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召喚士はほぼ新ジョブに! 「FFXIV: 暁月のフィナーレ」、遠隔DPS調整まとめ
2021年9月18日 15:15
- 【ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ】
- 11月23日発売
- 価格:
- 4,620円(通常版)
- 6,600円(コレクターズエディション)
プレイステーション 5/プレイステーション 4/PC用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」の最新情報を発表する「第66回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」で、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏がジョブ調整の基本方針を発表した。この記事では、遠隔DPSの調整についてまとめてお伝えしたい。
遠隔物理DPSの変更点
それぞれのジョブがオーソドックスに進化している。近接物理DPSと同様に、物理基本性能値を魔法基本性能値と揃えるように変更されている。その影響で、こちらでもスキルの説明に乗っている数値が低くなっているが、全体の調整のためであり弱体化されているわけではない。
吟遊詩人
既存3種類の戦歌アクションから派生するパーティバフアクションが追加されている。歌での支援をリクエストされることが多かったので、既存の技からさらに派生する効果バフが追加されたのだそうだ。バランス型のジョブのため、単体火力は他ジョブに比べて低いがパーティシナジーは高いというジョブの特徴はそのまま維持されている。
「エイペックスアロー」から派生する新アクションが追加され、「旅神のメヌエット」や「バトルボイス」がリキャスト120秒になる。
機工士
“きかい”をモチーフにした新アクション「回転のこぎり」が追加される。また、オートマトン・クイーンに新たな攻撃アクションが登場する。
「整備」が2チャージのアクションになっている。あふれないように適宜使ってほしいということだ。新技も追加されているが、少ないホットバーで快適にプレイできるという部分は変わらないように調整されている。
遠隔魔法DPSの変更点
「アドル」の効果を与魔法ダメージ減少に変更したうえで、与物理ダメージ減少効果も追加される。こちらは「牽制」とは逆に、与魔法ダメージ効果のほうが高い。
黒魔道士
「エノキアン」が特性に変更され、アストラルファイアかアンブラルブリザードの効果中に、自動的に付与されるようになる。「エノキアン」周りの仕様がわかりにくさやプレーヤーの火力差を生んでいたので、初心者にもわかりやすいように仕様が変更されることとなった。
特定の状況でアストラルファイアとアンブラルブリザードを切り替えると発動できる、「炎と氷が合わさって最強に見える」(吉田氏)魔法が追加される。黒魔道士はピュアDPSとして正統進化している。さらに、ファイガprocやサンダガprocの継続時間が伸びており、「小手先のテクニックがきくようになっている」(吉田氏)。
「激成魔」が2スタックのチャージアクション。チャージ時間は30秒で、どこで使うかが腕の見せ所になる。「黒はタイムラインに合わせていく面白さが一番のところだと思いますので、一緒に苦労していきましょう」(吉田氏)。
また、「ファイラ」と「ブリザラ」は上位の魔法が登場するので、範囲攻撃のローテーションが変化する。このファイガの上位魔法の日本語表記をどうするかは、FF委員会で議論したのだそうだ。その結果、「そこまでいくのはFFXIVくらいだから、吉田さんが思い切って作っていいよ」ということになり、「今回はいろいろ考えて、無難に落としました」という吉田氏によって「ハイファイア」という呼称になったのだそうだ。
赤魔道士
「スコーチ」から派生する新アクションが追加される。「ヴァルフレア」、「ヴァルホーリー」、「スコーチ」が範囲攻撃になり、範囲ローテーションからでも発動できるようになる。防御系のパーティーバフスキル「バマジク」が追加され、少しサポートよりの側面が強化されることになる。
魔法剣の発動に必要なブラックマナ、ホワイトマナは消費量が減っている。「マナフィケーション」1回分でフルコンボが可能になるので、開幕のバーストが早くなる。ただしそのままだと、魔法剣の回数が上がりすぎて、キャスターっぽくなくなってしまうので、各魔法を使った時のホワイトマナ、ブラックマナの増加量を下げることで全体の使用回数は変わらないよう調整されている。
さらに「デプラスマン」と「アンガジェマン」の威力が同じになるので、ステージによって使い分けることができるようになる。
召喚士
「ほぼ新ジョブだと思って欲しい」と吉田氏が言うほど大きな変更が入った召喚士。ジョブのメカニクスが大幅リニューアルされ、Dotすべて削除されるなど、召喚士というイメージに沿うように大幅に変更されている。
今まではデミバハムートとフェニックスを召喚する間はひたすらルインジャというローテーションだったが、イフリート、ガルーダ、タイタンが召喚可能になり、これらの蛮神が持つ属性の力で戦うようになる。
呼び出す召喚獣は、それぞれイフリートルビー、ガルーダエメラルド、タイタントパーズという名前で、それぞれの蛮神の力を映して出てきているものだという。この3蛮神を呼ぶことで、召喚士自身のエーテル属性が変化し、モードが変わる。呼び出す順番は任意で選択が可能で、ボスの特性に合わせて必要な蛮神を呼び出すことになる。
3蛮神を呼び出すと、召喚時に履行技を発動すると同時に、プレーヤーにエーテルが付与されて、カウントダウンが始まる。2スタックのスキルが付与されており、イフリートの技を使える。イフリートの場合は詠唱寺間が長いが強力な炎の魔法と、突進攻撃が使える。詠唱が必要なので、ギミック処理のタイミングで読んでしまうとロスになってしまうので、動かなくてもいタイミングでイフリートを呼ぶといった調整が必要になる。タイタンは制限時間内で何度でも攻撃が可能。詠唱もないので、移動しながら攻撃できる。ガルーダでは設置型のダメージ床がボスの足元に現れ、プレーヤーは無詠唱の魔法を使えるようになる。
基本的なローテーションは以下のようになる。まずデミバハムートを呼ぶと属性のエーテルが3つもらえるので、それを使って3蛮神を呼び、その属性の力で戦う。さらにフェニックスを呼び出すとまた3つのエーテルがもらえて、蛮神を呼び出すという流れになる。デミバハムートとフェニックスの間で3スタックを使い切らないと無駄に消費してしまうことになるので、そこの組み立てが重要になる。
すべての召喚獣はサイズ変更ができるようになっている。ただし、周りの人が自分のUIを調整する必要があるところは今まで通り。見た目は基本がカーバンクルで、好みに応じてタイタンエギなど各エギの見た目をエギミラプリすることになる。
置き換えアクションを駆使した結果、使用アイコン数は激減。かなり悩んだ末に、リザレクとフィジクは残したのだそうだ。Dotはすべてなくなるが、代わりに通常攻撃の火力が上がり、機動力は依然として高いので、強力なジョブであることには変わりなさそうだ。
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