スクエニ、PS3/Xbox 360「ファイナルファンタジーXIII-2」
「クリスタリウム」を使ってキャラクターやモンスターを育成


12月15日 発売予定

価格:各7,980円

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


ライトニング

 株式会社スクウェア・エニックスは、12月15日に発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用RPG(ロールプレイングゲーム)「ファイナルファンタジーXIII-2」(FFXIII-2)の新情報を公開した。

 今回は、キャラクターやモンスターの成長に使用する「クリスタリウム」の詳細な内容を紹介していく。また、モンスターを強化できる「アビリティの継承」や時空エリアをつなぐ「ヒストリアクロス」に加え、モンスターの容姿などを変える「モンスターカスタマイズ」やアカデミーによって建設された「アガスティアタワー」の情報をお伝えする。


【イベントシーン】
セラとライトニング
一体どんな運命が、セラとライトニングを待ち受けているのだろうか……
カイアス
カイアスと呼ばれる男と対峙するノエル。ノエルたちの前に立ちはだかる理由とは?
視線
セラとノエルを監視するかのような謎の視線。一体誰が……?
ライトニング
優しく微笑むライトニング。これは幸せな未来の風景なのだろうか


■ ゲームシステム ■

● クリスタリウム

 キャラクターを成長させるのに使用する要素。キャラクターの成長ルートを示しており、バトルやミッションクリア時に獲得できるクリスタルポイント(CP)を消費して新たなクリスタルを取得し、ステータスを強化したりアビリティを修得する。

 「FFXIII-2」では、1つの成長ルートを使用しすべてのロールを成長させる。育てたいロールをクリスタルごとに自由に割り当て、キャラクターを成長させていく。クリスタルは、それぞれ秘められた能力値があるが、割り当てるロールによって上昇する能力値がさらに変化する。

 クリスタルを1つ獲得すると、ロールのレベルが1つ上がる。アビリティの修得レベルや修得可能なアビリティは画面の右下に表示されており、成長ルート上でも確認できる。

「FFXIII-2」のクリスタリウムでは、1つの成長ルートを使ってすべてのロールを成長させていく成長ルート上にあるクリスタルを手に入れることで、アビリティを修得することができる

 さらに、物語の進行による成長限界をなくすことにより、同じキャラクターでもプレーヤーの選択によって特徴のまったく異なるキャラクターへと成長させることができるなど、自由度が格段に高くなっている。

 クリスタリウムには、何段階かのステージが存在する。そのステージのクリスタリウムをすべて取得するとレベルが上がる。クリスタリウムがレベルアップすると、「新しいロールの解放」や「アクセサリ装備能力の強化」、また「ATBのレベルアップ」などいろいろなボーナスを選ぶことができる。

成長ルート上にある大きなクリスタルを取得すると、それに割り当てたロールごとに「ブラスターライズ」や「アタッカーライズ」などボーナス値が加わる「FFXIII」では、物語の進行に応じてクリスタリウムのレベルが解放されていたが、「FFXIII-2」ではそれをやめることで、キャラクターを自由に育成できるようになっている

 クリスタリウムでは、仲間にしたモンスターも成長させていく。モンスターはロールを1つ持っているが、同じロールでも覚えるアビリティなどが異なるため、モンスターごとに成長過程が変わり、成長のさせ方によって能力値も大きく異なる。

 モンスターの成長には、キャラクターのようにCPではなく、バトルなどで手に入る様々な「モンスター成長アイテム」を使用する。使用するアイテムによって上昇する能力値が変わる。

モンスターにもクリスタリウムがあり、成長アイテムを使うことで能力が上昇していく成長ルート上にあるクリスタルを取得すると、アビリティ/オートアビリティを修得できる
モンスターのクリスタリウムも、キャラクターと同じく、ステージのクリスタリウムをすべて取得するとレベルが上昇し、レベルアップボーナスを選択することができる成長アイテムには、「○○のしずく」や「○○のかけら」など5段階のグレードが存在する。クリスタリウムがレベルアップするごとに、必要になる成長アイテムのグレードも上昇していく


● アビリティの継承

 モンスターは、クリスタリウムに加え、ほかのモンスターからアビリティを継承することで強化することもできる。アビリティの継承は、継承したいアビリティを持つモンスターのクリスタルを、強化したいモンスターに合成することで行なう。

 継承できるアビリティには、コマンドアビリティやオートアビリティ、そして「特性アビリティ」がある。コマンドアビリティやオートアビリティはロールが同じ系統のモンスターから継承でき、「特性アビリティ」はすべてのモンスターから継承できる。

 アビリティの継承により、バトルスタイルに応じてアビリティを追加したり、愛着のあるモンスターを最後まで使うなどプレイの幅が大きく広がる。

「モンスタークリスタル」を合成することでアビリティを継承できるが、合成に使用したクリスタルはなくなってしまうので注意して欲しい
ロールの系統が同じなら、コマンドアビリティやオートアビリティを継承することができる
特定の組み合わせでアビリティの継承を行なうと、どちらも持っていなかったアビリティを修得することがある。様々な組み合わせを試してみるといいだろう

【モンスターカスタマイズ:デコレーション】

 デコレーションでは、仲間モンスターにデコレーションアイテム(装飾品)つけておしゃれさせる。デコレーションアイテムは、様々な場所で集めることができるが、あくまで飾りなので、モンスターの能力値に影響はない。




例えば「ビルジ遺跡 -AF005年-」には、合計で3つのゲートが存在する

● ヒストリアクロス

 1つの時空エリアには、複数のゲートが存在していることがあり、どのゲートを起動させるかによって次に開放される時空エリアが変化する。時空エリアのゲートに対応するオーパーツをすべて持っていれば、次に行くエリアを好きなように選ぶことができる。ゲートを起動させるオーパーツを探すのも「FFXIII-2」の遊びの1つ。

 1度開いたゲートは閉じることもできる。ゲートを閉じることにより、その時空エリアは初めて訪れたときの状態に戻るため、間違えた選択をやり直したり、倒すことのできなかった強敵に挑むなど、やり残したと思われることを試すことができる。

【ビルジ遺跡 -AF005年-の金色のゲート】
金色のゲートは女神の導きを受けた特別なゲート。特定のオーパーツを見つけ出し、ゲートを起動することで隣り合う時空エリアへの道が開ける
【ビルジ遺跡 -AF005年-の青色のゲート】
青色のゲートは、「ワイルドオーパーツ」によって起動できる。「ワイルドオーパーツ」は、様々な時代で手に入れることができる

【イベントシーン】
時空エリアをつなぐヒストリアクロスを通り、セラとノエルは各時空エリアへと移動する時空を旅しながら時には歴史に干渉していく。それがどのような未来をもたらすのだろうか?


■ フィールド ■

● アガスティアタワー

 ある計画を実現するためアカデミーによって建設された。アカデミーの研究者は、この塔を情報の拠点として使用している。

 アガスティアタワーも、時空の異変による影響を受け部屋と通路が分断されている。部屋を回転させ正しい位置に戻しつつ最上階を目指す。最上階には、巨大な端末が設置されている。果たしてこのタワーには、どんな未来が訪れるのだろうか。


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(2011年11月21日)

[Reported by 中野信二 ]