使って試してみました! ゲームグッズ研究所

連載第351回

「モンスターハンター4G」でもっと快適に狩る!

HORIの3DS/LL用「拡張スライドパッド」やゲームテック「EX クロオビ」を試してみた

 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。

 いよいよ狩猟解禁、「モンスターハンター4G(以下、『MH4G』)」! 「MH4G」をがっつり楽しむのであれば、やっぱり押さえておきたいのは「拡張スライドパッド」だろう。視点操作を快適にしつつ、本体のホールド感も高めてくれる。

 今回は、「MH4G」と同時発売されたHORIの3DS LL用、3DS用の「モンスターハンター4G 拡張スライドパッド」と、ゲームテックの改造パーツ「EX クロオビ」を試してみた。HORIは初めての拡張スライドパッド機能搭載グッズであり、ゲームテックは前モデルを改良したものを発売している。ハンターの皆様はぜひチェックしてみてもらいたい。

 なお、「New 3DS/New 3DS LL」のグッズは、前回の第350回を掲載しているので、見逃した方はそちらもぜひご覧頂きたい。今回は「MH4G」グッズを試したが、「New 3DS / New 3DS LL」のグッズは次回からまた試して行く予定だ。


ついにHORIから拡張スライドパッド機能搭載グッズが初登場!! 3DS LL用&3DS用が発売!

メーカー:
HORI
価格:
3,218円
任天堂ライセンス商品
カプコンライセンス商品
HORIから3DS LL用の拡張スライドパッド機能搭載グリップが初めて発売!!

 HORIから初めて、拡張スライドパッド機能を搭載したグリップアタッチメントが発売された。こちらは3DS LL用(New3DS / LL用ではない)となっている。

 左上天面に「MH4G」では視点操作に使える拡張スライドパッドグリップが搭載されており、左手の人差し指で操作が可能。左手だけで移動と視点操作を同時にできる、いわゆる「モンハン持ち」を連想させる作りだ。

 このほか、背面左側の中程にZLボタンを搭載。こちらは左手の中指で押しこむ。また、右肩の位置にはZRボタンを搭載。Rボタン代わりに使える。

 グリップ全体の基本的な形状は、「モンスターハンター4」と同時発売されていた「モンスターハンター4 ハンティングギア for ニンテンドー3DS LL ゴア・マガラ ブラック」に近い。サイズは約193×122×48mm(横幅×縦幅×高さ)となっており、かなり大型。特に手の平で握るグリップの丸みの部分は大きい。重量は約177g。拡張スライドパッド機能を搭載したぶんもあってか、サイズ、重量ともに、「ゴア・マガラ ブラック」よりも増している。

 動作には、単四形乾電池を1本使用。中央に電池ボックスが設けられている。3DS LLの固定方法を見ると、手前側に2個のゴム製ストッパーがあり、背面はゴムと3DS LL本体のホック穴にかけるツメが2個ある。手前から奥へと倒すようにして押し込むと、このツメが「カチッ」と音を出して固定してくれる。手前側から外れる可能性もなくはないが、プレイ中に本体が外れないようにしっかり固定される。

 なお、装着した状態では、SDカードスロットとタッチペンホルダーの箇所は埋まるが、他の箇所は全て触れるようになっている。

全体に丸く湾曲しているグリップ形状。左天面に拡張スライドパッド、左背面にZLボタンを、右天面にZRボタンを搭載している。サイズは結構大きい
グリップの膨らみがかなり大きいので、手の小さい人だとちょっと辛いかもしれない

 実際に「MH4G」のプレイに使って試してみた。まずは手に持った時のフィーリングだが、やはり全体が大きい。手が大きめな研究所員の手で大きいと感じるので、手が小さい人や子供だと持てあまし気味になりそうだ。特にグリップ部分の丸みは肉厚になっている。

 左天面に搭載されている拡張スライドパッドは、おそらく3DS LL本体に使われているパーツと同じものと思われる。パッドの素材やスライドの感触や軽さは本体のものに非常に近い。

 移動のパッドと視点操作のパッドにそえた左手の人差し指と親指とで、グリップの厚みごと3DS LL本体をつまむような持ち方になるのだが、これは指の位置的にもしっくりと収まりがいい。

 右天面のZRボタンも、ボタンが大きく、少しトリガー型になっているので押しやすかった。

 ただ、背面左側にあるZLボタンは慣れがだいぶ必要だ。もしくは慣れることができない人もいるかもしれない。左手の中指(の側面)で押すのだが、ボタンの位置が背面の中央にあり、人差し指をグリップから離しつつ、折り曲げつつ、指先でボタンの位置を探して押す、という状態になりがちだった。もう少し上側か下側のどちらかにレイアウトできていたら、より自然に使えたかもしれない。

 また、落ち着いて操作できる時はいいのだが、例えば、視点操作でモンスターの様子を伺いつつ、アイテム選択をする(やられてしまいそうで逃げている時にありがちだが)、というような同時操作になると、力が入って親指や人差し指のパッドを動かしてしまったりと、誤操作してしまいがちになった。このあたりも、使い込んで慣れていくと大丈夫になると思うのだが、そこが使う側にとって課題とか試練とも言えるところ。

左手だけで移動と視点操作ができる、いわゆる“モンハン持ち”的なスタイル。拡張スライドパッドの操作も良好だ。ただ、ZLボタンの位置はクセがあり、それに慣れられるかがポイントになってくる

 HORIが初めて発売した拡張スライドパッドグッズだが、パッドの素材に本体と同じと思われるものを使っていたりと、ライセンス取得製品ならではの安心感がある。ただ、グリップの大きさ、それとZLボタンへの慣れ次第というところは、クセがあり、人を選びそうだ。

 とはいえ、任天堂の「拡張スライドパッド」と比べて、ボタン操作と視点操作も同時に行なえる、指を移動させずホールドしたままで全ての操作ができるメリットは大きい。問題なくホールドできるぐらいに手が大きい人で、ZLボタンにも慣れてしまえば、そのハンターにとって無くてはならない愛用の一品になるはず。特にシリーズ作で「モンハン持ち」をしていた人にオススメしたい。

メーカー:
HORI
価格:
3,218円
任天堂ライセンス商品
カプコンライセンス商品
任天堂製以外では初めてとなる3DS用の拡張スライドパッドがHORIから発売されている

 HORIの拡張スライドパッドグッズは、3DS用(New3DSではない)も同時に発売されている。これまで3DS LL用のグッズメーカー品はあったが、3DS用で任天堂以外の拡張スライドパッドは初めてではないだろうか。

 こちらは、上に紹介している3DS LL用と基本的な機能は共通。拡張スライドパッドやZL/ZRボタンを搭載しており、動作には単四形乾電池を1本使用する。

 異なるのはサイズ、重量、そしてグリップの形状だ。サイズは約17.8×12.6×4.7mm(横幅×縦幅×高さ)、重量は139g。グリップは、ハの字型に角のような2本がが伸びている作りだ。

 実際に使ってみると、まずホールド感が非常に良かった。サイズが手頃で、グリップの先端が細くなっているのも手にしっくりと収まる。3DS LL用で少し気にかかったZLボタンは、こちらではかなり下側になっていて、グリップを握りつつ人差し指で押せる、ぐらいのところにある。こちらも使い心地は良好だ。

基本的な作りは3DS LL用と共通。ただし、グリップがハの字の細いものであり、ZLボタンもちょうどいい位置にあり、しっくりと手に馴染んでくれた

 3DS用としてはおそらく初となる任天堂以外から発売された拡張スライドパッド。ハの字のグリップはホールドしやすく、各種のパッドやボタンも扱いやすい。いわゆるモンハン持ちライクな、左手だけで移動と視点操作ができるのは、このグッズだけというところもあり、3DSユーザーのハンターさんには、ぜひチェックしてみてもらいたい一品だ。


モンハンプレーヤー向け拡張スライドパッド改造キット「クロオビ」が「EX」になって再び登場!

メーカー:
ゲームテック
価格:
オープンプライス(通販価格:2,160円)
カラーバリエーション:ブラック / Web限定 金獅子ゴールド
「3DSLL用拡張スライドパッド」(別売)が必要
任天堂の「3DS LL用 拡張スライドパッド」のパーツを移し替える「EX クロオビ」。前モデルに改良が施されている

 昨年11月にゲームテックが発売した、拡張スライドパッドグッズ「クロオビ」が、改良が施されて「EX クロオビ」として発売された。こちらは前モデル同様に、任天堂の「3DS LL用 拡張スライドパッド」を別に用意し、それを分解して取り出したパーツを「EX クロオビ」へと移植するという、一種の工作キットとなっている。その点はご注意頂きたい。

 なお、こちらもNew 3DS/LL用ではなく、3DS LL用の製品なのでお気を付け頂きたい。

 「EX クロオビ」は、基本的な作りや組み立て手順は、前モデルの「クロオビ」と同じだ。パッケージには以下のような同梱物が入っている。

・クロオビ本体ケース(表面・背面)
・内部に組み込むためのアタッチメントA・B
・「3DS LL用 拡張スライドパッド」を分解するためのY字ドライバー
・+ドライバー
・ネジ
・組み立て手順が記載されている取扱説明書

 組み立ての手順や、基本的な使い勝手については、前モデル「クロオビ」と同じなので、当連載で「クロオビ」を試している第325回をご覧頂きたい。

 背面右側に拡張スライドパッドとZRボタンがレイアウトされ、右手の人差し指で拡張スライドパッドを、右手中指でZRボタンを使うというスタイルになる。ボタン操作と視点操作を同時に行なえるのがポイントだ。

 では「EX クロオビ」は前モデルからどこが変わったのかというと、大きく変わったのは、拡張スライドパッド周辺の開口部。前モデルでは開口が小さく、パッドをスライドさせるとクロオビの筐体にわずかに当たってしまっていた。それが、開口部を大きくし、、ほぼスライドパッドの土台が露出する作りになり、解消されている。

 ただ、変更点はほぼここだけのようで、前モデルでも気になった「ZRボタンに伸ばした指は、第2関節あたりが筐体の膨らみに当たってしまう」というところもそのままだったのは、残念なところ。とはいえ、拡張スライドパッドの操作がよりスムーズになり、他の拡張スライドパッドグッズと比べると比較的コンパクトな形状も魅力。右手でパッド操作とボタン操作を同時に行なえるのは、他にない魅力だ。

組み立て手順や基本的な使い勝手・形状は、前モデルの「クロオビ」とほぼ同様。そこまで難しい作業ではないものの、アナログパッド周りの分解・取り付けには注意が必要
「EX」ではアナログパッド周りの開口が大きくなって、スムーズに操作できるようになっていた

 拡張スライドパッド周りが改善され、より扱いやすくなった「EX クロオビ」。任天堂製のパーツを移植するのはハードルがちょっと高いが、そのぶん、パーツの素材感や感触は任天堂製そのままなものが得られる。任天堂の「拡張スライドパッド」を使ってきて右手での視点操作に慣れており、でもボタンも同時に操作したい、という気持ちがある人にとっては、唯一の選択肢。ぜひチェックしてみてもらいたい。

(ゲーム環境向上委員会)