【特別企画】
ケモノの星の命運をかけた冒険!「バイオミュータント」初心者ガイド
2021年5月26日 00:00
アクション操作は各キャラ共通!さらに超必殺技「スーパー・ワン・フー」も発動!
本作のアクションは非常にシンプルだ。近接武器と遠隔武器はそれぞれ種類ごとに個別の技「ワン・フー」が用意されており、その種類は非常に豊富なのだが、それらのアクションは共通の操作で出せるようになっているからだ。つまり、素手のアクションも両手武器のアクションも、コマンド自体は共通となっている。
シンプルな通常攻撃は□ボタン1回、〇ボタンによるドッジで回転しながら近づいて□ボタンで攻撃するコンボ、×ボタンによるジャンプと□ボタンの攻撃でも異なるコンボが発生、5連続で□ボタンを押すことでも近接攻撃のコンボが発動する。
また、上位ワン・フーとして、□ボタン2回プラス△ボタンでより強力な特殊攻撃が発動する。この時、画面上には技の名前の文字がドーン!と表示されるド派手演出が展開する。また、近接武器ながら、遠隔武器を先に2回放ってから△ボタンによる特殊攻撃も用意する。
近接攻撃のコンボはこれが全てだ。これ以上は覚えなくてもどんな近接武器を使う場合も同じコマンドで武器に応じたワン・フーが発動するのだ。
近接武器とはちょっと操作体系が異なるのが遠隔武器だが、こちらも全ての遠隔武器のアクションは共通だ。遠隔武器の発射はR2トリガーだが、×ボタンでジャンプしながらR2トリガーで発射すると別のアクションになる。また〇ボタンのドッジにR2トリガーを繋げても異なる遠隔武器アクションが楽しめる。
そして、上位ワン・フーも用意され、〇ボタンのドッジから1度□ボタンで近接攻撃を仕掛け、最後にR2トリガーで遠隔武器を発射すれば、これが遠隔武器の上位ワンフーとなる。また、×ボタンを2回押して2段ジャンプしながらR2トリガーで遠隔武器を発射すれば、もう1つの上位ワン・フーの発動だ。
これら近接武器、遠隔武器攻撃を一通りマスターしたらあとは、これらを組み合わせて戦うことでかなり豊富で柔軟なアクションの数々が楽しめる。さらに威力も段違いの強力な超必殺技、「スーパー・ワン・フー」を出すための準備も整ったことになる。
このスーパー・ワン・フーだが、敵との戦いで使用すると、ビジュアル的にもド派手で、ダメージも甚大で、かなり強力な攻撃手段となるのだが、何も考えずに普通に戦っていると意外と発動しない仕組みになっている。実際に筆者は最初のプレイ時に、スーパー・ワン・フーをほぼ出すことなくプレイしてしまっていた。
発動条件自体は非常にシンプルで、前述の上位ワン・フーアクションを成功させることで、1つスタンプが貯まる。このスタンプは画面上のキャラクターの横に表示されるのだが、このスタンプを3つ集めたところで、L1とR1を同時押しすることで、スーパー・ワン・フーモードが発動、モード発動中は各ボタンに割り当てられた通常の攻撃とは異なる強力なスーパー・ワン・フー攻撃が発動するようになる。
普通に戦っているとスタンプは3つ貯まりにくい。理由はシンプルでスタンプを貯めるのに必要な上位ワン・フーアクションは、直近とは異なる上位ワン・フーアクションを行なう仕組みだからだ。例えば、□□△の上位ワン・フーアクションを行なったあと、再度同じ□□△の上位ワン・フーを使ってもスタンプは貯まらない。この場合、異なる上位ワン・フーアクション、例えば、Xジャンプ2回からの遠隔攻撃などの異なる上位ワン・フーを決めることで2つ目のスタンプが貯まる。そして再度□□△の上位ワン・フーアクションを決めることで、ようやく3つ目のスタンプが貯まり、ここでスーパー・ワン・フーモードが発動可能となる。
筆者の場合、近接攻撃の同じ上位ワン・フーアクションを連続で使うことが多かったため、2個目以降のスタンプがなかなか貯まらなかったというわけだ。
決め手となるのはキャラの横に表示されるスタンプだ。上位ワン・フーアクションを1回決めるごとにスタンプが表示される。スタンプの表示自体はすぐに消えてしまうが、制限時間内に別の上位ワン・フーアクションを決めることで再度スタンプが表示されるので、2つ目が貯まっているのを確認した上で再度別の上位ワン・フーアクションを決めればスタンプ下部に「L1+R1」とコマンドが表示される。
出し方のおススメとしては、前述の近接攻撃用の上位ワン・フー2種類と遠隔攻撃用の上位ワン・フー2種類を交互に出すことでスムーズにスタンプが貯められる。筆者の個人的な感覚では、□□△ボタンで発動する近接攻撃の上位ワン・フーから、遠隔攻撃の連続ジャンプ+ショットの上位ワン・フー、そして着地後に再度□□△ボタンの攻撃での組み合わせが出しやすかった。この辺はよく使う上位ワン・フーアクションをうまく組み合わせて試すのがよさそうだ。
困ったときは即ドッジ!華麗なる回避アクションを有効活用!
ドッジは〇ボタンで発動する本作の回避手段だ。勢いよく回転して移動するため、敵に囲まれたときに抜け出したり、離れた敵の元に近づくのにも役に立つ。
回転する方向は移動する向きとなるため、この事を意識してドッジする習慣をつけておくのがいいだろう。というのも勢い余って、連続してドッジしながら、うっかりスティックを敵の方に向けてしまうと、離脱した筈の敵の懐に再度潜り込んでしまう場合があるからだ。コツとしては、同時押しではなく、先にドッジしたい方向に気持ちスティックを入れて移動しながら〇ボタンでドッジすることで、より確実に移動したい方向にドッジできる。
また、ドッジ利用時はHPゲージの下に表示されている“気”を消耗する。連続で使用しているとかなり激しく気を消耗することになるので、サイ能力をメインで使うサイフリークの場合などは特に注意が必要だ。気の消耗具合もチェックしながらドッジしないと、いざ攻撃しようとしたときに気がなくなっているといった事態になってしまうからだ。
気の自然回復はサイフリークなら比較的早いし、装備アイテムなどを活用することで、回復速度を向上することも可能なので、こうした対策を忘れないように心掛けよう。
その他にもドッジが活用できるのはフィールドの移動だ。フィールド移動で連続して使うとフィールドを走るよりもさらに少し早く動ける。気の消耗がある点には注意が必要だが、タイミングよく使うことで、広大なフィールド移動が少し気持ちよくなるので試してみてほしい。
落ちてるアイテムは回収しまくれ!特に回復アイテムは最重要アイテム!
本作では敵を倒したり、フィールド内の古い建物などからアイテムがゲットできる。メインのストーリーを進めているとこうした道中のロケーションはついついスキップしたくなるが、実はこうしたフィールド内でのアイテム回収はゲームを円滑に進める上でとても重要になるのだ。
というのも本作では回復アイテムの入手経路は拾うか買うかの2種類しかない。特に本作では“買う”行為が非常に厄介なのだ。フィールド内には現存する同族の住人たちが小さな村や街を作って生活しているところに遭遇することもある。その中にはアイテムのトレードをしてくれる商人たちもたくさんいるので、彼らから回復アイテムを買うことも可能だ。
ところが、彼らの持つ売買対象の回復アイテムは有限なのだ。いくら金があっても薬草99個購入、といった買い方は行なえないため、持っている分だけ譲ってもらうことになるのだが、これだけだと回復アイテムは全然足らなくなる。さらに商人はそれぞれ扱っているアイテムの種類が異なり、回復アイテムの該当する「消費アイテム」を扱う商人が街中に見当たらない場合もある。
回復アイテムなんていくつか手元に置いてあればいいという考えもあるかもしれないが、いざというときにこそ回復アイテムは大量に必要になる。特に本作のボスバトル「ワールドイーター」との戦いでは非常に重要になる。というのも世界を破壊する巨大なケモノ「ワールドイーター」とのバトルでは、プレーヤーは1度バトルを開始したら倒すまで引き下がることができなくなる。この時、手持ちの回復アイテムが少ないと、バトルで勝利する前に回復アイテムが枯渇してしまう、といった事態を引き起こすのだ。つまり回復アイテムは若干持て余すくらい持ってるのがちょうどいいのだ。
若干怖い話も書いてしまったが、実際にプレイしてみて、フィールド内でアイテム回収しながら進めてみると分かることが1つある。回復アイテム、めっちゃ拾えるな!ということだ。お宝の入った箱からギアなどのアイテムを拾った場合も、箱の中の全てのアイテムを回収してみると1個か2個、回復アイテムが一緒に入っていることが多い。つまり、意識しなくても、フィールド内のアイテムを回収すればするほど回復アイテムは膨大な数が手元に残ることになる。
なお、本作における回復アイテム利用による回復は、使用してもすぐには回復が完了しない。回復アイテムには回復量と継続時間が記載されており、継続時間をかけて回復量分の体力が回復する仕組みのため、使ってすぐに全快はしない。そのため、敵のダメージを食らう直前で回復しても、回復が間に合わずにやられてしまう場合もあるので、回復は早めに、そして敵と距離を置いたところで使うのが有効だ。
本作では所持アイテムによる重量制限などはない。そのため、拾えるものはゴミでもなんでも拾っておくのが後のためにも役に立つ。そういう意味では、ギアも同様だ。
ギアは単体では役に立たないが、武器のクラフトで役に立つ。単体ではイマイチのギアも他の部位が揃ってくることで、自分にとって最高の武器の1つがクラフトできる可能性が高まる。そんな自分にとっての最高の武器をゲットするためには1つでも多くのギアを手元に置いておき、ちょっと休憩したい場合などに、メニューを開いてクラフトメニューから、新たな武器を創造するという楽しみがある。
なお、装備全般に言えることだが、レア度の高い装備やギアの中には、レベルやステータス制限があるものもあるので注意が必要だ。折角入手した強力な激レア装備が使えないのはテンションが下がるが、本作のレベリングは比較的やりやすい。とにかく敵をバッタバッタと倒していれば比較的スムーズにレベルは上がる。装備したい激レアアイテムを入手したらそれが装備できるまでフィールド内を武者修行の旅に出るなんて楽しみ方もアリだ。
豊富なサイドクエスト、どれからやるの?興味あるやつに片っ端からチャレンジだ!
前述のように広大なフィールドを移動して、古い建物の探索をしていると、過去の遺物を発見することがある。そして発見と同時にサイドクエストが追加になっている場合がよくある。このように本作では探索目標がサイドクエストとして追加されるため、気がつくとサイドクエストがすごい量になっていることがあるのだ。
こうしたサイドクエストについては、あまり気にせず、フィールドを気の向くままに冒険していればそのうち埋まっていくことになるので、原則としては気になったものを追いかける、で全然OKだ。
ただ、実際にフィールドを歩き回っていると感じることが1つある。それは環境破壊により、焦熱状態になったエリアや、放射能汚染されたエリアなど、普通の格好で歩き回るとダメージを受けて死んでしまう「過酷ゾーン」だ。
こうした過酷ゾーンを難なく通過するには、それぞれの状態に応じた防護服が必要で、初めてこうした過酷ゾーンに遭遇すると、カットシーンとともに、それら防護服を探すためのサイドクエストが発生するようになっている。
いずれのサイドクエストでも内容は共通で、まずは稼働するパラボラアンテナが残された施設に行き、そこでアンテナを修理することで、通信可能な状態にする。このパラボラアンテナを使うことで防護服が隠された施設の場所が分かるようになるので、そこに向かい、あとは防護服を回収すればミッション完了だ。
個人的にはこの防護服回収のサイドクエストを発見次第、優先して先に進めるのをオススメしたい。これにより、フィールド内で行けないところが減っていくので、探索が俄然楽しくなる。また同様の理由から、腕に装着して壁を破壊する武器「旧世界のクロンクフィスト」やチュートリアルで登場した「バール」のようなものの強化サイドクエスト、「ワールドイーター」退治後に使えるようになる「グーグライド」や「メクトン」などのメカの強化サイドクエストについても、優先して進めることで、冒険がよりスムーズになる。
一方で、出先のボスや敵が強くて立ち向かうのが困難な場合がある。本作の敵キャラは行動エリアがあり、その行動エリアから外れたところまで移動することはなく、主人公がこのエリアを外れるところまで逃げると、戦闘は1度終了扱いとなる。つまりちょっと厳しい相手だと考えたら逃げてしまうのも一つの手というわけだ。ただし、倒せなかった敵の体力は回復してしまう点には注意が必要だ。
こうした倒せない敵の攻略としては、武器の種類を変更したり、新たな武器のクラフトを試してみる、または現在使っている武器より強力な武器が作れないか模索してみることだ。他にも回復アイテムの数を増やしてから再チャレンジしてみたり、色んな作戦を試せるのも本作の面白いところだ。
またこうした強敵と戦う際には、敵と戦うエリア自体をよく観察してみるのも重要だ。というのも立地によっては、遠隔攻撃武器で一方的に敵を倒せる安置ポイントが見つかる場合もあったからだ。もちろん全てのエリアがこう都合よく戦えるわけではないが、1度冷静になってエリア全体を眺めたり、敵の行動パターンをチェックするのもバトルを円滑に進める上で重要なポイントとなる。
敵の動きを知り、自分の武器を強化したり、回復アイテムを拡充させれば、どんな敵も恐れることなく立ち回れるだろう。
こまめな手動セーブとトライアルアンドエラーで世界を歩き回ろう
本作は基本オートセーブで進捗状況がセーブされるので、うっかりやっちまった場合も何とかなることが多い。特にハマりやすいのは、回復のタイミングをミスってやられてしまう場合や、うっかり泥沼にハマってしまった場合などだ。
大抵の場合はオートセーブでよかったとなるが、たまにオートセーブのタイミングが悪いとかなり戻されてしまう場合もある。そのため、これからヤバイ戦いが始まる前、具体的には「ワールドイーター」戦の前や、危険そうな施設に向かう手前などでは、意識して手動セーブを残しておく習慣もつけておく方がいいだろう。
この保険により、「ワールドイーター」戦で回復アイテムが足らなくなったり、危険な施設内でハマって帰れなくなったりといった悲劇が解消される。まぁセーブしなくても必死の頑張りで道を切り開けるようになっている本作だが、保険があった方が精神衛生上、プレイを安定させてくれる。
といった感じで「バイオミュータント」のゲームプレイについて、色々な角度から、初心者が気になりそうなポイントを語ってきた。散々色々と言ってきたが、本当に大事なのただ1つ、「考えるな、プレイしろ」ってことだ。本作のアクションは難易度がそこまで高くないので、下手に頭を使うよりも勢いで攻撃ボタンや射撃ボタンを連打することで勝ち抜ける場面も多い。特にイージーモードならボス戦以外で苦戦することはあまりなかったので、まずは気楽にプレイしてみてほしい。
本作はむしろその世界観を十分に楽しんでほしいタイトルに仕上がっている。そのためにゲームプレイであれこれ頭を悩まさず、その場、その場の最適解を探して勢いでぶつかってみることで、より世界を楽しめると思われる。「バイオミュータント」ワールドの長い冒険はまだまだ終わらない!
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