【特別企画】

「アイオンクラシック」、「Episode2.7 レヴァナント」を先行体験

“伸びる”武器で戦う新クラス「エンフォーサー」などが追加

【アップデート「Episode2.7」】

7月12日 実装

  エヌシージャパンは、PC用MMORPG「タワー オブ アイオン」の「クラシックサービス」において、最新アップデート「Episode2.7 レヴァナント」を7月12日に実施する。

 「Episode2.7 レヴァナント」ではチェーンソードを使って戦う新クラス「エンフォーサー」や、新規インスタンスダンジョン、新システムなど多数の要素が追加される。

 今回はアップデートに先立ち、追加要素の一部を体験できたので、その内容をお届けする。

【【タワー オブ アイオン】AION.TV 2.7アップデート直前緊急生放送!】

“伸びる”武器「チェーンソード」で戦う新クラス「エンフォーサー」

 Episode 2.7のアップデートの目玉が新クラス「ソルジャー/エンフォーサー」だ。一次クラスが「ソルジャー」で、二次クラスで「エンフォーサー」になる。

 装備できる武器は「チェーンソード」。攻撃時に伸びるという特性を持っていて、このクラスの大きな特徴となる。防具は「レザー/ローブ」のみが装備可能で、防御力は低めだ。

 またDP(Divine Point)とは別にソウルパワー(SP)というゲージを持っており、これを使用して強力なスキルを発動させられる。

新クラス「ソルジャー/エンフォーサー」

 実際にソロでプレイした印象ではチェーンソードの伸びるという特性のおかげで中距離から攻撃できるし、攻撃力も高めでPvEではかなり快適にプレイできそうという印象だった。初心者でも序盤から効率良く敵を倒しながら進行できるので、新規プレーヤーにもおすすめのクラスという印象だ。

 一方で高いダメージを与えられるという特性上、パーティプレイなどではヘイト管理が重要になりそうだとも感じた。何も考えずにスキルなどを全力で使ってダメージを与えていると与ダメージの関係で敵のターゲットがこちらに集中する可能性があるのだが、前述したとおりエンフォーサーは打たれ弱いクラスだ。もしターゲットが向いた場合パーティメンバー全員にフォローしてもらう必要があるだろうし、もしかしたらそれをきっかけにパーティが崩壊してしまう恐れもある。そのためパーティプレイという視点では注意深くプレイする必要がありそうだ。

 また「ソウルパワー」(SP)もこのクラスを語るには重要なシステムだ。SPはスキルを使って敵を攻撃していると自然に溜まっていく。そして一部スキルではソウルパワーを使って強力なスキルを発動できる。もちろん従来通りDPを使って発動する強力なスキルもあるので、SPで発動する強力なスキルとDPで発動する強力なスキルが使えるというわけだ。ここからもエンフォーサーがかなり火力寄りの設計になっていることがわかる。

 SPは自然減少するが、普通に戦いながらスキルを使っていれば、減少量より増加量のほうが上回るため、スキル発動のタイミングだけ見計らえば良いだろう。

伸びる「チェーンソード」を使って戦うのが「エンフォーサー」の特徴だ。与えるダメージが大きめなので、初心者でも序盤から楽しんでプレイできそうだ

 あわせてソルジャー/エンフォーサー向けの新エリア「テロス」が追加される。

 ソルジャーでキャラクターを作ると、不時着する形でテロスの「テロス海岸」というエリアに降り立つ。「テロス海岸」はその名の通り、テロスで海側に面しているところだ。そこからマップ中央部にある「崩れた幻想の雷電島」を目指してクエストを受けながら、奥へと進んでいく。

 特に印象的だったのは「プロフム群落地」というエリアだった。桜のようなピンク色の花が咲く木がエリア内にたくさんあるのだが、まるで花見シーズンの公園のような華やかさがあった。またそのエリアの中心部には宙に浮かんでいる岩があり、そこにも桜のような木が生えていて、幻想的だ。

「テロス」は桜のようなピンク色の花を咲かせる木が群生している。美しい景色が印象的なエリアだ

各クラスの新しいスティグマ(スキル)が獲得できる新インスタンスダンジョンが追加

 そしてこのアップデートで「忘れられた者たちのテロス」と「龍帝の玉座:テロス」というインスタンスダンジョンが追加される。

 「忘れられた者たちのテロス」は先ほど紹介した新クラス向けの初期フィールド「テロス」をコンセプトに作られた最大6人参加で挑戦する中難易度のインスタンスダンジョンだ。このインスタンスダンジョン最大の特徴は、各クラスの新しい「スティグマ(スキル)が獲得できる」場所であることだ。

 そして「忘れられた者たちのテロス」を最後まで踏破し、ラストに出現するボスを倒してその先のフラグを立てると挑戦できるようになるのが「龍帝の玉座:テロス」である。こちらの難易度は非常に高く、強力なボスモンスター「龍帝ティアマト(幻影)」がプレーヤーたちの前に立ち塞がる。こちらも攻略に成功すれば新しいスティグマが入手できる可能性がある。

 基本的な構造は新エリア「テロス」をベースにしている。だが大きく違うのは「忘れられた者たちのテロス」は大きく荒廃していることだ。比較すると構造は変わらないが故に、その差異がより際だって面白いだろう。

 入場レベルは51以上で、入場周期は週1回になってる。道中には強化実験体となっている「アヌハルト」などが出現する。最後に「怒れるサマエル」というネームドボスが出現し、倒すと「サマエルイヤリング」や「ドラゴニックゴッドリーダー装備」、そして「55レベルの新規スティグマ」、そして「古代の遺物」、「功績勲章」などが入手できる可能性がある。

禍々しい印象を与える「忘れられた者たちのテロス」。「テロス」と比較すると大きく印象が変わる
ダンジョン最奥部に出現するネームドボスを倒せばクリアになる

 続いて「龍帝の玉座:テロス」について紹介する。こちらは「忘れられた者たちのテロス」を攻略すると入場できるようになるインスタンスダンジョンだ。

 こちらは最上位難易度のパーティIDで、エンフォーサーを含む新しいスティグマ(スキル)を獲得できる。入場レベルは55以上で、入場周期は週1回だ。今回のアップデートでの最高難易度のパーティIDとなっている。

 エリアに入って風道をくぐった先にはネームドボスの「ティアマト<幼い龍帝>」が待ち構えている。倒すと「ヤングドラゴンエンペラーウイングフェザー」や「55レベルの新規スティグマ」などが入手できる可能性がある。

強大な力を持つ「龍帝ティアマト(幻影)」が出現する難易度が非常に高いインスタンスダンジョンだ

参加するだけで美味しい!毎週必ず開催される「神の代行者戦」

 「神の代行者戦」は毎週金曜日に開催されるフィールドレイド戦だ。

 ゲーム内で毎週金曜日22時に発生するイベントで、ヘラナス(天族側の神の代行者)とテグラク(魔族側の神の代行者)が戦う。開催場所は週ごとに変わり、7月12日のアップデート日には、天族側のインギスオンという場所で開始され、次週は魔族側のゲルクマルスと以後交互に開催される。それぞれの場所で、所属する側のキャラクターたちが相手側の代行者と戦い、討伐するのが目的だ。

 「神の代行者戦」はライブサービスの「2.0アップデート」で実装された要素だったが、ライブサービスで実装された時のイベント発生条件は龍界の敵対する種族の要塞を2ヶ所落とす必要があるという、ハードルが非常に高い条件だった。今回はそういった前提条件なく発生する。

 そしてイベントに参加すると、勝敗に関係なく貢献度によって変化する報酬がもらえる。具体的には「アングリーヘラナス/テグラク装備」、「魔石パッケージ」、そして「アイドロンイルカルラ武器(ユニーク級:Lv54)などが入手できる。とにかく参加して一定水準以上の貢献ができれば報酬がもらえるので、毎週参加するのがルーティンになりそうだ。

神の代行者「ヘラナス」、「テグラク」が出現する大規模PvEコンテンツ。毎週必ず開催され、勝敗に関係なく報酬がもらえるのが美味しい

 ほかにも今回のアップデートでは「ストーリーブック」というコレクションシステムや、「時間の記録書モロス」というPvE専用スキルを成長させるシステム、「新レギオンシステム」や「統合ワールド取引所」といった要素も追加される。

 ちなみに、7月12日から8月30日までの期間限定で新ワールド「ミスランテイダ」がオープンする。「ミスランテイダ」では、期間中は制限なしでプレイできる「シエルの機運」が常時適用されるなどの多くのメリットがある。8月30日のメンテナンス後は既存のワールド「フレギオン」に統合予定となっており、こちらでのプレイもオススメだ。

 新クラスの追加から、インスタンスダンジョン、そして新システムの追加まで怒濤のアップデートとなる「Episode2.7 レヴァナント」は7月12日実装だ。ぜひチェックしていただきたい。