使って試してみました! ゲームグッズ研究所

連載第358回

【新年特別企画】ありがとう! 連載開始から10周年。10年の研究成果から、時代を彩った名・珍場面をプレイバック!

 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。

 新年あけましておめでとうございます。ゲームグッズ研究所は、2005年1月5日の第1回からなんと10周年を迎えました!これも皆様からのご声援のおかげです。これからもゲームライフを1ランク楽しくしてくれるグッズを使って試していくつもりなので、よろしくお願いいたします。

 さてさて、今回はそんな10周年を記念し、10年間の歩みの中から“印象的な回”、“その時代に話題となった回”、さらには見た目にも面白いグッズやユニークな検証方法などの“名・珍場面”をピックアップしてみた。「あーこんなのあったねー」と懐かしみつつ、今にも通じているグッズの流れを楽しんでもらえれば幸いだ。


歴代ハードの液晶保護フィルムを試し続けてきた研究所が選ぶ「ベスト画面保護フィルム」は……?

10年前の連載第1回はPSP-1000用のフィルター特集だった。実は現・研究所員が当時に貼っていたフィルムを非難されたのが発端で、そこから当連載が始まった
10年もの間、あらゆるハードに高品質な保護フィルムを発売してきたミヤビックス。「OverLay Brilliant」はやっぱりこだわり派の定番だ(写真はNewニンテンドー3DS LL用)

 当研究所の名物と言えば、なんと言っても“新ハード発売時の画面保護フィルム特集”。これまでの10年間に“その時代を彩った新ハード用の画面保護フィルム”を次々に試してきた。画面保護フィルム特集を行なってきたハードは以下のようになる。

・「Newニンテンドー3DS/LL」
・「プレイステーション Vita(1000/2000)」
・「Wii U」
・「ニンテンドー3DS/LL」
・「PSP(1000/2000/3000)」
・「ニンテンドーDS(DS Lite/DSi/DS LL)」
・「PSPgo」
・「ゲームボーイミクロ」

 実はゲームグッズ研究所の誕生も、画面保護フィルムが発端。10年前、発売間もなかったPSPを持ち寄ってゲームプレイを試した時に、後の研究所員が画面に貼っていた画面保護フィルムがあまり出来が良くなく、「これはひどい」、「せっかくのPSPの画面が台無し」などなど、周囲から散々に言われ、「じゃあ、フィルムを全部買ってきて、どれがいいのか調べてみよう!」となったのが、当連載の始まりだった(こちらの記事の「リッジレーサーズ」8人対戦模様がゲームグッズ研究所誕生の瞬間だったりする)。

 それから早10年。画面保護フィルムは進化を続け、今では硬質ガラスタイプやブルーライトカットタイプ、キズ修復、アンチグレア……etc、様々な製品が登場。店頭のゲームグッズの取扱いも昔は少なかったが大きくなっていった。今ではゲーム機用だけでなく、スマートフォン用フィルムにもその進化・歩みは受け継がれている。

 そんな画面保護フィルムを当研究所で試してきた10年間、どのハード用のフィルムでも高い評価を獲得し続けてきたのが……ミヤビックスの「OverLay Brilliant」だ。知る人ぞ知るという存在ではあるが、もはや高品質フィルムの代名詞と言ってもよく、「OverLay Brilliantじゃなきゃダメ」というファンの方もいるほど。その功績をたたえると共に、これからも画面を美しく守り続けてもらいたいばかりだ。

PS Vita 1000/2000、Newニンテンドー3DS/LL、WiiU、PSP1000/2000/3000/ハンターズモデル、ニンテンドーDS/DS Lite/DSi/DSiLL、さらにはPSPgoやゲームボーイミクロなど、研究所では画面のある新ハード用の画面保護フィルターを検証し続けてきた。当初は数枚だったものが、今では発売日に10枚以上を試すのが当たり前なほどになっている。ちなみに研究所員はそうした新ハードを購入しても、その日にまともにプレイできたことがない(1日中、画面保護フィルムを試しているため……)

□「New3DS/LL」発売! 画面を守るフィルターチェック!
 グッズの組み合わせや選び方のポイントも要チェック
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20141011_671008.html

□高品質フィルム「OverLay Brilliant」のNew3DS/New3DS LL用が登場!
 アンサーのPC本体保護カバーもフィット感良好
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20141125_677374.html

□薄くて軽い! 新モデル「PS Vita(PCH-2000)」発売!!
 まずは画質重視のハイクオリティな画面保護フィルターを試してみた
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20131011_619085.html

□携帯ゲーム機の画面を傷から守る「液晶保護フィルター」 ~PSP編~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050105/ggl.htm


ゲーム好きの心をくすぐるゲーム系スマホカバーも注目度高し!

Tommoが発売したSEGAハードiPhoneカバーはこだわりの感じられる逸品。今後もこうした製品がもっと出て欲しい

 最近、当研究所で取り上げると反響が大きいグッズと言えば、やはりスマートフォン関連だ。昨年は海外メーカーTommoが発売したメガドライブ、メガドライブコントローラー、セガサターンをモチーフにしたiPhoneシリコンカバーが人気。発売延期が続いてゲームギア版は今も未定になってしまっているのが残念だが、今後もこうしたユニークなカバーの発売を期待したい。

 ちなみに昨年末には「ファイナルファンタジー」シリーズのイラストなどで世界的に知られる天野喜孝氏のイラストが描かれているiPhoneカバーも登場。こちらもぜひチェックして頂きたい。

メガドライブ本体・メガドライブコントローラー・セガサターンとSEGAハードiPhoneカバーが発売。昨年末には、天野喜孝氏のイラストが描かれているiPhoneカバーも試してみた

□メガドライバー必携のiPhoneカバー登場!!
 某カセット風3DSカードケースやPS Vita 2000用グリップを試す
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20140108_629921.html

□これであなたも土星人!?セガサターンiPhoneカバーついに発売!
 WiiUGamePadの簡単充電グッズや、3DS LL用レトロゲームポーチを試した
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20140526_650139.html

□アナログスティックもある本格iOS用コントローラー「Stratus」登場!
 メガドラコントローラーカバーもついに発売!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20140328_641755.html

□年末年始に逃さずチェック!限定の天野喜孝デザインiPhoneカバーや
 New 3DS/LL用グリップ、妖怪ウォッチ最新グッズまとめ!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20141230_682297.html


新ハード×周辺機器の動作検証も数多く。PS4もこれからに期待

PC用の機器を繋げて使えるものが多かったPS3の存在は一大トピックとなった。PS4もこれからの機能拡充に期待していきたい

 ゲームグッズ研究所がこれまで試してきた中でも、大きなトピックと言えるのは“プレイステーション 3の発売”だ。今では特別なことではなくなったが、USBポートにいろいろな機器を繋げてみると、認識し動作したことに研究所は盛り上がり、その後もPS3のシステムソフトウェアアップデートを追い、動作を検証していった。

 その後もPS Vita TVでコントローラコンバータ経由にアーケードスティックが使えたり、PS4でも様々な機器の動作を検証したりしてきた。PS3が最終的に万能なエンターテイメントマシンとなったように、PS4にも今後の機能拡張を期待していきたいところだ。取り急ぎはDLNAクライアント対応と、それに合わせてリモコンの発売なども期待したい。

□ついにPS4世代に突入! アレはコレはPS4で使えるの? 周辺機器をいろいろ繋げてみました
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20140222_636537.html

□PS3特別編:PS3で様々なUSB機器を使う まとめ
 PS3で使える周辺機器情報を総まとめ 3.5inch HDD接続など追加や補足付き
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061121/ggl.htm

□「GOD EATER 2」/「PS Vita TV」発売記念! 「PlayStation Vita」オススメグッズをまとめてみました
 「PS Vita TV」のUSB端子にアーケードスティックが使える!?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20131118_623992.html


携帯ゲーム機を快適にプレイするための定番「グリップ」は、「モンハン」と共に進化

「モンハン」と共に進化してきたと言っても過言ではない携帯ゲーム機用グリップ

 今では携帯ゲーム機を本格プレイするための必需品とも言える存在となったグリップ。その歴史は結構古く、当初は“PSP用に追加バッテリーを搭載するためのグッズがグリップになる”というものから始まっていた。その後、「モンスターハンターポータブル」シリーズのヒットによりグリップ需要は本格化。今ではPS Vita向けのバッテリー内蔵タイプや、3DSでも拡張スライドパッド搭載タイプなど、様々な発展を遂げている。

こちらはPSP「モンスターハンターポータブル 2nd G」に合わせて発売された、「グリップ」の元祖と言ってよさそうなMSYの「MONSTER HUNTING GRIP」と、最新のPS Vita 2000用でNykoから発売されているバッテリー搭載グリップ

□PS Vita 2000用のバッテリー内蔵グリップいよいよ発売! 3DS LL用極薄カバーやユニークなタッチペンも試してみた
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20140117_631158.html

□「モンスターハンター4G」でもっと快適に狩る!
 HORIの3DS/LL用「拡張スライドパッド」やゲームテック「EX クロオビ」を試してみた
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20141012_671054.html


“ハイデフって何だ!?”をちゃんと検証した接続端子&ケーブルの違いを検証したことも

2006年末には、HDMI、D端子、S端子、コンポジットでの画質の違いを検証した

 今では旧世代機になってしまったPS3とXbox 360。両機種が発売された2005年~2006年に頻繁に使われていたキーワードが「ハイデフ」だ(今はすっかり使われなくなってしまったが)。当時はコンポジット接続からケーブルを変えるとどれぐらい画質が良くなるのか、ということも今ほどは定着していなくて、こうしたまとめ回が必要だったわけだ。

 今となってはコンポジットはおろかD端子もほとんど使われなくなってHDMIが主流となったわけだが……。解像度の違いでどれぐらい変わるのか、今もなんとなくしかわからないという人には、ぜひご覧頂きたい回だ。

□接続端子とケーブルで画面はどう変わるのか?
 新ハード3機種と出力画面を総当りチェック
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20061218/ggl.htm


あんなことやこんなことも……魅力溢れるユニークグッズなど名・珍場面の数々

 基本的に“真面目に細かいところまでチェックする”がモットーの当研究所。だが、それが結果的に妙にユニークな検証模様になってしまった事も多々ある。そもそも、存在そのものがユニークなグッズも、最近は少なくなってしまったが存在していた。そんなユニークなグッズや検証模様の名・珍場面をピックアップしてみた。

 ……こういう精神を大事に今後もグッズを試していきたいと、心を新たにするばかりだ。

Wiiリモコン用バッテリーの連続可動時間を計るために作られた「Wiiリモコンの連続可動時間を調べる君一号」
コントローラーの振動の強さを目で見てわかるように水の波紋を撮影
変わり種グッズの代名詞と言ってもいい、ホリの「ペリボーグ」シリーズ。左は指を震わせて連射ができる「オレコマンダー」。右はゲームをプレイしながら快適に食事ができる「ショクシ」
携帯ゲーム機用防水ケースを使ってのお風呂ゲームプレイで、うっかり湯船に落としても大丈夫なのか探るため、湯船にプカリ
アーケードスティックも数多く試してきたが、その中にはレバー軸が振動する変わり種もあった
全身の動きでゲームプレイするPS2用コントローラ「Bodypad」。操作がマッチするタイトルを求めて「太鼓の達人」をプレイ
こちらはソニーから発売された3Dヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」でのゲームプレイを試しているときの一幕。PS MOVEを組み合わせると意外に相性がよかったのだが、外から見るとアメコミヒーローチックになっていた

□2つの3D立体視対応製品をチェック!
 PS3の3DもPSPもこれ1台! 「3Dディスプレイ」&「3Dメガネ」と3Dヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」でのゲームプレイを試してみた
http://game.watch.impress.co.jp/docs/series/ggl/20111102_488107.html

□自分に合ったPS2コントローラを探してみよう(後編)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050331/ggl.htm

□ゲームプレイをよりリアルに!?
 ボディーコントローラー「Bodypad」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051105/ggl.htm

□携帯ゲーム機用防水ケースで水分や汚れをシャットアウト!
 PSP用充電スタンド付きスピーカー&DS/DS Lite用スタンド
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060809/ggl.htm

□ついに登場! Wiiリモコン用「無接点充電セット」
 必見! ゲーム好きスタッフ開発のPSP用シリコンパッド
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080903/ggl.htm

□ゲームプレイ中のつまみ食いスタイルに革命!?
 装着型食事装置「ショクシ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060213/ggl.htm

□ゲームグッズ界の風雲児、「オレコマンダー」で連射機能を身に着ける!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20051122/ggl.htm

□家庭用ジョイスティックを使ってみよう
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050408/ggl.htm

これからもゲームグッズ研究所は“真面目に細かく面白く”をモットーに頑張ってまいります!

 10周年を記念してのプレイバックはいかがだっただろうか。研究所員も「まさか10年続けることになるとは……」と驚愕の思いが隠せないのだが、これも皆様からのご支援あってのもの。これからも、「こんなグッズがあるから試して欲しい(人柱になってくれ……!)」とか、「こういう特集をやって欲しい」などなど、ご意見を頂ければどんどん試していく次第だ。今後ともよろしくお願いいたします!

(ゲーム環境向上委員会)