「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」レビュー

BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE

人気格闘ゲームが作品の枠を超えてクロスオーバーする、世紀のドリームバトル開幕!!

ジャンル:
  • 格闘アクション
発売元:
  • アークシステムワークス
開発元:
  • アークシステムワークス
プラットフォーム:
  • PS4
  • Nintendo Switch
価格:
6,264円(税込)
 
10,584円(税込)
( 限定版)
5,800円(税込)
( ダウンロード版)
7,800円(税込)
( ダウンロード版 デラックスエディション)
発売日:
2018年5月31日

 格闘ゲームというジャンルについて真っ先にどういう印象が思い浮かぶだろうか? “対戦が熱い”や“コンボが痛快”などが出てくるのは格ゲーが出来る人の感想だ。格闘ゲームに精通していない人間が真っ先に思うのは“難しい”だ。たしかに格闘ゲームは他のジャンルのゲームに比べて競技性が高く、それゆえに敷居が高いのも事実である。

 筆者は1990年代の格ゲーブームの頃、対戦の面白さに魅了されてからかれこれ20年以上格闘ゲームをプレイしている。そんな筆者の――いや、全格ゲープレーヤーの悩みが、“新規プレーヤーがなかなか増えない”という問題だ。格闘ゲームに限らず、人と対戦するゲームは人口=ゲームの寿命に直結してくる。なのでどんなに面白いゲームも人がいなくなってしまうと満足に遊ぶことができないのが悲しいところなのだ。

 開発メーカーも新規プレーヤーの増加をはかるべく、近年では初心者でも遊びやすいシステムを取り入れる格闘ゲームが数多くある。格ゲープレーヤーの目線で見れば親切なシステムと感じるが、初めてプレイする身としてはそういった措置があってもまだまだ難しいのが現実だ。自分が初心者に布教して過去にどれだけ「難しすぎて面白くない」と一蹴されたことか。

 これまでに「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(以下P4U)」や「ドラゴンボール ファイターズ」など、初心者でも入りやすいシンプルなシステムながら熟練プレーヤーも納得する奥深い対戦が楽しめるタイトルを数多くリリースしてきた、アークシステムワークスがその究極進化系ともいえるタイトルを世に送り出す。

 5月31日にプレイステーション 4/Nintendo Switch用ソフト「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE(以下BBTAG)」が発売された。「ブレイブルー」シリーズ初の2対2のタッグバトル。そして同社開発・発売のタイトル「P4U」、「UNDER NIGHT IN-BIRTH(以下UNI)」、そして海外のWEBアニメ「RWBY」のキャラクターたちが参戦。全4作品がクロスオーバーする、夢のお祭りタイトルとなっている。

 今作は格ゲープレーヤーへ向けた作品というよりも、新規のプレーヤーが絶対に楽しめるというゲームバランスで作られている。格闘ゲームは難しそうだから触ったことがない。プレイはしてみたが結局ついていけなかったという人も、このレビューで本作に――ひいては格闘ゲームに関心を持ってもらいたいと思う。

対戦の面白さはそのままに、要素を削ぎ落とすことで生まれた洗練さ。

 ここからは、従来の格闘ゲームと比べて、本作がどれほど遊びやすくなっているかを説明していこう。

 格闘ゲームといえば、必殺技コマンドや攻めの要となる基礎のコンボなどを覚えて初めて対戦の土台に立つことができる。プレイし始めはそれが身につくまである程度練習が必要という、冷静に考えるとスタートから初心者にとってかなりの高い壁があるように感じる。十数個もある技コマンドを覚えて、それを咄嗟に出せるようになるまでには時間と努力が必要だ。ソーシャルゲームのようなゲームにお手軽さが求められている時代を逆行するゲーム性ともいえる。

 それにひきかえ本作は基本の操作方法さえ覚えてしまえば特段練習する必要もなく、直感的な操作だけで対戦を楽しむことができる。複雑なコマンド入力を一切必要としない□や△ボタンの連打だけで強力な「スマートコンボ」を繰り出すことができる。過去にも□連打でコンボが発動する作品もあったにはあったがそれはあくまでも補助的なシステムであり、□連打の基本コンボと経験者が高度なコマンド入力で繰り出すコンボとでは威力に雲泥の差があった。

 筆者が最も驚いたポイントは、今までは初心者だけが使う補助のシステムであった連打コンボを“ゲームの軸にする”という大胆なゲームバランスに調整しているところだ。自由度の高かったコンボルートをあえて□と△ボタンの連打だけにすることにより、経験者と未経験者の実力差をかなり均等化させているのだ。

 英断はコンボだけじゃない。必殺技の数を大幅に削除したのも敷居をグーンと下げている。必殺技はそれぞれどのキャラクターも3~4個程度で、コマンドに至ってはたったの2~3種類のみで、押すボタンによって技が変化する。ドハデな超必殺技である「ディストーションスキル」も簡単なコマンドで発動させることができて爽快だ。

 本作のキモであるタッグシステムも、複雑化しそうな要素でありながらとてもシンプルにまとめられている。R1ボタンを押すだけで控えのパートナーが援護攻撃を行なってくれる「パートナースキル」が繰り出せる。さらに、先ほど紹介したディストーションスキル中にR1ボタンを押すと、パートナーが重ねて超必殺技を食らわせる「ディストーションスキル・デュオ」が発動する。ドハデで強力なタッグ技すらも簡単に出すことができるのだ。

 かつてないほどシンプルにしたにも関わらず、しっかりとした格闘ゲームになっているのもさすがと言える。「ブレイブルー」の過去作では、テクニカルタイプ(通常操作)とスタイリッシュタイプ(簡単操作)の2種類のタイプから選んで遊ぶことができたのだが、これが個人的には首を傾げる操作感だった。

 初心者向けのスタイリッシュタイプは基本オートガードで、何も入力せずとも勝手に相手の攻撃を防御してくれる。そして攻撃面の操作は1ボタンでの必殺技とボタン連打のコンボのみ。ボタン連打でのコンボという点では本作と同じだが、決定的に違うのは相手の状況や距離感によって発動する攻撃が臨機応変に変化するところだ。例えば相手がジャンプをしていた場合、それに合わせてボタン連打をすることで対空攻撃で迎撃し、そのまま勝手に飛び上がりエリアル(空中コンボ)まで決めてくれるのだ。

 読んでわかる通り、自動的に空中コンボまで入れてくれるすごく便利なシステムなのだが、相手の状況で攻撃が変化するということはすなわち“自分ですら出すまではどんな攻撃が出るのかがわからない”というセミオートな状況が常につきまとっている。相手の行動を読んで、どの攻撃を差し込んでいくかを考えながら戦うのが格闘ゲームの醍醐味が、自分でも何がでるかがわからないのではまさに出たとこ勝負の戦いになってしまう。キャラクターを自分で動かしているという感覚が薄く、格闘ゲームの真の面白さを味わうのは難しい作りだった。

 本作では自分自身が介入する余地を大きく残し、操作面は極限まで簡略化されている。未経験者が本格的な格闘ゲームを楽しめる絶妙な調整が施されているのだ。これは格闘ゲームの老舗であるアークシステムワークスだからこそできた研究され尽くしたゲームバランスであろう。

4つの人気作品のキャラクターたちが一堂に会するオールスターバトル
キャラクター同士が入り乱れる白熱のタッグバトル。パートナーの使い方で実力に差が出る
□と△ボタンの連打で、どのキャラクターも共通でコンボがでるシンプルなシステム

 ここまで初心者でも存分に楽しめる本作の魅力を語ったが、シンプルや簡単というワードを連発すると“底が浅いんじゃないだろうか?”と既存の格ゲープレーヤーは不安がよぎるところだろう。筆者もプレイしてみるまでは、通常攻撃ボタンが2つしかないことや、投げを発動すると距離を勝手に詰めてくれるなど、やさしい作りになり過ぎて既存のプレーヤーには物足りないんじゃないかとも思っていた。しかし触れてみると、簡略化されたゲーム性に最初は戸惑いつつも、慣れてしまえば間違いなく本格的な格闘ゲームだった。

 腕の差が開きすぎないようコンボルートや攻撃のバリエーションなどのやれることは過去作よりも少なくはなっているが、完全に均等化されて没個性の立ち回りになってしまうわけではない。狭められた中でもプレーヤーのテクニックが入る余地はあり、個々のプレイスタイルを確立させられる格闘ゲームとしての底の深さは健在だ。

 攻めの基本となるボタン連打のスマートコンボも、経験者や初心者でも少し練習すれば強力なコンボに昇華させることができる。スマートコンボを最後まで出し切らずに必殺技のコマンドを入力すれば、コンボからのキャンセルで高威力のスキルやディストーションスキルに繋げることができる。コンボルートの幅は広くはないが、ちょっとしたテクニックを入れることでライバルとの差をつけられるのだ。

 対戦の幅を大きく広げるのがパートナースキルだ。パートナースキルは中々に奥深く、場面によって多様な使い方ができる。1つは攻撃後の硬直を消すのに有効だ。敵にコンボをガードされた際、最後まで出し切ってしまうと硬直が生まれて相手から反撃をもらってしまう。スマートコンボを出し切った瞬間にパートナーを呼べば、パートナーの攻撃で相手のガードを固めさせているうちに自分の硬直が解除される。相手に攻撃のチャンスを与えず、再度攻撃の主導権が握れるのだ。

 もう1つのパートナースキルの使い方はコンボパーツとしての使用だ。スマートコンボやスキルを出し切ったところでパートナーにアシストしてもらえば、ダウンするハズだった相手を浮かせることができ、そこから立て続けにコンボを叩き込むことができるのだ。うまく繋げば1コンボで体力を8割奪うのも夢じゃない。パートナースキルを織り交ぜたコンボは、本作で最もプレイヤーの腕が出る部分である。いろいろなキャラのパートナースキルを試したが、コンボパーツとしての性能はリーチが圧倒的に長い「ゴルドー」が優秀だ。

 1発逆転が狙える「レゾナンスブレイズ」の要素も対戦を熱く盛り上げる。パートナーの片方が戦闘不能になると発動することができ、発動中は体力とスキルゲージが自動回復し、ディストーションスキルの威力も強化される。さらにスキル発動からキャンセルでディストーションスキルに繋げられるようになる。コンボの幅も格段に広がり、通常時には繋がらない強力なコンボも繰り出すことができる。レゾナンスブレイズ時だけの限定コンボレシピを考えるのも面白い。

 過去作と比べて戦い方の自由度は減ってシンプルになってはいるが、それでも格闘ゲームの根底にある競技性、対人戦の面白さは損なわれてはいない。経験者と未経験者が同じ土俵で満足できる作りになっているのが格闘ゲームの新たな可能性を感じた。

ディストーションスキル中にパートナーボタンを押すだけで、合体技のディストーションスキル・デュオが発動できる
パートナースキルをうまく使いこなせば、コンボの幅がグーンと広がる
レゾナンスブレイズ中はスキルゲージもすぐに溜まるので、強力なディストーションスキルを連発することも可能だ

格闘ゲーム未経験者がどこまで遊べるのかを徹底調査

 経験者目線で見ればこれ以上ない簡単操作で、万人が万人普通に対戦を楽しめるのではないかと思う本作なのだが、所詮それも机上の空論に過ぎない。実際に格闘ゲーム未経験者がすんなり楽しめるものなのか? と気になってしまったので、普段はRPGとイケメンが沢山出てくるゲームしかプレイしない、ライトな女子ゲーマーに協力してもらって調査した。

 全くの未経験者なので、初めはゲームの基本を学べる「タクティクスモード」をプレイしてもらうことにした。タクティクスモードは「基本編」、「応用編」、「キャラクター編」、「ミッション編」の4項目に分かれており、基本の操作からテクニックからキャラクターごとの個別のコンボまでここで練習することができるのだ。

 基本編の最初のレッスンはなんとゲームのルールから説明してくれる。体力を0にした方が勝ちという根本の根本から親切に教えてくれる。格闘ゲーム未経験者はおろか、ゲームを始めて触る人でも理解できる丁寧な解説だ。

 充実した内容のチュートリアルだが、中でも筆者が最も驚いたのは、人になかなか教えるのが難しい対戦での立ち回り方法までもレクチャーしてくれるところだ。反撃のポイント、空中の相手に有効な対空攻撃、相手の行動を抑える牽制攻撃の振り方など、対戦で必須ともいえる要素を全て覚えることができる。本来こういった立ち回りは対戦を重ねるうちになんとなく身に着いていくものなので、こういった漠然とした要素をキッチリ教えてくれるところも、初心者を引き込むための本気さが伝わってくる。

 彼女は、一気に詰め込んだので忘れている部分もあるらしいが、とりあえず操作の基本は引っかかることなくマスターできたようだ。タクティクスモードを一通りプレイし終わり感触を聞いてみると、超必殺技のディストーションスキルが難なく出せたことに手応えを感じたようだ。筆者も格闘ゲームを始めたばかりの頃は複雑なコマンドの超必殺技を出せたときは感動したのを思い出した。

 タクティクスモードで基本を覚えたのでそれを元にトレーニングモードでコンボに触れてみると、□ボタンを連打するだけで連続技が決まるスマートコンボはかなり気に入ったようだ。今日の今日でいきなりは難しいかなと思いつつ、スマートコンボからのディストーションスキルへ繋ぐ連続技も試してもらった。初めはやはり手動で連続技を決めるのは難しくなかなかに苦戦していたが、練習しているうちにコマンド入力にも慣れてきて段々と成功するようになってきて、それには筆者も感嘆の声を上げてしまった。

 1日でバリバリ対戦するところまではいかなかったが、大きな壁にぶつかることもなく、テクニックが必要なディストーションスキルを交えたコンボまでもできるようになった。格ゲーをプレイするモチベーションとなる“できることの楽しさ”を感じられた様子。複雑な操作が必要なく、簡単にキャラクターを動かせるのが面白いという感想をもらった。結果本作のゲームバランスなら未経験者でも十分に楽しめるということがわかった。

初めて格ゲーを触れる人も安心のタクティクスモード。立ち回りのセオリーまでも学べる
初めて格ゲーをプレイする人でも、少し練習すれば高度なコンボもできるのだと確認できた

オンライン対戦にチャレンジ

 やはり最後は格闘ゲームのメインとなるオンライン対戦をしていきたいと思う。オンラインモードは、プレーヤー同士が気兼ねなく対戦できる「カジュアルロビー」。勝敗によって段位が上下するガチンコの対戦が楽しめる「ランクロビー」。そして身内でワイワイ遊べる「ルームマッチ」の3種類がある。気分や自分のスタイルに合わせて遊び分けることができる。

 格ゲープレーヤーとしては、自分の実力がどこまで通用するのか試したいもの。迷うことなくランクロビーをすることにした。意気揚々と始めたものの、筆者がプレイする時間帯が真夜中ということもあり、ランクロビーに人が少なくマッチングがし辛い状況だった。

 マッチングするまでの待ち時間が無駄にならないようしっかり考慮されており、ランクロビーエントリーをしておけば他のモードを遊びながらも対戦者を募集し続けてくれるのだ。トレーニングモードでコンボの練習をしながら挑戦者を待つことにした。

 トレーニングモードで待つこと数分、ちょうど温まってきたところでようやく対戦相手が見つかる。過去作で使い慣れている「P4U」主人公のシスコン番長こと「鳴上悠」と、偽誕者(インヴァース)と呼ばれるUNIの主人公「ハイド」のタッグで挑む。ハイドと鳴上は飛び道具と突進系のスキルを取り揃えるバランスの良いキャラクターだ。パートナースキルも突進して相手を打ち上げるという、コンボパーツとしても優秀な性能を誇る。

 試合開幕後は距離をとって飛び道具で揺さぶり、相手の出方を伺うのが筆者の王道パターン。がむしゃらに技を飛ばすのではなく、相手がジャンプで飛び越えてきたときのことを想定して、いつでも対空技がだせるようにスタンバっておくのもポイントだ。対空攻撃がヒットしたらそのままエリアルコンボに繋いで8,000以上の大ダメージを簡単に叩き出すことができる。

 対戦で最も重要なのは、自分のキャラクターを両方いかに長生きさせるかが明暗を分ける。本作のシステム上、味方の片方がやられてしまうとその時点で圧倒的に不利になってしまう。

 味方が2人いる状態だと、控えに回っているキャラクターは体力が徐々に回復していくのだ。早い時点で味方がやられてしまうと回復の手立てがなくなり、ジリ貧の状態に追い込まれてしまう。さらに、相手から食らっている攻撃を中断させる「クロスバースト」が使えなくなるのがかなり手痛い。本作は基本攻撃力が高く設定されており、ものによっては2回食らったら体力を全部持っていかれてしまうような強力なコンボも多くある。そういったコンボを中断させる役割のクロスバーストが封じられてしまうと、一方的にコンボをフルでもらうことになる。

 1人のキャラクターをずっと戦わせるのではなく、体力が減ったらこまめにチェンジして回復させながら戦うのがポイントだ。このポイントを押さえるだけで勝率がかなり変わってくると思う。

 今作からの新規参戦である「RWBY」のキャラクターの技や性能を把握してないのもあり対戦で当たると中々に苦戦を強いられたが、飛ばして落とすという古典的な手が思いのほかうまくハマリ、対戦したうちの8割は勝ち星を上げることができた。

 オンライン対戦を120戦ほどやってみて感じたことは、立ち回りやガードの甘さが目立つ初心者プレーヤーも、コンボの難易度が下がったということもあり強力なコンボをものにしている印象を受けた。立ち回りの差はあれど、やはりシステム面の簡略化によりコンボのクオリティは割りと均等化できていて、レベルの差が広がり過ぎない作りになっているのが体感でわかった。

 新作の格闘ゲームを今回久々にプレイしたが、新作特有の手探りで立ち回りやコンボを試行錯誤しながら自分のプレイスタイルを固めていく感覚はやはり面白い。現在ではオンラインにも初心者プレーヤーもたくさんいて未経験者でも存分に楽しめる時期である。

 ブレイブルーシリーズは格闘ゲーム部分以外にもストーリーやキャラクターなどの人気も高い。今回は触れられなかったが、過去作同様に物語が楽しめる「エピソードモード」も収録されているので、本作のストーリー部分が気になっている人には楽しんでもらいたい。

 今回のレビューで本作をプレイして、格闘ゲームという形を残しながらよくもここまで敷居を下げられたものだと感心した。“下手だからやりたいことができない”というジレンマを感じさせないライトユーザーのことを考え抜かれて作品であると感じた。

 これ以上簡略化してしまったら格闘ゲームではなく、“単なるアクションゲーム”になってしまうという絶妙なバランスを保っている。ここまで初心者が入りやすい格闘ゲームは後にも先にも出ないだろう。この作品をきっかけに格ゲーが普及することをイチ格闘ゲームファンとして願っている。

ガチンコの対戦から緩やかな対戦まで、さまざまなルールでオンラインマッチを楽しめる
筆者が対戦した限りでは、レベル差がありすぎて対戦にならないということは1度もなかった
エピソードモードでは作品ごとのストーリーを楽しむことができる。選択肢でイベントが変化するので、かなりの遊び応えがある