「FFXIV: 暁月のフィナーレ」ジョブレポート「近接DPS編」

　スクウェア・エニックスは、9月19日と21日に本社で「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」のメディアツアーを開催した。このレポートでは主に、近接DPSの新スキルについて紹介したい。

　新ジョブ「リーパー」については、新ジョブレポートで詳細を紹介しているので、そちらも合わせてご覧になってほしい。

　なお、このバージョンは最終調整前のものであり、リリース時には今回紹介した内容から大きく変更される可能性があることを注記しておく。

モンク：技能が整理され、型とチャクラが連携した技が登場

【モンク】

　「漆黒」後半の暫定調整を経て、いよいよ姿を現した新生モンク。それぞれの型の効果時間は、これまでの倍の30秒に延長され、維持が簡単になった。

　「金剛の構え」、「疾風の構え」、「紅蓮の構え」がなくなり、「極意」シリーズに新たに「疾風の極意」が追加される。「疾風の極意」は、オートアタックを15秒間50％短縮させるというもので、モンクらしいラッシュ攻撃が可能になる。「正拳突き」と「双掌打」からは方向指定がなくなった。また、「羅刹衛」がなくなる代わりに、攻撃判定がない代わりに3チャージできる「抜重歩法」が追加される。レベル82で覚える新ウェポンスキル「壊神脚」は「壊神衝」の上位技能。

　レベル54で覚えていた「闘気」はレベル15のアクションになり、「鉄山靠」と「空鳴拳」が「闘気V」状態の単体と範囲攻撃として復活していた。鉄山靠」はレベル54から「陰陽闘気斬」に、「空鳴拳」は「万象闘気圏」に変化する。

　「踏鳴」は、「型」がなくても「型」が必要なウェポンスキルを使えるという効果は同じだが、スタック数が3に変更された。また、効果時間中に「型」を付与するウェポンスキルを使うと、どの型を使ったかによって「魔猿のチャクラ」、「走竜のチャクラ」、「猛虎のチャクラ」という3種類のいずれかが付与される。

　レベル60になると、「必殺技」が使えるようになる。発動条件はチャクラを3つ付与していること。ここで付与しているチャクラの種類に応じて、発動する必殺技が異なる。1種類なら「蒼気砲」、2種類なら「天宙脚」、3種類ならレベル85までは「爆裂脚」、86以降は「鳳凰の舞」を発動する。3つのチャクラに加えて「陰の闘気」と「陽の闘気」もついていると「闘魂旋風脚」になり、レベル90になるといよいよ最終必殺技的な「夢幻闘舞」が使えるようになる。

　手数の多さはそのままに、技能が1つの流れの中にまとめられ、手数は増えているが、必要なボタンの数を抑えた調整になっている。

【新アクション】

竜騎士：「蒼の竜血」がなくなり、スキル回しは一新

【竜騎士】

　竜騎士は、「蒼の竜血」が特性に移行して維持のための管理が不要になった。範囲攻撃「ソニックスラスト」の追加効果は「蒼の竜血」延長から、自身の与ダメージを上昇させる「竜槍」の付与に、「クルザントーメント」は「竜眼」の付与に変更されている。さらに新アクションのために「天竜眼」という新たな発動条件が追加されている。

　レベル86で「フルスラスト」の上位互換「ヘヴンスラスト」と「桜花狂咲」の上位互換「桜華繚乱」を同時に使えるようになる。どちらも技の性能、派手さがました上位互換技だ。

　レベル90の「天竜点睛」は、対象に向かっての前方直線範囲攻撃。この技の発生条件に冒頭で紹介した「天竜眼」が必要になる。「暁月」の竜騎士は、この「天竜眼」を付与するためのスキル回しが必要になる。

　起点となるのは、「竜牙竜爪」、「竜尾大車輪」と逆の「竜尾大車輪」、「竜牙竜爪」コンボと、「クルザントーメント」で付与される「竜眼」。「竜眼」の効果中には「トゥルースラスト」がレベル76の技能「竜眼雷電」に変化し、「ドゥームスパイク」がレベル82で覚える「竜眼蒼穹」に変化する。この2つを使うことで「天竜点睛」の発動に必要な「天竜眼」が付与される。

【新アクション】

侍：範囲攻撃だけで居合術コンボが成立する「氷雪」

【侍】

　侍は今回必殺剣の追加がない代わりに、「燕返し」のように返すことができる奥義が追加されている。レベル82には、「照破」の範囲攻撃版「無明照破」が追加されている。

　レベル82で取得できる「氷雪」は、「風雅」からコンボとなって「雪の閃」を付与できる範囲攻撃。これまで「月の閃」と「花の閃」コンボしかなかったので、それを補う技だ。

　レベル90の新アクション「奥義波切」は、必殺剣とも居合術とも違う新たな攻撃。「意気衝天」を使用したあと30秒以内に使用すれば「返し波切」に変化する。さらに居合術と同様に最大3スタックの「剣圧」を付与する。

【新アクション】

忍者：「土遁」と「雷遁」後に発動する追加攻撃

【忍者】

　忍者は継続ダメージ技「影牙」が削除された以外は、大きな変更は入っていない。レベル82の新ウェポンスキル「残影鎌鼬」は、「分身の術」効果中に、分身が風属性の範囲攻撃を仕掛ける技。

　レベル86の「幻影野槌」は、「土遁の術」の発動中に「八卦無刃殺」を「血花五月雨」からのコンボ状態で使用すると、「土遁」の範囲内に発生する追加攻撃。

　レベル90になると「雷遁の術」を使うことで、雷属性の魔法攻撃「月影雷獣爪」が使えるようになる。さらに、使用するとアクションが「月影雷獣牙」に変化して連続で使用できるようになる。

【新アクション】