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TGS2017開幕直前……!ミニスーファミ予約に大苦戦したり発表ラッシュだったり異様に濃い1週間の話

連載第80回

この1週間は、東京ゲームショウ前のニンテンドーダイレクト&PSカンファレンス開催、そしてニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンの予約開始と、なんだか異様に濃い1週間でした。

なんだか、いろんなことがあり過ぎてすっかり満足というか、心地よい疲労感すら感じる気もするのですが、なんと明日からが東京ゲームショウ2017の本番なのです。まだこれからさらにいろいろ出てくるんです。恐るべし2017年。

TGS 2017開幕直前に掲載される今回は、ちょっと休憩&ここまでの感想ということで、この1週間のあれこれを振り返っていきましょう。

まずは……「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の予約の話。

9月16日より予約受付が開始された「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」。予想通りというか、予想以上の人気、予約殺到ぶりとなりました

9月16日の9時から各店にて予約が開始されたわけですが、僕にも「なんだかんだで今回は思っていたよりもすんなりと予約できたりするんじゃないかな?」なんて思っていたときがありました。今思えば何の根拠もなく楽観的に考えるその頃の僕、その姿勢。どうかと思いますね。

当日の朝は、寝ぼけまなこのままにヨドバシカメラの公式通販サイト「ヨドバシ.com」で予約しようと悠長に構えていたわけですが……

いざ9時になった瞬間にサイトには当然のように繋がらなくなり、そのアクセス集中感にやっと目を覚まして焦り始めたもののどうにもならず。数分の後にやっとこ繋がったときにはすでにご注文整理券の発行終了の表示が。

「これはやばいやつだ!」

と、入手難易度の高さを感じた僕はすぐさま出かける準備をして家を飛び出し、一路、秋葉原のヨドバシカメラへ!

ただ、後に振り返るとこの焦った結果の行動も全然ダメな選択なんです。「ヨドバシ.com」がダメだったのを確認してから向かうなどという後手ではあかんのです。

秋葉原のヨドバシカメラに到着したものの、予約の行列が長く伸びていてその最後尾には「受付終了」の看板を持った店員さんの姿が。

全てを悟り、すぐさま秋葉原のヨドバシカメラを出た僕はそこから近隣の店舗巡りを開始
 !

まずは上野のヨドバシカメラへ移動

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到着すると、やはり予約の列が長くあって最後尾には予約数終了の文字が

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次の場所へ移動する間に最寄りのTSUTAYAに電話して聞いてみるが、どの店舗も受付終了済み

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東京駅のヤマダ電機に到着するも、やはり予約受付終了済み

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秋葉原に再度戻ってゲームを扱っている店舗で予約を受け付けていないか巡ってみる……が、全滅

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時刻はこの時点で11時過ぎ。これはもう無理だとうなだれる

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キッチンジローで憂さ晴らしの大量注文による暴食……通称ヤケキッチンジローをしようとする(キッチンジローは都内を中心に店舗展開している洋食屋さんです。美味しいです)

と、こんな感じでした。結局、都内をあっちこっちと数時間ウロついたもののダメだったんですよね。

……ところが!

ここで友人から「Amazon.co.jpで予約受付が始まったみたいだよ」という連絡をもらい、送ってもらったURLにスマホでアクセス! なんと、そのまますんなりと予約できてしまったのです。当日に僕と同じくがんばっていた人で、最終的にAmazonで予約できたという人は多いのではないでしょうか。

ただ、これだけ予約が殺到しただけに、その後のいわゆる“転売”状況は深刻です。9月20日現在ですと、Amazon.co.jpでは「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の参考価格が8,618円なのに対して、17,000円ほどの価格で出品されているんですよね。想像はしていましたが、やはりこういう状況になってしまっているのには、残念な思いがあります。

まだこれから突発的に追加予約を受け付けたり、10月5日の発売日に店頭販売する店舗も多くありますので。どうしても欲しいという人も、そのあたりは慎重にご判断頂ければと思います。

こちらはヨドバシカメラの公式通販サイト「ヨドバシ.com」の画像。予約開始9時前からアクセス集中で繋がりにくくなり、数分で予約数が埋まってしまいました
9月20日でのAmazon.co.jpのマーケットプレイス出品の状況。本体単体でも17,000円~というプレミア価格で、出品数も200近くなっています

話は変わりまして、ニンテンドーダイレクトとプレイステーションカンファレンスの話題。

ニンテンドーダイレクトは相変わらず見せ方の上手さが光ります。「ゼノブレイド2」の発売日決定、「project OCTOPATH TRAVELER」の先行体験版配信、「スーパーマリオ オデッセイ」の紹介に、任天堂アーケードゲームが蘇る「アーケードアーカイブス」配信決定などなど、任天堂ならではの展開あり、意外性のある発表もありと、充実したものになっていました。

「ゼノブレイド2」、「スーパーマリオ オデッセイ」、「アーケードアーカイブス」シリーズによる任天堂アーケードゲーム配信など、任天堂独自の展開を見せたニンテンドーダイレクトでした

PSカンファレンスこと「2017 PlayStation Press Conference in Japan」は、より日本でのカンファレンスという色を強め、国内向けタイトルの紹介を中心に構成されていたのが印象的。ただ、もう一歩大きなサプライズを期待していたという声を感じるところもあるのですが、個人的にはひとつひとつのタイトルのクオリティや遊びごたえは充分に高く、特に「モンスターハンター:ワールド」を中心にした2018年1月の発売ラッシュは充実していると思えます。……ちょっと1月に集まりすぎな気もしないでもないですが!

そんななかでもちょっと気になっているのが、カンファレンスで発表されたスクウェア・エニックスの完全新規タイトル「LEFT ALIVE」です。

「LEFT ALIVE」は、キャラクターデザインは小島プロダクションの新川洋司氏、プロデューサーはスクウェア・エニックスの橋本真司氏、ディレクターはフロム・ソフトウェアで「アーマードコア」シリーズを手がけ、現在スクウェア・エニックスに所属する鍋島俊文氏。

まだどのようなゲームなのかもわからないですが、瓦礫と化した都市、白い背景を基調としたタイトルイラストなどなど、どこか「フロントミッション」を思い出させるものがあるような……。

こちらは東京ゲームショウ2017のスクウェア・エニックスブースにて本作の内容に迫る開発者によるスペシャルステージが行なわれるということなので、そこで明かされる情報に期待したいところです。

PSカンファレンスで最も大きく取り扱われたのは、やはり「モンスターハンター:ワールド」。プレイステーション 4 Proのコラボモデルも発売される
スクウェア・エニックスの完全新規タイトル「LEFT ALIVE」。どこか「フロントミッション」を思わせるデザインのようにも思えるのですが……真相はTGSで!

というわけで、濃厚な1週間に続いて、21日~24日は東京ゲームショウ2017開幕。今年も様々な情報やインタビューなどなどお伝えしていきますので、ご期待下さい!

ではでは、今回はこのへんで。また来週。