくメイン/イベントストーリーとサイドストーリーの2つが目立つようなレイアウトになった。一続きになっているメインストーリーとイベントストーリーが統合されたことで、よりわかりやすくなっている
シナリオパートはテキスト表示部分が透過になり、よりキャラクターが引き立つ没入感の高いデザインへと変更された

ゲーム内のユーザーインターフェイス部分も改良

 続いて大きく変更されたのが、ゲーム内のユーザーインターフェイス部分。配信開始以来3年が経過しているということもあり、各所が今風のグラフィックスへと刷新されている。ホーム画面などが、以前と比べてより見通しが良くなっているのがわかるだろう。

 ライブメニューも、さまざまな部分に手が入れられている。従来のトップ画面は少々狭い印象だったが、リニューアルされてゆったりとした感じになった。「プロジェクトセカイ」の世界感を体験できるUIデザインをコンセプトに設計されているという事で、画面右側1/3がスマートフォンを模したデザインに変わり、個人的には、プレーヤーの“スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスの中でスマートフォンを操作している”感覚でメニューを選べるのが目新しい部分と感じた。

 選曲画面も、3年間を経てプレイできる曲数が膨大になったことを受け、“より楽曲を探しやすくなるようなデザイン”へと変更されている。

 ユーザーインターフェイス類を変更した背景としては、そもそも各種コンテンツや機能に変化を加えることを考えていたものの、ストーリーも3周年で変化を迎えるので、それに合わせアップデートすることでユーザーにとっても最高の体験を提供できるのではないかという意図があって、この機会に手を加えたそうだ。

ホーム画面は、文字の大きさはそのままにアイコンが小さくなり、合わせて各種情報部分が塗りつぶされて繋がっていたものが独立した。さらに画面右下のメニュー部分も透過になったことで、従来以上に広々とした印象を与えてくれる
今どきのWebショッピングなどでよく目にする、タイル状に楽曲が並んだ状態から目的の曲を選択することができるようになった。もちろん、従来通りにリストから選曲することも可能。楽曲を選びユニットを決めるまでの画面も同じになったことで、自然な画面遷移となっている
楽曲プレイ中の画面にも手が入れられている。画面左上に配置されているスコアゲージと、右上のライフゲージが見やすくなったほか、ノーツがタップされたタイミングで表示される“PERFECT”や“BAD”などの判定文字も、彩度が落とされたことで重なったノーツの判別がしやすくなった
ガチャ演出や、排出カードのグラフィックもリニューアル。つい飛ばしてしまいがちなガチャ画面だが、この機会にジックリ見てみてはいかがだろうか

 「プロジェクトセカイ」に登場する3Dモデルも、今回の大型アップデートでクオリティが大幅にアップされている。この点に関しては開発陣から「キャラクターを良く見せるという思想がゲームを通じてある」とのコメントが出たこともあり、非常に気合の入った仕上がりになっているのがわかるだろう。

 モデル自体に関しては、従来と比べて輪郭がより滑らかに見えるような処理が導入された。あわせて、髪の毛に隠されている眉や瞳が透けるようになったことで、これまで以上にキャラクターたちの表情が豊かになっている。

髪の毛が透けて瞳が見える処理は、アニメなどではお馴染みだった。それが今回のアップデートで導入されたことにより、MVでの表現力が大きくアップしている。上が以前で、下が今回のアップデートバージョンだ

 さらに、以前よりも明暗がくっきりと表現できるようになったこと、ボカシ効果による演出の表現が向上したことで、より臨場感のあるMVへと進化した。

 演出に関しては、ボカシだけでなくライティングの改良も行なわれている。これにより、照明が直接的に当たっているのではなく、現実のようにボヤッとした感じで対象の人物が照らされ浮かび上がるような表現になった。

これまで以上に、奥側にピントが合い手前の人物がボケて表示されるため、より狙ったキャラクターが際立つように
改善されたライティング処理で、スポットライトの当たっている人物のみ柔らかい光で照らされ浮かび上がる、よりリアリティあるMVになった

 3Dモデルがブラッシュアップされた各ユニットの3DMVが公式YouTubeにアップされているので、チェック頂きたい。

【〈3rd Anniv.〉ウミユリ海底譚 / Leo/need × 初音ミク【3DMV】】
【〈3rd Anniv.〉イフ / MORE MORE JUMP! × 初音ミク【3DMV】】
【〈3rd Anniv.〉シネマ / Vivid BAD SQUAD × KAITO【3DMV】】
【〈3rd Anniv.〉トンデモワンダーズ / ワンダーランズ×ショウタイム × KAITO【3DMV】】
【〈3rd Anniv.〉アイディスマイル / 25時、ナイトコードで。 × MEIKO【3DMV】】

新難易度「APPEND」が登場! そして新たに「トレースノーツ」を導入

 大勢のプレーヤーが注目していると思われるリズムゲーム部分だが、これまでにはなかった難易度の「APPEND」と、「トレースノーツ」と呼ばれる新たなノーツが導入された。

「APPEND」は多本指でのタップが前提になるプレイスタイル

 新たな難易度の「APPEND」は、従来の「EASY」や「EXPERT」といった難易度とは異なり、多本指でのタップが前提になるプレイスタイルとなっている。今回体験できたのは「ヴァンパイア」で、楽曲がスタートすると前方から4つのノーツが中央に2つ、左に1つ、そして右に1つと降りてくるのだ。一般的な、左右1本ずつの指を使用したプレイでは、これら4つのノーツを同時に押すことは不可能。必然的に左右2本以上を使用することになる仕組みだ。その後も、左右それぞれ1本ずつの指ではプレイが難しいノーツが次々と登場する、多本指専用の譜面となっていた。

 難易度「APPEND」を追加した理由として製作陣からは、本作のユーザーに若年層が多いためリズムゲームの成長が早く、新しい体験を追加したかったことなどが理由としてあったそうだ。また、多本指にすることで譜面配置の自由度が広がり、従来では表現しきれなかったものや動作が可能になるため、これまで以上にリズムゲームを楽しんでもらえるからという意味合いも込めているとのこと。

 またAPPEND譜面に入ってくる要素として、従来の親指でのプレイに配慮していた指の移動量の制限を取り払い、より躍動感溢れるプレイが楽しめるようにしたことが挙げられる。

 「APPEND」の難易度レベルは、Lv.23からスタートし、最高がLv.38となっている。ただし、難しさだけを追求したというわけではないとのこと。これに関しては多本指の面白さを感じられる譜面を作ることを意識し、必ずしもMASTERより難しいものにするという決まりを設けなかったとのこと。これにより、MASTER譜面よりも逆に音取りがシンプルになり、その結果として難易度が下がっている譜面もできたという。

[ムービー切り出し画像]これは「Tell Your World」の、ほぼ同じサビ部分の譜面を見比べてみたもの。上は難易度「EXPERT」のもので、下が「APPEND」となっている。「APPEND」では1度に4カ所ノーツが表示されていることからわかるように、多本指でプレイしないとダメなのがわかるだろう

 アップデート時点で難易度「APPEND」が選択できる楽曲は以下の12曲だが、今後も追加されていくとのこと。

【アップデート時点で難易度「APPEND」を選択できる楽曲】

「Tell Your World」(作詞・作曲:kz(livetune))
「NEO」(作詞・作曲:じん)
「ヒバナ -Reloaded-」(作詞・作曲:DECO*27)
「ステラ」(作詞・作曲:じん)
「モア!ジャンプ!モア!」(作詞・作曲:ナユタン星人)
「ヴァンパイア」(作詞・作曲:DECO*27)
「シネマ」(作詞・作曲:Ayase)
「フェレス」(作詞・作曲:栗山夕璃(蜂屋ななし))
「トンデモワンダーズ」(作詞・作曲:sasakure.UK)
「テレキャスタービーボーイ」(作詞・作曲:すりぃ)
「Iなんです」(作詞・作曲:れるりり)
「ジェヘナ」(作詞・作曲:wotaku)

「トレースノーツ」とは?

 もう1つの新要素となるトレースノーツだが、これはスライドノーツとは似て非なるものとなっている。

 トレースノーツは、菱形の粒(=トレース)だけが単体で存在するノーツのこと。最大の特徴は、ロングノーツと違い“始点や終点に判定を持たない”ことが挙げられる。見た目はロングノーツと似ているのだが、ロングノーツでは終点に指を離す判定が必ずあるのとは対照的に、トレースノーツはそれが無いので、ロングノーツよりも簡単に演奏できるのがポイント。また、ロングノーツの終点にトレースノーツが置かれている場合は、終点で必ずしも指を離さなくても良くなる。これにより譜面表現と操作感の両立といった、制作の幅が更に広がっている。

 なお、トレースノーツは既存の譜面に追加されることはないが、既存楽曲の難易度「APPEND」として実装される譜面には登場する可能性はある。これから登場する譜面には難易度を問わず登場するという。

トレースノーツは、スライドノーツと比べて判定が厳しい。これまで以上にタイミングを合わせて指を動かさないと、オールパーフェクトをゲットするのは難しいだろう

「プロジェクトセカイ」が3周年を迎えより進化。ここから始めるのもアリ!

 開催期間中、「3周年記念ログインキャンペーン」で獲得できる「10連無料ガチャチケット」で、期間中に10連無料ガチャを最大7回引くことができるなど、お得なキャンペーンが始まっている。

 ほかにも、3周年を記念してのコネクトライブ開催が決定したり、全国各地で交通広告の掲載も行なわれている。さらに、12日間連続で書き下ろし楽曲や人気楽曲などが毎日追加されていくので、ショップのチェックも欠かさずに行なっておきたい。

 これまで様子見していた人、気になってはいたものの途中から始めるのに抵抗を感じていた人、そして一時ゲームプレイから離れていた人たちにとっても、スタートするなら今だ!

開催期間中、「3周年記念ログインキャンペーン」で獲得できる「10連無料ガチャチケット」で、期間中に10連無料ガチャを最大7回引くことができる
10月8日の14時と19時の2回開催が予定されている、3周年を記念した「コネクトライブ 3rd ANNIVERSARY Memorial Stage」の開催も決定している。第一公演は14時からで、第二公演が19時からだ。詳細は、ゲーム内で確認して欲しい