【特別企画】

「信長の野望 出陣」つい歩きたくなる機能満載! 東海道五十三次を疑似体験する「歴史紀行」などゲームシステムを予習しよう

【信長の野望 出陣】

8月31日 配信予定

基本プレイ無料(アイテム課金制)

 2023年4月にクローズドβテスト(以下、CBT)が行われたAndroid/iOS用戦国ウォーク位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」も、いよいよ8月31日に正式リリースが開始される。

 今作は、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズの最新作。“戦国ウォークゲーム”と称した位置情報ゲームで、実際に歩いて画面の中に広がる戦国の世を歩いて天下統一を目指す内容になっている。

 今回はCBTにも参加した筆者が、一足お先に本作をプレイ。正式リリースに伴って新たに実装された、ついつい歩きたくなる機能を紹介していく。また、CBTでプレイできたCBT版からの変更点も紹介するので、正式リリースに先駆けて、今のうちにゲームの内容を掴んでおこう。

 なお、本作の基本システムを知りたい方は下記のCBTレポートを参考にしてほしい。

【『信長の野望 出陣』PV】
【『信長の野望 出陣』ゲーム紹介映像】

完成されたゲーム性はそのままに、追加武将やイベントなどがパワーアップ!

 まずゲーム性については、CBT版から大きな変更点はなし。それもむべなるかな、本作はCBT版の時点で非常に高い完成度を誇っていた。

 CBTで実施されたプレイヤーのアンケート結果からも、それは明白だ。総合的な満足度では高評価が83.8%を占め、リリース後のプレイ意向も82.7% が「プレイしたい」と回答。ちなみにプレイ意向について残りの回答は「まだ分からない」が16.0%で、「プレイしない」との回答はわずか1.3%しかなかった。そのためか、グラフィックや操作性の向上、武将(ボイスも含む)やイベントの追加などは行われたものの、システム面での大きな変更はなかった。

CBTをプレイしたことがある人はもちろん、ない人でも直感的に遊べるオーソドックスな作りになっている

新たに追加された機能を紹介! うまく利用してゲームをより楽しもう

 ゲーム性に大きな変更点はない一方で、CBT版にはなかった新機能がいくつも追加されている。細かい点を挙げていくとキリがないが、なかでも注目したいのは「歴史紀行」と「図鑑」の2つだ。

「歴史紀行」で東海道五十三次を疑似体験できる

 東海道五十三次の踏破を疑似体験できる機能が、この「歴史紀行」だ。東京の日本橋から京都の三条大橋までのあいだには53の宿場があり、そこで商人が継ぎ替え(商品などを運ぶ人や馬を新しく交換すること)を行なうことから“東海道五十三次”の名がついた。

「歴史紀行」はゲーム開始直後に解禁され、以降は機能からいつでも確認できる

 本作の「歴史紀行」でも日本橋から始まり、品川宿→川崎宿→神奈川宿……というふうに史実に基づいた宿場が並んでいる。この機能が解禁されると、プレイヤーが歩いた距離に応じて東海道を南下。新たな宿場に着くたびに到達報酬を獲得でき、その宿場が宿場コレクションに登録されるのだ。なお、宿場コレクションは53の宿場に加え、日本橋と三条大橋も含まれているため、合計で55項目ある。

宿場コレクションでは、到達したことのある宿場の説明を閲覧できる

 最後の三条大橋まで到達すると、完全踏破となり次の周回に挑戦できる。2週目以降も到達報酬を獲得できるので、何度でも楽しむことが可能だ。ただし、1週目と2週目以降では到達報酬の種類が異なる。

スタート地点の日本橋から遠くなると、宿場に到達したときの報酬も豪華になる

 ちなみに、東海道五十三次の総距離は約490km。ゲーム内の歩数に換算すると、70万5,100歩である。この距離を、当時の旅人は片道13~15日ほどで往来していたという。なんと飛脚にいたっては、わずか3日で踏破したというから驚きだ。ゲームでも日本橋から何日で三条大橋までたどり着けるか? といった楽しみ方ができる。

「歴史紀行」は自動で歩数をカウントしてくれるので、とくに操作の必要はない。次の宿場に到達したときには、案内役のはつほが知らせてくれる

充実ぶりが凄まじい! 城や史跡まで網羅した「図鑑」

「図鑑」は武将名鑑、名城図鑑、名所録の3つに分かれている。それぞれにどのような特徴があるかを説明しよう。

武将名鑑

 これまでに配下にした武将が登録される名鑑。その武将が仕えた大名の家柄や史実での活躍などを閲覧できる。また、武将のレアリティや現在のレベル、名鑑Pt(後述)といった要素も確認可能だ。

新たな武将が配下になったときには自動で武将名鑑に登録され、名鑑Ptが加算される

 そのほか、キャラクターボイスがある武将は音声を聞くこともできる。レアリティが高い武将はキャラクターボイスがあることが多いので、SSRの武将が配下になったら一度は武将名鑑をチェックしたいところだ。

史実寄りの情報が記載された「列伝」と、ゲーム寄りの情報が記載された「名鑑」を画面下側のタブで切り替えられる

 名鑑に武将を登録したり、すでに配下になっている武将を強化・覚醒したりすると、名鑑Ptが手に入る。名鑑Ptが一定値まで貯まると登録or強化・覚醒した武将の兵種がレベルアップし、戦力が強化されるのだ。そのため、配下の武将が多ければ多いほど、部隊の戦闘能力も高くなっていく。

 ちなみに名鑑Ptは武将のレアリティによって差があり、レアリティが高いほど配下にしたときの名鑑Ptが多い。ただし、レベルアップ時に手に入る名鑑Ptには差がないので、レベルアップは部隊に組み込んでいる武将を優先させるといいだろう。

名鑑Ptは兵種ごとに分けられている。現在貯まっている名鑑Ptは「名鑑ボーナス」で確認可能

名城図鑑

 実際の城や城跡がある場所には、ゲーム中でも城が再現されているのだが、そのなかでも名城と呼ばれる城が登録されていくのが名城図鑑だ。一度登録された名城は、いつでも機能から見ることができる。

城はゲーム画面でもとくに目立つため、すぐに分かる。また、近くまで行くと案内役のはつほが教えてくれるので、見落とすことはないだろう

 登録する方法は2つあり、1つは実際に城の近くまで行って画面上に表示されている城を直接タップする方法。もう1つは、その城がある地域を自分の領地にする方法だ。領地化するには、その地域の領主と合戦して勝たなければならないため、確実に登録したいなら直接タップする方法がオススメだ。

登録すると、その城に関する情報を閲覧できるようになる。そのほか、詳細な所在地や訪問した日なども登録されるのだ

 また、登録した数が10城に達するごとに報酬の小判を獲得できる。さらに城によっては武将などの特別報酬が用意されているものもあるようだ。近くに城がある方は、ぜひ一度お出かけしてみよう。

北は根室のチャシ跡群から南は沖縄の首里城まで、日本各地の城が名城に設定されている

名所録

 名所録は、各地にある名所が登録されていく図鑑。名所には遺跡や古墳、庭園などが多いが、城跡や寺院などが名所になっていることもある。

自宅から歩いて数分の距離に名所を発見! これまで知らなかった新しい発見があるのも本作の醍醐味と言えよう

 名所録の特筆すべき点は、とにかく数が用意されていることだ。その数は、筆者が住んでいる福岡県だけでも100を超え、全国津々浦々の名所はなんと2,000以上! ユーザーにとことん楽しんでもらおうとするメーカーの心意気が伝わってくるようではないか。

京都や奈良はそれほど広いわけではないが、戦国ゆかりの地ゆえに名所も多い

 ちなみに登録する方法は名城図鑑と同じ。名城と違い、名所に指定された場所は一般に公開されていないケースもある。登録する際には、危険な場所や私有地などに入らないように注意しよう。

名所の数が多いだけあってソート機能も充実しており、目当ての名所を探しやすい

その他の便利機能や追加要素も

 その他にも、省電力機能やログインした際にときどき、戦国時代で何があった日かを紹介してくれる「今日は何の日」、他プレイヤーとのフレンド登録、実際の天候とゲーム内の天候が連動する機能、アイテムを購入できる商家、遠征の時間を少し短縮できる早馬がフィールドに登場するなどの追加要素もある。

 その他の調整要素は下記の通りだ。

その他の調整要素

・アイテム「移転免状」(と銅銭と資材)により、本拠・支城の建設後の移動が可能に

・〇〇区(〇〇市)や〇〇県で一定以上の領地を獲得すると領地化報酬ボーナスが貰えるように

・2D地図上で目印を設定すると、2Dフィールドでその目標が表示

・武将の育成要素に「武将Lv上限開放」が追加

・地図の住所表示を非表示設定できるように

・グラフィックの品質設定・フレームレート調整を追加

 いよいよ8月31日にリリースされる本作。弊誌では正式リリースに合わせて、「信長の野望」シリーズを知っている人も知らない人も楽しめるような企画を考案中だ。そちらも近いうちにお知らせできるはずなので、本作の正式リリースと一緒にお待ちいただければ幸いだ。