【特集】
「FFXIV: 暁月のフィナーレ」ジョブレポート「ヒーラー編」
設置型ヒールの白、早さの学者、占星はピュアヒーラーに
2021年10月13日 21:00
- 【ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ】
- 11月23日発売
- 価格:
- 4,620円(通常版)
- 6,600円(コレクターズエディション)
スクウェア・エニックスは、9月19日と21日に本社で「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」のメディアツアーを開催した。このレポートでは主に、ヒーラーの新スキルについて紹介したい。なお、新ジョブ「賢者」については、新ジョブのレポートにて詳細を紹介しているので、そちらを参照して欲しい。
なお、このバージョンは最終調整前のものであり、リリース時には今回紹介した内容から大きく変更される可能性があることを注記しておく。
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白魔道士:設置型「リリーベル」の登場で可愛さがアップ
白魔道士はレベル82に「ホーリー」の上位魔法「ホーリガ」と、「グレア」の上位魔法「グレアガ」が入るなど、純粋な能力の底上げ調整となっている。「ホーリガ」にはスタン効果も変わらず4秒ついており、これまでと操作方法にも大きな違いはない。
ふっとばし攻撃の「アクアオーラ」がなくなった変わりに、レベル86で修得できる新たなバフとして「アクアベール」が追加された。こちらは対象1人のダメージを15%軽減するアビリティ。
さらに、レベル88で「ディヴァインベニゾン」が2スタックのチャージアクションになるなど、ピュアヒーラーとはいえ、ここ一番の軽減バフはボリュームを増している。。
そして今回目玉技能となるのが、レベル90の「リリーベル」。公式のジョブアクション動画でも印象的だった、新たな設置型回復だ。指定した地面に15秒間「リリーベル」を設置し、自身に5スタックの「リリーベル」を付与する。リリーベルの効果時間中に、自身がダメージを受けると、スタックを1つ消費して、周囲20m以内にいる自身とパーティメンバーを回復する。再発動に必要な時間は時間は1秒。
スタック数をすべて使うと消えるが、スタックが残った状態で効果時間が経過すると、残りスタック数に応じた回復効果が発動する。ギミック処理に忙しく、回復する余裕がない中で連続範囲攻撃が来るような場面で、パーティを強力にサポートしてくれそうな技だ。
学者:パーティの戦闘中移動速度増加が高難度コンテンツで光る
学者は今回地味ながら、戦闘中にパーティの移動速度をアップできる画期的な能力を手に入れた。
レベル82で修得する「極炎法」は、「死炎法」の上位魔法で、対象への無属性魔法攻撃。「裂陣法」は、「破陣法」の上位魔法で、自身の周囲の敵への無属性範囲魔法攻撃と、攻撃スキルが上位魔法に置き換わっている。
レベル86「生命回生法」は新アクション。自身またはパーティメンバー1人を対象に、受けるHP回復効果と最大HPを10%上昇させる。さらに実行した時点での最大HPの10%を回復する。
レベル90で修得する「疾風怒濤の計」は、一定時間、自身と周囲のパーティーメンバーに「疾風の計」と「怒涛の計」を付与するというもの。「疾風の計」の効果は、PLLで吉田氏が言及していた戦闘中にも使える移動速度上昇技。「怒涛の計」の効果は被ダメージを10%軽減させる。
また、レベル85では回復とバリアを強化するマスタリーが入り、レベル88では「鼓舞展開」のリキャストタイムを120秒から90秒へと短縮させるマスタリーを修得できる。
占星術師:ピュアヒーラーとなり、全体に調整
占星術師は「ダイアーナルセクト」と「ノクターナルセクト」というハイブリッドな切り替えがなくなり、全体にピュアヒーラーとしての調整が入っている。
レベル50に追加された「アストロダイン」というアクションは、シンボルの影響をうけなくなる「ディヴィネーション」の代わりに新たに追加される技。自身に「太陽」、「月」、「星」のアストロサインに応じた効果を付与するというもので、集めたシンボルの種類数に応じて、発動する技の効果が追加されていく。
シンボルが1種類の時には「魂魄の座」だけが付与され、効果はMPの継続回復。シンボルが2種類の時には「魂魄の座」に加えて「身体の座」が付与され、オートアタックの攻撃間隔と魔法のリキャストタイムが10%短縮される。シンボルを3つとも集めた時にはさらに「精神の座」が付与され、与ダメージと自分からのHP回復量が5%上昇する。今回はこの集めた種類に応じて効果が変化するという性質の技が占星術師以外にもあちこちに登場しており、この「アストロダイン」も含めて、プレーヤーの戦術次第でジョブとしての能力差が付きそうだ。
「マイナーアルカナ」は、ドローとは別に「クラウンロード」か「クラウンレディ」を引くことができるアビリティとなった。「クラウンプレイ」という専用のカードが「ロード」か「レディ」に変化するようになる。「ニュートラルセクト」は、追加効果が「アスペクト・ベネフィク」か「アスペクト・ヘリオス」実行時にバリアを張るという効果に変わる。
新技能には、白魔道士と同様、既存技能の上位互換が登場している。レベル82「フォールマレフィク」は「マレフィジャ」の上位魔法。「グラビラ」は「グラビデ」の上位魔法となっている。
レベル86で修得する「エクザルテーション」は、自身またはパーティメンバー1人を対象とした10%ダメージ軽減技。効果時間は8秒で切れる時に、対象のHPを回復するというもの。
レベル90の「マクロコスモス」は無属性範囲魔法だが、追加効果がかなり変わっている。攻撃と同時に、自分と範囲20m以内にいるパーティメンバーに「マクロコスモス」が付与される。同時に自分のアクションバーが「ミクロコスモス」に変化する。
マクロコスモスの効果時間15秒の間にダメージを受けると、そのダメージ量を蓄積し、効果時間終了時か「ミクロコスモス」発動時に、蓄積されたダメージの50%分対象のHPを回復する。
ボス戦などで集まって大技を受ける時、受けた直後に使うことでHPを戻すような使用方法が想定されていると感じる。
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画面は最終調整前のものであり、リリース時には大きく変更される可能性があります。