「SQUARE ENIX 1st Production Department Premiere」開催

「キングダム ハーツ」から「FF ヴェルサスXIII」まで多数のタイトルをプレゼン!


1月18日 開催

会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン1



MCは声優の櫻井孝宏さんと鈴村健一さんが努めた

 株式会社スクウェア・エニックスは、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン1においてイベント「SQUARE ENIX 1st Production Department Premiere」を開催した。スクウェア・エニックス・メンバーズの会員から応募を募り、高倍率の難関を突破した来場者と、マスコミ向けに同社の第1制作部が手がける「ファイナルファンタジー」シリーズや「キングダム ハーツ」シリーズに関する多数の発表が行なわれた。

 要約すると、ニンテンドー3DS向けに開発が行なわれている「キングダム・ハーツ」シリーズの正式タイトルが「KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]」と決定したこと、PSP「DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY」の先行配信版「DISSIDIA duodecim prologus FINAL FANTASY」が本日より配信を開始、プレイステーション 3/Xbox 360「FINAL FANTASY XIII-2」が2011年中に発売が決定、PSP「FINAL FANTASY Agito XIII」が「FINAL FANTASY 零式」とタイトルを変え、2011年夏に発売を予定していることなどが映像とともに紹介された。

 PSP「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep FINAL MIX」の映像で幕を開けた「SQUARE ENIX 1st Production Department Premiere」は、「ファイナルファンタジー VII」シリーズでザックス役を担当した鈴村健一さん、「ファイナルファンタジー VII」シリーズでクラウド役を担当した櫻井孝宏さんがMCとして登壇した。

第1制作部・コーポレート・エグゼクティブの橋本真司氏

 続いて、同社第1制作部・コーポレート・エグゼクティブの橋本真司氏が挨拶。橋本氏は「第1プロダクションから第1制作部が去年秋に発足した。第2や第3があるわけではないが……。第1制作部になり、東京と大阪の開発スタジオが合体し、かなり大規模な組織になっている」と第1制作部について紹介。

 また、Wiiのバーチャルコンソールで「ファイナルファンタジーV」が配信を開始したこと、3月24日発売予定のPSP「ファイナルファンタジーIV コンプリートコレクション」にデジタルコードが入っており、「DISSIDIA duodecim prologus FINAL FANTASY」と連動する企画があると告知があった。「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep FINAL MIX」が発売される週末、1月22日に橋本氏が東京・初台のSQUARE ENIX CHARACTER GOODS SHOW CASEに来店、自ら販売するという。

 橋本氏の挨拶の後、「いやーさすが橋本名人ですね。今日は蝶ネクタイしてないんですか(鈴村)」、「赤いメガネかけないんですか(櫻井)」とゲーム好きで有名なMCのお2人のさすがの突っ込みがあった。2人は「僕は橋本名人が大好きでございます(鈴村)」、「僕、この業界に入ってよかったと思いました(櫻井)」と生・橋本氏に喜んでいた。


■ PSP「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep FINAL MIX」に加え、3DS「KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]」タイトル初公開!

「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep FINAL MIX」
Co.ディレクターの安江 泰氏
3DS「KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]」

 「セリフが英語になり、作品の雰囲気が変わって面白い」と櫻井氏が紹介した1月20日に発売となるPSP「KINGDOM HEARTS Birth by Sleep FINAL MIX」。Co.ディレクターの安江 泰氏が解説を行なった。

 安江氏は「去年の春ごろから開発を進め、発売を楽しみにしている。今作の内容に関しては、バラエティあふれるミッション、爽快なアクション、強敵を多数追加しているが、プレイアブルなエピソードにも力を入れている。また、今後のシリーズの展開を占う内容になっている。いろいろと謎や複線なども張っており、そのヒントが入っている」と本作について紹介。ストーリー的にはシリーズ最初のストーリーになっており、シリーズの未来に向けてのストーリーでもあるわけだ。

 続いて、新たな情報として3DS「KINGDOM HEARTS 3D [Dream Drop Distance]」の映像が上映された。「Dream Drop Distance」というタイトルにはいろんな意味がこめられており、「タイトルにはいろんな解釈ができるが、例えば、高いところから落ちながら(Drop)飛び込んでいく、3D立体視を活かした遊びや、壁を連続で蹴りながら、遠い距離(Distance)を移動しての攻撃をふんだんに入れていく」とアクション面でもタイトルに意味を持たせていることを説明。

 さらに、「特に力を入れたいのは、新しい『KINGDOM HEARTS』のアクションの形。突き抜けるようなスピード感を入れたかった。開発機材でいろいろ試しているが、実際に遊んでみると、映像以上に操作感が気持ちよくできている」と続けた。「3DSならではのネタをふんだんに入れています。プレイ感覚も今までのシリーズとは違って、例えばソラとリクを交互に切り替えながら遊んでいく展開になっていく。戦略性やテンポが新鮮なものになっている」と現状を報告した。

 イベント後に発表されたリリースには、野村哲也氏のコメントも発表されている。

「『KINGDOM HEARTS』は10周年を目前に、物語はいよいよ今シリーズ最終局面をむかえ、最終決戦の序章となるこの物語は、これまで同様、たくさんの驚きが待ち受けています。今回、この驚きを表現するために『ニンテンドー3DS』という新たな挑戦ができるハードを選びました。全く新たなシステムを用意し、この先の『KINGDOM HEARTS』の未来像を見据えた、大胆で、更に爽快なアクションができるものになると思います。是非、ご期待下さい」


【スクリーンショット】

(C)Disney. Developed by SQUARE ENIX

■ PSP「DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY」の先行配信版「DISSIDIA duodecim prologus FINAL FANTASY」登場!

「DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY」
ディレクターの高橋光則氏
「DISSIDIA duodecim prologus FINAL FANTASY」

 鈴村さんは前作をすれ違いなどを含め、相当やりこんでいたというPSP「DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY」(3月3日発売)。鈴村さんが「ずっと出演したいと言っているんですけれども……」と話題をつなげながら紹介したのは、ディレクターの高橋光則氏。

 「前作の時点でもたくさんキャラクターを出せたが、今作でも可能な限り登場させました」と一言解説があった後、最新の映像が公開となった。菅原文太さんのナレーションで静かにスタートした映像は、「ファイナルファンタジーXIII」のライトニングなど多数のキャラクターが登場。ボイスキャストの紹介とともにデモ映像はもとより、戦闘シーンも連続する圧倒的な情報量の映像となっていた。

 そしてラストにダウンロード専売タイトルとなる「DISSIDIA duodecim prologus FINAL FANTASY」が紹介され、来場者をあっといわせる展開となった。価格は300円。

 高橋氏は「DISSIDIA duodecim prologus FINAL FANTASY」に関して、「先行配信版という形で今から配信します。そのためにがんばりました。『prologus』には、オリジナルのショートシナリオが入ってまして、そのほかに『アーケードモード』として、新バトルシステムがすべて入っています。カスタマイズだけは製品版をお楽しみに、ということですが」とコメントした。そして、アシスト専用キャラクターとしてエアリスが登場することに関しては、「製品版(DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY)に引き継ぐことで使えるようになります」と紹介した。


【スクリーンショット】

(C)2011 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA

■ 「FABULA NOVA CRYSTALLIS」シリーズタイトル一挙公開!
 「FINAL FANTASY XIII-2」&「FINAL FANTASY 零式」&「FINAL FANTASY Versus XIII」

 続いてのコーナーはこんなナレーションのムービーで始まった。

【FABULA NOVA CRYSTALLIS】

 世界のすべてを統べる神がいました。
 名を、ブーニベルゼといいます。
 ブーニベルゼは、母なる女神ムインを倒して世界を手に入れました。
 ムインは、目に見えない世界、不可視世界に消えました。
 ブーニベルゼは悩み多き神でした。世界は有限で、すべてが滅びる運命にあるからです。

 彼はこれを、不可視世界にいる母・ムインの呪いであると考えました。
滅びの呪いを解くために、ブーニベルゼは考えた末、ムインを倒すことにしました。
母の待つ不可視世界にたどり着くために、入り口を探さねばなりません。
ブーニベルゼは自らの意思を抽出し、ファルシを作り出しました。

 初めに作られたのはファルシ=パルス。パルスの使命は、世界を切り開き、不可視世界の扉を見つけることでした。
 次に作られたのはファルシ=エトロ。ブーニベルゼは誤って、ムインそっくりにエトロを生み出してしまいました。その姿を恐れたブーニベルゼは、エトロになんの力も与えませんでした。
 代わりに作られたのがファルシ=リンゼです。リンゼの使命は、様々な脅威からブーニベルゼを守ることでした。ブーニベルゼはリンゼに時が来たら起こすように命じ、クリスタルとなって長い眠りにつきました。

 パルスは世界を広げるために、ファルシとルシを作り出しました。
 リンゼは世界を守るために、ファルシとルシを作り出しました。
 けれど、エトロには何もすることができませんでした。
 孤独になったエトロは、自らの姿に似た母のことを思いました。
 エトロは自らを傷つけて血を流し、消えてしまいました。

 流れたエトロの血から、人間が生まれました。
 人間は、生まれては死ぬだけの存在でした。
 目に見える可視世界の存在が滅びるのは、呪いではなく運命(さだめ)でした。
 世界の総和は定められていて、可視と不可視の世界が分け合っています。
 その均衡が崩れれば、やがて世界は崩壊してしまいます。

 ブーニベルゼの母ムインには、運命を止める手立てがありませんでした。
 彼女は不可視世界の混沌に飲み込まれようとしていたのです。
 消え行くムインの元へ、エトロがやってきました。
 ムインは世界の均衡を保つようエトロへ伝え、混沌に飲み込まれました。
 エトロはおろかだったので、ムインの言葉がわかりませんでした。

 孤独になったエトロは、混沌に飲み込まれていくだけの人間に親しみを覚え、人が死にゆくとき、微笑み、混沌を贈りました。
 人間はエトロに贈られた混沌を心と名づけました。
 心は力になるはずでしたが、人はまだそれを知りませんでした。

 やがて人はパルスを全能の支配者、リンゼを守護神、エトロを死神と考え、心という不可視世界を抱えて暮らすようになりました。
 人が混沌を抱えることで、世界の均衡はかろうじて保たれているのです。

 クリスタルとなったブーニベルゼは眠り続けます。永遠が終わる、そのときまで。


プロデューサーの北瀬佳範氏

 「FINAL FANTASY XIII」および「FINAL FANTASY XIII Agito XIII」のプロデューサーの北瀬佳範氏によれば、この映像は「『FABULA NOVA CRYSTALLIS』という神話を基にして、『FINAL FANTASY XIII』およびいくつかの作品がありますが、その作品のベースになった神話を映像化してご紹介させていただきました」という。もともと4~5年前から設定された話だが、「FF XIII」が発売され、今後も「FABULA NOVA CRYSTALLIS」の作品が続々と出てくるということで、神話を説明するために用意されたもの。「実際の神話自体はもっと細かく描かれているが、伝えやすいよう全体像がわかるような映像にした」とのこと。

 この神話をベースに、クリエイターが自由に解釈して作品を作っているという。「共通のベースがあると、テーマがわかりやすく、作りやすい部分もある。映像を見ていただくと、『FF XIII』をプレイしただいた方は、いくつか思い当たるキーワードがあると思う」と、この神話の試みが明かされたわけだ。「あまりイメージを限定されないように、イメージが膨らむような映像を作った」とのこと。


「FINAL FANTASY XIII-2」
ディレクターの鳥山 求氏
公開されたスクリーンショット

・「FINAL FANTASY XIII-2」世界初公開!

 続いて、新作となる「FINAL FANTASY XIII-2」のできたてホヤホヤの映像が上映された。ピアノのソロから静かに始まった映像は、ライトニングが新たな装備をつけ、「2度目の生を得る」というセリフから一気に畳み掛けるような映像となっていた。短いものだったが、「FF XIII」をプレイした人にはかなりわくわくさせる内容になっていた。

 ライトニングに関しては、「イメージがちょっと変わってますけれど」と北瀬氏。ここでディレクターの鳥山 求氏が登場。鳥山氏は「おかげさまで前作が全世界で600万本を突破しました。去年の1月からアメリカ、欧州、アジアとツアーをしてきて、ファンの皆さんの前でいろんなお披露目をしたんですけれども、日本だけこういったイベントがなかったので、今日は『FF XIII-2』を全世界に先駆けて日本でお披露目できることをうれしく思っています」と挨拶。

 「ファンの方からいつ続編を作ってくれるんだ、という声をたくさんいただきまして、僕たちもライトニングにもう1度皆さんと一緒に、ドラマチックなストーリー、新しいゲームを見せたいということで、今回実現しました。PS3とXbox 360を同時に開発しています」と鳥山氏は続けた。ロゴにも登場しているもう1人の男性は、ライトニングに匹敵する新キャラクターという。

 本作の発売は2011年中。「前作ではお待たせしてしまったので、2011年の発売を目指してスタッフ一同がんばっている」とのこと。「開発は非常に順調で、かなり進んでいる。『FF XIII』でいろんなご意見をいただいているので、それをすべて解消するのが『FF XIII-2』となるようにがんばっている。ぜひメンバーズの皆さんにいつかプレイしていただいて意見をいただける機会を作れるといいなと思っている」と、ファンにはうれしい報告が続けられた。これからどんどん情報をアップデートしていくという。

 「映像で見ると衝撃度が違う。グラフィックスはどんどんきれいになっている」と鈴村氏が話題を振ると、北瀬氏は「やっぱりキャラクターに開発者も思い入れがあるので、いかに魅力的に見せるかと追求していくと、映像がどんどんきれいになっていく。せっかく育ててきたキャラクターなので、1作で終わってしまうとさびしい部分もあるので、もう1回キャラクターを深く描けるという部分では、作っている方もやりがいがある、うれしい企画」と解説していた。

(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA

ディレクターの田畑 端氏

・「FINAL FANTASY Agito XIII」が「FINAL FANTASY 零式」へ!

 同じ神話「FABULA NOVA CRYSTALLIS」を元に制作されているPSP「FINAL FANTASY Agito XIII」の映像が続けて紹介された。機械と魔法の戦いが描かれる激しいものになっていたが、外套を羽織った謎の戦闘部隊……これまでのどのシリーズとも違う雰囲気を醸し出すものになっていた。そして、タイトルが「FINAL FANTASY 零式」となったことが最後に紹介され、発売は2011年の夏であることも発表された。

 ここで招き入れられたのは、ディレクターの田畑 端氏。まず鈴村さんにタイトル変更に関してずばり聞かれると、田畑氏は「『Agito XIII』というタイトルは僕結構好きだったんですけれど、『FF XIII』と正直あまり関係がなかったんです(会場笑)。いい意味でです。神話を介して『FF XIII』と『Agito XIII』はつながっていたんですね。今回公開された神話の映像を僕らも見まして、『Agito XIII』は『FF XIII』じゃないなと。いい意味で『FF XIII』の派生タイトルではなくて、独立した、これから大きく育っていくべきタイトルにしたいという意思が強くなりまして、今回こういう機会をいただけたので、タイトル変更させていただいた」と前向きな発言となった。

 「零式」というタイトルに関しては「『FF』の原点という意味ではなく、新たな方向性の『FF』を作っていきたい、という意味での『零』をつけたんですが、どうしてもナンバリングの『零』だと思われてしまう懸念があり、加えて今回公開した映像の雰囲気があっていると思うんですよね。そこで『零式』とつけました。『新しいシリーズの出発』と理解していただければ」と説明された。

 本作はUMD2枚組のボリューム。「詰め込めるだけ詰め込んで発売する」と続けた田畑氏は「ただ、みなさん、夏というのはいつごろまでのことを……」といきなりトーンを下げて会場を笑わせた。「なるべく残暑の季節に入らないようにがんばります」とフォローした田畑氏に鈴村さんが「がんばってください!」と応援を贈った。

 なぜ鈴村さんがここまで応援するかというと、鈴村さん、櫻井さんも本作に出演しているから。「零式」には主人公がたくさんおり、登場人物は30人以上登場する。「主役を張っていただけるような声優さんたちに無理を言って参加いただいて、今収録中」と田畑氏の発言に「本当にすごいですよ。収録時に他のキャラクターの声優さんを教えてもらったんですが、名前が挙がるごとに『えっ!』と何度も声をあげるぐらい」と鈴村さんが話を続けると、「大丈夫ですかお金? みたいな」と櫻井さんが話をかぶせ、会場から笑いが起こった。すると田畑氏は「会社(開発チーム)も全員がそこを心配していて……ビックネームばかりなので、スケジューリングが大変。なかなか予定が組みにくくて、絶賛収録中です」と苦労しているそうだ。

 櫻井さんによれば、本作はハードな戦争もの。シリアスでやりごたえのある内容になっているという。田畑氏も「今回、もともとが携帯のゲームハードに対して本気で作った『FF』を送り出すという決意で制作している。それだけではなくて、新しいシステムとして、シングルプレイの中にマルチプレイを組み込んでいった独自のスタイルを構築しようとしていて、みんな気合が入った開発を続けていますので、今後の情報に期待してください」と続けた。

 鈴村さんも「収録しているので、ストーリーに関してある程度知っているんですが、なんともいえない胸がギュッとする展開。ぜひ期待していただいて大丈夫だと思うので、待っていてください」とコメント。開発陣ともども力の入ったタイトルになっているようだ。


【スクリーンショット】
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA

・「FINAL FANTASY Versus XIII」は?

 もう1つの「FABULA NOVA CRYSTALLIS」シリーズタイトル「FINAL FANTASY Versus XIII」に関しては、まず映像が上映された。新宿を想起させる都庁、そして高速道路にはETCレーン……しかし車は当然オリジナルのものというシチュエーションで始まったムービーには、ベヒーモスが登場。シームレスな戦闘でアクション要素が満載の戦闘システム(コマンドも左下に表示されており、戦闘参加メンバーは4人だった)など、気になるシーンばかりだったが、MCのお2人いわく、この映像は担当している野村哲也氏からのメッセージだという。解説がなかったのは残念なところだが……。


 なお、「FF XIII-2」の映像は20日より、そのほかの映像は27日より公式サイトで公開される。いずれもHDクオリティで配信される。

 最後に、櫻井さんは「プレイしていた世代ですし、『FF』という作品に携わらせてもらえるなんて、と思っていた。しかも『FF』はどんどん進化している。今回こういう場でみなさんと一緒に映像を体験する機会を与えてくださってありがとうございました」と挨拶。

 鈴村さんも「『FF』シリーズはずっと遊び続けていまして、常に発売日に購入している。今でも忘れないのは『FF II』を九州時代に発売日に購入して、わくわくしながら家に帰ったこと。そのころからずっと思い続けて、こうして参加させていただけて本当にうれしい。さらにもう1つうれしかったのは、大好きだった橋本名人に会えたこと」と話がループしたところで、ステージは終了となった。


(2011年 1月 19日)

[Reported by 佐伯憲司]