【特別企画】
64vs64の圧倒的スケール! 「Battlefield 2042」先行体験レポート
敵味方が入り乱れるカオスな戦場、そしてスペシャリストによる自由な戦い方
2021年10月6日 16:42
- 【Battlefield 2042】
- 11月19日 発売予定
- 価格:8,700円(税込)〜
エレクトロニック・アーツは、FPS「Battlefield」シリーズの最新作であるプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC用FPS「Battlefield 2042」のβテストを10月6日の16時より開始する。
今回、オープンβテストの実施に先駆けて、先行してプレイすることができた。
筆者はこれまで本作に関連する様々な発表会で開発者のプレゼンを聞いたり、公開されるトレーラーを見て本作の期待感が上がっていた。それがついにプレイできるというこの機会を首を長くして待っていたのだ。
そんな「Battlefield 2042」を実際にプレイした感想は、「期待を裏切らない『戦場サンドボックス』を体験させてくれた作品」だ。上がりすぎた期待値を下回ることがなく、脈々と受け継がれている「Battlefield」シリーズのスピリットを継承した面白さ、そしてシンプルに1つのゲームとしての面白さを感じさせてくれた。遠くで響く歩兵の銃声、身を隠しているときに近くで爆発する戦車の主砲の音、そして上空を戦闘機が通り過ぎる轟音。様々な兵種、様々な兵器がクロスする戦場、このカオス、このダイナミズム、ゲームは変わっても変わらない圧倒的な戦場体験。これこそが今体験できる至高の「Battlefield」なのだと。
それでは実際にプレイできた内容を含めて、詳細なインプレッションをお届けしていきたい。
最大128人対戦!! 圧倒的スケールで“カオス”な戦いを楽しめる
今回プレイできたのはβテスト相応のプレイ内容だ。具体的にはPC版を使用した最大128人のプレイで、ルールはコンクエスト、「オービット」というマップで戦った。使用できるスペシャリストは4種類のみとなっている。
今回プレイして感じたのは大きく3つの魅力だ。
まず1つ目の魅力は、128人対戦という“圧倒的な戦場のスケール”だ。特殊な方法で設定をいじった場合などを除いて、これまでのシリーズ作品は基本的には32人vs32人の64人対戦が基本だった。それが一気に倍になるのである。もちろん128人全員が狭い一箇所に集まる、ということはそれほど起こらない。だが1つのマップに128人がいるというのがハチャメチャに面白い。
マップのあちらこちらで激戦が繰り広げられていて、ある地点ではこちらが優勢だったり、ある地点ではこちらが劣勢だったりする。あるところでは歩兵同士の戦いかもしれないし、ある場所ははジェット戦闘機同士のドッグファイトだったりする。そんな状況のなかマップで見ながら他の味方のフォローに行ったり、フォローされるというミクロな動きが起きるのだ。歩兵でサポートに行くこともあれば、戦車などの兵器に乗り込んで敵に対抗する場合もある。そういったミクロな動きが最終的に戦場全体にまで影響していく。このダイナミズム、このカオスさが本作の魅力である。
次に“マップ”の魅力だ。今回プレイできたマップ「オービット」もよくできている。「オービット」は海に面したエリアで、高層ビルとロケット発射台の存在感が強烈だ。また、木や草が生い茂って視界や地面が悪いエリアもあれば、障害物があまりない広いエリアもある。障害物が多く見通しが悪いエリアは歩兵が活躍する。車両に比べると移動もしやすいし、影に隠れながら戦うことができる。一方開けたところは各種兵器の独壇場だ。地上を戦車が我が物顔で制圧し、上空からはヘリが睨みをきかせる。マップの場所ごとに異なる戦い方、そのバランスが非常に良く感じた
さらに、高所につながるジップラインなどもあり、歩兵の場合でも低所から高所へ一気に移動できたりもするので、奥行きに加え高さも生かした戦闘が繰り広げられていた。
ロケット発射台からは一定時間が経過するとロケットが発射される仕組みになっている。白煙をあげながら発射されていくロケットのダイナミックさはぜひ一度ご自身の目で見てみてほしい。またロケットにダメージを与えると爆発するという仕組みもある。現実世界ならば発射直前のロケットのそばで銃撃戦を繰り広げられるわけがないのだが、このハチャメチャなプレイができるのが「Battlefield」という作品なのだ。
さらに今作では天候の変化も起きる。実際に筆者がプレイした範囲でも荒天に襲われたことはあった。一定確率で竜巻なども起こるとのことで、それらが起こるとゲームプレイに大きな変化が現われることは間違いないだろう。
最後3つ目の魅力は“スペシャリスト”だ。今作では、スペシャリストごとに異なる遊び方ができる特徴がある。ドローンで周りを偵察したり、モーションセンサーで敵の接近を知れるキャスパー、ダウンした味方を最大HPで回復できるマリア・ファルック、セントリーガンで拠点防衛に役立つボリス、グラップリングフックで一気に距離を詰められるマケイ。それぞれのスペシャリストが持つ固有の能力が戦い方に幅をもたせてくれる。
どのスペシャリストもゲーム体験を変えるほどユニークなキャラクターの濃さを持っていた。個人的に印象に残ったのがグラップリングフックを使えるマケイだ。ちょっとした高さの建物を乗り越えて、頭上から相手を攻撃したり、高い崖を登ったりと、この有無で機動力が圧倒的に違った。歩兵戦が好みな筆者は1番のお気に入りだ。
そして彼らの武器のカスタマイズ性の高さも印象的だった。基本的にスペシャリストを問わずメイン武器、サブ武器を自由にカスタマイズできるので、それが有効かはおいておいて、スナイパーライフルを持ったマケイや、ショットガンを持ったキャスパーといった構成で戦場に降り立てる。
とにかく通しでプレイして感じたのは「Battlefield」シリーズの最新最高の作品であるということだ。これまでの作品にあったカオスさ、お祭りさ、スケール……そういったものは全て受け継がれており、遊びやすく進化している。プレイして損はない作品なのは間違いない。是非プレイしてみて欲しい。
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