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「ディアブロ IV」新クラス「ウォーロック」の詳細がついに公開!

シーズン12「血宴殺戮」は3月12日開幕決定。パラディン無料トライアルも

【ディアブロ IV: 憎悪の帝王】
4月28日 発売予定
価格:
スタンダードエディション 4,800円
デラックスエディション 7,200円
アルティメットエディション 10,800円
コレクション(本編+拡張パック) 8,400円

 Blizzard Entertainmentは3月6日、プレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC用アクションRPG「ディアブロ IV(Diablo IV)」の新拡張パック「ディアブロ IV: 憎悪の帝王」にて追加される新クラス「ウォーロック」の詳細を公開した。

 「ディアブロ」シリーズ30周年記念スポットライトで発表された新クラス「ウォーロック」の詳細がついに明らかに。拡張パック「憎悪の帝王」先行購入特典として既に実装されている神聖な光を放つ「パラディン」とは対照的に、金属の鎖や炎、そして圧倒的な破壊力を操り、地獄の憤怒をその力で跳ね返すクラスとなっている。

 今回の発表では「ウォーロック」のプレイスタイルなどがお披露目。また、3月12日から開幕となるシーズン12「血宴殺戮」の情報も公開された。

 なお、「ディアブロ 30周年記念スポットライト」に合わせて実施された開発者へのインタビューで「ウォーロック」に関する話も聞けたので、本稿にてご紹介。今回の発表内容と合わせてぜひチェックしていただきたい。

新クラス「ウォーロック」について

 ウォーロックは「ディアブロ IV」における新たなファンタジーを体現するクラスで、そのアイデンティティは反逆心とヘビーメタルの精神に根ざしているという。地獄の力を扱う身体的な負担を表するために、すべてのモーション、VFX、音に重厚感を持たせることにこだわって制作されたとのことだ。

 ウォーロックは意志力ベースのクラスで、戦場を支配することが中心となる。2つのリソースを扱う希少なクラスとなっており、「憤怒」で壊滅的な破壊をもたらし、「統治力」で強力な悪魔を召喚する。

2倍の力

  • 地獄の力を顕現させ、悪魔の姿(あるいは悪魔の部位)をサンクチュアリに呼び出すことで、戦場の流れを一気に変えることができる。
  • 悪魔を操作するだけでなく、敵の動きを捕縛することも可能。召喚した混沌を意のままに操れる。
  • 技を組み合わせて連鎖反応を発生させ、素早く敵や悪魔を倒すことができる。

ソウルシャード・システム

 プレーヤーは4つの主要な「ソウルシャード」の中から1つを選び、その能力とプレイ方法を1から形作ることができる。

 手順としては、まず主要なシャードによってそれぞれ大きく異なるプレイスタイル向けのパッシブを獲得し、特定の悪魔をペットとして捕縛。次に3つの欠片の中から1つを選択するのだが、これは特化するスタイルを選ぶためのサブオプションで、パッシブスキル、リソース、アビリティが決定される。

「ウォーロック」特有のシステム。4つの主要な「ソウルシャード」から1つ、さらに3つの欠片の中から1つを選んで、戦闘スタイルを自分好みにカスタマイズできる

 4つのソウルシャードとその典型の一部については以下の通り。

軍団(LEGION) :これを選んだウォーロックは悪魔を世界に実体化させることができ、プレーヤーは複数のキャラクターを操作し、移動させ、連携させることができる。

複数の悪魔を従えて操作できる
悪魔の壁のようなものを召喚するスキルも

先駆け(VANGUARD) :機動力と前線での存在感に重きが置かれており、攻撃的でスピードのある燃え盛る悪魔に騎乗して前進していく。突破力に優れ、機動力でプレッシャーをかけるのが得意なスタイルとなる。

四足歩行の獣のような悪魔を召喚して騎乗移動しながら攻撃ができる。
炎を周囲に撒き散らすようなスキルも

才腕(MASTERMIND) :すべてを飲み込む影の悪魔は戦場を支配することを得意とする。プレーヤーは奇襲を仕掛けたり、敵の立ち位置を操作したり、恐怖に陥れたりすることができる。

設置型の砲台のような悪魔を召喚したりできる
敵を拘束したりデバフを与えるスキルも

儀式主義(RITUALIST) :儀式で悪魔を生贄に捧げ、その力を吸い取り突発的な力を得る。攻撃型のペットを大ダメージや効率と引き換えることが可能。

悪魔の力を自身のスキルに還元していくようなスキルが用意されている

様々な派生効果について

 ウォーロックのアビリティの多くは複数の形で派生し、その派生効果を用いることでアビリティの戦闘性能を大幅に変化させることができる。

 それぞれの派生効果はアビリティを独自の方向に変化させるため、混沌で圧倒したり、悪魔を精密に使役したり、1人で戦場を支配したりと、プレーヤーの好みに応じて使い分けることが可能。スキルの派生効果には以下のようなものがある。

・暴走:暴れ狂う獣を召喚する。召喚された獣は立ちはだかるものすべてをなぎ払う。

・召喚の紋章:秘めたる儀式を行ない、さらに多くの悪魔を召喚する。儀式そのものと、出現する悪魔をカスタマイズ可能。

・底なし淵の悪鬼:地獄で鍛えられた巨大な大剣で戦場を壊滅させる、最大の体躯を持つ悪魔を召喚できる。

「血宴殺戮」シーズンが3月12日より開幕

 3月12日から始まる「血宴殺戮」のシーズンでは、なんとブッチャーに変身可能とのこと。ヘルタイドで「殺戮の祭壇」を起動したり、憎しみの地で「殺戮の祭儀」に参戦したり、新しいアクティビティ「殺戮宴遊」でブッチャーになりきることができるそうだ。

 また、「血宴殺戮」シーズンから「ディアブロ」過去シリーズでも採用されていた“連続キル”が登場。連続キルは5段階のシステムが用意されており、素早くキルをし続けることで、連続キルタイマー終了時に経験値とシーズンの名誉を獲得できる。

 さらに、「血宴殺戮」シーズン開幕と同時に「DOOM: The Dark Ages」とのコラボも開催予定。スキン「シールド・ソウ」、「討伐者のフレイル」、背中の勲章「サイバーデーモンの兜」などが無料の聖骨箱から獲得でき、ゲーム内ショップにも「DOOM」テーマのスキンが追加される。

その他、パラディンの無料トライアルなど

 3月12日から3月18日まで、Battle.net、PlayStation、Xboxプラットフォームの利用者は、「ディアブロ IV」本編のトライアルをクラス「パラディン」でプレイできる(最大レベル25まで)。

 拡張パック「憎悪の帝王」の先行購入なしでパラディンを体験できる初めての機会となっているので、まだ未体験という方はこの機会にぜひお試しいただきたい。

 また、「憎悪の帝王」では、最初の拡張パック「憎悪の器」の2倍のモンスターが追加予定。海の海獣や異形、キメラのようなクリーチャーのほか、過去の「ディアブロ」作品からグロテスクな鼠の王、巨大な獣、深淵に棲む人魚などが登場する予定とのことなので、こちらも楽しみにしたい。

「ウォーロック」のコンセプトや他クラスの違いとは? 「ディアブロ IV」クラスデザイナーインタビュー

左:Stephen Trinh氏(リードクラスデザイナー)、右:Bjorn Mikkelson氏(シニアクラスデザイナー)

――そもそもウォーロックはどういったクラスなのかというものと、「ディアブロ IV」におけるウォーロックと、他シリーズ(ディアブロ II リザレクテッド、ディアブロ イモータル)との違いなども教えてください。

Stephen Trinh:ウォーロックについては3つのコアコンセプトで説明します。

 まずは「身体的負担」です。ウォーロックは魔法を使うたびに自分の体に負担がかかり、スペルを唱えるのに多大な努力を要するような「泥臭い」クラスです。これは、優雅に魔法を操るソーサラーとは対照的です。

 次に「地獄の具現化」。ウォーロックは地獄にあるものすべてをサンクチュアリに持ち出すことができます。溶岩、煙、深淵、そしてもちろん悪魔たち。それらを自在に呼び出し、利用します。

 最後は、悪魔は「道具」である、という考えを持っていること。ウォーロックは悪魔をハンマーのような道具として考えます。「この悪魔はこの仕事に向いているから使い、終わったら殺して捨てる」という感覚です。彼らは悪魔と友人ではなく、契約も結びません。純粋な意志の力で悪魔を支配しているのです。

 また、シリーズの他作品との違いについては、まず「地獄」と「悪魔」というウォーロックの根源的な部分を定義した上で、各ゲームのペースに合わせて調整しています。「ディアブロ II リザレクテッド」のウォーロックは「D2」らしく、本作のウォーロックは「D4」の戦闘ペースやスタイルに合うように作られています。

――このウォーロックは、過去のシリーズのクラスで例えるとどのクラスに近いでしょうか。それとも、全く新しいものになっているのでしょうか。

Bjorn Mikkelson:過去のあらゆるゲームからインスピレーションを受けています。召喚を行なうクラスという意味では、ウィッチドクターやネクロマンサーと共通点があると言えるでしょう。

 しかし、本作のウォーロックの召喚は独特です。Stephenが言ったように、悪魔を「その瞬間のための道具」として呼び出し、使い終わったら消し去ります。大軍を引き連れて歩くというよりは、敵に向かって悪魔を投げつけるような、よりアクティブな召喚クラスになっています。

――ではウォーロックはどのようなプレイスタイルの人、あるいはどのような性格の人に向いているクラスでしょうか。

Stephen Trinh:「戦場を支配し、圧倒したい」というプレーヤーに最適だと思います。ウォーロックは悪魔を出し、敵を拘束し、周囲の空間をコントロールすることに非常に長けています。

 後ろに隠れているタイプではなく、自ら敵にエンゲージし、支配する。召喚が好きで、かつ非常に攻撃的(アグレッシブ)に戦場を支配したい「コントロール・フリーク」な人にはたまらないはずです。

――今回のアップデートで各クラスのスキルツリーが進化して強くなります。同時に実装されるパラディンは現段階で非常に強力ですが、パラディンや新しくなる他クラスに比べて、ウォーロックは同じくらいの強さなのか、それとも何か特徴があるのでしょうか。

Stephen Trinh:新クラスをリリースする際は、その強みやクールな部分をしっかり見せたいと考えています。ですので、ウォーロックも間違いなく強力な状態でリリースされます。

 パラディンと比較してどうかは現時点では断言しにくいですが、新しいスキルツリーのアップデートは全クラス共通です。これによりカスタマイズの幅が広がり、異なるビルドやプレイスタイルが可能になります。もし特定のクラスが弱ければ、シーズンごとのパッチで調整していきますが、ウォーロックも非常に強力に感じるはずです。

Bjorn Mikkelson:パラディンが今非常に良く感じられる理由の一つは、スキルツリーにある3つのバリアントが非常に変幻自在で、選択肢が多いからです。これは全クラスが今後得ることになるカスタマイズ能力の「先行公開」のようなものです。ウォーロックも同様に、膨大なオプションを持つことになります。

――具体的にどのようなビルドがあるのかご紹介いただけますか。お気に入りのビルドも合わせてお願いします。

Bjorn Mikkelson:現時点で公開できる範囲で、4つの主要なアーキタイプを用意しています。

  • レギオン:可能な限り多くの悪魔を召喚し、それらを敵に投げつけ、爆発させるスタイル。
  • ヴァンガード:プレーヤー自身が悪魔に変身して突撃し、召喚した悪魔たちがそれを援護するスタイル。
  • マスターマインド:戦場を完全に支配するスタイル。敵を操り、悪魔に直接指示を出します。影に隠れて糸を引く「人形使い」のような感覚で、巨大な悪魔も召喚できます。
  • リチュアリスト:魔法的な側面が強く、印(シジル)や儀式、大爆発を駆使します。悪魔を直接戦わせるというより、魔力の源として利用します。

 私のお気に入りは「マスターマインド」です。影から巨像を操るのは最高ですよ。

Stephen Trinh:私は「ヴァンガード」ですね。自分自身が悪魔になって戦うのは非常にダイナミックです。また、クラス固有のメカニクスとして、パッシブスキルと「お供の悪魔」を選べます。ヴァンガードを選ぶと、ヘルハウンドを召喚でき、なんとそれに騎乗して戦うこともできるんです。

――ウォーロック用に実装されている面白い「ユニーク」や「ミシック」のアイテムがあれば教えてください。それがビルドにどう影響するかも知りたいです。

Bjorn Mikkelson:基本方針として、すべてのスキルに対してそれを強化したり変化させたりするユニークを用意したいと考えています。

 例えば、小さな爆発する悪魔になって突撃し、周囲に悪魔を撒き散らすものがあります。また、戦場に「ドクロ」を飛ばして操作するスキルがあるのですが、これに特定のユニークを組み合わせると、儀式によって戦場中に「影の跡」を残しながらドクロが駆け巡るようになります。戦場を自分の好きなように塗り替えることができる、とてもクールなアイテムです。

Stephen Trinh:私のお気に入りは、地面に置くシジル(印)に関するユニークです。特定の条件を満たすと、そのシジルが「究極の印」へと進化し、画面全体を覆い尽くすような大爆発を引き起こします。ウォーロックらしい儀式的な感覚を味わえる強力なアイテムです。

――ありがとうございました。