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【ランキング発表!】年末年始に遊びたいPCゲームアンケート、第4位は「Star Wars バトルフロントII」
エピソード1からエピソード7までのキャラクターが登場!
2017年12月25日 12:00
今年11月に弊誌にて実施したアンケート企画「オレが年末年始に遊びたいPCゲームはこれだ! 大アンケート!!」。エントリーした11本の中から読者の方に選んでもらって決定した順位ごとに紹介するコーナーの第2回をお届けしよう。
前回の「Forza Motorsport 7」でも述べたが、ベスト5に選ばれたゲームについては、実際にプレイして、各タイトルをご紹介しながらお伝えしていく。使用するマシンは、ゲーミングPCのブランド「レベル∞」シリーズを展開しているユニットコムにご協力いただき、最新の第8世代CoreプロセッサーであるCore i7-8700KとGeForce GTX 10xシリーズを使用してのテストプレイである。
【オレが年末年始に遊びたいPCゲームはこれだ!】
□第5位:「Forza motorsport 7」
https://game.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1098399.html
第4位は、やはり強いあの「スター・ウォーズ」シリーズ作!
第4位にランクされたのは、エレクトロニック・アーツが発売する「Star Wars バトルフロントII」だ。読者の方ならご存じの通り、映画「スター・ウォーズ」の世界を体験できるゲームで、前作の「Star Wars バトルフロント」ではエピソード4からエピソード6までのキャラクターが登場。今回は、エピソード1からエピソード7までのキャラクターが集結している。加えてダウンロードコンテンツとして、現在公開中の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の内容についても追加される予定だ。
プレーヤーはまず、銀河の自由のために戦う「レジスタンス」か、銀河に秩序を取り戻す「ファースト・オーダー」のどちらの陣営に着くのかを選ぶことになる(これはあとで変更できない)。これはいわゆる「反乱軍」と「銀河帝国」の陣営なので、どちらが好きなのかで、好みで選ぶといいだろう。
ゲームは、「キャンペーン」、「マルチプレイヤー」、「アーケード」の3つに分かれている。本作の特徴となっているのが「キャンペーン」で、特殊部隊「インフェルノ隊」を率いる帝国軍屈指の精鋭コマンダー「アイデン・ヴェルシオ」として帝国のために戦うストーリーモードだ。難易度は「探索者」、「兵士」、「特殊部隊」の3つから選ぶことができ、「探索者」が1番優しいモード。筆者は最初は「兵士」でプレイしていたが、かなり難しく感じる場面も多かったので、途中で「設定」画面から「探索者」に変えてしまった。
物語は、反乱軍に捕まったヴェルシオが尋問されているシーンから始まる。どうやらヴェルシオが持っていたドロイドに情報があるようで、それを入手するためにセキュリティの解除コードを渡せと言われているようだ。しかし拒否するヴェルシオ。いったん尋問は打ち切りになり、反乱軍の兵士たちは去って行く。
しかし、ヘルメットにはドロイドと通信する機能が備わっていた。小型のドロイド「VZ-626」を遠隔操作で起動するヴェルシオは、敵を突破してこちらに来るように指令を出す。ここからプレーヤーがドロイドを操って、ヴェルシオのもとを目指すのが初めのミッションとなる。
雰囲気は「スター・ウォーズ」の世界そのまま。その中を動き回れるのは、とても楽しい。主人公が帝国側なので、やっぱりルークが所属する反乱軍が好きな私としては、敵側として描かれていることにちょっと違和感を感じたのだが、それはそれで、ダークサイドに落ちたようで楽しいではないか!
今回はXboxワイヤレスコントローラーを使ってプレイしたので、そのボタン操作に準拠して述べていくが、まずドロイドは左のジョイスティックで操ることができ、Aボタンでリフトアップ、Bボタンでリフトダウンできる。コンソールをハッキングしたり、ドアを開けたりするためにはXボタンでアクセスする。
そして重要なポイントが、Yボタンの「ドロイド・ショック」により電気ショックを敵に食らわせて倒すことができることだ。反乱軍に見つかってしまうとハンドガンで襲われ、耐久度がみるみる減りゲームオーバーになってしまう。このため、できるだけ隠れて動き(ドロイドは小さいのでそれが可能)、邪魔な場所にいる敵はドロイド・ショックで倒してから進む、というのが定石となる。敵の位置は、RBとLBを両押しすることでスキャンをかけると知ることができるので、これらの情報を使いつつ進めていく。
ヴェルシオのもとに到着したあとは、プレーヤーが操作するのはヴェルシオとなる。VZ-626はヴェルシオのバックパックに装着される。スキャンとドロイド・ショックは装着状態でも使うことができるので、これを活用しつつ進めていくことになる。今度はヴェルシオが船から脱出するまでがミッションとなるが、こちらも基本は隠れて敵を後ろから排除しつつ進むほうがよい。場所によってはどうしても戦闘にならざるを得ない場面もあるので、その時は物陰に隠れつつ相手を撃ち倒していくことになるだろう。なお映画同様に、ドアパネルを打つと閉めることもできるので、これを使ってうまく敵をやり過ごすことも必要だ。
「マルチプレイヤー」モードだが、シリーズに登場するさまざまなビークル(乗り物)を操り戦い合う「ギャラクティック・アサルト」と、ファイターやヒーローシップといった空を飛ぶ乗り物で戦う「スターファイター・アサルト」、「スター・ウォーズ」に登場するキャラクターたちを操り4対4で対決をする「ヒーローVS.ヴィラン」、8人のチーム2つがミッション形式で戦い合う「ストライク」、総勢20人で戦い合う「ブラスト」の5種類が用意されている。
「アーケード」モードだが、「スター・ウォーズ」の各時代の名場面を舞台にした戦いができる「バトルシナリオ」、射撃やライトセーバーのトレーニングをしたり、強いトルーパーとの戦闘を楽しめる「カスタムアーケード」、本作に登場する兵士とヒーローのプレイ方法を学ぶ「チュートリアル」の3つが用意されている。これは気軽に「スター・ウォーズ」の世界を楽しめるモードとも言え、それほど難易度は高くない。1つ1つのミッションをクリアしていくことでキャラクターがアンロックされて使えるようになっていく。
以上、ざっと概要をご紹介したが、今回追加されたキャンペーンモードはプレイしていてとても楽しい。ストーリーはエピソード6とエピソード7の間、30年間に起きた出来事が描かれているのだが、傍流ではなく、「ローグ・ワン」などと同じように正式なストーリー(カノン)なのだという。ルークなどを操作する場面もあるので、期待してプレイを続けたいと思う。公式サイトには「ヒントとコツ」として、この物語を進めていく上でのヒント集が掲載されているので、合わせて参考にしてもよいだろう。
重そうなグラフィックスだが、果たしてそのプレイ感は?
本作のシステム要件としては、推奨環境はCPUがCore i7 6700、メインメモリが16GB、ビデオカードがGeForce GTX 1060 3GBとなっている。前回と同様に「LEVEL∞」シリーズの中からミドルタワーケースの筐体を持つ「R-Class」を使用しているので、今回の環境はCore i7-8700K。システム要件としてはCPUはOKだが、問題はビデオカードだ。用意したのはGeForce GTX 1080 Ti、1070 Ti、1060の3種類。快適にプレイできるということを見据えて、GeForce GTX 1070 Ti(8GB GDDR5)を選ぶことにした。メモリは32GBに変更。そのほかのスペックは以下の通りだ。
スペック | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8700K |
ビデオカード | GeForce GTX 1060 |
メインメモリ | 8GB DDR4-2666 DIMM (PC4-21300) |
チップセット | インテルZ730 Express |
SSD | 240GB |
HDD | 1TB |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
電源 | 500W(80PLUS SILVER) |
価格 | 146,980円(税別)~ |
グラフィックスをとにかく重く設定するために「グラフィックの品質」は「最高」に設定してプレイすることにした。解像度は4K(3,840×2,160ピクセル)まで選べるのでそのように設定したほか、DirectX 12対応に変更した。
4K画質になるとグッとビデオカードへの負担が増えるので、CPUがプアだともたつきがちになるのだが、プレイ中はそれほどでもない感じ。ただしGeForce GTX 1080 Tiでのプレイと比べるとどうかといえば、やはりGeForce GTX 1070 Tiだと力不足なような気がする。ただまったくプレイできないというわけではなく、少しもたつきを感じる程度だ。4Kで快適にプレイしたいと思うなら、GeForce GTX 1080Tiは必須かと思われる。
なお今回のスペックにおけるベンチマークテスト「3DMark」での結果を示しておこう。結果は、第5位にランクされた「Forza Motorsport 7」での環境(GeForce GTX 1080 Ti、メインメモリは16GB)と、Core i7-7700K、GeForce GTX 1080(8GB GDDR5X)、メモリ16GB搭載マシンのデータを合わせて比較しておく。
全体的にCPUとGPUの差がよくわかる結果だ。「Time Spy」ではCore i7-8700Kを使うR-ClassのCPU Scoreがよい。Graphics ScoreでGeForce GTX 1070 TiがGeForce GTX 1080に迫っているのが面白い。「Fire Strike Ultra」もビデオカードの性能がストレートに出た感じ。「Fire Strike Extreme」、「Fire Strike」、「Sky Diver」についても「Time Spy」と同様な印象を持った。結果的にGeForce GTX 1070 Tiは、GeForce GTX 1080にかなり近い性能をたたき出していると言え、コストパフォーマンスのよいビデオカードと言うことができるだろう。