【特別企画】
ゲーミングおかんが行くぞ!奇抜な格好で思いっきり楽しむ「C4 LAN 2019 WINTER」
楽しむことだけを考えて過ごした3日間をレポート
2019年12月13日 19:28
- 12月6日~8日 開催
- 会場:ベルサール高田馬場
12月6日から12月8日にかけて、「C4 LAN 2019 WINTER」がベルサール高田馬場にて開催された。
日本最大級のLANパーティ「C4LAN」。2016年に初開催され、2017年から年2回のペースで行なわれてきている。筆者は2018年SPRINGで初めて会場を訪れ、それからは席を取って参加している。「C4LAN」はLANパーティとはいってもプレイしているゲームは参加者によって様々で、PCゲームをしている人はもちろん、コンシューマゲーム機を持ってきてプレイしている人、ボードゲームをしている人など多岐にわたる。C4LANという空間の中で好きに遊びまくることができるのだ。
今回筆者は全日程入場券 (BYOC席つき)として3回目の参加になるが、もともと本レポートを書く予定ではなかった。そのため、今回はちょっと筆者はおかしな格好をしている。しかしながら、開催4日前に編集から書きませんかと言われてしまった。一瞬断ろうかとも思ったが、どうせならとその格好ごと載せてみることにした。変な格好の人間が思いっきりC4LAN楽しんでいる姿をレポートしようと思う。
準備をしよう
毎回C4LANではストリーミング配信をしている。配信をしているということは、ステージイベントに参加すると否応なく顔が映る。それが恥ずかしい。ステージイベントには参加したいが、顔が映るのはちょっと嫌だ。そうだ、ちょっとだけ顔を隠そう。そう思い立った。
また、今回会場内で会う友人に席の指定をおまかせした。適当に目立たない席を取ってくれるだろうと思っていた。しかし、取ってくれたのはまさか入口のど真ん前だった。ここは…目立つ。中途半端な格好は余計に恥ずかしい。そう思いちょっとだけ奇抜な格好を用意した。
服装の他にも、キーボード、マウス、ヘッドセット、ボードゲームなど色々とスーツケースに詰め込むとスーツケースはパンパンになってしまった。PCやモニター、ゲーミングチェアは会場にてレンタルすることになっている。
いざC4LAN!
会場について、いそいそと準備をはじめたが、意外とこの格好は皆驚いた目で見るものだとどんどんいたたまれなくなってくる。脱ごうかなと思ったが、せっかく持ってきたしこれはこのまま3日間押し通すしかない。PCやモニターを借りセットアップする頃には段々と慣れてきていた。
しかしながら、目立ちすぎたらしくいろんな人が「写真撮っていいですか?」とやってくる。自分もメディアなんですと言い出せず「どうぞ」としか言えなかった。多分、どこかのメディアのサイトやいろんな方のTwitterに筆者が載っているかもしれない。
奇抜な格好ゆえか、とにかくたくさんの人に話しかけてもらった。基本的に筆者がコミュ障ということもあり、しどろもどろになってしまうこともあったが楽しい時間を過ごさせてもらった。
今回筆者は会場で、ドリームキャストの「クレイジータクシー」とPCで「Age of Empires II」をずっとプレイしていた。特に大きな理由があるわけではなく、なんとなくやりたかった程度であるが、「C4LAN」はそれでいいと筆者は思っている。やりたいゲームを思う存分やる。開幕の儀から閉幕の儀までのおよそ48時間、仕事も忘れ好きなゲームをバリバリ遊びまくる。「C4LAN」の会場内はずっと遊んでいい時間なのである。
また、今回は楽しそうなステージイベントで一般参加が可能なものはなるべく参加することにしていた。もうここまで変な格好をしていたら恥ずかしいもなにもない。存分に楽しんで行くことにした。
今回参加したステージイベントは1days20:00~「ミステリーインディゲームローカルマルチタッグバトル〜帰ってきた!ゲーミングコミュ力で奪い取れメダル!〜by ゲーミング蛮族」、2days10:00~「Good Morning Gaming: Fork Knights by C4 LAN 」、2days21:00~「Twitch Challengers (PC, PUBG)」、3days10:00~「Good Morning Gaming: Golf With Your Friends by C4 LAN (PC)」の4つに参加した。
前半2つはタッグマッチということもあり、とにかく相手に迷惑をかけまいと考えていた。しかし、一緒にコンビになった方に「楽しんだもの勝ちです。」と言われ、それもそうかと存分に楽しませてもらった。
ちなみに「Twitch Challengers (PC, PUBG)」は2戦あったうちの2戦とも開始10分で死んでしまうという悲劇に見舞われたが、観戦しているだけでも十分に楽しかった。何より会場にいる99人が一斉に「ドン勝つ」目指して競い合うのが楽しい。普段違うゲームをプレイしているであろう人たちと、同じ会場で同じゲームで競い合うというのはなかなかない体験である。それだけで勝ち負け関係なく楽しい体験になる。
企業ブースを回るのも楽しい
自席でゲームをしたり、円卓でボードゲームをする他にも、会場に出店している企業ブースを見て回るのもかなり楽しい。各企業ごとにいろいろな催しを開催しており、特に参加型の催しは随分と盛り上がる。今回筆者が気に入ったブースは「ASROCK」と「CTG&AOC」だった。
「ASROCK」ではPC早組みチャレンジが行なわれており、これが筆者の心をくすぐった。とは言えPCを組んだのはもう3年ほど前の話で、今はもう組み方すら怪しい状況である。そんな中「ASROCK」のスタッフの方が「初心者講座を受けてからでもいいですよ。」とその場で初心者講座をしてくれた。なるほど。これならちょっと手順が不安な人でも安心して組むことができる。筆者も初心者講座を受けたあと、早組みにチャレンジしてみたが、およそ3分と惨敗だった。早い人はおよそ1分で組み上げるというから驚きを隠せない。
「CTG&AOC」では2daysの夜にNOモーションによる「ストリートファイターII」のモノマネと「ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション インターナショナル」での対戦が催されていた。モノマネもさることながら、NOモーションの2人が異常にうまい。忖度なくうまい。チャレンジャーの参加者をばっさばっさとなぎ倒していくさまは圧巻だった。そんな中で接戦を制するチャレンジャーがいると自然と拍手が沸き上がり、とにかく見ごたえのあるイベントだった。
また、「Sycom」ブースではいつものゲーミング足湯のほかに、今回は鳥居が立ちゲーミングお祓いという形で厄払いをかわいい(?)巫女さんが払ってくれるなど本当にバラエティに富んでいた。
会場の中でいろんな「好き」に出会う場所
「C4LAN」の会場内には本当にいろいろな人がいる。PCゲームやコンシューマゲーム機で遊んでいる人もいれば、円卓でボードゲームを楽しんでいる人もいる。中には床席にこたつを持ってきている人もいた。
そんな中でも今回気になったのが、ドリームキャストで「THE TYPING OF THE DEAD」をプレイしていた高知県eスポーツ協会の方だった。「これから本作を競技化していきたい」という熱い思いもあって、プレイしている人もなかなかに熱い人たちだった。後ろから見ていても神業と言っていいほどのタイピングが目の前で行われていて、十分eスポーツとしての可能性を見せてもらった。
他にも、「ベイブレード」を持ってきて対戦している人、ピンボールのみをされている人や「メガドライブミニ」を持ってきて遊んでいる人、ずっとボードゲームをプレイしている人など、本当に様々な楽しみ方を参加者はしている。そして、みんな一様に「何をしているんですか?」と聞くと笑顔で「一緒にやりませんか?」と声をかけてくれる。そして、熱く語ってくれる。好きなことを存分に語ることができるという意味でも「C4LAN」は参加していて楽しい。