使って試してみました! ゲームグッズ研究所
連載第355回
高品質フィルム「OverLay Brilliant」のNew3DS/New3DS LL用が登場!
アンサーのPC本体保護カバーもフィット感良好
(2014/11/25 10:00)
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。
高品質な画面保護フィルムとして定番中の定番、ミヤビックス「OverLay Brilliant」のNew3DS/New3DS LL用がいよいよ発売された。
特にNew3DS LL用のフィルムは、New3DS LLでは旧3DS LLよりも下画面の画面枠が約1.1mm広くなっていることをうけ、フィルムのサイズも専用に調整したという、こだわりの製品だ。
この他、アンサーのポリカーボネート素材を使ったNew3DS/New3DS LL用の保護カバーも試してみた。
高品質フィルムの代表格「OverLay Brilliant」New3DS/New3DS LL用がいよいよ発売
光を積極的に取り入れる構造にすることで、色のにじみを抑え、自然な艶のある映りにしている「OverLay Brilliant」。光線透過率は90%と高い。フィルムとしては、ハードコート、PET、シリコン密着層というスタンダードな3層の作りだ。特別なコーティングも排除し、色の自然さを追求している。
貼り付け方式は、密着面を台紙から剥がしつつ、画面に貼り付けていくという、従来の方式。他のフィルムと比較すると厚みがあり、しっかりとした硬さもあるフィルムだ。
フィルムのサイズは上画面は画面枠にほぼぴったり。下画面はというと、New 3DS LL本体の下画面サイズ87.8×65.6(横×縦mm)に対して、86.8×64.9(横×縦mm)と、枠よりも横が約1mm、縦が約0.7mm小さいのみと、かなり枠の大きさに近い。画面中央に上手く貼ると、横は左右0.5mmずつ、縦は上下0.35mmずつ余白ができる程度しかマージンがないわけで、ギリギリまで詰めた大きさと言える。
ただ、フィルムを実際に貼ってみたところ、中央から少しずれて貼ってしまった時にタッチ操作が反応しなくなるという現象が起きた。画面枠の外というか、画面枠と画面との隙間にフィルムが入り込んでしまうとそうした事が起こるようだ。フィルム貼り付け時に中心からずれ、端が浮いている状態を、無理に押し込むように貼ってしまうと画面との隙間にフィルムが入ってしまう。しっかりと中心に貼るように意識しよう。
フィルム貼り付け後の画面を見てみると、非常に“自然な仕上がり”。画面が一段明るく、より高精細に見えるようになる。それでいて不自然さはなく、良い意味で何も貼っていないかのような見栄えになっていた。凝った特徴はないが、それだけに自然な美しさという点では最も優れたフィルムと言える。
タッチペンの滑りを見てみると、何も貼っていない元の画面よりも少し滑らかさが強くなっていた。ツルツルという感触ではなく抵抗感もほど良くあり、バランスのいい書き心地だ。
ただ、表面が滑らかなためか、フィルムを剥がそうとセロテープなどを貼って持ち上げようとしても、テープが着かずフィルムから剥がれてしまう。貼り直しや位置調整をしようとフィルムを剥がすのには苦労する。前述のフィルムのもぐりこみによるエラーの件もあり、貼り付けに少々苦労したフィルムだった。
こちらはNew3DS用の「OverLay Brilliant」だ。基本的な作りはNew3DS LL用と同じで、フィルムのサイズのみが異なっているというものだ。
サイズはこちらも本体の画面枠にぴったり、またはギリギリまで詰めている。New3DSの上画面用はほぼぴったりの大きさで、下画面の画面枠に対しては、縦横ともに約0.5mmほどしか余白ができない。
フィルム貼り付け後の画面映りを見ると、基本的にはNew3DS LL用と同様に、自然な明るさと色味が特徴的。ただ、液晶の違いによるものか、New3DS用では暗めの場所で見た時に輝度の落ち込みが感じられるところがあった。ちなみに、下の写真にはそれがより強調されて写っているが、肉眼ではもっとおとなしい、わずかなものだ。
液晶の質の違いからか多少画面映りに違いは感じたものの、自然な明るさとツヤ、色味の良さはNew3DS LL用と変わらず。フィルムのサイズも画面枠に近く、余白のできないものだ。こちらも、ギラツキのない自然な映りの良さを求める人にオススメのフィルムだ。
アンサーのNew3DS/New3DS LL用、本体保護カバーはフィット感良好でオススメの出来
アンサーから、New3DS LL/New3DS用の保護カバー製品が順次発売されている。ポリカーボネート、TPU、シリコンなどがあるようだが、今回はポリカーボネート素材のカバーが確保できたので、早速試してみた。
まずはNew3DS LL用。カバーの厚みは約1.24mmとかなり薄めで、本体の内側(画面側)にひっかけるフチのあたりはさらに薄く加工されている。重量は44gと軽量だ。カバーを着けたままでもタッチペンホルダーや3DSゲームカードスロットなど、全ての箇所を使えるようになっている。
本体に装着してみると、本体内側に巻き込むようにフチがあるので多少着脱がきついものの、装着後のフィット感は非常にいい。上下ともに側面をスッポリ覆う作りになっており、フチを内側に巻き込むことでしっかりと固定している。緩いところやきつい箇所、ずれてしまうような箇所もなく、まさにジャストフィットしている。
側面にはカバーの切り離し跡があるが、こちらもトゲトゲしさは削がれており、手に嫌な感触はない。カバーの透明度も高く、外観の印象も良好だ。本体発売と同時とはいかなかったが、不満のないオススメのカバーだ。
こちらは同じくアンサーから発売されているポリカーボネート素材カバーのNew3DS用だ。基本的な作りはNew3DS LL用と共通していて、カバーの厚みも約1.24mmで本体内側にひっかけるフチのあたりが薄くされている作りも同じだ。カバーを着けたままでも各スロット類などを触れるようになっており、重量は33gとなっている。
装着後のフィット感はこちらも良好。ずれもなく、ぴったりとフィットしてくれる。ただ、細かいところではあるが、底面のACアダプターの文字近くにあるゴム脚と位置を合わせるための膨らみが、わずかに位置がずれてしまっていた。特に何か問題のあることでもなく、逆に言うとこれぐらいしか気になるところが見当たらなかった。
透明度の高さ、フィット感の良さ、切り離し跡もちゃんと処理されているなど、New3DS LL用と同様にこちらも満足度の高い保護カバーで、オススメだ。